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後輩のピアス弄くり回してみた
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ベルトが緩んでいるから制服のスラックスがズレてくる。だから俺はドレスを着た少女が裾をつまむように、スラックスを手で持って歩いた。
「失礼します……」
センパイの膝の上に横向きに座り、顔の左側にある胸筋に見とれる。タンクトップは横乳も谷間も堪能できていいなぁ……っていやいや、俺は胸筋には別に興味ない。
「……膝の上、好きだったよな」
「ぁ、はい……センパイ、結構俺の好きなもの覚えてますね。記憶力いいなぁ……センパイならきっと難関大学も余裕ですね」
「…………大学か。そういえばお前は俺の部屋を漁ったんだったな」
じろっと睨まれ、身が強ばる。
「……ならどれだけ遠いかも分かっているな。もし第一志望に合格したら……俺は向こうで部屋を借りて通うことになる」
「夢の一人暮らしですね」
あの父親の元から離れられるのは嬉しいだろうな。工場地帯は空気が悪いし、センパイにとってはいいこと尽くめだ。
「…………お前も来るか?」
「誘拐するってやつですか? 俺、本当にそれは嫌な気しなくて……」
ついて行ってどうするんだ? センパイの部屋に居候するだけか? バイトでもするのか? 高校は退学するのか? 中卒で生きるのか? センパイに飽きられたらどうするんだ?
「嫌な気はしないんですけど、その……どう生きていくか考えた時、ちょっと怖くなるんですよね」
「……どう生きていくか?」
「せめて高校は出ないと就職とか、色々……」
「…………何言ってるんだ、お前の仕事は俺の性処理、お前は俺の帰りを待ってるだけでいい」
同居するなら家賃は折半すべきだ、センパイが大学に行っている間俺はバイトでもするべきなんだ。
「……俺が人一人も養えない甲斐性なしだと?」
「そんなことはっ……でも、センパイ、大学で俺よりよさげなオナホ候補を見つけたら……俺は」
「…………月乃宮」
「センパイ、俺のこと気に入ってくれてるのはすっごく嬉しいです……だからこそ、オナホにしていて欲しいんです。小難しいこと何にも考えなくていい、期間限定の肉体関係……それがいいんです」
センパイは何も言わずに俺のシャツのボタンを外し始める。全て外し、肌着の中に手を入れ、ただ腹のに手を置く。
「………………もし、俺が……お前を愛しているから、共に生きていきたいと言ったら?」
もしもの話に何の価値があるのだろう。虚しくなるだけだ。
「本心にもないこと言うのやめてくださいよ、嘘だって分かってても、俺っ……嬉しく、なる」
「…………月乃宮」
「センパイ……もう俺この話嫌です。好きだとか、将来とか、全部嫌なんですっ……逃げたい、消えたい、死にたいっ…………センパイ、俺のネガティブ消してくださいよ」
レンという名の精神安定剤をもう何週間も投与出来ていない。自分の恋心に気付いたあの日から、俺の真の安心は消え去った。
「センパイ、お願いだから早く俺をっ……ぁんっ! ん、んぅっ……! そ、ぉっ……早く、俺をっ……めちゃくちゃにして……!」
腹に置かれていた手がようやく動いた。ピアス付きの乳首を太い指がつまみ、ピアスの硬さを確かめるように指先の力が細かく変わっている。
「…………本当にピアスホールとして完成したんだな?」
「はい、絶対大丈夫です……」
「…………持ってろ」
捲り上げた肌着の端を突き出され、俺は何となくそれを両手で持った。センパイは肌着を自分で捲っているようなポーズの俺をベッドに移し、仰向けの俺に覆いかぶさった。
「……………………確かに、大丈夫そうだな」
俺の胸に顔を近付けてピアスを観察したセンパイは薄く笑う。センパイの表情変化はきっと俺しか気付けないほどに微々たるものだ。
「弄ってくれます?」
「……ねだってみろ」
「え? えっと…………く、國行センパイ。センパイのために増やしたピアスの準備が整ったようなので、好きなように弄んでやってください……?」
「…………合格」
早速乳首を弄ってくれると期待していたが、センパイは俺の下腹に顔を近付けた。腹筋を鍛えていない俺のへこんだ腹に頬をよせ、触れれば分かる程度の腹筋に舌を這わせた。
「へっ……!? セ、センパイっ、どこ舐めて……」
「…………腹」
「それは分かってますっ……!」
臍周りを丹念に舐められ、唾液に濡れた俺の腹はひんやり冷える。
「センパイ……そこ、あんまり綺麗じゃないです……」
「…………臍を洗わないのか?」
舌先だけで渦巻きを描くようにゆっくりと臍に近付いてくる。
「あ、洗いますよっ! でもぉ……ぁ」
とうとうセンパイの舌が臍に辿り着いてしまった。細く尖った舌の先端が俺の縦長の臍に侵入していく。
「ぅ……!」
腹の中では敏感なポイントだ、しかし性感帯ではないのでくすぐったいだけだ。
「セ、センパイ……舌長くないですか?」
「……ん、あぁ……そうかもな。兄ちゃんも長いぞ」
「お兄さんのは別にどうでもいいですけど」
「…………俺にしか興味がないのか?」
都合のいい解釈に顔が赤く染まる。俺の反応に満足したのかセンパイは再び俺の腹に顔をうずめた。
「ん、ぅぅ……」
滅多に太陽光を浴びない腹は生っ白い。そこに押し付けられるセンパイの顔は褐色、日焼けではなく濃い肌の色はどこもかしこも変わらない色でセクシーだ。
「センパイ……センパイの、肌っ……俺、好きです」
「…………兄ちゃんもほぼ同じだ。何故、俺のが好きなんだ?」
「え……? センパイだからは……なし、ですか?」
センパイは俺の腹に顔を押し付けたまま首を振って意思疎通を可能にする。
「えー……? じゃあ、えっと……センパイの方がごついですし、タンクトップとか着て肌見せてくれますし……今も、その、この角度だと谷間すっごく見えてて……」
「…………あぁ、お前がタンクトップが好きだと言ってたからな、着てきてやったんだ」
「そうだったんですか……! 嬉しいです、タンクトップのセンパイすっごくえっちなので……」
タンクトップ姿は嬉しいけれど、その格好で外には出ないで欲しいな。今の季節じゃ汗もかくだろうし、タンクトップで汗を垂らすセンパイなんて魅力的過ぎる。他人に見せたくない。
「……兄ちゃんは肌を見せたがらないからな。俺の服を借りていく時でも一々部屋を出て着替えるんだ」
「刺青でも入ってんじゃないですか」
「…………想像が容易だな」
くすくすと笑い合い、それが終わるとまた臍を舐められる。窪みには次第にセンパイの唾液が溜まって、赤く濡れた舌が跳ねる度にぴちゃぴちゃと音が鳴った。
「んっ……センパイ、そろそろお臍以外も……ひっ……! そ、そんな奥までっ……」
センパイの舌はぐりぐりと俺の皮膚をかき分けて臍の奥をほじくる。そんなに奥まで洗えているか自信がなくて、どんどん頬が熱くなる。
「セ、センパイは俺の臍なんか舐めて楽しいんですかっ?」
「…………あぁ、楽しい」
「何が楽しいんですかぁ……」
これ以上奥へ進めないと見ると、センパイはピアス弄りに移行する。臍の中に飛び出た金属部分を舐め転がし、外に飛び出た金属部分に歯を当てて遊ぶ。
「ん、んっ……それ、なんか、響くっ……!」
センパイは返事をせずに瞳だけを俺の顔に向ける。カチカチと歯とピアスで音を鳴らし、臍の中を唾液で満たし、本当に楽しそうだ。
「ほんとっ、変な性癖……ん、んんぅっ……」
ピアスに与えられる微かな振動、下腹に本当に微かに響くそれは俺の腸壁の疼きを活発にする。
「せん、ぱいっ……お臍の裏っかわをごりごりして欲しくて、俺のお腹おかしくなりそうですっ……」
「……そうか、ならおかしくなっていろ。もっとピアスを触っていたい」
「そん、なぁっ……!」
宣言通りセンパイはそれから十数分俺の臍を舐め続けた。もうふやけてしまいそうだ、いや、ふやけているかもしれない。
「…………舌が疲れた」
「そりゃそうでしょぉっ……俺もなんかお臍変ですもん……ふやけたような気がします」
たっぷり塗り込まれた唾液で皮膚が柔らかくなって、一時的に敏感になっている気がする。性感帯ではないのだから、敏感になったから何だと言いたいけれど。
「……次はこっちだな」
「あっ……!」
センパイは両手の人差し指で俺の左右の乳輪の真下をそれぞれつついた。白い肌にしか触れられなかった残念さを抱えながら、次にセンパイの指が触れるのを心待ちにする。
「敏感だな、服が着れなさそうだ」
俺の上に覆いかぶさったまま人差し指と中指の腹で乳輪を擦る。とうとう薄桃色に色付いたところに触れてくれたけれど、まだ焦れったい。
「乳首っ、センパイぃっ……乳首、お願いします」
「……お前のために買ったピアスを持ってきてやった、今着けるか?。一度イっておくか?」
「い、一度……お願いします」
太い親指と人差し指の間で乳首を挟まれる。硬く尖った乳首の中に更に硬い金属が通っており、乳首に隠れたそれを探られている。
「んっ、ぁ、あぁっ……! せんぱっ、せんぱぃっ、もっと強く……!」
「…………少しずつだ、まだ穴になってないかもしれない。少しでも痛みがあればすぐに言え」
「大丈夫っ、ですからぁ……ぁっ、きもち……ひんっ!」
ぎゅっと摘まれると思わず身体が跳ねた。センパイはすぐに指を離し、俺の様子を伺う。
「きもちぃ、乳首きもちぃです、センパイ……もっとぉ」
「……気を遣ってないな?」
「つかってません……早く、乳首ぃ」
薄桃色だったはずの乳首は充血して随分赤みが濃くなった。センパイは自身の指を唾液で濡らし、俺の右乳首に塗り込むように愛撫した。
「んぁっ、ぁ、あぁっ……」
「……滲みないか?」
「大丈夫、ですっ……大丈夫ですからぁっ」
右乳首は指の間に挟まれたまま、左乳首はセンパイの口内に隠される。ちゅっと吸われる度にピアスの異物感が増して、舌で弾かれる度に声が漏れた。
「あっ……んっ! ぁんっ! あぁっ、ん、んんぅっ……!」
ぬるぬるとしたものに包まれる新感覚、柔らかく弾力あるものに乳首をねぶられる新快感、乳輪ごと吸い上げられる想像も出来なかった快楽、新しい刺激に脳が混乱する。
「は、ぁっ、ぁああっ、乳首、乳首ぃっ……ひぃいっ……!」
硬い金属に貫かれている乳首を吸い上げられながら、舌でぐりぐりと弄ばれる。センパイの舌と乳首の中の金属に挟まれ、中と外から乳首が快楽に浸されていく。
「ぁ、はっ、ぁああーっ……! イくっ、乳首イっちゃうっ、イくぅぅっ!」
跳ねる胸を押さえられて舌と指で愛撫され、絶頂を迎えた。ジンジンと痺れたような余韻が残る胸を震わせ、俺の胸から口を離し舌なめずりをするセンパイを見つめる。
「しぇん、ぱい……」
「………………國行」
「くにゆき、しぇんぱい」
「…………本当に可愛いな、お前は」
色気に溢れていたセンパイの笑顔がどこか少年らしいものに変わる。抱き締められ、頬にキスをされ、俺はほとんど無意識に唇へのキスをねだった。
「失礼します……」
センパイの膝の上に横向きに座り、顔の左側にある胸筋に見とれる。タンクトップは横乳も谷間も堪能できていいなぁ……っていやいや、俺は胸筋には別に興味ない。
「……膝の上、好きだったよな」
「ぁ、はい……センパイ、結構俺の好きなもの覚えてますね。記憶力いいなぁ……センパイならきっと難関大学も余裕ですね」
「…………大学か。そういえばお前は俺の部屋を漁ったんだったな」
じろっと睨まれ、身が強ばる。
「……ならどれだけ遠いかも分かっているな。もし第一志望に合格したら……俺は向こうで部屋を借りて通うことになる」
「夢の一人暮らしですね」
あの父親の元から離れられるのは嬉しいだろうな。工場地帯は空気が悪いし、センパイにとってはいいこと尽くめだ。
「…………お前も来るか?」
「誘拐するってやつですか? 俺、本当にそれは嫌な気しなくて……」
ついて行ってどうするんだ? センパイの部屋に居候するだけか? バイトでもするのか? 高校は退学するのか? 中卒で生きるのか? センパイに飽きられたらどうするんだ?
「嫌な気はしないんですけど、その……どう生きていくか考えた時、ちょっと怖くなるんですよね」
「……どう生きていくか?」
「せめて高校は出ないと就職とか、色々……」
「…………何言ってるんだ、お前の仕事は俺の性処理、お前は俺の帰りを待ってるだけでいい」
同居するなら家賃は折半すべきだ、センパイが大学に行っている間俺はバイトでもするべきなんだ。
「……俺が人一人も養えない甲斐性なしだと?」
「そんなことはっ……でも、センパイ、大学で俺よりよさげなオナホ候補を見つけたら……俺は」
「…………月乃宮」
「センパイ、俺のこと気に入ってくれてるのはすっごく嬉しいです……だからこそ、オナホにしていて欲しいんです。小難しいこと何にも考えなくていい、期間限定の肉体関係……それがいいんです」
センパイは何も言わずに俺のシャツのボタンを外し始める。全て外し、肌着の中に手を入れ、ただ腹のに手を置く。
「………………もし、俺が……お前を愛しているから、共に生きていきたいと言ったら?」
もしもの話に何の価値があるのだろう。虚しくなるだけだ。
「本心にもないこと言うのやめてくださいよ、嘘だって分かってても、俺っ……嬉しく、なる」
「…………月乃宮」
「センパイ……もう俺この話嫌です。好きだとか、将来とか、全部嫌なんですっ……逃げたい、消えたい、死にたいっ…………センパイ、俺のネガティブ消してくださいよ」
レンという名の精神安定剤をもう何週間も投与出来ていない。自分の恋心に気付いたあの日から、俺の真の安心は消え去った。
「センパイ、お願いだから早く俺をっ……ぁんっ! ん、んぅっ……! そ、ぉっ……早く、俺をっ……めちゃくちゃにして……!」
腹に置かれていた手がようやく動いた。ピアス付きの乳首を太い指がつまみ、ピアスの硬さを確かめるように指先の力が細かく変わっている。
「…………本当にピアスホールとして完成したんだな?」
「はい、絶対大丈夫です……」
「…………持ってろ」
捲り上げた肌着の端を突き出され、俺は何となくそれを両手で持った。センパイは肌着を自分で捲っているようなポーズの俺をベッドに移し、仰向けの俺に覆いかぶさった。
「……………………確かに、大丈夫そうだな」
俺の胸に顔を近付けてピアスを観察したセンパイは薄く笑う。センパイの表情変化はきっと俺しか気付けないほどに微々たるものだ。
「弄ってくれます?」
「……ねだってみろ」
「え? えっと…………く、國行センパイ。センパイのために増やしたピアスの準備が整ったようなので、好きなように弄んでやってください……?」
「…………合格」
早速乳首を弄ってくれると期待していたが、センパイは俺の下腹に顔を近付けた。腹筋を鍛えていない俺のへこんだ腹に頬をよせ、触れれば分かる程度の腹筋に舌を這わせた。
「へっ……!? セ、センパイっ、どこ舐めて……」
「…………腹」
「それは分かってますっ……!」
臍周りを丹念に舐められ、唾液に濡れた俺の腹はひんやり冷える。
「センパイ……そこ、あんまり綺麗じゃないです……」
「…………臍を洗わないのか?」
舌先だけで渦巻きを描くようにゆっくりと臍に近付いてくる。
「あ、洗いますよっ! でもぉ……ぁ」
とうとうセンパイの舌が臍に辿り着いてしまった。細く尖った舌の先端が俺の縦長の臍に侵入していく。
「ぅ……!」
腹の中では敏感なポイントだ、しかし性感帯ではないのでくすぐったいだけだ。
「セ、センパイ……舌長くないですか?」
「……ん、あぁ……そうかもな。兄ちゃんも長いぞ」
「お兄さんのは別にどうでもいいですけど」
「…………俺にしか興味がないのか?」
都合のいい解釈に顔が赤く染まる。俺の反応に満足したのかセンパイは再び俺の腹に顔をうずめた。
「ん、ぅぅ……」
滅多に太陽光を浴びない腹は生っ白い。そこに押し付けられるセンパイの顔は褐色、日焼けではなく濃い肌の色はどこもかしこも変わらない色でセクシーだ。
「センパイ……センパイの、肌っ……俺、好きです」
「…………兄ちゃんもほぼ同じだ。何故、俺のが好きなんだ?」
「え……? センパイだからは……なし、ですか?」
センパイは俺の腹に顔を押し付けたまま首を振って意思疎通を可能にする。
「えー……? じゃあ、えっと……センパイの方がごついですし、タンクトップとか着て肌見せてくれますし……今も、その、この角度だと谷間すっごく見えてて……」
「…………あぁ、お前がタンクトップが好きだと言ってたからな、着てきてやったんだ」
「そうだったんですか……! 嬉しいです、タンクトップのセンパイすっごくえっちなので……」
タンクトップ姿は嬉しいけれど、その格好で外には出ないで欲しいな。今の季節じゃ汗もかくだろうし、タンクトップで汗を垂らすセンパイなんて魅力的過ぎる。他人に見せたくない。
「……兄ちゃんは肌を見せたがらないからな。俺の服を借りていく時でも一々部屋を出て着替えるんだ」
「刺青でも入ってんじゃないですか」
「…………想像が容易だな」
くすくすと笑い合い、それが終わるとまた臍を舐められる。窪みには次第にセンパイの唾液が溜まって、赤く濡れた舌が跳ねる度にぴちゃぴちゃと音が鳴った。
「んっ……センパイ、そろそろお臍以外も……ひっ……! そ、そんな奥までっ……」
センパイの舌はぐりぐりと俺の皮膚をかき分けて臍の奥をほじくる。そんなに奥まで洗えているか自信がなくて、どんどん頬が熱くなる。
「セ、センパイは俺の臍なんか舐めて楽しいんですかっ?」
「…………あぁ、楽しい」
「何が楽しいんですかぁ……」
これ以上奥へ進めないと見ると、センパイはピアス弄りに移行する。臍の中に飛び出た金属部分を舐め転がし、外に飛び出た金属部分に歯を当てて遊ぶ。
「ん、んっ……それ、なんか、響くっ……!」
センパイは返事をせずに瞳だけを俺の顔に向ける。カチカチと歯とピアスで音を鳴らし、臍の中を唾液で満たし、本当に楽しそうだ。
「ほんとっ、変な性癖……ん、んんぅっ……」
ピアスに与えられる微かな振動、下腹に本当に微かに響くそれは俺の腸壁の疼きを活発にする。
「せん、ぱいっ……お臍の裏っかわをごりごりして欲しくて、俺のお腹おかしくなりそうですっ……」
「……そうか、ならおかしくなっていろ。もっとピアスを触っていたい」
「そん、なぁっ……!」
宣言通りセンパイはそれから十数分俺の臍を舐め続けた。もうふやけてしまいそうだ、いや、ふやけているかもしれない。
「…………舌が疲れた」
「そりゃそうでしょぉっ……俺もなんかお臍変ですもん……ふやけたような気がします」
たっぷり塗り込まれた唾液で皮膚が柔らかくなって、一時的に敏感になっている気がする。性感帯ではないのだから、敏感になったから何だと言いたいけれど。
「……次はこっちだな」
「あっ……!」
センパイは両手の人差し指で俺の左右の乳輪の真下をそれぞれつついた。白い肌にしか触れられなかった残念さを抱えながら、次にセンパイの指が触れるのを心待ちにする。
「敏感だな、服が着れなさそうだ」
俺の上に覆いかぶさったまま人差し指と中指の腹で乳輪を擦る。とうとう薄桃色に色付いたところに触れてくれたけれど、まだ焦れったい。
「乳首っ、センパイぃっ……乳首、お願いします」
「……お前のために買ったピアスを持ってきてやった、今着けるか?。一度イっておくか?」
「い、一度……お願いします」
太い親指と人差し指の間で乳首を挟まれる。硬く尖った乳首の中に更に硬い金属が通っており、乳首に隠れたそれを探られている。
「んっ、ぁ、あぁっ……! せんぱっ、せんぱぃっ、もっと強く……!」
「…………少しずつだ、まだ穴になってないかもしれない。少しでも痛みがあればすぐに言え」
「大丈夫っ、ですからぁ……ぁっ、きもち……ひんっ!」
ぎゅっと摘まれると思わず身体が跳ねた。センパイはすぐに指を離し、俺の様子を伺う。
「きもちぃ、乳首きもちぃです、センパイ……もっとぉ」
「……気を遣ってないな?」
「つかってません……早く、乳首ぃ」
薄桃色だったはずの乳首は充血して随分赤みが濃くなった。センパイは自身の指を唾液で濡らし、俺の右乳首に塗り込むように愛撫した。
「んぁっ、ぁ、あぁっ……」
「……滲みないか?」
「大丈夫、ですっ……大丈夫ですからぁっ」
右乳首は指の間に挟まれたまま、左乳首はセンパイの口内に隠される。ちゅっと吸われる度にピアスの異物感が増して、舌で弾かれる度に声が漏れた。
「あっ……んっ! ぁんっ! あぁっ、ん、んんぅっ……!」
ぬるぬるとしたものに包まれる新感覚、柔らかく弾力あるものに乳首をねぶられる新快感、乳輪ごと吸い上げられる想像も出来なかった快楽、新しい刺激に脳が混乱する。
「は、ぁっ、ぁああっ、乳首、乳首ぃっ……ひぃいっ……!」
硬い金属に貫かれている乳首を吸い上げられながら、舌でぐりぐりと弄ばれる。センパイの舌と乳首の中の金属に挟まれ、中と外から乳首が快楽に浸されていく。
「ぁ、はっ、ぁああーっ……! イくっ、乳首イっちゃうっ、イくぅぅっ!」
跳ねる胸を押さえられて舌と指で愛撫され、絶頂を迎えた。ジンジンと痺れたような余韻が残る胸を震わせ、俺の胸から口を離し舌なめずりをするセンパイを見つめる。
「しぇん、ぱい……」
「………………國行」
「くにゆき、しぇんぱい」
「…………本当に可愛いな、お前は」
色気に溢れていたセンパイの笑顔がどこか少年らしいものに変わる。抱き締められ、頬にキスをされ、俺はほとんど無意識に唇へのキスをねだった。
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