いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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幼馴染とゲームを楽しんでみた

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VRゲーム機は持っているが、この体験会で使うのは最新機種で俺が持っているものとは違う。正直、違いはあまり分からない。

「ノゾムさん、どうですか?」

「ピントがちょっと……合った、スタート画面が見える」

両手に持つコントローラーは落とさないように手首に巻くストラップ付きだ。腕を振って遊ぶゲームなので、危ないからと俺の傍に立っていたレンは席に戻らされた。

「…………秘書さん、何でここに居るんですか。俺の監視ですか?」

「有給取って楽しみにしてたイベントに来たら仕事の知り合いがいるとか軽く苦痛ですよ、話しかけないでください」

「俺だって女装してるとこ仕事の知り合いに見られる拷問受けてるんですよ、こっち見ないでください変態」

「変態は変態でも好みが狭いタイプの変態なのでご安心を」

ゲーム音声でよく聞こえないけれど従兄と話しているようだ、従兄もこの会社のゲームが好きだったとは……今度語り合いたいなぁ。

「RトリガーとLトリガー同時でスタート……始まった。うわコントローラー震えてるっ」

「チェーンソーの振動を再現しております」

本物を知らないから再現度がどうなっているのかは知らないが、両手を顔の前にやるとチェーンソーを持った両手が見える。チェーンソーって片手で持てるものなのかな?

「二つかぁ、どうせなら三つ四つ欲しいですよね」

「要りませんよそんなに……ってか話しかけるなとか言ってませんでした?」

「独り言にツッコミ入れるとか怖い人ですね」

「ムカつく!」

ゲーム画面はスクリーンに映し出されてレン達にも見えるようになっている、パーフェクトを決めてレンに格好いいところを見せたいな。

「わ、サメ飛んできた……!」

「切ってください!」

「てりゃ……うわ血が! 前が見えない!」

「Aボタンを押しながら顔の前にコントローラーを上げてください、ゴーグルに付着した血を拭います」

言われた通りにゲーム内のゴーグルを拭っているとまたサメが飛んできた。なるほど、拭うタイミングが重要なのか……なかなか難しくて楽しい。

「はぁ、はぁ……終わった。結構運動になりそう……」

結果はA評価、そこそこだな。ゲーム機を置いて席に戻るとレンに動画を見せられた、プレイ中の俺を後ろから撮影したものだ。

「見てくださいノゾムさん、ノゾムさんめちゃくちゃへっぴり腰ですよ」

「うわカッコ悪……! こ、こんなの撮らないでよ」

「ふふふ、次は私の番です。応援してくださいね」

レンのへっぴり腰プレイも撮ってやろうとスマホを構えたが、俺の姿を見ていたから気を付けているようで至って普通だ。

「見え……!」

身体を激しく揺らすので丈の短い白いワンピースがヒラヒラと揺れる。参加者の童貞達が頭の位置を下げていて気持ち悪いことこの上ない、スマホを構えている俺が一番気持ち悪い。

「覗くなお前ら! レンは俺のだぞ、レンのパンツは俺のパンツだ!」

「う、うるさい! お前も童貞のくせに!」

「ぅ……お兄さん何とか言ってくださいよ、この空間童貞しか居ないんですよ!」

「巻き込まないでください、俺童貞じゃないんで関係ないです」

レンの下着を覗こうとしているのが問題なのであって、童貞かどうかこそ関係ないのだ。

「ふー……見ててくれましたかノゾムさん、フルコンボ達成です! S評価!」

「えっ、マ、マジで……? うわ本当だ、すごい……っていうかレン、パンツ見えそうだったけど……こんな丈短いんだから短パンとか履いてるよな?」

「師匠の稽古の成果がこんなところでも出ちゃいました。ふふっ……ノゾムさん、お耳貸してください…………私は今、服に合わせて白レースのショーツを履いてますよ」

「……っ、た、短パンは?」

太腿が半分以上露出する丈なのだ、腰を曲げれば下着が丸見えになる。ホットパンツを履いているに決まっている。

「さぁ……どうだったか忘れちゃいました、確かめてみます? ノゾムさんならいいですよ」

レンは俺の手を両手できゅっと握り、ワンピースの裾に触れさせる。つまんでめくってみろと、そう煽っている。

「次は俺の番ですね。やるステージって一緒ですよね? サメの飛び方も変わりませんよね」

「はい、体験はこのステージのみとなっております」

「……ありがとうございます」

拗らせた童貞達が見守る中でレンのワンピースをめくることなんて出来るわけがない、ホットパンツを履いていようといなかろうと、素晴らしい光景なのは間違いないのだから。

「た、確かめない! 座れよ、もう……」

「ふふっ……意気地なし。いえ、優しいんでしょうか。ノゾムさんのそういうところ、好きですよ」

「もぉー……照れるからぁ……」

俺を挑発し続けて楽しそうなレンを席に座らせ、俺も席に座る──他の参加者達が「おぉ……」と感嘆の声を漏らしている。従兄がプレイ中のゲーム画面を見てみれば、血で真っ赤に染まっていた、しかしコンボは増えている、タイミングも完璧、見えない状態のままサメを正確に切っているのだ。

「……っ、ふぅ、フルコンボ。全パーフェクトですね、SSS評価ゲット~。いぇーい」

「すごいですね……一体どうやって」

「リズムゲームなんですから、音楽に乗れば余裕ですよ。二回も見ましたし覚えました」

すごい。だが、それゲームやってて楽しいのか……? いや、じわじわ上達するのが楽しい俺みたいなタイプの人間だけがゲームを好きな訳じゃないと分かってはいるが。

「ノゾムさん、この後は二階で物販がありますよ。何か買いに行きますか?」

「あ、うん……見に行くだけ行こうかな」

体験会が終わった後、参加者のほとんどが物販へと向かった。クリアファイルなど手を出しやすい値段のものから、六分の一サイズのフィギュアなど高校生には辛い値段のものまである。

「アルビノホホジロザメのサメ美ぬいぐるみ……! これが欲しくて来たようなもんですよ、これください」

「二万三千円です」

「カード使えます?」

従兄は二メートル近い巨大なぬいぐるみを購入している。ぬいぐるみか……小さいものもあるし、デートらしく彼女──おっと、彼氏にぬいぐるみでもプレゼントしようかな。

「なぁ、レン。レンってサメ郎推しだったよな。足が生えた陸生サメの……短足が悩みの……」

「覚えてくれたんですね、嬉しいです」

「う、うん……そりゃ、好きな人の好きな物くらい覚えてるよ。えっと、サメ郎のぬいぐるみある……その、買ってあげる……よ」

ほんのりと頬を赤らめての微笑みにしどろもどろになりつつも、人間の頭サイズの丸っこいぬいぐるみを持つ。ビニールの包装がガサガサ鳴ってうるさい。

「え、でも……結構高いですよ、いいんですか?」

「う、うんっ、せっかくのデートだしさ、記念に……あ、あのっ、これ、会計お願いします」

「八千円です」

「はっ……!? ぁ、は、はい……」

財布の中身がごっそり減ったが、これでレンの笑顔が見られるのなら安いものだ。

「レン、ほら」

「ありがとうございます……! わぁ、足短い……ふふ、可愛い」

「……喜んでくれて俺も嬉しいよ」

「ノゾムさん、私からもプレゼントいいですか?」

戸惑う俺の手のひらにレンはいつの間にか購入していたらしいフィギュアを乗せた。

「こ、これは、漁師に殺された母の腹から海へ逃げた隻眼のサメ、サメ彦……! クールだぜ……人間への復讐を誓ったこの目、いいよな。って、え? レン買ってくれたのか? これ……かなり高かっただろ」

「稽古という名目ですが、お仕事でお給料たくさんもらっているので……ノゾムさんの喜ぶ顔が見れたらそれでよかったのに、こんなぬいぐるみまで買ってもらえて……私、すっごく幸せです!」

満面の笑みのレンを見ていると俺も幸せな気持ちになれた。しかし、俺の手の中にあるフィギュアの値段は俺が贈ったぬいぐるみの三倍以上……複雑な気分だ。

「これでデートが終わりなんて言いませんよね、次はカラオケでも行きましょう!」

「あ、う、うん……」

透明のケースに入ったフィギュアを鞄の中にしっかりと入れつつ、俺はカラオケ代を払えるか不安になっていた。
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