いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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イジメっ子に告白したかった

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担任は萎えた陰茎を挿入したまま上体を倒し、唇に唇を押し付けてきた。

「ん、んぅっ……」

見た目はいい方だし、清潔感もある。そう自分に言い聞かせても担任の愛情は気持ち悪く、彼の唇や指先や性器にも同じ気持ち悪さを感じてしまう。

「月乃宮……口を開けなさい。夫婦のキスは舌を絡めるんだよ」

自分が受け持ってるクラスの男子生徒に向かって夫婦なんてよく言えるな、気色悪い。どうして今まで普通のフリをしていられたんだ。

「恥ずかしがらないで口を開けてごらん。好きな人とのキスは幸せなことだよ」

センパイは舌のピアスホールが安定するまでは舌を絡めるキスはしないと言っていた。担任とはキスしたくないし、言い訳に使おう。

「センセ……ちょっと聞いて」

担任の口を手で覆い、担任が頷いたのを確認して手を離す。

「俺、昨日……舌にピアス開けたばっかりで、まだちょっと痛くて、喋るのも食べるのも違和感あって……キスはしない方がいいと思う」

言い終わったら舌を突き出してピアスを見せる。

「そんな生活に弊害のあるものを……先生はピアスについてよく知らない、少し経てばキスをしてもいいのか?」

「う、うん……」

ダメだと言ったらピアスを外して穴が塞がるのを待つなんて言い出しそうだ。

「何日くらいかかる?」

「に、二週間くらい……? 多分……」

「…………分かった。なら、二週間後。誓いのキスをして夫婦になろうね。楽しみに待ってて」

再び短く唇を重ね、担任はベッドから下りた。

「プール横のシャワー室を使えるようにしておく。鍵を取ってくるから少し待っていなさい」

俺が服を着直す間に担任は鍵を持って帰ってきた。

「どーも、根野セン。あ、着替えたいから体操服もお願い」

「……分かったよ、待ってて」

一緒に入ろうとしてきた担任に用事を頼んで追い出し、一人でシャワー室に入る。チャイムを聞きながら体と下着を洗う。

「んっ……ぁ、あ……ひぁっ……!」

頭を洗い終えて身体を流していると見えない手が穴を弄り始めた。恐る恐るシャワーを穴に当て、見えない手に精液を掻き出してもらう。幽霊がどういうつもりでやっているのかは分からないが、担任の精液は順調に流れ出ている。

「んぁっ……あ、もぉっ、いい……? まだ……? ぁひっ!」

最後に尻を鷲掴みにして見えない手は消えた。洗浄完了の合図か? そんなわけはないと思うが、もう残っていなさそうだ。足を伝っている分を流したらシャワー室を出よう。


担任に持ってこさせた体操服に着替える、脱いだ服はビニール袋に入れた。下着は流石に入れていないし、洗いたての下着はびしょ濡れだからノーパンだ。

「なんて言い訳しよう……保健室から帰って着替えてたら……んー、ゲロった? 嫌だな……」

服を入れたビニール袋を更に体操服を入れていた袋に入れ、肩にかける。こんなことなら冬用のジャージも入れておくべきだった、薄手の白いシャツは乳首のピアスが目立つ。ハーフパンツも問題だ、下着を履いていない今、もし幽霊に射精させられたら足を垂れていくのが見られてしまう。

「お、ノゾムー! おかえり、なに、ゲロった?」

階段の踊り場で不良仲間達と会う。その足元にはイジメられっ子の矢見がうずくまっていた。

「なぁノゾム、お前からも何か言ってくれよ、こいつ全然金持ってこねぇの」

「も、もっ、もう無理っ……」

「うるせぇよ! 持ってこいっつったら持ってこい! 親の財布から盗むでもなんでもすりゃいいだろ!」

ここまで酷くはないが、中学では俺もイジメを受けていた。レンに庇われて三年間を過ごして、もうイジメられたくなかったから、レンをイジメないで欲しかったから、やる側に回った。

「…………もうやめた方がいいんじゃないか?」

「は?」

適当に参加しておかなければ俺がイジメの対象になるかもしれない。けれど、今は最高のバックを手に入れた。

「國行センパイ、カツアゲとか嫌いみたいでさ。なんか、弱いヤツにばっか偉そうで強いヤツにかかってかないダサいのがムカつくって」

「えっ……マ、マジで!? つーか國行って」

「あぁうん、俺なんか気に入られてるから……名前呼び」

心臓が激しく脈打つ。センパイがイジメを嫌いだなんてでっち上げだ、センパイとそんな話していない。でも、孤高で淡白な彼は無抵抗の者をいたぶったりしないと思う。センパイが弱い者から金を巻き上げている姿なんて想像したくもない。

「マジかよ……ぁーそういやセンパイってカツアゲとかせずに他校との抗争ばっか……」

「うわ、やばいかも……ノゾムぅ、センパイに告げ口すんなよ」

「てめぇもだぞ矢見! クソ……金づるいなくなるとか最悪。んだよ形州……カッコつけやがって」

嘘だとバレなかった。ヘイトはセンパイに向いた。ようやくイジメを止められた。

「あ、俺矢見に口止めしとくから先行ってて」

「ほどほどにな? センパイのお気に入りちゃん」

不良仲間達はヘラヘラと笑って階段を上っていった。そっと矢見の傍に屈むと彼はビクッと震え、頭を庇い、腕と長い前髪の隙間から俺を見つめた。

「…………今までごめんな」

ボサボサの黒髪をそっと撫でる。数週間前のイジメで適当に切られたせいで長さがバラバラだ。それでも目元を隠す長い前髪だけは死守していた、そんなに目を見られるのが嫌なのだろうか。

「つ、つっ、月乃宮……君…………し、ししっ、信じてた。いつかっ、止めてくれるって……」

憐憫を込めて撫でていると涙を溜めたつぶらな瞳がすがるように俺を見つめた。

「え……? なんで?」

「い、いいっ、いつもっ……蹴り弱くしてくれて、お金もっ……返してくれて」

矢見を蹴る時はできる限り弱く蹴っていた。カツアゲした後も俺の取り分だけは返していた。

「つ、月乃宮君っ……覚えてる? しょ、小学校の頃っ……ぼ、僕が、音読っ……つっかえて、先生に怒られて……みみ、みんなにバカにされてた時っ……わ、笑うなって、矢見は真面目にやってるんだって……お、おっ、怒ってくれたっ」

「そんなことあったっけ……」

「あ、ああっ……あった! あったよっ……仲間外れにされたら君と如月君のとこに入れてくれたしっ、ペアもっ……三人で」

よく覚えていないな、多分レンが「入れてやろう」と言ったから俺が声を上げただけだ。

「ク、クラス離れてからっ……つ、つっ、付き合いなくなったけど……僕、中学別だったし。でっ、でも、高校で会えてっ……嬉しくて」

矢見は俺の肩を掴んで必死に訴えている。

「な、なのに……なのにっ…………裏切ったなっ。ちょ、ちょっと優しさ出したくらいでっ、自分はイジメてない気になってたんだろっ……今も、止めてっ……い、いいことした気にっ、なってんだろっ! ふ、ふざけるなよっ……絶対許さないからなっ」

「…………別にそんな気になってねぇし許さなくてもいいよ。センセにでも言えば。俺はお前なんか興味ねぇの、金にも困ってねぇし、興味ねぇから覚えてねぇしイジメる気も起きなかったんだよ、離せ」

肩を掴む手を払い、立ち上がる。

「つ、つつっ……月乃宮君? ぼ、僕とっ……友達に戻ってくれる気に、なったんじゃ」

「は……? お前と友達だったことなんかねぇしそんな気になってねぇっての。つーかお前今許さないっつったじゃん」

「あっ……ま、ままっ、まま待って! いい行かないで……お願いっ、聞いてっ、僕、前から君を」

「離せっ! 助けたつもりはないし助けるつもりもない! もう関わんな!」

昔の自分を思い出して嫌な気分になるからイジメを止めたかっただけ、止められるバックを手に入れたから止めただけ。自己満足の行為に感謝されても困る。

「つ、つっ、月乃宮君……待って、伝えたいことが」

「……あんまり付きまとうならまたイジメるぞ」

「えっ……ぁ、ご、ごめん……ごめんなさい。ごめん……ごめん」

謝り続ける矢見が鬱陶しくて、俺は足早に階段を上った。臍ピアスに響く振動が不愉快だった。
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