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後輩を抱いていたら後輩の彼氏が来た
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頭を抱き締めるようにして押さえつけられ、寝バックという逃げられない体位でひたすらに前立腺を殴りつけられる。
「イぐぅうっ! もぉむりっ、むりぃいっ! イぐぅっ!? イっ、ぐぅうっ! んィいぃいっ!」
頭頂部で手を組んだセンパイは俺が胸の下敷きにしている枕に俺の顔を押し付け、くぐもった悲鳴を上げさせる。
「おにゃがっ、変ににゃるゔっ! 戻んにゃくっ、なっちゃうぅっ!」
「……なればいいさ」
快楽に浸され続ける下腹部は痙攣し続けている。枕に爪を立てても足をバタつかせても無駄なのだ、心が体のどちらか、もしくは両方がどうにかなりそうだ。
「イぐっ! じぬゔぅっ、死んじゃうぅっ!」
「……このくらいで人間は死なない」
「死んじゃうっ、死んじゃうぅっ! あたまっ、ばちばちしてっ、ふわふわひてぇっ、こりぇっ、死にゅっ……」
「…………ん? おい、寝るな、起きろ」
脳が熱く、重い。快楽の情報を処理できずに落ちてしまう。しかし意識を落とせば腰振りが激しくなり、快楽で目を覚ましてしまう。
「んっ、んんっ! ぁああんっ!?」
「……起きたな、イけ」
「イぎましゅぅゔっ! イぐ、イぐからぁっ、もぉゆるして、イかしぇないれぇっ」
「……分かった、イかせない代わりに何回でもイくんだな? ふっ……本当に頭はどうにかなってきたかもな」
発言が矛盾しているとも気付かずに俺は絶頂を重ね、また気絶し、また起こされる。
「……おい、俺の名前を呼べ。國行センパイ、好き……そう言ってみろ」
「あゔっ、んんんっ……」
「……言え」
「ぁひぃんっ!? ひぐっ、んゔぅんっ! しゅぎっ、くにゆきしぇんぱぃっ、しゅきぃっ!」
「…………よし」
もうほとんど何も考えられない頭だ、喘ぎ声のパターンを増やすのは簡単らしい。
「イぐぅっ! くにゆきっ、しぇんぱいっ、しぇんぱぁいっ、イぐっ、ゔぅっ! しゅきっ、しゅぎぃっ、イぐぅうっ!」
「……そろそろ前立腺責めをやめてやろうか?」
「は、ひっ……もぉ、ゆるひてくらしゃい……」
「……分かった、前立腺責めはやめよう」
センパイは突き上げる角度を変えて陰茎をより深くへと押し込み、蕩けきった腸壁を擦り上げて結腸口を突いた。
「…………ここを責めよう」
「ぁゔぅんっ!? んゔぅっ! ふぐぅっ!」
俺の結腸口は勝手にセンパイの陰茎に吸い付き、センパイはまたも腰をくねらせて亀頭で結腸口をこねくり回した。
「んぅうっ!? ふっ、ぅうっ!? ゔゔっ!」
「……どんな感じだ? さっきとどう違う?」
「おにゃがっ、あぢゅぃいっ、重いっ! こねこねっ、しょここねこねりゃめぇえっ!」
「…………先端に吸い付かれる快感、知っているか? たまらないんだ……お前の中は。もう少し楽しませてくれ」
後頭部に頬が擦り寄せられた感覚があった。二メートルを超える大男には似合わない仕草に萌え、快諾してしまう。
「……ありがとう。お言葉に甘えて……たっぷりとこね回してやるからな」
髪を唇に挟まれながら囁かれた言葉に快諾を後悔する。
「んっ、んんんぅっ……! ふっ、ゔっ、ぅうっ……」
結腸の奥へは進まず、結腸口を焦らす。重たい快感がじんわりと下腹に広がるが、絶頂には届かない。
「…………っ、はぁ……最高だ。ノゾム……あまり嬉しくないかもしれないが、体の相性を取っても離れ難いぞ」
「んっ、んんっ、ぅう……んんんっ……うれ、ひぃっ」
「……本当に?」
「ほん、ちょっ……れしゅっ、ひぇんぱい、らいしゅき、らからっ、なんれもうれひぃの……ぉんっ!?」
ぐっと陰茎が結腸口に押し込まれた。今まで入口をこね回すだけだったのに、結腸口に先端だけを咥えさせた。
「……二番目の俺でそうなるということは……お前の一番のレンは、お前を殴っても許されそうだな? いや、既に俺がやっていたな。殴っても首を絞めても、自殺未遂を起こしても、お前は…………慈悲深いことだ」
「れ、んっ……おれ、なぐったり、しにゃ……」
「…………俺とは違うと? それは、それは……お前に一番愛されるのに相応しい聖人君子だなっ!」
「はぐぅっ!? ぅ、あっ、ぁあ……!」
「……だが、その聖人君子様はお前の奥深くまで犯すことは出来ない。お前のここだけは完璧に俺のものだ、そうだろ?」
とうとうセンパイの陰茎が根元まで挿入された。
「………………狂言自殺やこんな方法でしかお前の気を引けない俺を、俺は心底軽蔑するよ」
S字結腸まで犯したセンパイの陰茎がずるずると抜けていく。枕に爪を立てて絶叫していると、不意に突き入れられて悲鳴を呑み込む。
「……っ、好きだ、ノゾム、好きなんだっ……お願いだから俺を見ていてくれ、頼むから俺と一緒にいてくれ、俺を捨てないと誓ってくれっ……」
内臓を壊すような突き上げと共に必死な声で何かを頼まれている。けれど、もう瞼の裏がチカチカとしていて、内臓を揺さぶられる快楽以外の情報を俺の脳は受け取ろうとしない。
「……ノゾム、ノゾムっ、ノゾム、ノゾムノゾムっ……好きだ、好き、好き、愛してる、ノゾム……ノゾム?」
瞼は今日一日は開かないのだろう、センパイは俺が起きているかどうか分からないのだろう。口を開けっぱなしにして唾液を垂らしていたら、全身の力を抜いていたら、意識がないと見て当然だ。
「…………起きろ」
「ぐっ……ぅ……」
枕に喉を押し付けられていたせいもあるのか、喉が涸れてしまってもうほとんど声が出ない。
「……ダメそうか? だが……悪い、後二発は出させてもらう」
宣言通り、センパイはその後二回射精するまでしっかりと俺の穴を使った。声とも呼べないような音は寝ていても出せると思われたのか、センパイは俺が意識を保っていることに最後まで気付かなかった。
「…………ふーっ、よかったよ、ノゾム……愛してる」
萎えた陰茎を挿入したまま、センパイは俺の耳の裏に唇を触れさせた。ゾクゾクとする快感を覚えたが、痙攣する身体が少し違う動きをしてもセンパイは気にしない。
「……ごめんな。死ねば……よかったのにな、俺なんか……上手くいかなかった……ごめんな、ごめん……」
どうして突然そんなことを言い出すんだ? 一瞬前まで俺を慈しんでいたくせに、センパイの思考の流れは全く理解出来ない。
「多分ここに居ると……あ、待って今入んない方が……ぁー」
「ぁ、あっ……か、かか、形州國行っ!? ぼぼっ、僕の月乃宮くんに何してるんだよぉっ!」
病室の扉が開いた音に続けて色気のある低い声と、上擦った少年らしい声が聞こえた。
「やっほ國行、お兄ちゃんお見舞いに来たよん。この子はなんか家まで来たから連れてきた、知り合い?」
「……ノゾムの彼氏の一人、女装趣味のチビだ」
「ぅっ……」
萎えた陰茎がずるんと抜かれた。音から察するに、センパイは服を羽織って俺にシーツを被せた。
「しゅっ、しゅしゅ、趣味で女装してるんじゃないぃっ! つ、つ、つつ、月乃宮くんが女装好きなんだ!」
「へー……國行、メイド服ならすぐ用意してやるぜ」
「……俺が着るとでも?」
センパイのメイド服姿か、怖いもの見たさという意味でなら見たいな。筋骨隆々の男の女装に興奮する趣味は残念ながら俺にはない。
「着ないのか? 國行、メイド服の素晴らしさを舐めるなよ? いいか、メイド服にはジャンルがある、まずクラシカル」
「…………チビ、いやミチか、何の用だ」
「メイド服と聞くとアキバ系のミニスカを想像するかもしれないが、古き良きメイド服、露出ゼロかつ髪も引っ詰めるようなものも」
「つ、つつ、つ、月乃宮くんが形州のとこに居るって如月くんに聞いてっ……とと、取り返そうと君の家行ったら入院してるとか言うからっ!」
「まぁもちろんミニスカメイドも素晴らしい。フリフリの可愛さ重視もいいが、ガーターベルトを仕込んでセクシー重視もとてつもない」
従兄、うるさいな。俺はセンパイとミチの会話を聞きたいのに。
「……ほぅ? 俺が入院していると聞いて、何だ。俺が病床に伏している隙にノゾムを奪おうとでも? 残念だったな、この通り健康体だ、外傷だからな」
「忘れちゃいけないのが和服メイド、チャイナドレス風メイド、水着メイドにサイバーメイド。ヘッドドレスとエプロンありゃメイドだよなってノリは嫌いじゃない」
「ぁ、あ、ぁ、いや、あぁ、あの……お見舞い、一応、持ってきたんだけど」
「……見舞い? 随分と人間が出来たチビだな。肉体の形成が遅い代わりに中身は成熟してるのか? 俺とは逆だな。受け取ろうか、見舞いの品を」
ビニール袋が擦れる音が聞こえた。
「…………食パンの耳? 嫌がらせか?」
「え、ぁ……は、はは、廃棄のコンビニ弁当の方がよかったの? し、し、新鮮な方がいいかと思って……」
「……悪い。ありがたくいただこう。適当に、牛乳にでも浸して……間食にはちょうどよさそうだ」
ミチとデートした次の日だったかな、彼と共にパンの耳を齧った覚えがある。あれは案外と美味しかった。
「至高はアルビノドS美少年メイド! ピンヒールで踏みにじりながら鞭でしばき回していただきたいよなぁ」
従兄本当にうるさいな。二人の会話が聞こえないじゃないか。そろそろ身体も動くだろうか、俺も二人の間に挟まらなければ。
「イぐぅうっ! もぉむりっ、むりぃいっ! イぐぅっ!? イっ、ぐぅうっ! んィいぃいっ!」
頭頂部で手を組んだセンパイは俺が胸の下敷きにしている枕に俺の顔を押し付け、くぐもった悲鳴を上げさせる。
「おにゃがっ、変ににゃるゔっ! 戻んにゃくっ、なっちゃうぅっ!」
「……なればいいさ」
快楽に浸され続ける下腹部は痙攣し続けている。枕に爪を立てても足をバタつかせても無駄なのだ、心が体のどちらか、もしくは両方がどうにかなりそうだ。
「イぐっ! じぬゔぅっ、死んじゃうぅっ!」
「……このくらいで人間は死なない」
「死んじゃうっ、死んじゃうぅっ! あたまっ、ばちばちしてっ、ふわふわひてぇっ、こりぇっ、死にゅっ……」
「…………ん? おい、寝るな、起きろ」
脳が熱く、重い。快楽の情報を処理できずに落ちてしまう。しかし意識を落とせば腰振りが激しくなり、快楽で目を覚ましてしまう。
「んっ、んんっ! ぁああんっ!?」
「……起きたな、イけ」
「イぎましゅぅゔっ! イぐ、イぐからぁっ、もぉゆるして、イかしぇないれぇっ」
「……分かった、イかせない代わりに何回でもイくんだな? ふっ……本当に頭はどうにかなってきたかもな」
発言が矛盾しているとも気付かずに俺は絶頂を重ね、また気絶し、また起こされる。
「……おい、俺の名前を呼べ。國行センパイ、好き……そう言ってみろ」
「あゔっ、んんんっ……」
「……言え」
「ぁひぃんっ!? ひぐっ、んゔぅんっ! しゅぎっ、くにゆきしぇんぱぃっ、しゅきぃっ!」
「…………よし」
もうほとんど何も考えられない頭だ、喘ぎ声のパターンを増やすのは簡単らしい。
「イぐぅっ! くにゆきっ、しぇんぱいっ、しぇんぱぁいっ、イぐっ、ゔぅっ! しゅきっ、しゅぎぃっ、イぐぅうっ!」
「……そろそろ前立腺責めをやめてやろうか?」
「は、ひっ……もぉ、ゆるひてくらしゃい……」
「……分かった、前立腺責めはやめよう」
センパイは突き上げる角度を変えて陰茎をより深くへと押し込み、蕩けきった腸壁を擦り上げて結腸口を突いた。
「…………ここを責めよう」
「ぁゔぅんっ!? んゔぅっ! ふぐぅっ!」
俺の結腸口は勝手にセンパイの陰茎に吸い付き、センパイはまたも腰をくねらせて亀頭で結腸口をこねくり回した。
「んぅうっ!? ふっ、ぅうっ!? ゔゔっ!」
「……どんな感じだ? さっきとどう違う?」
「おにゃがっ、あぢゅぃいっ、重いっ! こねこねっ、しょここねこねりゃめぇえっ!」
「…………先端に吸い付かれる快感、知っているか? たまらないんだ……お前の中は。もう少し楽しませてくれ」
後頭部に頬が擦り寄せられた感覚があった。二メートルを超える大男には似合わない仕草に萌え、快諾してしまう。
「……ありがとう。お言葉に甘えて……たっぷりとこね回してやるからな」
髪を唇に挟まれながら囁かれた言葉に快諾を後悔する。
「んっ、んんんぅっ……! ふっ、ゔっ、ぅうっ……」
結腸の奥へは進まず、結腸口を焦らす。重たい快感がじんわりと下腹に広がるが、絶頂には届かない。
「…………っ、はぁ……最高だ。ノゾム……あまり嬉しくないかもしれないが、体の相性を取っても離れ難いぞ」
「んっ、んんっ、ぅう……んんんっ……うれ、ひぃっ」
「……本当に?」
「ほん、ちょっ……れしゅっ、ひぇんぱい、らいしゅき、らからっ、なんれもうれひぃの……ぉんっ!?」
ぐっと陰茎が結腸口に押し込まれた。今まで入口をこね回すだけだったのに、結腸口に先端だけを咥えさせた。
「……二番目の俺でそうなるということは……お前の一番のレンは、お前を殴っても許されそうだな? いや、既に俺がやっていたな。殴っても首を絞めても、自殺未遂を起こしても、お前は…………慈悲深いことだ」
「れ、んっ……おれ、なぐったり、しにゃ……」
「…………俺とは違うと? それは、それは……お前に一番愛されるのに相応しい聖人君子だなっ!」
「はぐぅっ!? ぅ、あっ、ぁあ……!」
「……だが、その聖人君子様はお前の奥深くまで犯すことは出来ない。お前のここだけは完璧に俺のものだ、そうだろ?」
とうとうセンパイの陰茎が根元まで挿入された。
「………………狂言自殺やこんな方法でしかお前の気を引けない俺を、俺は心底軽蔑するよ」
S字結腸まで犯したセンパイの陰茎がずるずると抜けていく。枕に爪を立てて絶叫していると、不意に突き入れられて悲鳴を呑み込む。
「……っ、好きだ、ノゾム、好きなんだっ……お願いだから俺を見ていてくれ、頼むから俺と一緒にいてくれ、俺を捨てないと誓ってくれっ……」
内臓を壊すような突き上げと共に必死な声で何かを頼まれている。けれど、もう瞼の裏がチカチカとしていて、内臓を揺さぶられる快楽以外の情報を俺の脳は受け取ろうとしない。
「……ノゾム、ノゾムっ、ノゾム、ノゾムノゾムっ……好きだ、好き、好き、愛してる、ノゾム……ノゾム?」
瞼は今日一日は開かないのだろう、センパイは俺が起きているかどうか分からないのだろう。口を開けっぱなしにして唾液を垂らしていたら、全身の力を抜いていたら、意識がないと見て当然だ。
「…………起きろ」
「ぐっ……ぅ……」
枕に喉を押し付けられていたせいもあるのか、喉が涸れてしまってもうほとんど声が出ない。
「……ダメそうか? だが……悪い、後二発は出させてもらう」
宣言通り、センパイはその後二回射精するまでしっかりと俺の穴を使った。声とも呼べないような音は寝ていても出せると思われたのか、センパイは俺が意識を保っていることに最後まで気付かなかった。
「…………ふーっ、よかったよ、ノゾム……愛してる」
萎えた陰茎を挿入したまま、センパイは俺の耳の裏に唇を触れさせた。ゾクゾクとする快感を覚えたが、痙攣する身体が少し違う動きをしてもセンパイは気にしない。
「……ごめんな。死ねば……よかったのにな、俺なんか……上手くいかなかった……ごめんな、ごめん……」
どうして突然そんなことを言い出すんだ? 一瞬前まで俺を慈しんでいたくせに、センパイの思考の流れは全く理解出来ない。
「多分ここに居ると……あ、待って今入んない方が……ぁー」
「ぁ、あっ……か、かか、形州國行っ!? ぼぼっ、僕の月乃宮くんに何してるんだよぉっ!」
病室の扉が開いた音に続けて色気のある低い声と、上擦った少年らしい声が聞こえた。
「やっほ國行、お兄ちゃんお見舞いに来たよん。この子はなんか家まで来たから連れてきた、知り合い?」
「……ノゾムの彼氏の一人、女装趣味のチビだ」
「ぅっ……」
萎えた陰茎がずるんと抜かれた。音から察するに、センパイは服を羽織って俺にシーツを被せた。
「しゅっ、しゅしゅ、趣味で女装してるんじゃないぃっ! つ、つ、つつ、月乃宮くんが女装好きなんだ!」
「へー……國行、メイド服ならすぐ用意してやるぜ」
「……俺が着るとでも?」
センパイのメイド服姿か、怖いもの見たさという意味でなら見たいな。筋骨隆々の男の女装に興奮する趣味は残念ながら俺にはない。
「着ないのか? 國行、メイド服の素晴らしさを舐めるなよ? いいか、メイド服にはジャンルがある、まずクラシカル」
「…………チビ、いやミチか、何の用だ」
「メイド服と聞くとアキバ系のミニスカを想像するかもしれないが、古き良きメイド服、露出ゼロかつ髪も引っ詰めるようなものも」
「つ、つつ、つ、月乃宮くんが形州のとこに居るって如月くんに聞いてっ……とと、取り返そうと君の家行ったら入院してるとか言うからっ!」
「まぁもちろんミニスカメイドも素晴らしい。フリフリの可愛さ重視もいいが、ガーターベルトを仕込んでセクシー重視もとてつもない」
従兄、うるさいな。俺はセンパイとミチの会話を聞きたいのに。
「……ほぅ? 俺が入院していると聞いて、何だ。俺が病床に伏している隙にノゾムを奪おうとでも? 残念だったな、この通り健康体だ、外傷だからな」
「忘れちゃいけないのが和服メイド、チャイナドレス風メイド、水着メイドにサイバーメイド。ヘッドドレスとエプロンありゃメイドだよなってノリは嫌いじゃない」
「ぁ、あ、ぁ、いや、あぁ、あの……お見舞い、一応、持ってきたんだけど」
「……見舞い? 随分と人間が出来たチビだな。肉体の形成が遅い代わりに中身は成熟してるのか? 俺とは逆だな。受け取ろうか、見舞いの品を」
ビニール袋が擦れる音が聞こえた。
「…………食パンの耳? 嫌がらせか?」
「え、ぁ……は、はは、廃棄のコンビニ弁当の方がよかったの? し、し、新鮮な方がいいかと思って……」
「……悪い。ありがたくいただこう。適当に、牛乳にでも浸して……間食にはちょうどよさそうだ」
ミチとデートした次の日だったかな、彼と共にパンの耳を齧った覚えがある。あれは案外と美味しかった。
「至高はアルビノドS美少年メイド! ピンヒールで踏みにじりながら鞭でしばき回していただきたいよなぁ」
従兄本当にうるさいな。二人の会話が聞こえないじゃないか。そろそろ身体も動くだろうか、俺も二人の間に挟まらなければ。
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