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こんな関係がいつまでも
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スマホの中、手のひらに隠せるサイズのシンヤを見て、本当にこの大きさならいいのにと思ってしまう。もしそうだったら彼は学校に行けないからテスト勉強で僕を放っておかないし、僕がこっそり部屋に住まわせても大丈夫だからずっと一緒に居られる。
『あぁんっ♡ はぁんっ♡ んんっ♡ んぅう……♡ ぅああっ♡ おひりめくれりゅうぅっ♡♡』
もしシンヤが手のひらサイズだったら絶対に彼を抱けないけれど、彼がずっと僕の懐に居てくれるならそれでいい。たまに綿棒だとかで犯させてくれたらいい、僕の陰茎に抱きついて全身で扱いてくれたらいい、ずっと一緒にいたい。
「……っ、ふ……はぁっ、はぁっ……ぁ……」
先走りの汁で手がベタベタだ。
『んっ♡ んんっ……♡ んぁ? あっ、ヒロくん、ヒロくんもしてるっ? 勃つんじゃん……頑張って引き止めて抱いてもらえばよかった』
「ダメ……初めては、特別な日に、特別な場所で……一生の思い出になるようにしたい」
たとえこの先シンヤと別れることになっても思い出だけは──って、何を考えてるんだ僕は。そんなこと万が一にもありえない。男同士だからも、思春期だからも、関係ない。僕達の愛情は気の迷いなんかじゃなく命が燃え尽きるまで変わらない真実だ。
『そう考えてくれるのは嬉しいけどぉ……♡』
「……さっきは急に帰ってごめん。でも、あの時帰ってないと僕の今までの我慢も覚悟も無駄になる……君を抱く日まで二度と君を抱こうとしないよ」
『…………えへへっ♡ なんか日本語おかしいよ、ヒロくんってば♡ こしこしするのに夢中になっちゃった?』
「どっちかって言うと、君に夢中かな」
シンヤの顔が真っ赤になっていく。薄らと割れた腹筋が微かに動き、直後シンヤが仰け反って射精する。指一本足りとも触れられていなかったくせに精液を放った陰茎は次第に縮み、情けなく垂れた。
『……っ、ぅ……ん、んぅ…………イっちゃったぁ……♡ ヒロくんが、嬉しいこと言うからぁ……♡』
「んっ……! ん……? 何? ごめん……僕も今イったよ」
『イく瞬間のヒロくんめちゃくちゃ可愛かった♡』
「なっ……き、君ほどじゃないよ」
精液にまみれた手で自身の陰茎を掴んだまま、シンヤはディルドを後孔で咥えたまま、僕達は性的なことなんて知らない子供のように無邪気に笑い合った。
『…………ヒロくん大好き♡ 今日はテスト勉強出来そうにないけど、でもあんまり後悔はないかも♡』
「……そう。僕も今日は夜更かしせず寝ようかな」
『明日はえっちなこと誘わないでね? ちゃんと勉強しなきゃ』
「えー……善処するよ」
『善処じゃなくて、絶対』
念押しされてしまったが、明日は今日よりチョロくなっているだろうと僕は予想する。テスト勉強しなければいけない日に恋人とペッティングに励んだという背徳感の思い出が足を引っ張るはずだ。
「明日テスト勉強出来るかどうかは君の意思次第だよ」
『……まぁ、そうだね。ヒロくんの誘惑に勝ってみせるよ』
明日もシンヤを負かしてみせる。僕は笑顔の裏で覚悟を決めた。
『あぁんっ♡ はぁんっ♡ んんっ♡ んぅう……♡ ぅああっ♡ おひりめくれりゅうぅっ♡♡』
もしシンヤが手のひらサイズだったら絶対に彼を抱けないけれど、彼がずっと僕の懐に居てくれるならそれでいい。たまに綿棒だとかで犯させてくれたらいい、僕の陰茎に抱きついて全身で扱いてくれたらいい、ずっと一緒にいたい。
「……っ、ふ……はぁっ、はぁっ……ぁ……」
先走りの汁で手がベタベタだ。
『んっ♡ んんっ……♡ んぁ? あっ、ヒロくん、ヒロくんもしてるっ? 勃つんじゃん……頑張って引き止めて抱いてもらえばよかった』
「ダメ……初めては、特別な日に、特別な場所で……一生の思い出になるようにしたい」
たとえこの先シンヤと別れることになっても思い出だけは──って、何を考えてるんだ僕は。そんなこと万が一にもありえない。男同士だからも、思春期だからも、関係ない。僕達の愛情は気の迷いなんかじゃなく命が燃え尽きるまで変わらない真実だ。
『そう考えてくれるのは嬉しいけどぉ……♡』
「……さっきは急に帰ってごめん。でも、あの時帰ってないと僕の今までの我慢も覚悟も無駄になる……君を抱く日まで二度と君を抱こうとしないよ」
『…………えへへっ♡ なんか日本語おかしいよ、ヒロくんってば♡ こしこしするのに夢中になっちゃった?』
「どっちかって言うと、君に夢中かな」
シンヤの顔が真っ赤になっていく。薄らと割れた腹筋が微かに動き、直後シンヤが仰け反って射精する。指一本足りとも触れられていなかったくせに精液を放った陰茎は次第に縮み、情けなく垂れた。
『……っ、ぅ……ん、んぅ…………イっちゃったぁ……♡ ヒロくんが、嬉しいこと言うからぁ……♡』
「んっ……! ん……? 何? ごめん……僕も今イったよ」
『イく瞬間のヒロくんめちゃくちゃ可愛かった♡』
「なっ……き、君ほどじゃないよ」
精液にまみれた手で自身の陰茎を掴んだまま、シンヤはディルドを後孔で咥えたまま、僕達は性的なことなんて知らない子供のように無邪気に笑い合った。
『…………ヒロくん大好き♡ 今日はテスト勉強出来そうにないけど、でもあんまり後悔はないかも♡』
「……そう。僕も今日は夜更かしせず寝ようかな」
『明日はえっちなこと誘わないでね? ちゃんと勉強しなきゃ』
「えー……善処するよ」
『善処じゃなくて、絶対』
念押しされてしまったが、明日は今日よりチョロくなっているだろうと僕は予想する。テスト勉強しなければいけない日に恋人とペッティングに励んだという背徳感の思い出が足を引っ張るはずだ。
「明日テスト勉強出来るかどうかは君の意思次第だよ」
『……まぁ、そうだね。ヒロくんの誘惑に勝ってみせるよ』
明日もシンヤを負かしてみせる。僕は笑顔の裏で覚悟を決めた。
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