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幼馴染みと学校で話してみた

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月曜の朝、学校の駐車場に停まった担任の車の中で俺は後孔をほぐされていた。今朝は出るのが遅くなり、担任との朝のセックスの時間がなくなった。

「んっ、ぁ、んんっ……! ぁ……ま、待って、待っ……ぁああっ!」

学校の敷地内、教員用の駐車場。担任は急いで俺の穴をほぐすとバイブを突っ込んできた。でこぼこの激しいそれを咥え込むのは辛く、自然と足がピクピクと跳ねてしまう。

「よしよし、入ったね。じゃあ……うーん、ずっと見てはあげられないし、ランダムにしておこうか。五分から三十分の間隔で、弱から強の振動で震えるんだよ」

「や、だ……むりっ、そんなのされたら授業中でも……」

首を横に振ると担任はバイブの持ち手を掴み、激しく出し入れした。

「ひぁんっ! ぁあんっ! ぁああっ! やあぁんっ! イくっ、イくぅっ! だめっ、ぁあああっ!」

射精の寸前、担任の手が亀頭を覆ったことで精液が制服を汚すことはなかった。絶頂の余韻に浸る俺の服を整え、俺を車の外に出し、担任は小走りで職員室へ向かった。

「は、ぁっ……ぁ、あ……クソ、変態……ふざけんな……」

トイレにでも行ってすぐに抜いてやる。そう思いながらよろよろと校舎に入る。トイレの前に鞄を教室に置きに向かうと、無人だと思い込んでいた教室先客がいた。

「もち、おはよう」

「レン……お、はよぅ……早いな」

「お前もな。俺はちょっと委員の仕事があってさ」

幼馴染で親友のレンだ。数日前、レンに昔から恋焦がれていたことを悟り、今は距離を取ろうとしていた。

「学校で話すのなんて初めてじゃないか? 今結構嬉しいぞ」

「そう、か……俺も」

「マジで? よかったー!」

どうしよう、もうすぐ五分だ。五分から三十分の間隔だからまだ震えないかもしれないが、五分で震えるのかもしれない。怖い、レンの前で喘いでしまったらどうしよう。

「なぁ……もち、まだ自殺とか考えてる?」

「え? い、いや……まだってなんだよ、一度も考えたことねぇよ……」

レンは安心したように笑う。その笑顔に俺の胸は締め付けられる。

「あ、そうそう、このニュース知ってる?」

レンはポケットからスマホを取り出して俺の隣に並び、ニュースサイトを開いた。肩が擦れ合い、シャンプーの香りが届き、うなじが見えるこの距離はよくない、抱き締めてしまいそうになる。

「もちも俺もここ乗るじゃん、前から出てた痴漢が殺されたらしいんだよ」

金曜の事件らしい。俺が以前まで乗っていた時間帯、俺が以前トイレに連れ込まれかけた駅で、一般人に取り押さえられた痴漢が死んだらしい。

「取り押さえんのってコツいるらしいな、ただ上に乗るだけだと窒息させちゃうんだって」

「へぇ……」

「あ、これが痴漢の顔だって」

痴漢の罪は立証されていないため、このニュースでは被害者だ。被害者の顔写真を見た瞬間、俺は血の気が引くのを感じた。

「もち? どうした、大丈夫か?」

「コイツ、俺を痴漢したヤツ」

レンは制服の上から胸の真ん中を引っ掻く俺の手を止め、俺を抱き締める。俺はすぐにレンの背に腕を回した。劣情は消えていて安心を求める幼子のようだった。

「よかったじゃん、もう裁けないけど……また何かされる心配は消えたし」

「う、うん……」

これで担任に送り迎えを頼まなくても──いや、痴漢なんていくらでもいる。また助けてもらえるとは限らないし、知らない男にレイプされるくらいなら担任に弄ばれた方がマシだ。

「席座るか? ほら、そっち」

レンは俺の腰に腕を回して俺を席まで誘導し、椅子に座らせた。座った瞬間、バイブがぐりっと押し込まれて身体が勝手に跳ねる。

「ぁひっ……! ぁ、はぁっ……」

「もち?」

「ん……? なん、でもない……大丈夫」

髪をワックスで整えているのに頭を撫でられてもレンになら腹が立たない。頭をきゅっと抱き締められてレンの胸に顔を押し付けさせられると流石に劣情が膨らんだ。

「もっと俺に甘えろよ、親友だろ? 何か嫌なことがあったら俺に言えよ、どんなもんでも排除してやるからな」

ポロシャツの下には肌着がある、肌着の下にはレンの肌が、胸がある。見たい、触りたい、舐めたい、レンとヤりたい。

「息荒いな……大丈夫だぞ。俺にして欲しいことあったら言ってくれ、なんでもしてやるよ」

「なんでも……本当に?」

なら今日レンの部屋でレンを抱きたい。たっぷり時間をかけてほぐして焦らさせて、俺の童貞を捧げてレンを喘がせたい。

「本当だぞ。俺とお前の命に関わること以外ならな」

「じゃあっ……セック」

セックスと言いそうになってギリギリで踏みとどまる。

「何? はっきり言ってくれ、本当になんでもするから」

「……節句。節句、だよ……来週の日曜、七夕だろ? だから……その、一緒に」

これで誤魔化せたか?

「節句? あぁ、節句な。普通に七夕って言えよ。いいぞ、七夕は一緒に遊ぼうな」

短冊には「レンと付き合いたい」と書こうかな。レンの友情や信頼を裏切るのが嫌で恋心を伝えられないけれど、もしもレンの方から惚れてくれたら遠慮なく十数年ものの愛情をぶつけられる。

「七夕なー、これと言ってすることないよな。そうめんでも食べる? 野菜とか星型に切ってさ」

「うん……ん、んんっ……!?」

バイブの振動が始まってしまった。椅子に座っていたら音が響くかもしれない、立ち上がって耐えよう。

「お、どうした?」

急に立った俺をレンは不思議そうな顔で見つめている。どうしよう、レンに絶頂の時の顔を見られたくない。情けない腰振りを見られたくない。今すぐ逃げようか、いや、灯台もと暗しだ。

「おっ……と、そうそう、甘えていいんだぞー、もちぃー」

俺はレンに抱きついて自分の顔を見せないようにした。後は快楽への反応を抑え込めばレンには俺が甘えているようにしか見えない。

「んっ、ん、くぅっ……んぅぅぅっ……!」

ダメだ、振動はきっと強なのだろう。声が我慢できない、腰も勝手に揺れる、絶頂してしまう、射精も止められない。

「もち? もち、大丈夫か? 具合悪いのか?」

「んぅっ、ゔぅぅっ……レンっ、れんんっ……もぉっ、だめ…………イ、くぅうぅぅっ……!」

レンにしがみついていることもできず、俺は腰をガクガクと揺らして射精しながら床に座り込んでしまった。

「もち……大丈夫か、立てそうか?」

「イった、イったのにぃっ……! 止まんなっ……ぁ、あっ……んんんーっ!」

「言った? 何を言ったんだ? ごめん、聞いてなかった」

口を手で押さえて蹲る。しかし何故か見えない手に顔を上げさせられ、レンに情けないとろけ顔を見せてしまった。

「もち、とりあえず保健室行こう」

レンの肩を借りて保健室へ向かう。保健医は「これから職員会議だ」と言って勝手にベッドを使うよう勧めた。俺の見た目から仮病だと判断され、対応も面倒くさがられたのだろう。

「ほら、寝転がれ。なんかいるか? 冷やすやつとか、飲みもんとか」

レンにベッドに寝かされる。首を横に振ってバイブが押し込まれない体勢を探す。

「はぁ、はぁっ……んっ!? ん、ぐぅぅうぅっ……!」

バイブの振動は止まっていたが、見えない手がバイブを掴んでぐちゅぐちゅと抜き挿ししてきていた。同時に射精したばかりの陰茎も扱かれており、俺は枕に顔を埋めても抑えきれない声をレンに聞かせていた。

「辛そうだな……もち、何かして欲しいことないか?」

「ん、んっ……くぅっ、んん……! レン……レンっ、きてっ……!」

一人にしてくれと言いたかったのに、俺は理性と正反対の願望を口走った。レンにバイブを入れていることがバレたらどうしよう、そう考えるとさらに強く締め付けてしまう。

「添い寝でいいか? よっと……ほら、腕枕もサービスしてやるよ」

レンの腕を枕にしてレンの胸に顔をうずめ、レンの細腰と布団の隙間に腕を通して両手でレンの尻を鷲掴みにした。

「えっ、ちょ……あの、もちさん? お尻揉んでません? めっちゃ掴んでません?」

制服の上からでも最高だと分かる。脱がして揉みたい、脱がして舐めたい。この尻肉に陰茎を挟んで扱いて欲しい、つまり抱きたい。

「うーん……? まぁ、ストレス解消とかになるなら好きに揉んでくれ。減るもんじゃないし、もちだしな」

今まで散々男に抱かれてきたのに、レンのことは抱きたいと思う。色んな男が俺にしたように喘がせ泣かせ、レンを男根の虜にしてやりたい。
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