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教え子を淫乱バニーに仕立て上げてみた

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蝉の声が聞こえる。鳥の声も、風が木の葉を揺らす音も聞こえる。雑踏や車の走行音などの人間の存在を示す音は何一つとして聞こえない。

「足もうちょっと上がらない? Y字バランスって言うんだっけ。なんかそんなの出来ない?」

「無茶言うなよぉ……俺はインドア派の男子だぞ、そんな体柔らかいわけないじゃん」

挿入して欲しさに片足を上げているのに、根野は俺から離れてスマホを構えた。彼の納得のいく写真を撮らせない限り、行為はしてもらえないだろう。

「ぅ……太腿とか、膝の裏とか痛い……ピキってしたらセンセのせいだからなっ」

右手で若木に掴まり、左手で左足を持ち上げる。膝の裏と肘を合わせ、脇腹と太腿を触れ合わせる。後孔はもう丸見えだろう、プラグや指で拡げられた直後だからぽっかり開いているし、恥ずかしいことこの上ない。

「は、はやく撮って、はやく入れろよっ!」

「左足伸ばせない? ぴんと伸ばした方が綺麗なんだよ」

網の目が大きめの網タイツの感触が自分の足にあるのが気に入らずに苛立っているのに、まだそんな要求をするのか。調子に乗るな。

「いい感じいい感じ、もっとぴんって」

「もぉ無理ぃ! 膝の裏痛いんだよぉ! 股関節も太腿も痛いっ……お尻うずうずするしぃ! 恥ずかしいしっ……! もぉやだぁ!」

「そう言わないでノゾム、一瞬だけ伸ばしてくれたらそれ撮るから」

「一瞬……一瞬だけなら何とかなるかも」

俺は左足を爪先までピンと伸ばしてY字バランスを決めた。体と左足の角度はカチューシャに付いたウサ耳飾りと似ているだろう。

「うんっ、いい感じ。ありがとうねノゾム」

連写の音が聞こえた。屋外で全裸よりも恥ずかしい卑猥なバニー風の格好をして、挿入をねだるポーズを何十枚も──あぁもうどうでもいい、相手は根野だ、仕方ない。

「顔真っ赤……わ、ほっぺた熱いね」

スマホをポケットに戻した根野は俺の頬に触れて驚く。

「はやくぅ……」

「はいはい。あ、こっちも熱いね、興奮してる? 外でするの好き?」

青姦の経験はある。怪異の行為は除外するとして、初めてはセンパイの家の駐車場だったか、あれは一応敷地内だったが今は公道だ。

「好きじゃないっ! 俺、そんな変態じゃない! センセがして欲しいって言うから、センセがこうしなきゃ入れてくれないって言うからぁっ、俺!」

「あぁ、あぁ、泣かないで。いじめてごめん。そんなに僕に抱いて欲しいんだね、可愛いよノゾム」

根野は自身の肩に左足を置かせ、俺の後孔に陰茎を擦り付けた。俺の熱が彼に伝わり、彼の硬さが俺に伝わる。

「あ……センセの……」

「他の男に抱かれたりしてないよね? 一週間ぶりの割には緩い気がするんだよねぇ……形州とかに無理矢理されたりしてないだろうね。二メートルあるような奴の突っ込まれたらノゾムの可愛いお尻ガバガバになっちゃう、大丈夫だよね?」

「大丈夫……あの、ほら……バイブ……で」

「あぁ、バイブ。そういえば俺あげたんだったな。僕のこと考えて、玩具で慰めてたんだね?」

嘘をつく罪悪感から俯いて目を逸らしてしまうと、根野はそれを照れだと受け取った。

「俺の可愛いウサギちゃん、一週間玩具で誤魔化してきた可哀想な穴に本物入れてあげるからね」

やっとか、焦らされ過ぎてため息をついてしまう。

「んっ……あ、ぁああっ! ひっ、ゃ……センセっ、ちょっと痛いぃ……」

「キッツ……久しぶりなんだし、もっとほぐしてあげなきゃいけなかったかな。ごめんね、来週はそうするよ」

俺の脇腹で手を組み、根野は俺の奥へと陰茎を押し込んでいく。舌や小さなアナルプラグでは拡げられなかった穴の奥が陰茎で拡げられていくのは痛くて、でも同時にそんな痛みが快感になった。

「ぁ、あ、ぁ……いっ、ぁあっ!」

「熱……すごいね、あんまりほぐれてないのに必死に絡みついて……」

「ぁ、は、ぁあ……センセ、センセの形に、なっちゃう……」

後孔が陰茎の形に躾けられていく感覚があるから、あまり慣らされずに突っ込まれるのも実は好きだ。相手の男のものになっているのだと実感し、そんな自分に興奮する。

「センセぇ……センセが買ったえっちな服着て、センセの言う通りに外でえっちなポーズ取って、センセに抱かれてさ……俺、センセ専用だって分かりやすくなったよな」

今は、今だけは、俺の身も心も根野だけのものだ。

「センセ……センセ専用の元教え子に、たっくさん子種注いで」

屋外という解放感が俺に根野を悦ばせる言葉を口走らせた。根野はすぐに激しく腰を振り、興奮を汗として滲ませた。

「あぁんっ! ぁひっ! ひっ、んんんっ! イくっ、センセぇっ、そんな突いたらぁっ、俺しゅぐイっちゃうぅっ……!」

若木に爪を立てて掴まり、入道雲が浮かぶ青空の下、後孔を掘削されて俺は唾液を垂らして悦んだ。

「きもち、ぃっ、ひぃんっ! んぁああっ! だめぇっ、立ってらんなぃいっ!」

「なんか、いつもより奥に届いてる気がするなぁ……はっ、気持ちぃ……君のナカ最高」

体位のせいだろうか。俺は根野の足の間に身体を横にして抱かれている、左足を根野の肩にかけている。いつもは前からか後ろからなのに、今日は横だ、陰茎が擦る腸壁の位置が変わるのも当然だ。

「ノゾムっ、ほら……どこに届いてんのか言ってみろよ。俺のがっ……お前のどこ突いてんのか、教えろっ」

「ぁひんっ! んっ、んん……し、きゅっ、センセのがっ、俺のっ……しきゅうっ、突いてりゅっ!」

子宮なんて男の俺には存在しない、けれど存在するように振る舞わなければ根野に殺されかねない。

「どちゅって、突いてっ……ぁひぃっ!? ひっ、ぁああっ……! しきゅっ、はいっちゃうぅっ!」

根野の陰茎はいつもより少しだけ奥まで入ってくる。いつも結腸口を執拗に突き上げる陰茎が、結腸口を押し広げる程度に深くまで入っている。

「んっ……なんか、先っぽにちゅうって吸い付く感覚あるよ。でも、これ以上奥には……無理っ、だね」

根野は俺の尻に股間を押し付けてぐりぐりと腰をくねらせる。結腸口が吸い付いている亀頭もぐりぐりと動き、俺に重たい快感を注ぐ。

「ひゔぅっ!? ぁ、ゔぅっ、んっ、ぁああっ! は、ぁっ、ぁ、ぐぅっ、は、ゔ……! ぐりぐりっ、やばいぃっ……しぇんしぇっ、そこイくっ、イっちゃゔぅっ……!」

「そこ? そこじゃないでしょ、なんて言うの?」

「しぎゅうっ! しきゅ、うっ……イぐぅぅうっ!」

「よしよし、よく言えたね。子宮イキ気持ちよかった?」

根野は結腸口に亀頭を押し当てたまま腰を止め、俺の脇腹で組んだ手に力を込めて抱き寄せ、俺の頬をちゅうっと吸った。

「きもひ、よかっひゃあ……しきゅ、ちゅかれると、ないぞ……ぜんぶ、ぐぁってするの……ぐりぐりだと、おなかゆれるみたいで……きもちぃの」

「ふぅん……? そっかそっかぁ、可愛いねぇ。赤ちゃん作る大事なところなのに、そこ気持ちよくなっちゃうんだね」

「んっ、んんん……センセ、動いてよぉ……ずっといんのも、くるしぃ……」

絶頂直後で敏感な身体は頬をちゅうちゅうと吸っている根野の陰茎の脈打ちすらも感じてしまう。

「もっと擦られたいの……センセ、いっぱいずぼずぼして」

結腸口を捏ねて絶頂させられたからだろう、腸壁は擦られ足りないと喚いている。そのヒクつきは根野に伝わっているだろうか。

「じゃあ……おねだり頼むよ、ノゾムの可愛いおねだり聞きたいな。胸にキュンとくるやつ」

「…………えっちなうさぎにぃ、はやく種付けしてぇ……」

快楽欲しさに羞恥心を捨てるその様は、まさに発情期の獣だった。
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