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拘束されてる教え子ほぐしてみた

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左足首だけ解放された。両手首と右足首の拘束具はそのままに腰を横向きにさせられ、尻を撫でられる。割れ目に根野の中指が滑り込むと自然と背が反った。

「ひぅっ……!」

「あ、そうだノゾム、足俺に乗せていいよ」

根野は俺に返事をする暇も与えず、俺の左足を掴んで持ち上げ、自身の肩に乗せた。緩く足を開いた状態にすると根野は割れ目を辿り、俺の後孔を見つけた。

「……吸い付いてきたね」

縁に少し触れられただけで俺の後孔は根野の指に吸い付いてしまう。自分の淫らさが恥ずかしくて目を硬く閉じてしまう。

「もうちょっと足開こうか。ほら、近寄ってあげるから」

根野の肩にふくらはぎを乗せさせられていたが、根野は僅かに俺に寄って膝裏を肩に引っ掛けさせ、足を大きく開かせた。

「あ、お尻ちょっとピクってした。足開かされて期待しちゃった?」

「ち、ちがっ……ぁ、やだっ、指動かさないでっ……!」

根野の指に吸い付いている後孔の縁は根野の指の動きに引っ張られる。穴を引っ張られる不思議な感覚は腸壁の疼きを加速させる。

「センセっ……やだっ、そんなに弄っちゃ嫌ぁっ……!」

「今日は随分やだやだ言うね、そういうプレイしたいの?」

「ちっ、違うっ! 俺……俺、昨日レイプされたから」

楽しげだった根野の表情が一瞬で曇る。普段の言動もそうだが、この突拍子のなさも爬虫類らしさの原因だ。虫も爬虫類も齧歯類も、止まっていると思ったら急に動く。俺はそれが苦手なんだ。

「…………聞いたよ。顔殴られて、歯を折られて、変なクスリ打たれて集団レイプされたんだろ? それが何」

「お、俺……クスリのせいかよく覚えてなくてっ、気付いたら病院に居て、それが昨日だから、その、拘束されっぱなしでお風呂入ってなくて」

「……で?」

「…………汚いかも。だから……そこっ、触らないで。先にシャワー浴びさせて……お願い」

病院に運ばれた時に意識がないまま風呂に入れられただろうか? 医者だとかに洗浄されたのだろうか? その可能性が高いとは思う。しかしこの「汚れ」は精神的なものだ、自分で納得するまで洗いたい。納得出来る時なんて来ないのかもしれないけれど。

「聞いちゃったのは仕方ないけどっ、でも……証拠、見せたくない」

薬の影響を受けた後のことはよく覚えていないけれど、ビデオ通話でセンパイに汚れた姿を見られた時の苦痛はよく覚えている。

「……っ、好きな人にレイプされた跡なんか見られたくないんだよぉっ! 分かってよ! 出来れば知らないで欲しいことなのに!」

貞操なんて今更ないことは分かっている。でも、それでも、知らない人間に犯された痕跡は消したい。

「ノゾム……そっか。僕のお嫁さんなのに他の男にヤられちゃったの、悔しかったんだね? 汚れちゃったって、僕に嫌われちゃうって、そう思っちゃった?」

嫌われる想定まではしていない。自惚れが酷いが、根野には何があったって嫌われないと思っている。好きを拗らせて殺されるのが先だ。

「安心してノゾム。犯人達を憎んでも、君にはそんな感情向けたりしない。警戒心が足りないとか、そんなこと絶対言わないよ。だから安心して抱かせて」

「…………俺もセンセに抱いて欲しいと思ってるよ。でも、その前にシャワー浴びたい……ダメ?」

「汚れた身体を洗いたい? ダメダメ。水や石鹸なんかじゃ洗えないだろ?」

割れ目に入り込んだ指が二本に増える。後孔を拡げられ、下腹の疼きが増す。

「ノゾムの身体を綺麗に出来るのは一つだけだよ、何だと思う?」

初めて輪姦された後のことを思い出す。センパイはあの時、すぐに俺を抱いてくれた。センパイの父親に強姦された後もセンパイはすぐに俺を抱いた。
綺麗に戻ることなんて出来ない。好きな人に上書きしてもらうしかないのだ。

「……センセの、精液」

「正解」

「俺の汚れ、上から塗り潰して、センセぇ……」

「うん、もちろん……あぁ泣かないで、大丈夫だよノゾム。完璧に僕だけに染め上げてあげるから」

根野はすすり泣く俺の頬にキスをしてくれた。彼が上体を倒すと彼の肩に膝裏を引っ掛けたままの足をさらに大きく開脚することになり、根野が後孔を弄りやすくなる。

「あぁ……こっちの方が入れやすいね。先週約束したの覚えてる? しっかりほぐしてあげるって言ったよね」

「んっ、ぅうっ……! ぅあ、センセの指……入って、きてる……」

「指だけでトロトロにしてみせるから、感じてる顔ちゃんと見せてね」

根野の顔は頑張って身体を起こせばキスが出来そうなくらいに近いままだ。間近で顔を見られるのは恥ずかしくて、でも嬉しくて、根野の首に抱きつこうとした手が拘束具に止められる。

「濡れてないとやりにくいな……」

ボソッと呟いた根野は俺から指を抜き、その指に唾液を垂らした。口からトロトロと零れた泡立った透明の蜜が骨張った細長い指に絡んでいく様を間近で見て、俺は興奮して呼吸を荒くした。

「ぁ、ごめん」

ポタッ、と顔に唾液が一滴落ちた。少なすぎて温度も感触もないが、それでも心臓はバクバクと激しく脈打った。

「入れるよ、ノゾム」

「ぅん……んぁっ! ぁ、ぬるぬるしてるっ……んんっ!」

口を離れて冷たくなった唾液が腸壁に塗り込まれて根野の指の滑りがよくなっていく。摩擦が強いのもよかったが、やはり濡れたナカを素早く動いてもらう方が気持ちいい。

「ぁ、あっ……センセっ、センセぇっ……!」

根野は上体を倒して俺に密着している。そんなふうにされては抱きつきたくなる。彼の首に腕を絡めたり、肩を掴んだり、甘えたくなる。なのに俺の手は肘もろくに曲がらない。

「どうしたのガチャガチャしちゃって、うるさいよ」

「外してっ、お願いセンセぇっ、手の外してっ」

俺の手首と顔を交互に見つめて微笑んでいた根野は突然無表情になり、爬虫類らしさのある目を見開いて俺を見つめた。

「なんで」

優しく甘い声ではなく、低く威嚇するような声を出す。

「抵抗したいの? 逃げたいの? ダメだよ」

ゆっくりとほぐしてくれていた指の動きも激しく変わる。優しく拡げる動きから、腸壁を引っ掻く動きへ。

「ひぁあっ!? んゃああっ! 痛っ、ぁ、やだっ、爪立てないでっ、痛いっ!」

引っ掻かれる痛みに反応して後孔がきゅっと締まる。根野の指を締め付けて快感を得てしまう。

「……痛がってるノゾムも可愛い」

根野は俺の頬にちゅっと唇を触れさせた後、首筋に顔を無理矢理押し込んで噛み付いた。愛情表現の甘噛みではない、本気で噛んでいる。

「ぃ、あっ、あぁああっ!」

「ん……すっごいガチャガチャ鳴ったね。手首の皮剥けちゃうよ?」

「ぁ、はぁっ……センセ、センセぇ」

唇を濡らした血を舐め取る根野はとてもセクシーに見えた。抱きつきたくて仕方なくなって、彼に向かって手を伸ばそうとする。そうしていると根野は空いている手で俺の手を握ってくれた。

「……ん? なぁに、嬉しそうな顔して」

指を絡める繋ぎ方に顔が緩んでしまっていたようだ。

「センセ、ぎゅってしたいっ……手の、外して……?」

「…………え? あ、あぁ……なんだ、逃げたいのかと思ったよ。そう、僕に抱きつきたかったの。最初からちゃんと言ってよ」

「ごめ、なさいっ……ひ、ぁあっ……!」

「でもダメ、今は拘束されてるノゾムとしたい」

「んぁっ! ぁ、あっ……は、ぁあぁっ……んゃあっ!」

指の動きが激しいまま丁寧に変わる。

「んぁああっ……!」

二本の指でぐぱぁっと拡げられ、羞恥心と焦れったさで頭がぐちゃぐちゃになる。

「もう十分かな……?」

「んっ、ぁ、ひぁっ! ひぅうっ……!」

ぐぱぐぱと色んな深さ、色んな角度で穴を拡げて弄ぶ。一通りそれを済ませて十分にほぐしたら、根野の指は前立腺を狙った。

「ひぁああんっ!? センセっ? そこっ、そこ関係なっ、ぁああっ!」

「まぁほぐすのには直接は関係ないかもだけど、気持ちいい方が緊張和らぐでしょ? それに触って欲しかっただろ? こんなコリッコリにしてさ」

「んぁあぁっ! ぁひっ、ひぃいっ……きもちっ、センセぇっ、きもちぃいっ!」

「うんうん、素直でよろしい」

ご褒美だとでも言うように前立腺が二本の指に挟まれる。挟まれたままくりくりと弄ばれる。

「んぉっ……!? ほ、ぉおっ……! ちゅまむのっ、ちゅまむのやばいぃっ! くりくりきもちっ、イくっ、イくぅうっ!」

射精を果たすと根野の指が止まった。その後も絶頂の余韻で腸壁が痙攣し、挿入されたままの根野の指に媚びて吸い付いてしまう。

「……ノゾム、おねだりしてごらん」

ぐぱぁっ……とゆっくり穴を押し拡げながらの誘導に乗ることに、羞恥心はあれど抵抗感はなかった。
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