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眠った彼氏の動画撮ってみた
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気が付けば頭がボーッとしていた。どうやら気を失っていたらしく、記憶が曖昧だ。
「ん、んんっ……ぁ、んっ……」
腸壁がぶるぶると震えている。何分気絶していたか知らないが、まだ絶頂の余韻が残っているのか──次第にクリアになっていった頭は尻穴に挿入されているバイブの存在に気付いた。
「は……? ぁっ、ん、んんっ……!」
一度抜いたはずなのに、担任にされた時と同じように縄で腰に固定されていて動いてもズレない。むしろ排出しようとする腸の動きで感じてしまう。
「ぁ……つ、つつ、月乃宮君っ、起きたんだね」
声の方に視線をやると俺にスマホを向けているミチが居た。電子音を鳴らし、スマホを下ろす──今の音、録画完了の時の?
「ミチっ……お前、何撮りやがった!」
「へっ? ぁ、ご、ごごめんっ! ちち、違うんだっ、君を脅そうとか、ネットに上げようとか、そういうのじゃなくてっ……!」
気絶していた時間は長いのか、体力は回復して身体は自由に動くようになっていた。しかし、固定されたバイブの弱振動が俺を苛む。
「晒さないならっ……いい、自分用ならっ、別に……ん、んんっ……ふぅっ、ふぅっ…………持ってていいから、それでっ……好きなだけ抜けよ」
話しながら見回したが近くにバイブのリモコンはない。
「な、なな、何探してるの?」
「……リモコン」
「あっ、こ、ここ、これだねっ」
ミチが持っていたようだ。安堵して手を突き出したが、ミチはリモコンを後ろ手に隠した。
「ミチ……? 寄越せ。早くっ……止めたい」
尻穴にバイブを突っ込んだまま凄んでも格好悪いだけだ。肩で息をしながら先走りの汁を垂らし、膝を擦ってミチに迫る。
「ご、ごごっ、ごめんねっ、ごめんね月乃宮君っ……僕、月乃宮君のこと好きなんだっ……僕だけのものにしたいんだ」
「俺はっ、ぁっ……てめぇの、もんだろが……付き合ってんだから。いいからっ、寄越せっ……!」
ミチの腕を掴む。背が低く細身の彼の力は弱く、簡単に手を目の前まで持ってくることが出来た。
「早く手ぇ開けよ……っ!? ぁっ、ぁひっ!? ひっ、ひっ、あっ、ぁ、あぁっ、ぁあっ!?」
手首を掴んでリモコンを握る手を開かせようとしていたが、ミチは咄嗟にバイブの振動を上げた。
「ゃ、あぁあっ! ミチっ、ミチぃっ、寄越せっ、止めろよぉっ!」
ただ震えるだけでなく、バイブは俺の中で首を振る。縄で固定されたバイブに腸内を掻き回され、身体から力が抜けた俺はミチにもたれかかった。
「イぐっ、ぅううぅっ……止めろっ、止めろぉっ、とめ、てっ……!」
「……気持ちいい? 月乃宮君」
ミチは俺を抱き締め、必死にリモコンに手を伸ばす俺を見つめて寂しそうに微笑んだ。
「月乃宮君……嘘つきだ。やっぱり如月君とも付き合ってるんじゃないか」
「へ……?」
「…………寝てる時の月乃宮君、僕が突いてあげる度に、レン、レンって喘いでた……ねぇ、僕がどんな気持ちで君に中出ししたか分かる?」
バイブの振動が止まる。ミチはスマホで先程撮った俺の動画を見せた。
画面の中、意識のない俺にミチはバイブを挿入する。目を閉じている俺は身悶えしつつも嬉しそうに口元を緩ませた。
『れんっ……ぁ、んんっ……』
呂律が回っていなかったが、動画の俺は確かにレンの名を呼んだ。ミチがバイブを抜き差しすると本当に意識がないのか怪しいくらいに身体を跳ねさせた。
『んっ、んぅっ、んんっ……れんっ、れん……!』
ミチの小さな手がバイブを抜き差ししているにも関わらず、俺は足を無意味に漂わせる。曲げ具合からみて正常位でのセックスの時に、足を相手の腰に絡ませるのを再現しているようだ。
『……つ、つ、月乃宮君、如月君と付き合ってるの?』
『んっ、んぅっ! ん、んんっ……』
ミチはバイブを奥深くまで挿入すると縄を俺の腰に巻き始めた。担任とは違う巻き方と結び方だが、固定されるのは同じだ。
『こんな感じだったかな…………ねぇ、月乃宮君、答えて。僕に嘘ついたの?』
返事らしい返事をしない俺に苛立ったのか、ミチはバイブのスイッチを入れた。弱のようだが俺は腰をカクカクと揺らしている。
『気持ちよさそう……』
ぽつりと呟きながらミチは俺の頭の横まで顔を下げ、その様子をぐらつくカメラに微かに映した。
『月乃宮君………………もち、もち、俺のこと好き?』
ミチは声色を変えて俺の耳元で囁く。決してレンに似てはいなかったが、俺の声には喜びが混じった。
『レンっ……! レン、しゅきっ……ついてぇ、レン……』
『寝てるのに…………もち、俺が本命?』
『れん、れんっ、すき……やっと、らいてくれたぁ……れん、しゅきぃ……』
映像がぶるぶる震える。スマホを持つミチが手を震わせているのだろう。
『ぁ、あっ……愛してる、よ……もち』
『ぁ……! れんっ、れんんっ、しゅきっ、しゅきぃっ……イくっ……ぁあぁっ……れん、れん……』
幸せそうに頬を緩ませた俺がレンの名を呼びながら射精すると、そこで動画は終わった。
動画が終わるとスマホが落ちる。顔を上げればミチは泣いていた。前髪をぐしゃぐしゃにしながら目を擦ってしゃくりあげていた。
「ど、動画はっ……バイブのだけだけどっ、セセ、セっ、セックス中……意識飛んじゃった後、レンって呼んでたっ、僕ミチなのにぃっ……!」
「ミチ……えっと……ぁ……目、擦るな、傷になるから……」
ミチの手を止めようと伸ばした手は叩かれた。ジンと痛む自分の手を見ながら、自分の罪を再確認する。
「……レンとは付き合ってない。俺が一方的に好きなだけだ。レンは本当にいい奴で、そんで……鈍くて、俺の気持ち全然気付かずに、抱きついたって子供にするみたいにあやすだけなんだ」
「…………如月君のこと、いつから好きなの?」
「多分……会った時から。幼稚園に入るよりも前」
「じゃあなんで僕と付き合ってるの!?」
慣れていないだろうにミチは俺の胸ぐらを掴む。いつもされている側のミチは俺を上手く揺さぶれず、ジャージを引っ張るだけだ。
「……ミチが告白してきたから」
「そ、う……だったね、君は最初から僕なんか好きじゃなかった……無理言ってデートしてもらったんだよね。付き合うって言ってくれたの、セックスしたかったからってだけだったもんね。月乃宮君は僕なんか好きじゃないんだ……なんで勘違いしてたんだろ、分かってたのに……体の相性だけだって、君の優しさだって、知ってたのにっ……」
「ミチ……ごめん」
いつかこうなるのは分かっていた。俺はミチのことは好きじゃない、俺が好きなのはレンだ。その気持ちが簡単に変わるわけはないし、ボロを出さないのなんて不可能だ。
「ごめんっ……本当にごめん、ミチ……俺、最初は本当にお前のことどうでもよかったんだけど、お前が俺に好きって言ってくれるし、お前可愛いし、段々なんか情が湧いてきて……だから、その、傷付けたの本当に後悔してる、泣かせたくないって思ってたのに……ごめん、本当に、ごめん……それしか言えない」
「……月乃宮君、如月君の名前を呼んでる君を必死で突いて、中出しした時の僕の気持ち分かる? 答えて」
「こんなビッチもう嫌いだ……とか?」
バイブのスイッチが入り、振動が一気に「強」に上げられる。腹の中で暴れるイボだらけの太いバイブに俺は絶叫し、無意識にミチに縋りついた。
「正解は「いつか僕の名前呼ばせてやる」だよ……月乃宮君、僕の気持ちはそんなに軽くないんだ。君が他の人を好きなくらいで変わったりしない」
「あぁああぁあぁっ! あぁっ、やぁあっ……ミチっ、みちぃっ! ゆるしてっ、ゆるしてぇっ、ぶるぶる止めてぇっ!」
「……許して欲しかったら今から僕の言う通りにして」
「するっ! にゃんでもしゅるっ、だから止めてぇっ、おしりこわれりゅぅうっ!」
バイブの振動が止まる。全身の痙攣を感じつつ、俺は胸を撫で下ろした。
「……足を開いて屈め。犬がおすわりするみたいにして、僕のをしゃぶれ」
「ミチ……?」
「…………早くしてよ、月乃宮君……また動かすよ」
「す、するっ……するから、待って……」
言われた通りに開脚して腰を落とす。上はしっかりジャージを着ているのに、下はバイブを縄で固定され、先走りの汁を垂らす陰茎を揺らしている。
「月乃宮君……僕、僕ね、本当に君のこと好きなんだよ、大好きなんだ……小学生の頃から好きなんだよ、でも君は如月君のこと幼稚園より前から好きなんだよね? 勝てないかなぁ……嫌だな、君が欲しいよ、どんな手を使っても、僕……君の心を手に入れたい」
自分の惨めさに泣きそうになっていたが、勃起した巨根を目の前に揺らされると涙が引っ込んだ。
「……顔に乗せられるなんてさ、嫌なことでしょ。なのに目の色変えてヘラヘラ笑って……昔はもっと凛としてたのに。でも、僕はちゃんと今の月乃宮君も好きだよ、可愛いもん」
ミチの陰茎の匂いを嗅いでバイブを締め付け、本物の犬のように舌を突き出して呼吸を荒くし、唾液を垂らして陰茎に頬擦りをする。
「如月君とは付き合ってないんだよね、ならいいよ、好きでも……僕のものになっていてくれるなら今は我慢するよ。でもね、セックス中に呼ぶのは僕の名前にして欲しいんだ」
小さな手が頬に添えられ、親指が俺の口を更に開く。
「…………演技でいいから僕のこと好きって言ってて。いつか本心から言えるように君を振り向かせてみせるからっ……!」
僅かに腰を引き、ミチは俺の口に陰茎を挿入した。巨根に喉の奥まで慎重に埋め尽くされ、俺は息苦しさと共に快感を覚えていた。
「ん、んんっ……ぁ、んっ……」
腸壁がぶるぶると震えている。何分気絶していたか知らないが、まだ絶頂の余韻が残っているのか──次第にクリアになっていった頭は尻穴に挿入されているバイブの存在に気付いた。
「は……? ぁっ、ん、んんっ……!」
一度抜いたはずなのに、担任にされた時と同じように縄で腰に固定されていて動いてもズレない。むしろ排出しようとする腸の動きで感じてしまう。
「ぁ……つ、つつ、月乃宮君っ、起きたんだね」
声の方に視線をやると俺にスマホを向けているミチが居た。電子音を鳴らし、スマホを下ろす──今の音、録画完了の時の?
「ミチっ……お前、何撮りやがった!」
「へっ? ぁ、ご、ごごめんっ! ちち、違うんだっ、君を脅そうとか、ネットに上げようとか、そういうのじゃなくてっ……!」
気絶していた時間は長いのか、体力は回復して身体は自由に動くようになっていた。しかし、固定されたバイブの弱振動が俺を苛む。
「晒さないならっ……いい、自分用ならっ、別に……ん、んんっ……ふぅっ、ふぅっ…………持ってていいから、それでっ……好きなだけ抜けよ」
話しながら見回したが近くにバイブのリモコンはない。
「な、なな、何探してるの?」
「……リモコン」
「あっ、こ、ここ、これだねっ」
ミチが持っていたようだ。安堵して手を突き出したが、ミチはリモコンを後ろ手に隠した。
「ミチ……? 寄越せ。早くっ……止めたい」
尻穴にバイブを突っ込んだまま凄んでも格好悪いだけだ。肩で息をしながら先走りの汁を垂らし、膝を擦ってミチに迫る。
「ご、ごごっ、ごめんねっ、ごめんね月乃宮君っ……僕、月乃宮君のこと好きなんだっ……僕だけのものにしたいんだ」
「俺はっ、ぁっ……てめぇの、もんだろが……付き合ってんだから。いいからっ、寄越せっ……!」
ミチの腕を掴む。背が低く細身の彼の力は弱く、簡単に手を目の前まで持ってくることが出来た。
「早く手ぇ開けよ……っ!? ぁっ、ぁひっ!? ひっ、ひっ、あっ、ぁ、あぁっ、ぁあっ!?」
手首を掴んでリモコンを握る手を開かせようとしていたが、ミチは咄嗟にバイブの振動を上げた。
「ゃ、あぁあっ! ミチっ、ミチぃっ、寄越せっ、止めろよぉっ!」
ただ震えるだけでなく、バイブは俺の中で首を振る。縄で固定されたバイブに腸内を掻き回され、身体から力が抜けた俺はミチにもたれかかった。
「イぐっ、ぅううぅっ……止めろっ、止めろぉっ、とめ、てっ……!」
「……気持ちいい? 月乃宮君」
ミチは俺を抱き締め、必死にリモコンに手を伸ばす俺を見つめて寂しそうに微笑んだ。
「月乃宮君……嘘つきだ。やっぱり如月君とも付き合ってるんじゃないか」
「へ……?」
「…………寝てる時の月乃宮君、僕が突いてあげる度に、レン、レンって喘いでた……ねぇ、僕がどんな気持ちで君に中出ししたか分かる?」
バイブの振動が止まる。ミチはスマホで先程撮った俺の動画を見せた。
画面の中、意識のない俺にミチはバイブを挿入する。目を閉じている俺は身悶えしつつも嬉しそうに口元を緩ませた。
『れんっ……ぁ、んんっ……』
呂律が回っていなかったが、動画の俺は確かにレンの名を呼んだ。ミチがバイブを抜き差しすると本当に意識がないのか怪しいくらいに身体を跳ねさせた。
『んっ、んぅっ、んんっ……れんっ、れん……!』
ミチの小さな手がバイブを抜き差ししているにも関わらず、俺は足を無意味に漂わせる。曲げ具合からみて正常位でのセックスの時に、足を相手の腰に絡ませるのを再現しているようだ。
『……つ、つ、月乃宮君、如月君と付き合ってるの?』
『んっ、んぅっ! ん、んんっ……』
ミチはバイブを奥深くまで挿入すると縄を俺の腰に巻き始めた。担任とは違う巻き方と結び方だが、固定されるのは同じだ。
『こんな感じだったかな…………ねぇ、月乃宮君、答えて。僕に嘘ついたの?』
返事らしい返事をしない俺に苛立ったのか、ミチはバイブのスイッチを入れた。弱のようだが俺は腰をカクカクと揺らしている。
『気持ちよさそう……』
ぽつりと呟きながらミチは俺の頭の横まで顔を下げ、その様子をぐらつくカメラに微かに映した。
『月乃宮君………………もち、もち、俺のこと好き?』
ミチは声色を変えて俺の耳元で囁く。決してレンに似てはいなかったが、俺の声には喜びが混じった。
『レンっ……! レン、しゅきっ……ついてぇ、レン……』
『寝てるのに…………もち、俺が本命?』
『れん、れんっ、すき……やっと、らいてくれたぁ……れん、しゅきぃ……』
映像がぶるぶる震える。スマホを持つミチが手を震わせているのだろう。
『ぁ、あっ……愛してる、よ……もち』
『ぁ……! れんっ、れんんっ、しゅきっ、しゅきぃっ……イくっ……ぁあぁっ……れん、れん……』
幸せそうに頬を緩ませた俺がレンの名を呼びながら射精すると、そこで動画は終わった。
動画が終わるとスマホが落ちる。顔を上げればミチは泣いていた。前髪をぐしゃぐしゃにしながら目を擦ってしゃくりあげていた。
「ど、動画はっ……バイブのだけだけどっ、セセ、セっ、セックス中……意識飛んじゃった後、レンって呼んでたっ、僕ミチなのにぃっ……!」
「ミチ……えっと……ぁ……目、擦るな、傷になるから……」
ミチの手を止めようと伸ばした手は叩かれた。ジンと痛む自分の手を見ながら、自分の罪を再確認する。
「……レンとは付き合ってない。俺が一方的に好きなだけだ。レンは本当にいい奴で、そんで……鈍くて、俺の気持ち全然気付かずに、抱きついたって子供にするみたいにあやすだけなんだ」
「…………如月君のこと、いつから好きなの?」
「多分……会った時から。幼稚園に入るよりも前」
「じゃあなんで僕と付き合ってるの!?」
慣れていないだろうにミチは俺の胸ぐらを掴む。いつもされている側のミチは俺を上手く揺さぶれず、ジャージを引っ張るだけだ。
「……ミチが告白してきたから」
「そ、う……だったね、君は最初から僕なんか好きじゃなかった……無理言ってデートしてもらったんだよね。付き合うって言ってくれたの、セックスしたかったからってだけだったもんね。月乃宮君は僕なんか好きじゃないんだ……なんで勘違いしてたんだろ、分かってたのに……体の相性だけだって、君の優しさだって、知ってたのにっ……」
「ミチ……ごめん」
いつかこうなるのは分かっていた。俺はミチのことは好きじゃない、俺が好きなのはレンだ。その気持ちが簡単に変わるわけはないし、ボロを出さないのなんて不可能だ。
「ごめんっ……本当にごめん、ミチ……俺、最初は本当にお前のことどうでもよかったんだけど、お前が俺に好きって言ってくれるし、お前可愛いし、段々なんか情が湧いてきて……だから、その、傷付けたの本当に後悔してる、泣かせたくないって思ってたのに……ごめん、本当に、ごめん……それしか言えない」
「……月乃宮君、如月君の名前を呼んでる君を必死で突いて、中出しした時の僕の気持ち分かる? 答えて」
「こんなビッチもう嫌いだ……とか?」
バイブのスイッチが入り、振動が一気に「強」に上げられる。腹の中で暴れるイボだらけの太いバイブに俺は絶叫し、無意識にミチに縋りついた。
「正解は「いつか僕の名前呼ばせてやる」だよ……月乃宮君、僕の気持ちはそんなに軽くないんだ。君が他の人を好きなくらいで変わったりしない」
「あぁああぁあぁっ! あぁっ、やぁあっ……ミチっ、みちぃっ! ゆるしてっ、ゆるしてぇっ、ぶるぶる止めてぇっ!」
「……許して欲しかったら今から僕の言う通りにして」
「するっ! にゃんでもしゅるっ、だから止めてぇっ、おしりこわれりゅぅうっ!」
バイブの振動が止まる。全身の痙攣を感じつつ、俺は胸を撫で下ろした。
「……足を開いて屈め。犬がおすわりするみたいにして、僕のをしゃぶれ」
「ミチ……?」
「…………早くしてよ、月乃宮君……また動かすよ」
「す、するっ……するから、待って……」
言われた通りに開脚して腰を落とす。上はしっかりジャージを着ているのに、下はバイブを縄で固定され、先走りの汁を垂らす陰茎を揺らしている。
「月乃宮君……僕、僕ね、本当に君のこと好きなんだよ、大好きなんだ……小学生の頃から好きなんだよ、でも君は如月君のこと幼稚園より前から好きなんだよね? 勝てないかなぁ……嫌だな、君が欲しいよ、どんな手を使っても、僕……君の心を手に入れたい」
自分の惨めさに泣きそうになっていたが、勃起した巨根を目の前に揺らされると涙が引っ込んだ。
「……顔に乗せられるなんてさ、嫌なことでしょ。なのに目の色変えてヘラヘラ笑って……昔はもっと凛としてたのに。でも、僕はちゃんと今の月乃宮君も好きだよ、可愛いもん」
ミチの陰茎の匂いを嗅いでバイブを締め付け、本物の犬のように舌を突き出して呼吸を荒くし、唾液を垂らして陰茎に頬擦りをする。
「如月君とは付き合ってないんだよね、ならいいよ、好きでも……僕のものになっていてくれるなら今は我慢するよ。でもね、セックス中に呼ぶのは僕の名前にして欲しいんだ」
小さな手が頬に添えられ、親指が俺の口を更に開く。
「…………演技でいいから僕のこと好きって言ってて。いつか本心から言えるように君を振り向かせてみせるからっ……!」
僅かに腰を引き、ミチは俺の口に陰茎を挿入した。巨根に喉の奥まで慎重に埋め尽くされ、俺は息苦しさと共に快感を覚えていた。
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