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後輩に分からせてみた

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初めての時のように無理矢理犯してくれたらいいのに、写真で脅して犯してくれたらいいのに、今日はそれをされずに玩具を使われたから素直になれなかった。

「ふっ、ふっ……ぅ、んんっ、出るっ……! はぁっ、ちがうっ、ちがう……」

無理矢理だったら犯されているのも感じてしまうのも俺の責任じゃない。行為も快感も俺の意思じゃない。センパイが悪いんだ、センパイが自分の快楽のために俺を犯すのが悪いんだ。

「ぅうぅぅ……出たのにぃ、全然だめ……なんで」

玩具だったらセンパイに快感はない。俺だけが気持ちよくなってしまう。尻穴で絶頂するのが好きになったなんて認めたくなかったのに、認めさせられてしまう。

「……戻ったぞ」

「あっ……センパイっ、國行センパイ」

「……なんだ?」

センパイは洗ってきたらしいマッサージ器具を収納してから俺の顔を見つめた。

「抱かないんですか……? 俺を」

「……あぁ、悪かったな。お前はもうオナホじゃない。もう二度と抱かないから安心しろ、嫌なんだろう? 別を見つける」

大きな手を見ると下腹を押さえられたくなる。低い声を聞いていると耳元で囁いて欲しくなる。鋭い瞳に見つめられると脱がして欲しくなる。

「そん、な……そんなっ、俺……お、れ……」

綺麗な横顔のラインですら下腹が疼く。首筋を噛まれた記憶が鮮明に蘇って傷が疼く。太い首の抱きつき心地を思い出して腕が寂しくなる。

「…………何か言いたいことでもあるのか?」

浮き出た鎖骨が見えると呼吸が熱くなる。服に隠れた胸筋や腹筋を想像すると押し倒されたくなる。その下の巨根を意識すると身体が自然と犯されたがる。

「センパイ、センパイ、國行せんぱいぃ……」

「……俺がなんだ?」

「いじわるしないでくださいよぉっ! 分かってるんでしょ、計算なんでしょ!?」

「…………何の話だ?」

硬い表情筋が動いた。口角が微かに持ち上がった。

「ひ、どいっ……ずるいっ、人の体こんなにしておいてっ……」

「……酷いのはお前の方だろう? 嫌だ嫌だと言われると傷付くんだ。嘘ばかりついて俺を傷付けておいて自分を棚に上げるな」

「え……? ぁ、あっ……ごめ、ん……なさいっ、ごめんなさいっ……謝ります、謝りますからっ」

俺を弄んでいるわけじゃなかったのか? 本当に怒っていたのか? 嫌だって言われると興奮する男は多いじゃないか、センパイの悪人面は絶対そのタイプじゃないか。

「土下座でも、なんでもしますからぁっ……オナホに、戻して……疼いて疼いて変になりそうなんですっ!」

「……なら土下座しろ」

「えっ……ほ、本気にしたんですか? 嘘……ぁ、や、分かりました……します」

床に下りてベッドに腰掛けたセンパイの前で土下座をする。中学の頃はイジメられっ子だった俺に土下座はただのポーズだ、今更屈辱なんて感じない。

「……土下座までして何をして欲しいのか、もう一度教えてもらえるか?」

「俺を……センパイのオナホに戻してください」

土下座をして性奴隷にしてくれと懇願する。土下座自体に屈辱がなくてもそれは酷い恥辱だ。

「……まぁいいだろう、新しいのを見つけるのも大変だからな。ほら、ベッドに戻れ」

「はい……ありがとうございます」

ベッドに仰向けになって軽く足を開く。しかしセンパイは俺を見つめるだけで何もしてこない。

「…………どこに何をどうして欲しいか言ってみろ。俺好みにできたらその願いを聞いてやる」

涙が溢れてきた。けれどどうして泣いているのか分からない、渋滞した感情の中で一番強いのが「早く犯してイかせて欲しい」で他のことが分からない。

「お、俺のっ……ここ、に」

「……どこだ?」

太腿が腹につくまで足を曲げ、自分で自分の尻を鷲掴みにして穴を拡げる。

「こ、こっ……」

「……そこはなんだ? お前のどういうところだ?」

「俺、のっ……お尻の、ぁ、穴…………センパイに、ず、ずぼずぼ……して欲しくて、疼いてるところです」

顔から火が出そうだ。けれど下腹の疼きはマグマのようで、羞恥心を上回ってしまう。

「……ずぼずぼ? 擬音じゃよく分からないな、俺の何でどうされたいんだ?」

「センパイ……の、で」

「……俺の何だ?」

「センパイ、の…………だんせ……だんこ……ぺにっ……ぅう……ち、ちん………………ぅうぅぅっ、全部やだぁ……」

顔の熱さが下腹の熱さに追いついてきた。

「……どこの令嬢だお前は。全く……分かった、名前は言わなくていい、俺のどういうものだ?」

「國行センパイの……な、長くて、太くてっ、硬いの……俺の気持ちいいとこ、全部擦ってくれるやつ……」

「…………そっちの方が恥ずかしくないか? で、それをどうして欲しい」

「い、入れて欲しいです。抜いたり入れたり、ずぼずぼ、擦って欲しいです……」

「……どうして?」

もう嫌だ。

「下腹が疼いて変になりそうだって言ってるじゃないですかぁ! なんでっ! どうしてっ、なんでそんなにいじわるするんですか!?」

大声を上げて咳き込みまでしたが、センパイは無表情のまま俺を見下ろしている。

「ぅ……うっ、ふ、ぅ…………俺のっ、尻穴は……國行センパイのおっきぃ……の、に、とりこなんです。センパイのオナホにして欲しいんです、おなか熱いんです、疼くんですぅ……いじわるしないでくださいよ、もう嫌がったりしませんからぁ……ごめんなさい、入れてください、ごめんなさいぃ……」

溢れてくる涙を拭いながら言っていると大きな手に頭を撫でられた。目を擦るなと優しく言われ、唇を短く重ねられ、いつの間にか露出させられていたセンパイの男根を見て涙が止まった。

「あ……! い、入れてくれるんですか?」

「……あぁ、悪かったな意地悪をして」

「入れてくれるならもうどうでもいいです! はやく、はやくぅっ……!」

眉尻を下げて微笑み、センパイはベッド脇の戸棚を探った。

「…………しまった。コンドームが切れてる。買うのを忘れていたな……悪い、無理だ」

「え……や、やだっ、嫌です……入れてください。なくていいですっ! 生でいいですから」

上体を起こしてセンパイの顔に顔を近付け、必死で訴える。

「……生でいいんだな? 中出しもするぞ?」

「別に妊娠とかしませんしいいですよ」

「…………分かった。生で中出しして欲しいんだな?」

「えっ……ぁ、いや、はい……そういうことでもいいです。とにかく入れて欲しいんです……」

胸を撫で下ろしてチラッと戸棚の中を覗いた。新品のコンドームの箱が二つ入っていた。

「……自己紹介してもらおうか。そうだな、内容は──」

戸棚の中を見て硬直していると押し倒され、耳元で自己紹介の内容を囁かれた。スマホを向けられ、先程のように足を抱えて穴を拡げる。録画が始まった、陰嚢の裏も後孔も丸見えだ。

「こ、高校一年……月乃宮 望です。高校三年の、形州 國行センパイの……オナホ、です。今日は國行センパイに生で挿入してもらって中出しもしてもらいます…………た、楽しみ、です」

録画が終わる。

「センパイ……それ、ネットに上げたりしませんよね?」

「……お前の態度次第だが、一人用のネタのつもりだ」

オカズかぁ、それはそれで嫌だな。

「……待たせて悪かったな、入れてやる」

「は、はいっ! お願いします……!」

待ち望んだ本物の男根に貫かれる。生の感触はゴム越しのものとは少し違う、よりピッタリと引っ付いて溶け合うような感覚がある。

「ぁ、あぁああっ……き、た……ぁ、あ……」

疼いていた腸壁はようやくの陰茎を悦んで締め上げる。熱烈な歓迎にセンパイも熱い吐息を漏らし、欲情した獣のような笑顔を浮かべた。

「……ぶち犯して俺のものにしてやる、覚悟はいいな」

「は、いっ……ぁああんっ! ひぁっ!? ぁあっ、深いぃっ、いきなりっ、はげしっ、イくっ、イくぅっ! こんにゃのっ、すぐ、イっちゃ、ぁああーっ!」

硬い肉棒に奥深くまで掘削され、すぐに絶頂を迎えて精液をまき散らす。けれどセンパイは俺の状況なんて無視して腰を激しく叩きつける。

「ああぁあーっ!? あぁっ! イぐっ、またっ……んぁああっ! イってるっ、今イってりゅのにぃっ! まらっ、イくぅううっ!」

「……感想を聞こうか。素直に答えろよ」

「きもちっ、めちゃくちゃっ、ぎもぢぃいっ! よしゅぎてっ、おかしくなりゅっ! あたまっ、ふわふわひてっ……ひぁあんっ! ぁああっ……」

「…………イイ声だ。お前は本当に俺の理想そのものだな」

マッサージ器具を入れられて教えられた、前立腺だの精嚢だの結腸だの……全て刺激されている。

「イぐぅうっ、うゔぅーっ! ぁあっ! ぁあぁああっ! ぎもっ、ひっ……」

「……そろそろ出すぞ」

「んぁあっ! おぐっ、ごぢゅってぇ……ぁっ、あ……? どくどく、して……これ、せーえき……?」

たっぷりと中に注がれ、萎えた陰茎がゆっくりと抜けていく。今までで一番のセックスに満足して全身の力を抜き、目を閉じた。横に寝転がったセンパイに腕枕された感覚があり、何の気なしに寄り添うと頭を撫でられた。

「せんぱい……俺、もう元に戻れません」

「…………これからもっと俺好みに改造してやる」

「たのしみです。もぉこっから先は一緒ですもん……頭ぶっとぶようなのが欲しいです」

抱かれる快感を知ってしまったら、その快楽に溺れるしかない。
俺は連続絶頂の直後で頭が働いていないのもあって諦め混じりの淫らな発言をし続けた。
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