いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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幼馴染の彼氏を家に集めてみた

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掃除を手伝おうとしたのだが、レンに「一人でした方が早い」と雑巾を渡してもらえず、代わりに着替えを渡され、さっさと風呂に入ってくれた方が掃除の手間が省けるとダイニングを追い出された。

「はぁ……やっぱ俺約立たずなのかな」

汗が床に落ちたりしていただろうか? ちゃんとタオルで拭いたのにな……なんて落ち込みつつ何も考えずに浴室の扉を開ける。

「え」

「あ」

シャワーの音が聞こえていたのに、浴室の灯りが点いていたのに、俺は何故扉を開けたのだろう。褐色肌の男の筋肉質な裸体を見て興奮しつつ、俺は自分の行為に疑問を抱いた。

「えっと……あぁ、きゃー、月乃宮様のえっちー」

「痛っ!?」

無表情のまま洗面器を投げつけられた。扉が三分の二ほど閉じ、隙間から三白眼が俺を睨む。

「普通に痛いんですけど……」

「覗かれたら洗面器を投げるのは様式美でしょう」

「お兄さん……なんでレンの家で風呂入ってるんですか」

「主人と家主に先に汗を流してもらうのの何が不自然ですか?」

三白眼が見えなくなり、磨りガラス越しのシルエットが遠のく。シャワーの音が響き始める。

「レンを家に帰したら、お二人はご自宅に戻ると思ってました」

「俺もそう思ってましたが、どうやら社長はまだ如月様と一緒に居たいみたいです。妬けますね」

引っかかる言い方だが、いつも通りのおふざけだろう。社長はレンに稽古をつけたいだけに決まっている、惑わされるな俺。

「月乃宮様は何しに来たんです? 俺の裸を見に? 國行と大差ないんですからそっち見てくださいよ、頼めば撮らせてくれますよきっと」

「いや、俺もシャワー浴びたいだけで……気持ち急いでくれませんか?」

シャワーの音が止まり、隙間から三白眼が俺を見る。

「そろそろ出ようかなーって思ってるんですけど……」

「じゃあ早く出てくださいよ」

なんで出てこないんだ? 新手の嫌がらせか? なんて思いつつ扉に手をかけたが、内側から引っ張られて開けられなかった。

「他人の家の風呂場に引きこもらないでくださいよ」

「普通、今から風呂出ますよって人間が居たら離れません? そんなに俺の裸が見たいんですか?」

「あ……す、すいません。お兄さんそういうの気にするタイプだと思わなくて……すぐ出ます」

常識がなかったのは俺の方だった。慌てて脱衣所から出て廊下で待つと、しばらくして黒い浴衣を着た従兄が出てきた。

「お待たせしましたー、どうぞ」

「あ、はい……」

センパイは二メートル少しあるから、いつも胸筋の谷間が目の前にきて向かい合うと得した気分になる。従兄は俺より少し背が高いだけだけれど、緩く着た浴衣の胸元を上から覗くというのもこれはこれで……

「いや普通に気持ち悪いんですけど」

「えっ!? ゃ、ちがっ、お兄さんをそういう目で見てるわけじゃないんです! センパイを連想して!」

「気持ち悪いことに変わりはありませんよ。全く趣味が悪い……俺そういう目で見られるの嫌いなんです、不快です、やめてくださいね」

「本当にごめんなさい……」

従兄と入れ替わりでシャワーを浴び、汗と熱を冷水で流した。姿見に映った自分の身体を見て、先程見てしまった従兄の裸を思い出して比べ、似ても似つかない筋肉の差にため息をついた。



風呂を出てダイニングに戻る。ミチと話していた様子のレンが俺を見て笑顔になり、それに気付いた俺も思わず笑顔になった。

「レン、ただいま」

「おかえりもち。ほら、次はミチだぞ、風呂入ってきな」

「う、ぅ、うんっ、えへへ……つつ、月乃宮くんの直後なんてなんかドキドキするよっ。行ってきます!」

「そうなのか……? いってらっしゃい」

ミチを見送り、レンの隣に座る。帰ったばかりの頃に淹れてもらった麦茶に浮かんだ氷はまだ原型を保っていた。それを口に含み、噛み砕き、子気味いい食感と冷たさを得る。

「秘書さんのシャワー覗いたんだって?」

「えっ、ぁ……いやわざとじゃないよ。入ってること知らなくて……レン、教えてくれればよかったのに」

「悪い悪い、忘れてたんだよ。もちに覗かれるんだったら俺が三番目に入ればよかったな~?」

「え……レン、俺に覗かれたかったのか?」

変わった趣味だ。それならそうと早く言って欲しい、俺は毎日だってレンの風呂を覗く……いや、一緒に入りたいな。

「ゃ、お前には俺以外のヤツ見て欲しくないだけだよ。秘書さんも、ししょーも、ミチも形州も見て欲しくない。俺だけがいい」

「レン……ごめん、俺……」

「あぁ、いいよいいよ、そんな重く捉えなくて。レンくんはただかまちょなだけで~す」

「そう……なの、か?」

ニコニコと笑っているレンからは確かに重たい感情は見受けられない。安堵した俺は改めてレンの心の広さに感動した。

「そう言ってくれるの本当に嬉しいよ。でも、謝らせてくれ。レンだけに絞れなくてごめん」

「いいよ、俺がさっさと勇気出さなかったのが悪いんだ。お前がグレ始めた辺りで女装して迫ってりゃよかったんだよな」

「グレ……いや……まぁ、うん」

「ミチは女友達みたいな感じで新鮮で楽しいし気にすんな。後は形州とも仲良くやれりゃ最高なんだけどな」

是非そうして欲しい。流血沙汰になんて二度と発展して欲しくない。

「で、俺考えたんだよ。俺達が四人で仲良くやれる方法、根野は遠いしアイツは無理だろうから別な」

「うん……センセはしばらくほっといていいと思う。それで、何考えたんだ?」

「もうそろ来ると思うんだけどな」

レンがスマホで時間を確認したその時、インターホンが鳴った。一応部外者の俺はこの場に待機し、来客対応に向かうレンを見送った。

「せっかく自由自在に生霊が出せるなんて犯罪し放題の才能があるんだから、ライバル全員蹴落とせばいいのに……如月は腹黒のくせに変なところ思い切りが悪い」

「あの……レンは腹黒なんかじゃありません、裏表のない優しいヤツです。そういうこと言うのやめてくださいよ、仮にも師匠ならちゃんとレンを見てください」

生霊の力を使ってミチ達をどうにかしてやろうと思った、なんて話をレンから聞いたことがある。思い付いても優しいから実行出来ないし、素直だから思い付いただけなのに話してしまうのだ。それがレンという純粋で愛らしい俺の嫁だ。

「こういうバカのことをなんて言うんだったかな、犬」

「童貞臭い、ですね」

「それだよ、流石」

俺をバカにするのはいいが、レンが腹黒という勘違いは訂正する必要がある。社長の目を見て話さなければと立ち上がったその時、ちょうどレンが戻ってきた。

「レンっ……ぁ、えっ? センパイ?」

レンの後を追い扉をくぐってきたのはセンパイだ。最近よく俺の彼氏達が如月家に集まるな……とりあえず何故来たのかの説明を求めよう。

「……如月に呼ばれた」

「俺が呼んだんだよ、シフト組もうと思ってな」

「シフト……?」

どうして急にバイトの話を始めたんだ?

「お前は一人だけど、お前の彼氏は四人居るだろ? 取り合いになっちまうんだよ。だから曜日ごとにお前とヤるヤツ決めておこうと思ってな」

「……根野とは日曜にしか会わないから、一週間は残り六日、三人で分けるのにちょうどいい。だよな?」

「うん、二日連続にするのか、飛び飛びにするのか、何日は用事があるとか、そういうの聞きたくてさ」

「……泊まる日も多い、連続にするべきだろう」

レンとんでもない発想をしたらしい、センパイには既に相談済みだったのか? 俺が言うことではないが、どうして彼らは浮気されているのにこんなに冷静でいられるんた。

「ミチが出てきたら話すか。あ、そうだ形州、このカレンダーアプリ入れといて。スケジュール共有出来るんだよ。もちもな」

「……アプリ名を教えろ」

俺は戸惑いながらもレンの言う通りにスケジュール管理アプリをダウンロードした。思考はぐちゃぐちゃなのに手はテキパキと動く、レンの言いなりになるのに慣れた身体だなとふと思った。
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