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講演中に教え子にお仕置きしてみた

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十分休み、俺は階段裏でミチを待っていた。もう自分で扱いてしまいたいが、ミチの言うことを聞いてやりたいと思ってしまい、直前で手を引いてしまう。

「お、おおっ、おまたせっ、ごめんね遅くなって」

「ミチっ……! ミチ、早くぅ……早くしこしこして、射精させて、お願い……」

「う、うんっ……座って」

二十分休みと同じ体勢だ。隣に座ったミチに陰茎を扱かれ、もう片方の手で口を塞がれて耳を舐められる。

「ん、ん、ぅっ……ん…………ん?」

ミチの手と舌が止まる。休み時間はあと五分もない、早く射精させてもらわないと困る。ゴムの処理の時間もある。

「ミチ……?」

口を塞ぐ手まで離れた。

「ご、ご、ごめんっ、ごめんね、月乃宮くんっ……!」

「あ、あぁ、うん……いいよ、ミチ。何か分かんないけど謝らなくていい。どうしたんだ? 気分でも悪いのか?」

ミチは激しく首を横に振り、申し訳なさそうに俯き、小さな声で伝えた。

「ぼ、僕に、お願いする月乃宮くんが可愛すぎてっ……もっと見たくなった」

「へ……? えっと……?」

「も、ももっ、もう少し……焦らしたくなった。ごごっ、ごめんね、本当にごめんっ……でも、月乃宮くんっ……もしよければ、学校にいる間はずっと我慢して、今日の放課後……ゆっくり、しない?」

「ふっ……ふざけっ、んぁあっ!? ぁ、ぁ……」

ふざけるなと怒鳴りそうになったが、ミチに陰茎をぎゅっと掴まれた快感で仰け反り、射精もしていないのに腰を揺らして快感の余韻に浸った。

「僕の手だけでも十分感じてくれるみたいだけどっ……そ、そのっ、セ、セセ、セックスなら、もっと気持ちいいよ……? 焦らした分、気持ちよくなれるよ」

陰茎を握った手が下着の中に入り、奥へと進み、床と尻との隙間に割り入って尻穴の縁を撫でた。

「ほ、ほらっ……こっちも、欲しくない?」

くちくちと粘着質な音を立ててこねられ、興奮が高まっていく。つぷっと指先だけが中に入るとまた仰け反った。

「ぁ、はぁああっ……! み、ちっ……もっと、奥っ……! みちぃっ、みちの、もっとおっきいの……欲しい」

発情した俺の目と手は自然とミチの股間に向く。童顔に似合わない巨根をズボンの上からさする。

「ほ、放課後……ね。我慢、してね」

「やらぁっ……今、欲しい……授業なんていいじゃん、センセの話なんてどうでもいいから、それよりミチにずぼすぼして欲しい……」

「ぁ……あっ、やっぱり、めちゃくちゃ可愛いよ月乃宮くんっ! 可愛い、その可愛くて可哀想な顔もう少し見ていたいよ……ご、ごめんねっ、きっと気持ちいい顔の方が可愛いからっ、放課後は絶対に気持ちよくさせてあげるから……が、我慢だよ月乃宮くん、我慢したらもっと気持ちいいからね?」

「もっと? ほんと……? 分かった……我慢する」

「う、うんっ……そろそろ教室に戻ろうか」

服を整えているとチャイムが鳴った。慌てて各々の教室に戻り、俺も今度こそ授業に集中しようと意気込んだが、放課後にどう抱かれるのかを考えてしまって何の授業だったかも分からなかった。


そして昼休み、一年生は昼食の後、五時間目の講演のために体育館に集合。並ぶのだけで休み時間が潰れそうだ、まぁ、ミチに会っても焦らされるだけだろうからいいか。

「月乃宮、ちょっと来い」

真面目に列に並んでいると学年主任に呼ばれた。

「ピアスは預かる。外しなさい」

「はぁ? 朝なんも言わなかったじゃん、講演だからっていいカッコしろって?」

不良らしく反抗してみるも、ワガママは通りそうにない。しかし教師に預けたピアスは返ってこないものだ、渡したくない。

「ちゃんと返してくれます?」

「はぁ? 全く……この薄汚い金髪も染めた方がよさそうだな、今すぐ保健室に行って染め直すんだ!」

「あ、あのっ……先生。月乃宮はうちのクラスの生徒なので、私が対応します……きちんと指導しておきますので、どうか」

学年主任に引っ張られそうになったが、担任が仲裁に入った。

「根野先生……あなたの指導が甘いからですよ! しっかりしてくださいね」

学年主任は体育館に入っていく。担任は指導の名の元に俺を体育館裏に引っ張った。

「危なかったね、月乃宮。ピアスを無理矢理外したら怪我になってしまう……大丈夫だよ、もう大丈夫、先生が守ってあげるからね」

「あ、ありがと……もういい? 体育館に戻る……」

「ダメだよ月乃宮、指導するって約束したんだから。ほら、おいで」

「どこに……?」

「こっちこっち」

体育館裏からも体育倉庫に入る裏口がある。担任はそこを開け、俺を入れた。

「なぁ……学校で俺が急にいなくなったら大事件だからな」

「分かってるよ、反省したんだ。月乃宮はまだ外でしたいことがあったんだね、だから逃げてしまったんだ……月乃宮の部屋が完成したからと勝手に連れて帰ってしまったのはよくなかったよ」

「あ、あぁ、そう、分かってるんだ……よかった」

勝手に連れて帰ったのがよくないと理解してくれたのなら、もう誘拐や監禁はないだろう。一安心だ。

「えっと、指導……説教だろ? 早く済ませてくれよ」

「それより月乃宮、知ってる? ゴリラ停職だって」

何のことか分からず首を傾げていると担任はスマホを取り出し、ある動画を俺に見せた。

「これ……!」

矢見の見舞いに行った日、俺が生徒指導の教師に尻を叩かれた時の映像だ。俺や教師、他の生徒達の顔はぼかされている。

「お、お前っ……教室にカメラ仕掛けてたのかよ!」

「違う違う、生徒の誰かだよ。色々と隠してあるけどゴリラの顔や名前、住所なんかは特定されちゃってね」

「ネット怖い……ってお前はゴリラ呼びダメだろ」

俺の個人情報は大丈夫だろうか。学校はもう割れているだろうし、時間の問題かもしれない。

「……ちょっと異常なんだよねぇ、これ。いくら体罰って言っても特定班の挙動が早すぎる。多分、アップした生徒は別で情報流してるね」

「えぇ……?」

「他にもあのゴリラの悪行があることないこと……ま、そんなにいい教師じゃなかったし、俺への当たりも強かったから僕としてはラッキーなんだけど」

こいつが晒されればよかったのに。

「……問題は撮った生徒だね。誰だと思う? 席が特定出来ないように撮ってあるんだよ、投稿自体は捨てアカだろうに初めから信者っぽいのが複数居るし……何こいつ、こんなの居るの、最近の子は怖いね」

「…………よく分かんない」

「君はそれでいいよ、私の可愛い月乃宮。俺が守ってあげるから、ずっとずっと綺麗なままでいて」

生徒指導の教師の話はもう終わりのようで、担任は俺の服を脱がそうとする。

「はっ……? いや、ほら、すぐそこで講演やってるわけだしさ、それはまずいって……」

「ろくな内容じゃないし、どうせ月乃宮は興味ないんだろう?」

その通りだが、それとこれとは話が違う。

「俺がここで叫んで、根野先生に変なことされかけましたって言ったら、お前は」

「……体裁を保つ必要がなくなるね」

こういうヤバい奴は社会的に殺してしまうと突拍子のない行動に出る。ハメ撮り動画を晒すかもしれないし、また誘拐監禁、殺される可能性だってある。

「わ、分かった……脱げばいいんだろ、脱げば」

ジャージを脱ぎ、肌着と下着を脱ぎ、コンドームを被った性器を晒す。

「ん……? ゴム? つけっぱなしにしてたの?」

「こ、これは……」

「言わなくても大丈夫、分かってるよ。先生とする時に周りを汚さないよう……だろう?」

違うけど頷いておこう。

「ふふ、可愛いよ月乃宮。それじゃ……うーん、一応学校にピアスつけてきた罰はいるよね。それに…………勝手に俺のところから逃げた罰も。ミートスパゲティを残した罰も、お皿を割った罰も、先生の服や靴を盗んだ罰も……すごいね月乃宮、君は大罪人だ」

セックス一回か二回で済むと思っていた。でも、違う、きっとお尻を叩くよりもっと酷いことをされる。

「上手く立てなくなるだろうから跳び箱にしがみついていて」

「わ、分かった……」

段数を減らし、跳び箱の一番上の白い部分に上体を預ける。突き出した尻を撫でられ、目を閉じる。

「震えてる……お仕置きが怖い? それとも楽しみ?」

こんな時間、早く終わって欲しい。

「ちゃんとほぐさないとね」

担任の指が入ってくる。頭がおかしくて嫌いな男のものなのに、気持ちいいのは変わらない。それが嫌だ。

「ぁ……んっ、んんっ、ひぃっ……!」

「月乃宮……先生の指を美味しそうにしゃぶるね。きゅうきゅう締めて、引っ張って……もっとして欲しいんだね」

「んぁっ! あ、ぁっ……」

「でも、もう先生の指は終わりだよ」

誰のものだろうと関係なく感じてしまう身体が嫌いだ。俺の身体はちっとも俺の思い通りにならない。

「せんせ……はやくっ、入れて。せんせーとの赤ちゃん欲しい……」

早く終われ、早く終われ──頭の中をぐるぐる回る言葉。

「ごめんね月乃宮、子作りはまた後で。今はお仕置きだよ」

ずぷっ……と入ってきたものは冷たい。表面にイボが無数にあり、俺の体内を拡げて真っ直ぐ奥へと進んでいく。

「ぁ、ぁあーっ……! や、だっ、せんせっ、おもちゃ、やだっ……」

「嫌なことしないとお仕置きにならないからね。ほら、全部入ったよ。えらいね月乃宮」

挿入されたバイブは結腸には届かない。大して太くもない、指三本分くらいだろうか? しかし不満の残る長さと太さを補うように歪で、前立腺を初めとして腸壁の至る所に突起がくい込み、何もしていなくても気持ちいい。

「ん……ぅ、う……」

少し前センパイに入れられた前立腺マッサージ器具に似ている。腹に力を込めるだけで弱点をくいくい刺激され、興奮が高まっていくのだ。

「じゃあ、月乃宮、お仕置き始めるよ」

「へ……? ひゃあんっ!?」

パンッ! と尻を叩かれ、痛みに反応して尻の周りに力が入る。バイブをぎゅっと締め付けて弱点をえぐり、痛みを消すように快楽が走る。

「や、だっ……せんせ、叩くのやだ」

「…………月乃宮が悪い子だからだよ」

「あぁっ! やぁあっ! 痛いっ……ひぃんっ! 痛いっ、せんせぇっ、痛いぃっ! ひあぁあんっ!」

叩かれて痛いはずなのに快楽で覆い隠されてしまっている。バイブの突起がくい込んだままの弱点に叩かれる振動が響き、絶頂に近付いていく。

「月乃宮が悪いんだ、何も言わずに居なくなるから……俺の気持ち考えたことないんだろ、お嫁さんになってくれたと思ったのに、美味しく食べてくれるかなって頑張って作ったご飯残して、月乃宮はどんなのが好きかなって何時間もかけて選んで買ったばかりのお皿割って……月乃宮、月乃宮が悪いんだよ、月乃宮が俺を裏切ったんだ」

尻を叩く力が少しずつ強くなっていく。奥へ響く振動が強くなり、痛みも快楽も膨れ上がる。

「………………謝れよ、でなきゃ殺す」

尻を叩く手が止まったかと思えば、ベルトが首に巻かれる。何も言えないまま首を絞められる。

「月乃宮……愛してる、愛してるんだよ、虐めたくないんだ、殺したくない、月乃宮のことちゃんと喜ばせたいんだ。だから……謝れ、僕を裏切ったこと謝れよっ! 誓えっ! 二度と俺を裏切らないって誓え!」

「ぁ……ゔっ……」

首が絞まると下腹に力が入り、バイブを締め付けて感じてしまう。何度か呼吸を制限されて抱かれたことがあるが、あの時のように脳がぼんやりとして気持ちいい。

「早く謝れよっ! 謝るより死ぬ方がいいの? そんなに僕が嫌いっ……!? じゃあお望み通り殺してあげるよ。死体はしっかり防腐処理してラブドールに改造して、生きてた頃みたいに俺を傷付けない完璧な月乃宮にしてあげるっ! だから心配しないで死んでいいよ……?」

俺の身体は俺の思い通りになってくれない。抵抗したいのに動けない。俺はここで死ぬのだろうか、尻にバイブを突っ込まれたままなんて格好悪いにもほどがある。

「月乃宮……」

俺が死んだら母さんは喜ぶかな。
俺が死んだらセンパイは悲しんでくれるかな。
俺が死んだらミチは泣いてくれるだろうな。
俺が死んだら、レンは──

「嫌、だ……月乃宮」

霧がかかった脳裏に浮かぶのは幼い日の景色。何もかもが輝いていたあの日。レンと公園で遊んで、レンにプロポーズして、ずっと笑顔でいられたあの日。
死が迫って生存本能でも働いたのか、レンを思い描いていたからか、バイブをぎゅうぎゅう締め付けてしまったからか、俺は意識を失う寸前に射精した。
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