いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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蒸し暑い部屋に彼氏を泊めてみた

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風呂場でのセックスとその後処理という名目の快楽地獄が終わった後、俺はミチの寝床で泥のように眠った。暗く狭い押し入れの下段は落ち着く。ここでのセックスの時、ミチの精液は全て俺の体内に、俺の精液は俺の腹や胸にかかったので、シーツは大して汚れていない。ちょっと汗臭いだけだ。

「月乃宮くぅーん……もー、好き勝手するなぁ」

流し台のところでのセックスでは精液や潮を撒き散らしたから、ミチはその掃除に忙しそうだった。手伝うべきだとは分かっていたけれど、手足に力が入らず意識も胡乱な俺が何を出来ると思う?

「まぁ……そ、そそ、そういうところが可愛いってのもあるんだけどねっ」

掃除を終えたらしいミチは襖を開けて押し入れの外から俺の頬を撫でている。俺の意識は胡乱だ、自分が眠っているのか起きているのか、今俺の頬を撫でているミチが現実なのか夢なのかすら定かではない。




意識がハッキリとしたのは辺りがどっぷりと闇に浸かった頃だ。七月末日の今日、ここまで暗くなるということは──結構遅い時間だな。

「ミチ……」

「あ、つ、つつ、月乃宮くんっ、起きた?」

「……何してんの?」

ミチは酒瓶や空き缶が目立つちゃぶ台に小さなスペースを作り、小さなランプの灯りを頼りに見覚えのある問題集に文字を書き込んでいた。押し入れから這い出た俺はそんなミチの肩に顎を乗せ、手元を覗いた。

「な、なな、なつ、夏休みの宿題だよっ」

「そっか……ミチはえらいなー……よしよし」

適当にミチの頭を撫でる。まだ身体が上手く動かない。

「つ、つつ、月乃宮くんは宿題してる?」

「九月一日までにさぁ、地球が大爆発したりー……日本列島沈没したりー……俺が事故って死んだり! とかを見越して、夏休みの宿題はしない主義」

「ササ、サ、サボりたいだけじゃないのっ」

「そうともいう」

小学生の頃からずっと、レンが計画を立ててくれたり写させてくれたりしたから、夏休みの宿題を気にしたことはなかった。でも、今年はレンが何も言ってくれないんだよな……

「ミチぃ……今日お前のかーちゃん帰ってこねぇの?」

「わ、わ、わわ、分かんないっ」

「泊まっていい?」

「うーん……うんっ、い、い、いいよ」

「晩飯食い行こーぜ、ファミレス、夜中だし部屋着でもいいだろ?」

「ぅ……う、ぅん……わわ、分かった、行こ」

気乗りはしていない様子だったが、宿題を中断して俺と出かけてくれた。

「に、にに、日曜日っ、形州にここ連れてこられたんだよ」

近所のファミレスに入るとミチはそうボヤいた。構わずメニューを広げ、好みの料理を探す。

「お、おご、奢ってもらえたからよかったけど……何だったんだろ。何も話さなかったし……きき、気味が悪いよ」

「そう言うなよ、センパイ多分ミチが心配だったんだ」

「あ、あぁ、あいつに心配されるような暮らししてないっ!」

母親の彼氏に虐待されて、そいつが金髪だったという理由だけで俺にまで怯えたくせに? なんて言ってはいけない。

「センパイ優しいから、そう警戒すんな。裏で色々考えたりとか絶対出来ない、不器用な人なんだよ」

「な、なな、なんか、その分かってますみたいな感じ嫌だな……」

「はぁ……?」

なんて何気ない会話を片手間に、ミチはハンバーグセットを、俺はトンカツパフェを食べた。
ふと気付き、センパイが送ってきたミチの写真を確認する。こちらもハンバーグセットだ、ミチはこの料理が気に入ったのだろう。

「二人が仲良くしてくれて嬉しいよ」

ちょっと嫉妬するけど、とは口には出さない。それが品性というものだ。

「……ぼぼ、僕は別にアイツとは仲良くしたくないよ」

「そう言うなよ、損はないんだし」

「あ、ぁ、あのさ、気になって話入ってこないんだけど、何食べてるの?」

「トンカツパフェ。一口やろうか?」

サクッと子気味いい食感の衣、柔らかくジューシーな豚肉、それらによく合う冷たく甘い生クリーム。イチゴソースの酸味やチョコチップの甘みがたまらない。

「絶対いらない……」

「全くどもらずキッパリ断るとか確固たる意志を感じる」

センパイといいミチといい、どうして俺の食事にケチをつけるんだ。レンは栄養バランスの注意以外はしないぞ。

「ごちそうさまっ、美味かったー」

「ご、ご、ごごちそうさまっ……か、かか、帰る?」

「……暑いししばらくここに居たいな」

エアコンどころか電灯すら点かないミチの家には戻りたくない。なんて駄々を捏ねてファミレスに篭城するわけにもいかないので、頃合いを見て店を出た。

「明日から八月かぁ……」

「ま、まま、まぁ、別に何が変わるわけでもないし」

「いや、ソシャゲでイベが始まる。水着スキンがもらえるから頑張らないと。ビキニ着たサメ可愛いんだよなぁ~」

街灯のおかげでアパートまでの帰り道はそれほど暗くない。しかし、家の中には電池式のランプ一つしか灯りがない。寝るしかないかななんて考えながら、鍵を開けるミチの隣で待っていると見知らぬ年配の女性が話しかけてきた。

「ミチちゃん、ちょっといい?」

「ぁ、お、ぉ、大家さん……なな、何ですか?」

「お母さん今いる?」

「まま、ま、まだ帰ってきてません……」

彼女はこのアパートの大家のようだ。俺は部外者、とりあえず黙っておこう。

「そう……言っておいてね、そろそろ家賃お願いって。シングルマザーで色々大変なのは分かるけどねぇ……この間電気も止まっちゃったでしょう、もうこっちも肩代わりしてあげられないからね」

「ご、ごごっ、ごめ、ごめんなさいっ……」

「あぁ、ミチちゃんのせいじゃないからね。お母さんに伝言お願いね」

大家が自室へと戻った後、ミチは震えながら無言で家の扉を開けた。真っ暗な室内をスマホの灯りで進み、ランプのスイッチを入れた。

「へ、へへ、変なとこ見せて……ごめん、ね」

「あぁ……いや。電気って二ヶ月くらいで止まるんだっけ? 夏場は命に関わるだろ、はやく払わないと……俺からも言ってやるよ、お母さん朝には帰ってくるんだよな?」

「たた、た、多分……電気止まってから更に帰ってこなくなったし……わわ、分かんないけど。で、ででっ、でも、月乃宮くんは何も言わなくていいよっ!」

ミチは家の事情に介入されるのを嫌う。その気持ちは痛いほどに分かるけれど──いざ第三者の立場になると構いたくなるものだな。

「ぼ、ぼ、僕がバイトとか出来たらよかったんだけど……ぉ、お、落とされちゃうんだよねっ。ほら、僕……ちゃ、ちゃちゃんとっ、喋れないから」

「……男連れ込んでるんだから電気代くらいあるんじゃないのか?」

「ホ、ホホ、ホストにハマってるみたいで……最近バックとかも売ってるみたいなんだよねっ。ぁ、ぼ、ぼぼ、僕の服……まさか…………ぁ、や、なななっ、なんでもないっ!」

思ったより根が深いな。俺にはどうにも出来ないかもしれない。

「……まぁ、とりあえずさ、ミチ。夏場エアコンなしはマジで死ぬし、泊まりに来いよ。な? 嫌だぞ俺、家に様子見に来たらお前が熱中症で死んでたとか」

「…………ぅ、う、ぅんっ、分かった……電気、どうにかなるまでっ、お願い……じゃあ、明日から」

「あぁ、まぁ今日はマシな方だしな。俺も泊まるし」

ミチの母親に色々と言ってやりたいことがある、明朝に会えるといいな。

「つーかさ、ヤってた時はよく分かってなかったけどお前……共用の風呂で俺抱いてただろ」

「う、ぅ、うん……あの時間誰も来ないから、いいかなって」

「……お前ケツ丸出しの俺を一回外に出して風呂まで引きずったのか。ふざけんなよもぉ……よく見つからなかったな」

「ひひ、引きずってないっ! おお、おぶったんだよ。しょ、正直……あの時は僕もテンションおかしかった。あ、あ、暑いって怖いねっ」

熱のせいで判断力が下がっていた程度で片付けていいのか?

「で、でも……暑い部屋であのまましてたら熱中症になってたかもしれないしっ、一回冷やしてよかったよねっ」

「そうかぁ……?」

「きょきょっ、共用って言っても銭湯みたいなもんじゃないんだしっ、しし、使用中なら普通入ってこないよ……だだ、だから声出すなって言ったのに月乃宮くんはアンアンアンアン……!」

「はっ……!? お、お前が絶倫なのが悪ぃんだよ! もういいよ、結果誰にもバレてねぇんだから……二度とするなよ!」

「しし、しないよ……」

小声での返事は怪しいが、これ以上怒っても暑いだけだ。俺はただでさえ暑い部屋で体温を上げないよう話すのをやめ、冷たい床に寝転がった。

「ぁ、そそ、それいい……えへへっ」

ミチが俺の向かいに横たわる。薄暗い部屋で見つめ合い、静かに無音を慈しんでいると俺達はいつの間にか眠ってしまった。
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