上 下
258 / 298

最高のご褒美

しおりを挟む
シンヤによる英語のテストを全問正解した僕は、ご褒美としてシンヤの乳首を吸いながらシンヤに手コキをしてもらえることになった。そう、授乳手コキだ。シンヤから乳は出ないって? やかましい。

「ヒロくん? 遠慮しなくていいよ♡ おいで♡」

「う、うん……」

ベッドに腰を下ろしたシンヤにフラフラと寄っていったはいいものの、傍に置かれた箱ティッシュに生々しさを感じ、シンヤの目の前で固まってしまった僕の手を彼は掴んだ。

「来て……♡」

シンヤの隣に腰を下ろし、ゴクリと喉を鳴らす。柔らかく微笑んだシンヤは僕の肩を抱き、僕を自分の方へ倒した。

「膝枕するみたいに、だったよね♡ 僕の左腕にもたれていいよ♡」

言われるがままにシンヤの左腕に背を支えてもらい、シンヤの太腿に腰を置いて、僕を見下ろして微笑むシンヤに赤面する。

「脱がしていいよね?」

「もちろん……」

制服のスラックスを脱がされ、下着の中に手を入れられる。シンヤの手は下着の中で僕の陰茎の根元を撫で、陰嚢を軽く揉んだ後、艶めかしい動きで陰茎を下着の中から引っ張り出した。

「あ、吸いたいんだったね。手塞がっちゃったからめくってくれる?」

「えっ、ぁ、い……いい、の?」

「もちろん♡ それがご褒美だろ?」

緩い部屋着を恐る恐る鎖骨までめくり上げて胸を露出させる──いや、黒レースの可愛らしいブラジャーを露出させた。

「あ、ヒロくん。ヒロくんのを扱くのに集中出来なくなるかもしれないから、加減してね」

「分かった……」

落ち着いた返答をしながらも僕は内心、乳首に快感を注がれて前後不覚になり僕の陰茎を扱けなくなるシンヤを妄想してはしゃいでいた。
乳首で絶頂してしまうシンヤを見たい気持ちもあるが、手コキ失敗の負い目をシンヤは重く考えるだろうから、やはり加減してやるべきだろう。

「ぁ……♡」

シンヤの背に手を回してブラのホックを外す。緩んだブラの肩紐はそのまま、ブラをめくって乳首を覗く。

「……は、始めるねっ♡」

そう言うときゅっと握っていた僕の陰茎をゆっくりと擦り始める。

「どう? 力加減このくらいでいい?」

「うん……気持ちいい」

しゅっ、しゅっ……と先走りの汁を塗り込むように、裏筋を特に念入りに扱くシンヤの手には慣れを感じる。男なのだから当然なのだが、僕の顔をじっと見つめるどこか不安そうな顔の不慣れな雰囲気とは乖離している。

「ひゃんっ♡♡」

シンヤの顔を見つめるのをやめて彼の乳首を唇で挟む。陰茎を握る手に力が入り、動きが鈍る。

「んっ……♡ ヒロくんっ♡ ヒロくん可愛い……♡♡」

僕の背を支える左腕が僕をぎゅっと抱き締める。男でも母性本能をくすぐられたりするものなのだろうか?

「ちゃんとっ……するっ、からね……♡」

舐めたり噛んだりはせず、ただちゅうちゅう吸うだけならシンヤもそれほど乱れないようだ。微かに震える手でぎこちなく扱かれ、先程感じた不慣れな雰囲気に合った動きに僕はとても興奮した。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

変態村♂〜俺、やられます!〜

ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。 そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。 暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。 必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。 その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。 果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?

童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった

なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。 ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…

性的イジメ

ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。 作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。 全二話 毎週日曜日正午にUPされます。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

おとなのための保育所

あーる
BL
逆トイレトレーニングをしながらそこの先生になるために学ぶところ。 見た目はおとな 排泄は赤ちゃん(お漏らししたら泣いちゃう)

バイト先のお客さんに電車で痴漢され続けてたDDの話

ルシーアンナ
BL
イケメンなのに痴漢常習な攻めと、戸惑いながらも無抵抗な受け。 大学生×大学生

おねしょ癖のせいで恋人のお泊まりを避け続けて不信感持たれて喧嘩しちゃう話

こじらせた処女
BL
 網谷凛(あみやりん)には付き合って半年の恋人がいるにもかかわらず、一度もお泊まりをしたことがない。それは彼自身の悩み、おねしょをしてしまうことだった。  ある日の会社帰り、急な大雨で網谷の乗る電車が止まり、帰れなくなってしまう。どうしようかと悩んでいたところに、彼氏である市川由希(いちかわゆき)に鉢合わせる。泊まって行くことを強く勧められてしまい…?

3人の弟に逆らえない

ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。 主人公:高校2年生の瑠璃 長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。 次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。 三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい? 3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。 しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか? そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。 調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m

処理中です...