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教え子とキスマークつけ合ってみた

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ねぶり倒してやった耳を手で覆い、俺をじとっと睨む根野のシャツのボタンを上から三つほど外す。やはり鎖骨が前よりも浮き出ている。

「センセ、痩せたよね」

「……ノゾムに会えなかったから」

鎖骨の真ん中に唇を触れさせながらボタンを更に外し、全開にしたら腹を両手で撫でた。以前まではあまり俺から根野に触れてはいなかったから、感触ではよく分からない。

「ノゾム……今日は積極的だね。誘ってくる方じゃない意味で」

「……自分でもなんでか分かんないんだけど、センセのこと甘やかしてあげたいんだ。前までは、その……俺のこと愛してくれてるから好きって感じだったけど、今は、なんか……普通に好き」

センパイとくっついたり引っ付いたり、レンが死にかけたり遠くへ行ったり、付き合いが不安定な男達の中、根野だけはブレずに俺を求めてくれた。だから痛いことをされてもよかった、愛してくれているのなら何でもよかった。それが以前までの根野への感情だ。

「…………家族になったから?」

痩せていたりで弱く見えたからだろう。泣いていて可哀想に見えたからだろう。痛いことをされても「仕方ないな」と許せるようになった。以前と同じことをしているけれど、心の持ちようが違う。それが何だって言うのかなんて、説明出来ないけれど。

「腹筋ちょっと見えるけど……細過ぎて筋肉浮いちゃってるだけかな。ご飯ちゃんと食べてね」

「……くすぐったいよ」

細い腹を撫で回し、ふにふにと揉んでやると根野はくたびれた笑顔を浮かべた。

「触ったら肋骨分かるもん、やばいよこれ」

「ノゾムも分かるよ」

「んっ……そういうことじゃなくて、皮引っ張ったら肋骨浮くって、んっ、ゃ……今、話してるのっ、揉まないで……んぁっ」

皮しかない胸を揉まれて喘ぐ。ピアスがくい込んだ乳首が痛むだとかではなくて、乳輪すら関係なく、胸の皮膚や繊維が快感を覚えている。

「ノゾム、ぺったんこで可愛い。ちっぱいって言うんだっけ」

「んっ……男は、こんなもんっ……センセのが、平たいって……んゃ、あっ」

「俺は触られても何ともないし、揉まれて喘いでるんだからノゾムのは女の子より役割果たしてるよ……あ、授乳は出来ないっけ。何か出せる?」

ピアスとまとめて乳首をぎゅうっとつねられる。

「んゃああんっ! 痛、ぁっ、ひぃっ! きもち、ぃっ、ぃ、あぁあっ! やめっ、んんんっ! 出にゃいっ、なんも出にゃいいぃっ!」

「うーん……仕方ないね。こればっかりは開発すればいいってものじゃないもんね。ぁ、でも、脳の何かの病気になると出るとか聞いたような……うーん、感染症なら何とかなるけど、脳じゃな……まぁ一旦調べるよ」

「何する気なんだよ! いいじゃん出なくても……」

根野の行動力はバカに出来ない。冗談じゃなく本気だろうからタチが悪い。

「ま、そうだね。あの子飲めないし」

胸に触れていた手が離れ、根野の視線がオモチャに向く。その隙を見逃さなかった俺は根野の鎖骨に吸い付いた。

「わ……ふふ、鎖骨好き? 鎖骨フェチって女子生徒何人かいたなぁ」

「……見せたの?」

「ううん、先生は手の筋もハッキリしてるから鎖骨も浮いてるんじゃないかって、見せろって来たけど、断ったよ。将来ノゾムがキスしてくれた時に間接キスじゃ嫌だろ?」

俺との肉体関係すらなかった頃から既に俺が鎖骨を吸う想定をしていたのか、気持ち悪っ。

「で? ノゾムは鎖骨好きなの?」

「……センセの鎖骨は好き」

「好きなだけしゃぶって。あ、キスマークつけてよ」

「キスマーク? うーん……うん、まぁ、センセがいいなら」

教職を辞めた今、キスマークがあっても問題ないだろう。しかし、キスマークか、綺麗な言い方をしているが鬱血痕だろ? 相手がレンやミチだったらかなり躊躇っただろうが、根野なら多少はいいかと思える。

「ん……」

鎖骨に唇を押し付け、ちゅうーっと吸う。

「ん、ん……ぷはっ」

「どう? ついた?」

「ちょっと赤くなってるけど……ついたって感じじゃない。俺、口弱いのかな……」

「……しょうがないなぁ」

諦めてくれたか、そう安心する俺の肩を根野はしっかりと掴み、耳元で「お手本」と囁き、首に噛み付いた。

「痛っ、ぁ、やだっ、痛いっ、ひっ……!」

あまりの痛みに仰け反って逃げようとすると根野は素早く俺の後頭部を手で覆い、仰け反る俺に合わせて身体を傾け、俺を押し倒した。

「ぐっ……ぁ」

背中をフローリングの床で強打してしまった。後頭部だけは守ってくれた根野の手に愛おしさが生まれ、手首を握って親指ですりすりと愛撫した。

「……ふぅ」

俺の首から口を離した根野の唇は赤く濡れている。

「センセぇ……あのさっ、んっ、ぅうっ……」

流石に文句を言おうとしたが開いた口に舌をねじ込まれ、鉄臭い蹂躙を受け、両手で身体を撫で回され、後頭部をゆっくりと打ち、蕩けてしまう。

「……なぁに? ノゾム」

「…………やっぱ、される方が好き」

「だろうね」

「んぁっ……」

臍を手のひらで覆い、体重をかける。殴られたばかりのそこは酷く痛む。

「お腹押しただけで喘ぐような子だもんね、ノゾムは」

「ん、ゔ……ぅっ、押すの、やだ……中から……」

「ノゾム、俺にお願いする時は……言い方ってものがあるだろ? 私にどこをどうして欲しいのかちゃんと言いなさい」

根野は俺にのしかかるのをやめて立ち上がり、俺を見下げた。彼が構えたスマホのカメラ横ライトが点灯する。

「え……ちょっ、撮ってるの?」

「家族の動画を撮って何が悪いの? ホームビデオだよ、向こうで見るんだ、寂しくなるからね」

全裸で床に寝転がっているホームビデオなんてあってまるか、とは思う。しかし、田舎に引っ越すのならいつでも楽しめる娯楽は必要だ。提供しよう。

「……分かった。撮るならしっかり撮れよ」

俺は床に仰向けになったまま大きく開脚して膝を曲げ、尻肉を鷲掴みにし、ひくひくと震える後孔を晒した。

「根野、センセ。センセがお腹押すから俺の子宮反応しちゃった……ここから精液飲みたくなっちゃった。センセぇ、ここにセンセの注いで?」

出来る限り甘えた声でのおねだりを震えながら果たすと根野は暗い笑顔を浮かべてスマホを置き、俺の傍に屈んだ。

「よかったよ、ノゾム。ノゾムの名前と住所と一緒にこの動画晒したら、ノゾムは終わりだね」

「……センセ。そんな心配しなくていいよ。俺、もう逃げない」

「…………どうだか」

根野が最後に呟いた言葉はよく聞こえなかった。でも、彼からの信頼が勝ち取れていないことは何となく分かっていた。

「可愛くおねだりしてくれたし、すぐにでも入れてあげたいんだけど……その前に、まずはここだよね」

根野は俺の目の前にリモコンを突き出し、俺にわざと見せながら振動を最大まで引き上げた。

「……っ!? あぁあああっ!? ひっ、ひぃいっ!? ちくびっ、ちくびぃっ! ぃあっ、あぁあっ!」

ローター付きピアスの輪は小さく、チョコ菓子のようなそれは乳首にくい込んでいる。そんなものが振動すればその刺激はどこにも逃げず乳首だけに与えられ、俺は俺に指一本触れていない根野の前でのたうち回ることになる。

「きもち、ぃっ、んゃあぁっ! おかしくなるっ、こんなん乳首おかしくなるぅうっ! むりっ、むりぃっ! いやぁっ! 止めてぇえっ!」

「……もっかい撮るね」

弓なりに身体を反らし、手を使わないブリッジのようにし、頭頂部をごつごつと床に打ち付ける。

「んゃっ、あぁああっ! こりぇっ、はじゅ……ひぃいっ!?」

乳首を震えさせるピアスを取ってしまおうと胸を引っ掻き、そんなことで取れるわけはなく、ただ快感が増して足をピンと伸ばす。

「イくっ、乳首イっちゃうぅっ! イくっ、イく、イくイくイくイくぅぅうっ!」

びゅるるっ……と射精を果たすと根野はローターピアスの振動を止めてくれた。それでも俺の仰け反りと痙攣は解消されず、みっともない姿を根野に撮影され続けた。
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