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教え子と身体舐め合ってみた

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舐め始める前よりもぐっしょりと濡れた根野の首周り。そこはもう俺の唾液の味しかしない、つまり俺にとっては無味、もう無意味だ。舐めるのをやめて根野の前に回る。

「せーんせ、顔上げて。センセの首とか美味しかったよ」

「……それは、どうも。僕は君がピアスぐりぐり当ててくるせいで、くすぐったくって仕方なかったけどね」

深く息をついてレンズの向こうから俺を子供っぽく睨みつける。そんな彼に笑ってしまうと、肩を掴まれ乱暴に押し倒された。

「ぁんっ……何、センセ……乱暴」

畳に叩きつけられ少し擦った背中に痛みを覚えながらも、可愛こぶった声と非難の言葉で彼を煽る。

「次は俺の番だろ? 舐めさせてもらうよ」

俺の腹に跨った彼は濡れた瞳を楽しげに歪ませている。

「どーぞ……どこがいい?」

「……腕、上げて」

根野は俺の腕を頭の上で十字に重ねて押さえ付けた。押さえなくても抵抗なんてしないのに。

「ん……乗っかられて、腕押えられて、なんて……なんか、無理矢理されてるみたいで興奮する」

「何、レイプ願望あるの?」

「変なこと言わないで……センセにされるからいいの」

根野との初めてのセックスは最低だったけれど、今の彼になら無理矢理でも乱暴でも何でも嬉しい。

「そう……じゃ、また今度そういう演出をしてみようかな。でも今日は、もっとしたいプレイがあるから……それに付き合ってくれるだろ?」

「うん」

根野が望むプレイなんてろくなものでないのは分かっていたけれど、俺は彼の願いは何でも叶えたいと思ってしまっている。

「ありがと。その話は後で……今は舐めさせてね」

「ひぁっ……! ぁ、ちょっと、そこは……汚っ、いって……! 首とかにしてよぉっ!」

根野の唇と舌は俺の腋に触れた。窪みをなぞる舌が汗を拭い取っていく。首か胸だろうと思い込んでいた俺は根野の変態性をまだまだ甘く見ていた。

「ダメってばぁっ! もぉっ……なんで、お尻とか腋とかっ、汚めのとこばっかり……! ゃあっ、吸っちゃだめっ……!」

「ん……汚くないよ、流石にスカトロ系は躊躇するけど……汗くらい平気。成分的にも大して汚くないんだよ」

「んなわけないじゃんっ……」

根野の頭を押し返したくても俺の手は押さえられている。腹に乗られているから足を使うことも出来ない。俺はただただ腋を舐めしゃぶられるしかないのだ。

「あんまり動かないでよ、押さえるのも疲れるんだから」

俺への苛立ちを解消するためなのか、それまで舌の腹を押し付けてゆっくりと舐め回していたのを、舌先で素早くくすぐるような舐め方に変えた。

「ひぁあっ!? ぁはっ、はははっ! だめっ、こしょばっ、ゃ、だぁあっ! くしゅぐったいぃっ!」

ちろちろと皮膚が薄く敏感な部分を舐めくすぐられては、無意味に足をバタつかせて声を上げるしかない。原因を排除できないくすぐったさに対して人間ができることなんてないのだ。

「ひ、ひひっ、んふふっ、ゃだっ、ぁははっ、く、るしっ、ひぃっ! ゃめっ、ゃ、息できなっ、ぁははははっ!」

笑ってしまって楽しげに見えるだろうが、その実とても苦しい。無理矢理笑わされるから息を吐くばかりで吸うタイミングが分からなくなっていくのだ。

「は、ひっ、ひぃいっ……! ゃ、ぁはっ、はははっ……はぁっ、はっ、むりっ、もぉやらっ……!」

最初は暴れていたけれど、そのうち身体を跳ねさせることすら出来なくなる。くったりとしてしまうと根野は腋から口を離してくれた。腕も開放されたが、痺れたような感じがしてすぐには動かせない。

「いい声だったよ、顔が見れなかったのが残念だね」

「セン、セの……へんたぁい……」

「お前には言われたくない」

「俺……そんなに変態じゃないもん」

変態ではないとは言えないけれど、根野ほどではないとは胸を張って言える。

「そう? じゃあ、仕方ないからそういうことにしておいてあげる。さ、次は君の番だよ、僕のどこ舐めたい?」

「…………ここ」

動くようになった手で根野の股間をさする。

「……やっぱり君は変態だよ」

「センセよりは絶対マシ」

素直に俺の上からどいてくれた根野は座布団の上に足を広げて座る。俺は彼の足の間にうつ伏せになり、顔だけを上げ、まずは根野の陰茎を眺めた。

「…………ふーっ」

「ちょっ……!」

「ぁはっ、センセちょっと吹いただけでビクッてした」

「あのねぇ……」

俺が知る中で根野は最も危険な男だが、同時に俺が最も責められる男でもある。レンやミチには何故か押し切られてしまうし、センパイは彼が気乗りした時でないと責めさせてもらえないしすぐに主導権を奪い返される。けれど根野は俺の気の済むまで責めさせてくれる。

「汁すっごい出てる、触って欲しい?」

「お前が舐めたいって言ったんだろ」

根野には散々な目に遭わされたから、少し辛そうな顔をさせても罪悪感が湧きにくいのも責めやすい要因だ。なんて真面目に分析するフリをしながら根野の陰茎を人差し指でつぅっと撫でる。

「ん、しょっぱい」

鈴口を指の腹で軽くほじるようにした後、人差し指に付着した先走りの汁を舐める。

「ねぇっ、直接舐めて欲しいんだけど……」

「えー? どうしよっかな」

「……っ、あんま焦らさないでよ、ノゾム。いくら君相手でもイライラしてくるんだけど」

「イライラ? ムラムラじゃなくて?」

裏筋を人差し指の爪の背で触れるか触れないかも曖昧に撫で上げる。微かに根野の腰が跳ね、彼自身の太腿を掴む手に力が入った。

「……僕のここ舐めたいって言うからこのポーズしてあげてるんだよ。それとも、レイプ風のプレイして欲しいの?」

「それはまた今度してくれるんだろ? 俺はセンセのここ舐めたいの。でも……同時に、ちょっとセンセのこといじめたい」

「…………意地が悪いね」

小声で悪態をついた根野の陰茎の根元を軽くつまみ、亀頭にキスをする。ちゅっちゅっと音を立てて何度もキスをしながら少しずつ下ろし、亀頭からカリから裏筋へと移っていく。

「ノゾム……」

苛立ちを孕んでいた黒い瞳はもう怒る気力すら失い、微かに潤んで俺に快楽をねだっていた。

「センセ可愛い……ね、センセ、俺の幻覚見るくらい俺のこと好き? 俺のこと待ってた? 俺で抜いたりした?」

亀頭に唇を触れさせたまま話すと、根野は自身の口を強く押さえたまま何度も頷いた。

「センセぇ……なんで俺のことそんな好きなの? 俺なんかただの出来の悪い生徒だったのに……俺のせいで人生棒に振っちゃったよ? ま、淫行とかで捕まるよりはマシな振り方だろうけどさぁ……」

「…………っ」

「……センセ、俺がここに来ないかもとか疑わないで。俺責任取るよ、センセが幸せだって言えるようにしてみせるから」

「しあわせ、だよ……今、既に」

口を押さえていた手を浮かせ、口の端を緩ませ、上擦った声で呟く。もう少し焦らしてやりたかったけれど、根野への愛おしさが爆発して咥えずにはいられなかった。

「……っ!? んっ……んん…………の、ぞむ……はぁ……すごく、いい。あったかい……ぬるぬるしてる。舌、絡みついて……」

フェラの感想を語られるのが恥ずかしくて目を伏せ、口内の熱い肉棒への愛撫に集中する。そうしていると根野に優しく頭を撫でられ、思わず上を向いて目を合わせてしまった。

「君が……君が、触れられる距離にいるなら、僕は幸せ…………毎週、俺を幸せにしに来てね、ノゾム……」

照れ隠しと頷きの意味を込めて、限界が近い根野の陰茎を強く吸ってやった。
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