211 / 298
身体の方も
しおりを挟む
トリートメントまで終わらせたシンヤの髪は心なしか指通りがよくなっていた。黒い頭に白いタオルを巻き、同じ姿だと笑い合う。
「やっぱヒロくん目怖いね」
「だから普段は隠してるんだよ……睨んでないのに睨んだだろとか言って絡まれるし」
「でも俺その目好き♡ 怖いけど」
鏡をチラリと見る。鋭い目はこちらを睨んでいるようにしか見えない。こんな目のどこに気に入る要素があるのかと笑いつつも、少し照れる。
「次は身体だけど……せっかくだし洗いっこしよっか。シンヤくん鏡の方向いて」
「うん……?」
素直に鏡の方を向いたシンヤの背後に回る。低身長の僕はシンヤの影に完全に隠れており、鏡に映っていない。
「何するの? 俺ヒロくんを常に視界に入れておきたいんだけど……」
「チビで悪かったね」
「嫌味のつもりはなかったんだけど、ヒロくんはちっちゃいとこも可愛いよ♡」
そもそも可愛いという褒め言葉がそんなに嬉しくないんだよな、カッコイイとか言われたい。
「背中洗うんだよ」
手で泡立てたボディソープをシンヤの腰と僕の腹に塗りつけ、シンヤを背後から抱き締める──いや、抱きつくと言った方が正しいか。
「ヒ、ヒロくんっ? 何っ?」
「背中洗うんだってば」
「そういう洗い方……? これ……ヒロくん、ヒロくんの体温が……♡ ヒロくんの肌がぁっ……♡♡」
「喜んでくれてよかった。僕も……結構興奮してるよ、これ」
体温や肌などシンヤと同じ意見もあれば、背後からだからこそのシンヤの尻の感触がたまらない。ぽよぽよと腹を跳ね返してくる。僕の背が低いせいでせっかく勃起した陰茎は触れないけれど……僕、もしかして立ちバック出来ないのか?
「んっ……♡ ヒロくんのっ、ちょっと当たってる……♡」
陰茎は太腿の裏に触れるだけだが、それはそれで素晴らしいものだ。先端が当たるだけだから生殺しと言えばそうなのだが。
「肩の方は手で洗うね」
届かなかった部分を手で洗えば、シンヤの背中は泡まみれになり肌の色は消える。
「じゃあ交代、シンヤくんこっち向いて」
「うん♡」
シンヤの顔を見たいところだが、我慢して壁の方を向く。背中にボディソープが塗られた感覚があり、鼓動が早まる。
「ヒロくんっ♡ あぁ……ヒロくんちっちゃくて可愛い♡」
「ちっちゃいは余計だよ。っていうかシンヤくん……勃ってる?」
「うん♡ ヒロくんの背中気持ちいい……♡」
腰に擦り付けられる陰茎の硬さと熱が気になって、背中に感じる体温の心地良さに酔えない。
「はぁっ……♡ はぁ……♡ ヒロくん♡ ヒロくぅんっ♡♡」
「すっごい腰にごりごりされてる……」
「ヒロくんっ♡ 出していい? ヒロくんにかけていい?」
「で、出そう? じゃあ、うん……いい、よ」
許可を出した直後、シンヤの陰茎が僅かに脈打つ。どろりとした生温かい液体が垂れていく感覚は不快だったが、シンヤに精液をかけられたのだと意識すると頬が熱くなった。
「やっぱヒロくん目怖いね」
「だから普段は隠してるんだよ……睨んでないのに睨んだだろとか言って絡まれるし」
「でも俺その目好き♡ 怖いけど」
鏡をチラリと見る。鋭い目はこちらを睨んでいるようにしか見えない。こんな目のどこに気に入る要素があるのかと笑いつつも、少し照れる。
「次は身体だけど……せっかくだし洗いっこしよっか。シンヤくん鏡の方向いて」
「うん……?」
素直に鏡の方を向いたシンヤの背後に回る。低身長の僕はシンヤの影に完全に隠れており、鏡に映っていない。
「何するの? 俺ヒロくんを常に視界に入れておきたいんだけど……」
「チビで悪かったね」
「嫌味のつもりはなかったんだけど、ヒロくんはちっちゃいとこも可愛いよ♡」
そもそも可愛いという褒め言葉がそんなに嬉しくないんだよな、カッコイイとか言われたい。
「背中洗うんだよ」
手で泡立てたボディソープをシンヤの腰と僕の腹に塗りつけ、シンヤを背後から抱き締める──いや、抱きつくと言った方が正しいか。
「ヒ、ヒロくんっ? 何っ?」
「背中洗うんだってば」
「そういう洗い方……? これ……ヒロくん、ヒロくんの体温が……♡ ヒロくんの肌がぁっ……♡♡」
「喜んでくれてよかった。僕も……結構興奮してるよ、これ」
体温や肌などシンヤと同じ意見もあれば、背後からだからこそのシンヤの尻の感触がたまらない。ぽよぽよと腹を跳ね返してくる。僕の背が低いせいでせっかく勃起した陰茎は触れないけれど……僕、もしかして立ちバック出来ないのか?
「んっ……♡ ヒロくんのっ、ちょっと当たってる……♡」
陰茎は太腿の裏に触れるだけだが、それはそれで素晴らしいものだ。先端が当たるだけだから生殺しと言えばそうなのだが。
「肩の方は手で洗うね」
届かなかった部分を手で洗えば、シンヤの背中は泡まみれになり肌の色は消える。
「じゃあ交代、シンヤくんこっち向いて」
「うん♡」
シンヤの顔を見たいところだが、我慢して壁の方を向く。背中にボディソープが塗られた感覚があり、鼓動が早まる。
「ヒロくんっ♡ あぁ……ヒロくんちっちゃくて可愛い♡」
「ちっちゃいは余計だよ。っていうかシンヤくん……勃ってる?」
「うん♡ ヒロくんの背中気持ちいい……♡」
腰に擦り付けられる陰茎の硬さと熱が気になって、背中に感じる体温の心地良さに酔えない。
「はぁっ……♡ はぁ……♡ ヒロくん♡ ヒロくぅんっ♡♡」
「すっごい腰にごりごりされてる……」
「ヒロくんっ♡ 出していい? ヒロくんにかけていい?」
「で、出そう? じゃあ、うん……いい、よ」
許可を出した直後、シンヤの陰茎が僅かに脈打つ。どろりとした生温かい液体が垂れていく感覚は不快だったが、シンヤに精液をかけられたのだと意識すると頬が熱くなった。
0
お気に入りに追加
294
あなたにおすすめの小説

青少年病棟
暖
BL
性に関する診察・治療を行う病院。
小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。
※性的描写あり。
※患者・医師ともに全員男性です。
※主人公の患者は中学一年生設定。
※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。



塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。

就職するところがない俺は男用のアダルトグッズの会社に就職しました
柊香
BL
倒産で職を失った俺はアダルトグッズ開発会社に就職!?
しかも男用!?
好条件だから仕方なく入った会社だが慣れるとだんだん良くなってきて…
二作目です!

皇帝陛下の精子検査
雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。
しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。
このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。
焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる