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病院の窓辺で後輩を抱いてみた

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センパイの右手は切り傷が開いた痛みで動かしにくくなっていて、左手は手首を切って縫われた直後だから曲げにくくなっているらしい。
今日も騎乗位だろうなと思っていたが、センパイは別の体位を要求した。やはり頻繁に上を取られるのは嫌なのだろうか。

「センパイ、これでいいですか?」

「……完璧だ」

俺は今、何なのか分からない踏み台に登らされ、窓柵に掴まらされている。立ちバックなら腰を強く掴まなくても出来ると思ったらしい、それが正しいのかはともかく、腰の高さが違うからと台に乗せられたのは気に入らない。
俺は174センチだぞ? ミチよりもレンよりも身長が高いんだ。自分は背が高いんだと信じて生きてきたのに、踏み台が必要?

「ねぇセンパイ、踏み台なくちゃダメですか?」

「……あぁ、手がなんともなければ持ち上げてやれるがな。落ちるなよ」

「いや、あの……そんなに腰の高さ違います?」

「…………お前は小柄なんだぞ?」

ぽんぽんと頭を撫でられる。

「二メートル超えからすりゃ全人類チビでしょうよ! センパイに勝てるのなんか海外のバスケ選手くらいです、日本人はチビなんですよ!」

「……自分が小さいからって国を巻き込むな。ほら、もっと腰を突き出せ」

「なんで窓開けてするんですか……外から見えませんか? 俺は何も見えませんけど、ここ何階でしたっけ、向かいにビルとかありませんでしたっけ?」

「……壁に手を当てるだけじゃ不安だからな、掴まれそうなものがそれしかないんだ。見えそうな場所はないから安心しろ。望遠鏡でもあるなら話は別だがな」

「カーテン閉めて腕だけ出させてくださいよぉ……」

安全のために取り付けられている窓柵は当然窓の外にある。風が妙に心地いいのがまた腹立たしい。

「……それよりちゃんとほぐしたか? ローションは使ったよな?」

「センパイ見てたでしょ! もぉとっとと入れてくださいよ……」

「…………昨日、前科があるからな」

昨日ほぐしも濡らしもしていない穴に突っ込ませたのがそんなに嫌だったのか、センパイはついさっき俺に自分で尻穴をほぐすよう強要した。しかもセンパイに見せつけるようにだ、何も見えなくてよかったのかもしれない。

「んっ……! センパイ、はやくぅ……」

尻の谷間に巨根を挟まさせられている。ずりずりと動くそれに盛り上がった後孔の縁を擦られ、肉欲が膨らんでいく。

「……聞かせろ、ノゾム。あの男は……レンは、お前のどこまで入った?」

「レンには、ぁっ……抱かれて、ません」

「…………まだなのか。そうか、でも見たことはあるだろう? 俺とどれくらい違った?」

レンのものを咥えた記憶を反芻し、結腸まで届きそうだなと腹を疼かせたのを思い出す。

「レンは、俺のお嫁さんで、俺が抱く側です……」

「……そうか」

センパイの声色に喜びが混じる。レンを俺が抱くのは彼にとって都合がいいのか? 気になったのでそれとなく尋ねてみた。

「…………お前はここを貫かれるのが好きだろう?」

「ひぅっ……! は、はい……好きです。はやく入れてくださいっ……」

「……お前がどれだけレンを想っていようが、お前が抱く側ならここは満足しない。案外、俺を求める頻度は高そうだと思ってな」

それに寝取ってやるのが楽そうだ、と、声に笑みを混じらせる。

「は、ぁっ……んん、入れてぇ……」

亀頭が後孔に強く押し当てられ、俺の穴は口のようにちゅうっと吸い付いて盛り上がる。センパイはその様子を眺めて楽しんでいるようで、なかなか入れてくれない。

「入れてくださいっ、入れてくださいよぉっ、お腹おかしくなる……!」

「…………お前、本当に抱く側なんて出来るのか?」

先走りの汁を垂らしている陰茎を指の背で軽く持ち上げられ、揺らされる。

「ぁ、あっ……ゃん、センパイっ」

「……少し触れられただけで喘いで……しかも皮を被ったままで大した大きさでもない。こんなもの入れて冷められないといいなぁ?」

「ひっ……んんっ……仮性だからっ、いいんです……センパイのが大きすぎるんですっ、俺のくらいがちょうどいいんです……」

「…………大きすぎる? そうか、そんなサイズの合わないものいらないよな」

ちゅぱっと小さな音を立て、センパイの陰茎が俺の穴から離れてしまった。

「えっ……? や、やだっ、やだぁっ、入れてくださいっ、おっきいのがいいんです、欲しいんですぅっ!」

「……っ、おい! 落ちるぞ。悪かった、からかい過ぎたな。だが台の上にいると忘れるな」

手首から先をほとんど動かさない、腕だけでの抱擁。少し不器用な力加減に絆される。

「入れてくださいっ、センパイお願い、もう無理です、お尻変になりますぅっ」

「……変に? どうなるんだ?」

「どうって……えっと……」

「……触れさせると吸い付いて、離れると物欲しそうに震えて」

ぬちぬちと音を立てて穴に擦り付けられていた陰茎が不意に挿入される。まだまだ焦らされるだろうと油断していた俺はみっともない喘ぎ声を一音だけ漏らした。

「おっ……!」

「…………っ、入れると……ぎゅうぎゅう締め付けてくる」

俺の身体で感じてくれているセンパイの微かな呼吸の乱れが後頭部で分かる。

「……おい、もっと腰を突き出せ。ちゃんと入れさせろ」

「ひゃ、いっ」

窓柵を強く掴んで腰を突き出す。センパイの陰茎が僅かに奥へ進み、擦れた腸壁が痺れる。

「…………逃げるなよ?」

腰に腕が回され、直後に腰を叩きつけられた。センパイの陰茎は前立腺を押し潰しながらごりごりっと奥へ進み、俺の腰を抜けさせた。

「……っ、おい、立て」

「ごめんなひゃっ、ぁ、あぁっ、むりっ、むりぃっ、おしりきもちぃっ、足ちからはいんにゃいぃっ……」

俺がしっかり立てないのに業を煮やしたセンパイは俺を窓に掴まらせるのをやめ、窓を閉めて俺を冷たい窓に押し付けた。

「ひぁっ! 冷たっ……あっ、ぁ、あぁあっ!?」

窓とセンパイの身体に挟まれ、とろけきった後孔を掘削される。ぐぢゅぐぢゅ、ぱんぱん、ばちゅばちゅ、激しい性行為の音が瞼の裏の世界に響く。

「ぁひんっ!? んぁあぁっ……あぁんっ! おっきぃっ、おっひっ……いぃんっ! んぁっ、ああぁあっ! はぅっ、ひぅうっ! 冷たっ、ぁああっ!」

俺が下半身に力を入れなくても立てるようになのか、センパイは俺を窓と自分で強く挟んでいる。冷たい窓に頬や胸や腹が押し付けられて、掘削の度に少しズレる。窓にぢゅりっと擦れてしまう。冷たくて硬い板に擦れるなんて、乳首にとっては最高だ。

「ぎもぢっ……しゅごいぃっ! しゅごっ、ぉおっ! んっ、んんっ、うゔぅっ! イぐっ、イぐイぐイぐぅぅっ!」

ぺちぺちと窓に叩きつけられていた陰茎から精液が溢れた感覚があった。しかし、それでもセンパイは止まってくれない。

「イった、今イったぁっ! ぁひぃっ!? イぐっ、またイぐぅぅうっ……! んゔぅっ! もっひょっ、もっひょイかしぇてぇっ……!」

耳の真後ろで聞こえる荒っぽい雄の呼吸、俺を逃さない力強い身体。言葉なくただただ腰を振り、性交に夢中になっている愛おしい男に身を任せる。

「あっ、あぁああっ……しゅきっ、これしゅきぃいっ……! ちょっと前のっ、しぇんぱいみたいなぁっ、はげしっ、のぉっ……しゅぎっ、イぐぅぅっ!」

「…………っ、はぁっ……ノゾム、出すぞ、いいな」

「ひゃいっ! なかにっ、俺のなかにいっぱいだひてぇっ!」

腹に腕を回してぐっと締められ、センパイの腕と陰茎に全体重を任せるように持ち上げられる。結腸口に押し付けられた陰茎の先から俺の後孔を満たす精液が吐き出された。

「……っ、ふー…………ノゾム、ベッドに戻ろう。寝バックだ、いいな」

「は、ひっ」

「…………立ちバック、もっと楽だと思ったんだがな」

「すいませ……んひぃっ!」

勃起したままの陰茎を引き抜かれる快感でトドメを刺され、立てなくなった俺にセンパイは深いため息をついた。
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