いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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入院中の教え子に夜這いしてみた

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病院の駐車場に到着、俺は既に入院患者なのでセンパイとはここで一旦お別れだ。

「センパイっ、多分結構怒られると思いますけど、それが終わったら電話しますね」

「………………あぁ、悪いが……手が痛い。早く行きたいんだ、離してくれ」

きゅっと握っていた手がするりと抜けた。寂しさを覚えながらも手を振ったが、センパイは見てもくれなかった。よほど手が痛いのだろう。

「鞭打ち……いや、今回かなり失敗したし棒叩きかな……ふふ、ふふふっ、ふふふふ……」

「あの、お兄さん」

「ふふ……ん? あぁ、一人で行くの怖いんですか? 仕方ない子ですね」

「お兄さんってもしかしてかなりMなんですか?」

従兄はきょとんと首を傾げる。とっくに成人を迎えた色気ある大人の男のくせに、そんな幼い仕草……いや、そのギャップがまた魅力的だ。

「変なことを言う子ですね」

「いや、だって……鞭打ちとか嫌なことでしょ。なのに嬉しそうにして……前に言葉責めとか緊縛とかセンパイに教えてたからSだって思ってたんですけど、もしかして」

「うっせぇな首輪つけてんだから見りゃ分かんだろ。國行に言ったらぶち殺すぞ。はぐらかすってことは話したくないってことだってとっとと覚えろガキ、全く……よくもまぁそんなに他人の性的嗜好に興味持てますね」

「す、すいません……」

従兄はにっこりと微笑んで俺と目線を合わせた。

「抜け出したことで病院のみんなに怒られるの怖いんですよね? お兄さんが一緒に行ってさしあげましょう」

「い、いや、一人で行きます」

「ド変態のマゾ犬にはこれ以上関わりたくねぇですもんね、いーぃ判断ですよクソガキ。せいぜい入院期間が伸びねぇよう祈りなさい」

車内に戻り、乱暴に扉を閉じると従兄は窓を開けて顔を出した。

「それでは、また」

微笑んで手を振られたので手を振り返し、車が走り去るのを見送った。



病院に戻った俺はお叱りと検査を受け、傷を増やした件について色々と聞かれた。適当に誤魔化して首の傷の手当もしてもらい、一晩入院して様子を見ることになった。明日大丈夫なら明日退院だ、別に家に帰りたくはないけれど、色々と自由になれる。

「出ない、な……」

自室に戻る途中、トイレの中でセンパイに電話をかけたが出てくれなかった。とりあえず「明日には退院できそうです」とメッセージを送り、ミチからの大量の着信から目を逸らして部屋に戻った。

「つ、つつつっ、月乃宮君っ!? どどっ、どこ行ってたのぉっ……!」

「ミチ!? お前、まだ病院に居たのか? もう晩飯の時間だろ」

「ぅ、うぅ……ぅ……月乃宮君のばかぁぁ……」

ずっと待っていたらしいミチは泣きながら俺に抱きついてきた。引き剥がすなんて出来るわけもなく、ミチの背と後頭部に手を回す。

「な、ななっ、なんでっ、なんでぇっ、どこ行っちゃってたのぉっ」

センパイを探しに行っていたなんて言えない。

「ごめん、どうしても……その」

漫画の発売日だとか言っておくか? 今日発売の雑誌はあったかな。

「き、如月君にケーキ届けてっ、つつ、月乃宮君が居なくなったって騒ぎになった後ぉっ……僕、僕如月くんに言いに行って、そそ、そしたらっ、容態急変してっ……い、一回心臓止まっちゃってぇっ、ほほ、本当に、死んじゃうかもって」

「え……?」

泣いてしゃくりあげながらの吃音混じりの話は聞き取りにくい、しかし俺にとって最悪の報告の要点は嫌でも聞き取ってしまう。

「ぐ、ぐ具合悪いのにっ、僕がケーキ届けたからかなぁっ……つつ、月乃宮君が居ないって余計な心配かけたからかなぁっ……ぼ、ぼっ、僕の、せいで」

「ち、違う! それだけは違う、ミチ、大丈夫、違う……違う」

同じ言葉を何度も繰り返し、自分も落ち着かせる。

「レン……今、は……?」

「げ、元気だよっ! 心臓を、電気で……ばんっ! ってしたら、元気になったよっ!」

AEDでも使ったのだろうか。やはり焦る必要なんてなかった。レンが死ぬ訳ない、俺の命を賭けたのだから。

「今から行ってくるよ」

「ぁ……う、うんっ、そうだね、行って。君は……君はっ、僕より、如月君が好きなんだからっ……!」

「ミチ……違う、レンが死にかけたって聞いたから」

「は、はっ、早く行きなよっ! 僕……ちゃんと待ってる、ずっと待ってる……君が諦めるまで、ずっと、僕のこと見てくれるようになるまで……ずっと待ってるから」

ベッド横の椅子にちょこんと座ったミチの背は小さい。

「ミチ……すぐ、戻るよ。そろそろ晩飯だし。看護師さんとか来たらトイレだって言ってくれ」

思わず抱き締めたくなる弱々しい背から視線を外し、レンの病室へ向かって走った。足が床を踏む度に振動が頭蓋骨に響く、ズキズキと頭が痛い。

「レンっ!」

引き戸を開け放ち、周りに器具が増えた気がするレンのベッドへ。ミチの報告通りレンの顔色はいい、しかし表情は暗い。

「もち……? お前、行方不明だって」

「さっき帰ってきた」

「そっか……無事か? 怪我してないか?」

いつもキラキラ輝いていた茶色いタレ目に光がない。まだ本調子ではないのだろうか。

「変な夢見たんだ。川の前に居た、川の向こうには綺麗な花畑があったんだ……なぁ、三途の川の話知ってるか?」

確か、この世とあの世を隔てる川だったか。臨死体験でたまに聞く、川を渡ったら死んでしまうのだと──ん? 俺も体験しなかったかそれ。センパイに首を絞められた時に見た夢はまさにそれだった、あの時は気付かなかったが俺は臨死体験をしていたのだ。オカルト番組にでも投稿出来ないかな。

「知ってる、渡ったら死ぬ川だよな」

レンはぼーっとした顔のまま手招きをした。俺はベッド脇の丸椅子に座り、生気がなくても可愛らしいレンの顔を眺めた。

「一瞬心臓止まってたらしいからさ、臨死体験してたのかもな。はは……どこかに投稿出来ないかな」

同じことを考えてしまっていた。なんだか嬉しい。

「本当に三途の川だったのかな、あれ。まぁ……どっちでもいいけど。見た時は三途の川だって思った、渡ったら死ぬんだろうなってなんとなく分かったんだ」

「帰ってきたんだな。よかった……」

「もち……お前が居たんだ。お前に死んで欲しくなくて、俺もちの手引いて川から離れたんだよ。よく分かんないけどさ、向こうに行かなきゃって気がしてたから離れるの大変だったんだぜ。生き延びられたのはお前のおかげだよ」

頬を撫でられると嬉しくてつい口元が緩んでしまう。

「レン……俺も同じ夢見た。死にかけた時、レンが助けてくれたんだ」

レンの手が首に降りる。ナイフで切りつけられて傷がある方ではなく、手形のアザの方だ。アザに手を重ねている。

「もしかしたら夢じゃなかったのかもな、本当に俺達同時に死にかけてたんだ」

「だったらレンは俺の命の恩人だよ、レンが居なきゃ死んでた」

容態が急変した理由を聞かなければならないのに、なかなか切り出せない。ハスミンのことについても話したいのに、どう言えばいいか分からない。

「デケぇ手……形州か? これで死にかけたのか?」

「ぁ……う、うん」

「前はなかったよな、病院抜け出して形州とヤってきたのか? しかも首絞めプレイ?」

殺されかけたなんて言えばまたややこしいことになる、変態の事故だと思われた方がマシだ。

「う、ん……そう。そうだよ。センパイが捕まる前に、どうしても……したくて」

「ふーん……アザ残って、しかも何、怪我? 引っ掻かれでもした? しかも死にかけたって……下手くそなんだな、形州」

アザを撫でているのとは別の手が切り傷を覆ったガーゼに触れる。両手で首を優しく包むレンの手は絞める時と同じ形をしている。

「なぁ、もち…………ミチにしとけ。な?」

「レン……」

将来、センパイと一緒に暮らす約束をしている。ミチともしているけれど、現実味があるのはセンパイの方だ。レンには言っておくべきだろうか? けど、やはり──

「レン、俺、やっぱりレンが」

好き。その二文字を声に出そうとした瞬間、レンが咳き込んだ。俺の首を包んでいた手で自身の口を押さえ、指の隙間から赤い液体を垂れ流す。

「レン……? レンっ! レンっ!?」

血が気管を塞いでしまわないように俯かせ、背を叩きながらナースコールを押す。しばらくすると医師達がやってきて俺は追い出され、消毒などを終えると部屋に戻された。

「お、おかえりっ、月乃宮君っ……如月君どうだった?」

「血……吐いてた」

「え? げ、元気になったんじゃなかったの? だ、だめなのっ?」

「ダメなんかじゃないっ! レンがダメになるわけない……今ちょっと体調崩してるだけだ、すぐによくなる、レンは死んだりなんかしないっ!」

「し、死ぬなんて僕言ってないもん……」

震える声を聞いて我に返る。ミチは何も悪くないのに怒鳴って怯えさせてしまった、最低だ。

「ごめん……もう、帰ってくれ。面会時間はとっくに終わってるだろ」

「ぼ、ぼぼっ、僕のことっ、嫌いになってないよね……?」

「なってないよ。ごめんな、本当……ちょっと一人になりたいんだ」

「ぅ……わ、分かった、分かったよ……帰るよぉ。ばいばい……」

涙声のまま部屋を出ていくミチを見送り、夕飯を食べて寝た。明日には退院出来るだろうが、学校には行けないだろうから──病院に留まってレンと話そうかな、センパイと会おうかな。

「おやすみ~……」

久しぶりに純粋な気持ちで明日を楽しみにして眠った。





男の甘えた声がうるさくて、後孔に与えられる刺激が気持ちよくて、目を覚ます。起きる前から俺の口は開いていて、甘えた声が漏れていた。

「んっ、ん……ん、ぁっ、んんっ……ぁ、は、ぁんっ……!」

とちゅっ、とちゅっ、と優しく突かれている。俺がうるさく感じたのは俺自身の声だった、眠っている間に抱かれていたらしい。

「ぁ、あっ、ぁっ……? ぁんっ、んんっ……」

しかし、カーテンを閉め切って月光すらも入らない消灯済みの室内で相手の顔なんて分からない。

「んっ、んんっ……だ、れっ、んむぅっ……!?」

口を手で押さえられる。腰振りが止まり、相手の男が俺の耳元でシーっと囁く。

「んっ……んぅゔっ! んっ、ふぅんっ、んんんっ!」

静かにしろと言っているのだと理解し、手を離してくれることを期待して頷くと男は俺の口を塞いだまま腰振りを再開した。しかも先程より激しい。

「んぅゔっ! んっ、ぅんっ、ふ、ぅうぅっ……ぅうんっ!」

ギシギシとベッドが軋む、どちゅどちゅと水音混じりに掘削される、静かな病室に淫らな音が響く。

「んっ、んぅうっ……ふっ、くぅううんっ! ん……んっ! ん……ぁ」

絶頂を迎えて自分の腹に精液を零す、同時に陰茎が引き抜かれ、ちゅぽんっと情けない音が鳴った。きっとまた寝間着やベッドを汚しただろう。ようやく口を押さえていた手が離れたので口で大きく呼吸する──開いた口に陰茎が突っ込まれた。

「この時間にここに来たことがバレるとまずいんだよ……だからごめんね、今日はこっちから飲んで」

舌の上に粘っこく生臭い液体が放たれる。仰向けに寝ているから噎せてしまったが、射精を終えた陰茎が口から離れた後はまた手で口を塞がれて吐くことは許されなかった。

「ダメだよ吐いちゃ、身重なんだから栄養つけないとね。ふふ……たくさん味わってね」

「ん、ふ……ぅ……うぅ……」

「うん、もう行くよ……おやすみ、月乃宮。愛してるよ」

口を押さえていた手が離れ、腹にかかっていた体重が消える。足音が離れていき、安心した俺は疲れからか精液を僅かに口内に残したまま眠ってしまった。
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