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覚悟を決めた日曜日
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擦りすぎた陰茎がヒリヒリと痛い。自慰をし続けた結果だというのがカッコ悪いし、ついガニ股になってしまってカッコ悪さに歯止めがかからない。
「いってきまーす……」
シンヤのためだと言えば少しはカッコつけられるだろうか? いや、シンヤを前にしていると勃ってしまうからだなんてカッコつかない。
「ふぅ……ふぅ……」
夜遅くまで自慰をしていてほとんど眠れていない、それでも僕は早朝に自宅を出た。
「シンヤくん……」
今日はシンヤの家の前に車は止まっていない。鍵はあるが念のためインターホンを鳴らすと、すぐに扉が開いた。
「いらっしゃいヒロくん♡ おはよ♡」
「お、おはよう……随分出てくるの早いね」
「そろそろ来ると思って待ってたから♡」
「玄関で? そっか、ありがとう……でも身体冷やしちゃダメだよ」
玄関で僕を待っていただって? そんな忠犬のような健気な可愛さに僕の股間は──無反応。よしよし夜更かし自慰の効果が出ているぞ。
「この気温じゃ何やっても冷えないよ」
「そう油断してるとぶり返しちゃうから気を付けてね」
「分かったよ……それより早く上がって♡」
「うん、キッチン借りるよ」
シンヤ一人分の朝食を作り終え、美味しそうにそれを食べるシンヤを向かいの席で見守る。味噌汁を飲む口元も、箸を持つ指先も、油断しきった態度も、僕の陰茎はスルーしている。素晴らしい成果だ。
「ごちそうさまでした♡ 美味しかったぁ……♡」
二人で協力して食器を片付けたらシンヤの自室へ。部屋に入っただけで勃つこともあるが、今回は無反応。
「……ヒロくん今日なんか元気ない?」
「へっ? そ、そうかな……昨日ちょっと夜更かししたから」
夜更かし自慰は陰茎の元気だけでなく、僕からも元気を奪っていたらしい。言われてみれば頭がボーッとしてふらふらする。
「そっか、ごめんね俺のせいで早起きさせちゃって……日曜日だし昼まで寝るくらいどってことないよね♡ 一緒に寝よ♡」
「へっ? で、でも」
「いいから♡ 俺もちょっと眠いし♡」
小柄で非力な僕の抵抗なんてシンヤは感じることすらなく、僕を強引にベッドに連れ込んでしまった。
「……ヒロくんとこうやって寝るの久しぶりかも♡」
僕が彼を抱く側なのに、シンヤは僕に腕枕をしてしまった。
「僕が居眠りしたせいでシンヤくんが風邪引いちゃったんだよ……本当にごめん」
「ヒロくんの居眠りは関係ないよ。気にしないで♡」
両手で頭を抱き締められて顔がシンヤの胸に押し付けられてしまった。だが、胸に触れた程度で勃つほどウブじゃない。
「ヒロくん可愛い……♡ おやすみ…………ひぁっ♡♡ ぁ、ごめん大声出しちゃって……ヒロくんの鼻、乳首に擦れちゃって」
休みの日だからなのか、これから眠るからなのか、シンヤは絆創膏もブラも着けていない。ピンと勃った乳首はシャツに浮いている。
「ご、ごめんねっ、ちょっと顔引いとくよ」
「うん……♡ ごめんねヒロくん♡ ヒロくん優しいなぁ……♡」
先程の喘ぎ声が頭の中でぐるぐると回っている。シャツにぽつんと浮かんだ乳首から目が離れない。シンヤはもう目を閉じて眠ろうとしているのに、僕は目が冴えた上に勃起までしてしまった。
「……僕、本っ当にダメダメだな」
覚悟も努力も無駄だった、絶倫体質だって無駄なものだ。僕は自己嫌悪に苛まれながら、ヘコヘコと腰を揺らしてシンヤの太腿に陰茎を擦り付けた。
「いってきまーす……」
シンヤのためだと言えば少しはカッコつけられるだろうか? いや、シンヤを前にしていると勃ってしまうからだなんてカッコつかない。
「ふぅ……ふぅ……」
夜遅くまで自慰をしていてほとんど眠れていない、それでも僕は早朝に自宅を出た。
「シンヤくん……」
今日はシンヤの家の前に車は止まっていない。鍵はあるが念のためインターホンを鳴らすと、すぐに扉が開いた。
「いらっしゃいヒロくん♡ おはよ♡」
「お、おはよう……随分出てくるの早いね」
「そろそろ来ると思って待ってたから♡」
「玄関で? そっか、ありがとう……でも身体冷やしちゃダメだよ」
玄関で僕を待っていただって? そんな忠犬のような健気な可愛さに僕の股間は──無反応。よしよし夜更かし自慰の効果が出ているぞ。
「この気温じゃ何やっても冷えないよ」
「そう油断してるとぶり返しちゃうから気を付けてね」
「分かったよ……それより早く上がって♡」
「うん、キッチン借りるよ」
シンヤ一人分の朝食を作り終え、美味しそうにそれを食べるシンヤを向かいの席で見守る。味噌汁を飲む口元も、箸を持つ指先も、油断しきった態度も、僕の陰茎はスルーしている。素晴らしい成果だ。
「ごちそうさまでした♡ 美味しかったぁ……♡」
二人で協力して食器を片付けたらシンヤの自室へ。部屋に入っただけで勃つこともあるが、今回は無反応。
「……ヒロくん今日なんか元気ない?」
「へっ? そ、そうかな……昨日ちょっと夜更かししたから」
夜更かし自慰は陰茎の元気だけでなく、僕からも元気を奪っていたらしい。言われてみれば頭がボーッとしてふらふらする。
「そっか、ごめんね俺のせいで早起きさせちゃって……日曜日だし昼まで寝るくらいどってことないよね♡ 一緒に寝よ♡」
「へっ? で、でも」
「いいから♡ 俺もちょっと眠いし♡」
小柄で非力な僕の抵抗なんてシンヤは感じることすらなく、僕を強引にベッドに連れ込んでしまった。
「……ヒロくんとこうやって寝るの久しぶりかも♡」
僕が彼を抱く側なのに、シンヤは僕に腕枕をしてしまった。
「僕が居眠りしたせいでシンヤくんが風邪引いちゃったんだよ……本当にごめん」
「ヒロくんの居眠りは関係ないよ。気にしないで♡」
両手で頭を抱き締められて顔がシンヤの胸に押し付けられてしまった。だが、胸に触れた程度で勃つほどウブじゃない。
「ヒロくん可愛い……♡ おやすみ…………ひぁっ♡♡ ぁ、ごめん大声出しちゃって……ヒロくんの鼻、乳首に擦れちゃって」
休みの日だからなのか、これから眠るからなのか、シンヤは絆創膏もブラも着けていない。ピンと勃った乳首はシャツに浮いている。
「ご、ごめんねっ、ちょっと顔引いとくよ」
「うん……♡ ごめんねヒロくん♡ ヒロくん優しいなぁ……♡」
先程の喘ぎ声が頭の中でぐるぐると回っている。シャツにぽつんと浮かんだ乳首から目が離れない。シンヤはもう目を閉じて眠ろうとしているのに、僕は目が冴えた上に勃起までしてしまった。
「……僕、本っ当にダメダメだな」
覚悟も努力も無駄だった、絶倫体質だって無駄なものだ。僕は自己嫌悪に苛まれながら、ヘコヘコと腰を揺らしてシンヤの太腿に陰茎を擦り付けた。
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