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キスしないとダメ
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何度も何度も口付けを交わし、僕達の唾液の味はきっと同じ味になった。
「んっ♡ んん……♡ は、ぁん……♡ ヒロくん、俺……舌溶けちゃったかも……♡」
少なくとも呂律は回っていない。
「溶けてるかどうか見てあげる、出してみて?」
べーっと突き出されたシンヤの舌をぱくっと咥え、ぢゅうーっと音を立てて思いっきり吸う。
「んんんんんーっ♡♡♡」
吸い疲れたら痛みを与えないよう唇で歯を覆ってシンヤの舌を噛み、シンヤの舌先を舌でぺちぺちと叩く。
「んっ♡ んんっ♡ ん♡ ん♡ ふっ……は、ぁあっ……♡」
口を離して顔も少し離し、シンヤの顔をじっと見つめる。キスだけでトロトロに蕩け切ってくれたシンヤの目は焦点が合っていない、口も開いたままだ。
「ひ、ろ……くん♡ ひどい……舌、どぉにかなっちゃってるよこれぇ……♡」
「どうにもなってないよ」
「なったもん……♡ ヒロくんが毎日一回以上キスしてくんないと話せない口になっちゃった♡」
「……一回でいいの?」
「…………やだ♡ もっと♡」
また口付けを交わして幸福感に浸る。シンヤはどっぷりと浸かっているが、僕は勃起した陰茎の痛みで浸かり切れないでいた。興奮し続けているのに放置し過ぎたようだ、かなり張っている。
「ん♡ ん♡ ん……? ヒロくん、どうしたの?」
シンヤに肩を押されてキスが中断された。どうやら僕が無意識に腰をくねらせてしまっていたようで、それが気になったらしい。
「あ……♡ ヒロくん、そっか、勃ったまんまだったんだ……ごめんな気付かなくて、すぐ抜いたげる♡」
親指と人差し指で口の前に円を作り、そこに舌を通す。僕好みの淫らなポーズを取ったシンヤは僕に一度どくように言った。
「……いや、シンヤくん、このままでいいよ」
シンヤは僕をベッドに座らせて自分は床に降り、フェラチオをしてくれる気だったのだろう。だが、僕にはそれよりもしたいプレイがあった。
「このままって……このままでどーすんの?」
「胸でさせて」
ズボンと下着をズラし、ぶるんっと飛び出た陰茎をわざとシンヤの胸にびたんっと叩きつけた。
「あ……♡ ヒロくんのぉ……♡♡ おっきい♡ ヒロくんもっと顔に近付けてぇ♡ 匂い嗅ぎたい♡♡」
「匂いだけだよ? 舐めちゃダメ」
「分かった♡ 分かったからぁ♡ はやくぅ♡」
どこの匂いでも嗅がれるのは恥ずかしい。けれど僕は本心から僕の匂いを好んでいるシンヤのため羞恥心から目を背け、シンヤを跨いだ姿勢のまま少し移動し、シンヤの顔に陰茎を乗せた。
「ぁん……♡ ぁああ……♡♡ ヒロくん♡♡♡」
陰茎で顔を半分隠されているシンヤの姿は非常に股間に悪い。結構な時間勃ったまま放置されていた陰茎にはこれ以上血を送る必要はないのに、シンヤの淫らな笑顔が可愛いせいで血が送られて、陰茎の血管が浮いて見えるほど太くなり、グロテスクさが増す。
「はぁああん……♡♡ いい匂い♡ 見た目もかっこいい♡♡ あっつい♡ びくびくしてる♡♡」
「……っ、シンヤくん……」
頬擦りをされると先走りの汁が溢れる勢いが増す。
「あ……♡ ヒロくん、これは舐めていい? だめ? ヒロくんの蜜……♡♡♡」
「……ダメ。匂いはもういい? 胸でしたいんだよ」
「うん……♡ 俺の胸好きに使って♡♡」
元の位置に戻ってシンヤの胸に陰茎を置いた僕はシンヤの言い方が気になった。
「……そんな言い方ダメだよシンヤくん。君は物じゃないんだから、使うとか言わないの」
「…………俺の胸で気持ちよくなって♡ ヒロくん♡♡」
「うん、ごめんね面倒臭いこと言って。気持ちよくならせてもらうね」
普段から見過ごしている発言もあるだろうに、本当に面倒臭い奴だ。けれど、気付いたら注意していきたいと思うのは、彼氏として間違っていないと信じている。
「んっ♡ んん……♡ は、ぁん……♡ ヒロくん、俺……舌溶けちゃったかも……♡」
少なくとも呂律は回っていない。
「溶けてるかどうか見てあげる、出してみて?」
べーっと突き出されたシンヤの舌をぱくっと咥え、ぢゅうーっと音を立てて思いっきり吸う。
「んんんんんーっ♡♡♡」
吸い疲れたら痛みを与えないよう唇で歯を覆ってシンヤの舌を噛み、シンヤの舌先を舌でぺちぺちと叩く。
「んっ♡ んんっ♡ ん♡ ん♡ ふっ……は、ぁあっ……♡」
口を離して顔も少し離し、シンヤの顔をじっと見つめる。キスだけでトロトロに蕩け切ってくれたシンヤの目は焦点が合っていない、口も開いたままだ。
「ひ、ろ……くん♡ ひどい……舌、どぉにかなっちゃってるよこれぇ……♡」
「どうにもなってないよ」
「なったもん……♡ ヒロくんが毎日一回以上キスしてくんないと話せない口になっちゃった♡」
「……一回でいいの?」
「…………やだ♡ もっと♡」
また口付けを交わして幸福感に浸る。シンヤはどっぷりと浸かっているが、僕は勃起した陰茎の痛みで浸かり切れないでいた。興奮し続けているのに放置し過ぎたようだ、かなり張っている。
「ん♡ ん♡ ん……? ヒロくん、どうしたの?」
シンヤに肩を押されてキスが中断された。どうやら僕が無意識に腰をくねらせてしまっていたようで、それが気になったらしい。
「あ……♡ ヒロくん、そっか、勃ったまんまだったんだ……ごめんな気付かなくて、すぐ抜いたげる♡」
親指と人差し指で口の前に円を作り、そこに舌を通す。僕好みの淫らなポーズを取ったシンヤは僕に一度どくように言った。
「……いや、シンヤくん、このままでいいよ」
シンヤは僕をベッドに座らせて自分は床に降り、フェラチオをしてくれる気だったのだろう。だが、僕にはそれよりもしたいプレイがあった。
「このままって……このままでどーすんの?」
「胸でさせて」
ズボンと下着をズラし、ぶるんっと飛び出た陰茎をわざとシンヤの胸にびたんっと叩きつけた。
「あ……♡ ヒロくんのぉ……♡♡ おっきい♡ ヒロくんもっと顔に近付けてぇ♡ 匂い嗅ぎたい♡♡」
「匂いだけだよ? 舐めちゃダメ」
「分かった♡ 分かったからぁ♡ はやくぅ♡」
どこの匂いでも嗅がれるのは恥ずかしい。けれど僕は本心から僕の匂いを好んでいるシンヤのため羞恥心から目を背け、シンヤを跨いだ姿勢のまま少し移動し、シンヤの顔に陰茎を乗せた。
「ぁん……♡ ぁああ……♡♡ ヒロくん♡♡♡」
陰茎で顔を半分隠されているシンヤの姿は非常に股間に悪い。結構な時間勃ったまま放置されていた陰茎にはこれ以上血を送る必要はないのに、シンヤの淫らな笑顔が可愛いせいで血が送られて、陰茎の血管が浮いて見えるほど太くなり、グロテスクさが増す。
「はぁああん……♡♡ いい匂い♡ 見た目もかっこいい♡♡ あっつい♡ びくびくしてる♡♡」
「……っ、シンヤくん……」
頬擦りをされると先走りの汁が溢れる勢いが増す。
「あ……♡ ヒロくん、これは舐めていい? だめ? ヒロくんの蜜……♡♡♡」
「……ダメ。匂いはもういい? 胸でしたいんだよ」
「うん……♡ 俺の胸好きに使って♡♡」
元の位置に戻ってシンヤの胸に陰茎を置いた僕はシンヤの言い方が気になった。
「……そんな言い方ダメだよシンヤくん。君は物じゃないんだから、使うとか言わないの」
「…………俺の胸で気持ちよくなって♡ ヒロくん♡♡」
「うん、ごめんね面倒臭いこと言って。気持ちよくならせてもらうね」
普段から見過ごしている発言もあるだろうに、本当に面倒臭い奴だ。けれど、気付いたら注意していきたいと思うのは、彼氏として間違っていないと信じている。
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