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彼氏をひたすら抱き続けてみた

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陰茎もコンドームの精液溜まりも抜け、ぽっかりと開いた俺の穴はまだ陰茎を求め、ヒクヒクと疼いている。

「ぁ、うぅ……ぅあ、ぁ……」

快感の電流は未だに止まず、腸壁は痙攣したままだ。もう快楽は要らない、そう思っているのに穴は陰茎を求める。俺はもう後孔の中に何もない状態では不満を覚えるようになってしまっている。

「えーっと……口のとこ縛って、ゴムの処理ってこうでいいのかな…………つ、つつ、月乃宮くん起きてっ、これで合ってる?」

ミチに無理矢理ひっくり返され、目の前に精液の水風船が揺らされる。いや、口を縛った使用済みのコンドームだ。

「つつ、つ、月乃宮くん……?」

無反応な俺を怪しんでミチが顔を覗き込む。焦点の合わない瞳に、だらしなく開いたままの口。それらを見てミチは何を思うのだろう。

「…………月乃宮くん、あーん」

言われなくても開いたままの口に水風船のようなコンドームが入れられる。ゴムの中には俺の大好きなミチの精液があるけれど、舌に触れるゴムの外側は俺の腸壁に擦れていた。不愉快だ。

「……ウィッグ外すね」

薄ピンク色のロングヘアのウィッグが外され、汗にぐっしょりと濡れた金色の染髪が晒される。

「み、ち……? 俺の……髪、やだっ、て……」

額に、耳に、うなじに、濡れた髪が張り付く。冷静になり始めた頭が汗の匂いを気にし始める。

「うん……やっぱりよく似てるよ、母さんの彼氏に……顔は全然違うよ。髪の色と形、背格好……似てる」

自分を殴った男と俺の共通点を淡々とあげつらい、それを終えるとミチは嗜虐的な笑みを浮かべて俺の足を掴んだ。

「情けない顔して、使用済みゴム口に突っ込まれて……なんか、スっとするよ。君はアイツじゃないのにさっ!」

M字に足を折り曲げられて期待した直後、一気に根元まで挿入された。精液や潮が溜まったコンドームの中にまた少量の精液が増えた。

「イぐぅうっ! ぁ、あっ、は、ぁゔぅ……」

「僕の顔殴ったくせに、突っ込まれただけで仰け反って漏らしちゃって」

「ん、ぁ……? なま……だぁ……ふへっ、なまのが好きぃ……」

陰茎の熱や感触が鮮明に伝わってきて、ミチはコンドームを付けずに俺に挿入したのだと気付いた。

「んっ、んぁ、抜けてっ、ひっ……ぁああっ、ぁゔぅんっ! ん、んぁっ、あぁあ……?」

一往復を終え、再び抜けていく途中でミチは腰を止めた。いいことを思い付いた、その声がミチから聞こえた気がした。

「僕のこと蹴った回数だけ、前立腺虐めてやるから」

「み、ち……それ、俺じゃな……ぁあんっ! んひっ、ひぁああっ!?」

前立腺をごりゅっと擦られ、快楽の波が全身を打つ。本来なら腰をビクビクと跳ねさせているだろうに、ミチに太腿ごとベッドに腰を押さえつけられていて、出来ない。相手がミチとはいえ体重をかけられたら無理だ。だからミチの思い通りに前立腺を虐められる。

「そこばっからめっ、そこごりゅごりゅしちゃっ、イくっ、イっちゃうぅっ! すぐイくぅうっ!」

「き、きっ……君も、僕のこと虐めたじゃん。蹴ったじゃん、押さえ付けたじゃんっ!」

「イぐぅぅっ……! ふ、ぅ、ぅあ……ぁ」

「思い出したのはね、逆なんだよ。君を見てアイツを思い出したんじゃなくて、アイツに蹴られて君に虐められてた頃のこと思い出したの。好きなのに、信じてたのに、裏切られて……でもお金返してくれたり蹴り弱かったり意味分かんなくて、嫌いにはなれなくてずっと好きでさ」

前立腺を押し潰したまま腰を止め、聞き取り辛い声量でぶつぶつと呟く。

「月乃宮くん……君のこと大好きだけど、すごく憎いんだ。だからもっと情けない顔見せて、僕に勝てないって教えて、そうしたら僕きっともうずっと吃音に悩まなくて済むんだ、きっと君を克服出来たら治るんだ、きっと!」

腰振りが再開される。前立腺をごちゅごちゅと狙い撃ちにされている、素早く強く性感帯を殴りつけられては絶叫せずにはいられない。

「イぐっ、イぐイぐイぐぅぅっ! イっでりゅっ! イっでりゅかりゃあっ、やめっ、ゃりゃあっ、じぬっ、イぐっ、イぎしぬっ!」

「死んじゃダメ……月乃宮くんは僕と結婚するの」

「イっぐ、イっぐぅうっ! ぅあっ、あぁああっ、しゃせっ、止まんにゃいっ、壊れちゃうぅうっ……!」

「……ふふ、なっさけなぁい……いいよぉ月乃宮くん、可愛い、大好き……」

ミチは楽しげに俺の前立腺を責め立てる。突かれる度にぶるんぶるんと揺れてしまう陰茎を嗤い、頻繁に精液を漏らす陰茎を嗤い、俺の雄を貶めていく。

「ミニスカ、ナース……だっけ? よく知らないけど、女の子のえっちな衣装だよね。こんなの着て、さっきまでは女の子っぽく見えるウィッグまで被ってさ、どういうつもり?」

「イぎゅっ、ぅうっ、ぁ、あっ……ミチ、がぁっ、おとこ、怖いかもって、思ってぇっ……ぁひぃいんっ!? イぐっ、イぐイぐぅうっ! イっでりゅっ、ゃあぁああっ!」

「もっと普通のカッコもあっただろ?」

「ぅ、あぁっ、ぁ、ひぃっ……この、カッコれぇ……ミチに、おかひて、欲しかっひゃのぉ……似合わない、じょそぉ……して、ミチにぃ、いじめられたかったの……」

「……変態」

笑顔で吐き捨てられた暴言に反応し、精液を漏らす。

「こんな情けない男に虐められてたんだね、僕」

「ぁひっ! ひぃぃんっ! ぎも、ぢっ、ひぃっ! イぐっ、ぁああっ……ごめんっ、なひゃいぃっ!」

「やっぱりさぁ、男の強さってのは……ここのサイズだよね!」

「ひぎゅぅゔっ!? ぁ、ゔ、ぁああ……」

前立腺を抉った勢いそのままに結腸をごぢゅんっと突き上げられた。もはや仰け反ることも出来ず、ぐったりとしたまま痙攣し、唾液を垂らして快楽に身を任せる。

「筋力でも、背の高さでも、声の大きさでも、ピアスの数でも、ましてや髪色の明るさでもないの、分かる? ねぇ分かる? 見た目だけ派手にして強くなった気でいた脳みそ孔雀レベルの月乃宮くぅんっ!」

「ィぐっ! ゔっ、ぁうっ、ん、ぉっ、んんっ!」

「背ちっちゃくて、どもっちゃって、ドジな僕でも君をこんなにぐっちゃぐちゃに出来たよ……! これがっ、おっきいからだよ? 君のお腹の奥まで突けるからだよっ!」

髪を自らかき上げて可愛らしいつぶらな瞳を見せつけ、勝ち誇った笑顔でミチは俺を犯す。

「ふふ……君は僕の彼氏だよ、僕の彼氏……僕のこと好きだよね?」

「ん、んっ……しゅき……みち、しゅきぃ……」

「おちんちんおっきいからだよねっ、男として勝てないからだろ?」

「ぅ……? みち、かぁいぃ、から……しゅき」

涙で視界がボヤけてきた、また拭わないと。目を擦ろうとした瞬間、激しい掘削が再開された。

「あぁんっ!? ぁひんっ、ひぃいいんっ!?」

「可愛い可愛いって、そんなことばっかり言って! 君の方が可愛いんだからなっ! 可愛いのは君だって教えてやる、君の大好きな種付けしてやるっ……!」

結腸口を越え、どうやっても掻き出せないと察してしまう位置で射精される。ドクドクと陰茎を脈打たせ、深いため息をついたミチは萎えた陰茎を抜かずに俺を冷静な瞳で見下ろした。

「はぁ、はぁ…………ご、ごごごっ、ごめんっ……テテ、テ、テンション上がって変なこと言っちゃった……やや、八つ当たりしてごめん、ぉ、お男の価値は……ぉ、おち、ちん……だけじゃ、ないよ…………うん、ごめん」

挿入したまま賢者タイムに突入するな。

「みち……」

「ご、ごごっ、ごめんね、月乃宮くん情けなくないよっ、女装似合ってるよっ! すごく……!」

「らいじょぶ……きもひ、よかっひゃから……」

ミチの首に腕を絡めて淫らな微笑みを見せる。体内でミチの陰茎が膨らんでいくのを感じる。

「…………そんな可愛い顔されたら勃っちゃうよぉっ、責任取ってよもぉっ! ちんちんに悪い顔しやがってぇ!」

「あぁんっ!? 知ら、にゃっ、ミチが、勝手にこーふんしたらけっ、じゃ、んぁあっ!」

そのまま正常位で犯され続け、溢れ返るほどの精液を注がれた。
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