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捻挫したけど川遊び
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昼食後、保健医の許可を得て川遊びに向かった。無茶をせず大人しく遊ぶなら……と。捻挫がなくても元々そのつもりだ。
「着替え終わった? そろそろ行こっか♡」
学校指定の水着はトランクスのような丈で、シンヤの眩しい太腿も可愛らしい膝も男らしさを感じるふくらはぎも丸出しだ。シンヤの裸を見せたくない僕にとってジャージの上は着用OKは僥倖だった。
しかし、しかしだ。ぶかっとしたジャージにぴっちりした水着、長袖と短パン、紺色と白磁の肌、それらのギャップはフェティッシュかつエロティックだ。
何が言いたいかって? シンヤはエロ可愛いなぁって言ってるだけのいつもの怪文書だよ。
「足場悪いから気を付けてね、ヒロくん」
シンヤに支えられて河原を進み、同級生達が遊んでいる位置から少し離れる。この位置なら会話を誰かに聞かれることはないだろう。
「川入れるの? テーピングとか……」
「川遊びの後はお風呂だし、その後にやり直してくれるってさ」
「そっか、じゃあ一緒に入ろっ♡」
サンダルを履いたまま入水。サラサラと流れる川の水は冷たく、体温を奪っていく。真ん中の方へと進んで腰まで浸かる頃には冷たいと騒ぐこともなくなり、ちょうどいい岩場にもたれることも出来た。
「川なんて何年ぶりかな、小学校の頃は夏休みにばーちゃんちに行った時に近くの川で遊んだりしてたんだよね」
「へー、俺川初めて」
「そうなの? 僕はあんまり動けないし……せっかくだし遊んできなよ、僕は楽しそうな君見てるだけで楽しめるから」
「俺ヒロくんと居たいな♡」
きゅっと抱きついてきたシンヤに慌てて辺りを見回すも、こちらを見ていそうな者は居ない。抱き返し、川に浸かった下半身とは真逆の温かさを感じた。
「ごめんね、足ひねってなきゃ遊べたんだけど」
「気にしないで♡ 俺ひっついてるだけでいいから♡」
「……うん」
シンヤは幼い頃から両親に放置されていたと予想している。虐待とは呼べなくても、健全とは言い難い……そんな程度の放置。きっと旅行になんて連れて行ってもらったことはないだろう、だから学校行事でだけでも楽しませてやりたかった。
「それよりさ、ヒロくん。このカッコ……なんかさ、よくない?」
背中を優しく抱いていたシンヤの手が脇腹をたどって腰に降り、水着越しの尻を撫でて生肌の太腿を鷲掴みにした。
「上ちゃんと着てるのに、下は水着でさ……ヒロくんジャージのサイズ合ってないよね。ぶかぶか。袖伸ばしたら手隠れるし、ちゃんと下ろしたらお尻隠れて水着着てるのか着てないのか分かんない」
「あ、あの……シンヤくん? 手……やらしいよ?」
太腿を撫で回し揉みしだくシンヤの手は僕に比べて大きく、力強く、骨張っている。男の手だ。
「やらしい? ヒロくんがそんな可愛くてえっちなカッコするからじゃん……♡ ダメだよ、こんな可愛い太腿みんなに見せびらかしたら。俺だけに見せて♡」
スタイルを整えるために毎日ストレッチを欠かさず、運動神経のいいシンヤとは違う。家では寝転がっているか座っているか、本を読んだりお菓子を食べたりばかりな僕の太腿はむちっとしている。揉みごたえがあるだろう。
「あ、の……シンヤくん」
「ん……? あ、可愛い♡ 顔真っ赤……♡ ね、上向いて、ちゃんと顔見せて♡」
「攻めムーブやめろぉっ……! 僕が抱かれるのかなって思っちゃう! うぅっ、この、雄!」
男としての魅力を剥き出しにしてきたシンヤに照れた僕は咄嗟に彼の顔に水をかけた。
「……っ、み、水かけ! 水かけ遊びしよ! これなら足痛めててもできる!」
シンヤは僕から数歩離れ、濡れた髪をかき上げた。濡れた黒と金の混じった髪はキラキラと輝いている。
「イケメンが居るっ……!」
クール系に見える彼は顔を拭うと僕を見つめてふにゃんと笑う。
「行くよー♡」
顔の作りに反して柔らかい笑顔に見とれていると、顔面に水の反撃を食らった。
「着替え終わった? そろそろ行こっか♡」
学校指定の水着はトランクスのような丈で、シンヤの眩しい太腿も可愛らしい膝も男らしさを感じるふくらはぎも丸出しだ。シンヤの裸を見せたくない僕にとってジャージの上は着用OKは僥倖だった。
しかし、しかしだ。ぶかっとしたジャージにぴっちりした水着、長袖と短パン、紺色と白磁の肌、それらのギャップはフェティッシュかつエロティックだ。
何が言いたいかって? シンヤはエロ可愛いなぁって言ってるだけのいつもの怪文書だよ。
「足場悪いから気を付けてね、ヒロくん」
シンヤに支えられて河原を進み、同級生達が遊んでいる位置から少し離れる。この位置なら会話を誰かに聞かれることはないだろう。
「川入れるの? テーピングとか……」
「川遊びの後はお風呂だし、その後にやり直してくれるってさ」
「そっか、じゃあ一緒に入ろっ♡」
サンダルを履いたまま入水。サラサラと流れる川の水は冷たく、体温を奪っていく。真ん中の方へと進んで腰まで浸かる頃には冷たいと騒ぐこともなくなり、ちょうどいい岩場にもたれることも出来た。
「川なんて何年ぶりかな、小学校の頃は夏休みにばーちゃんちに行った時に近くの川で遊んだりしてたんだよね」
「へー、俺川初めて」
「そうなの? 僕はあんまり動けないし……せっかくだし遊んできなよ、僕は楽しそうな君見てるだけで楽しめるから」
「俺ヒロくんと居たいな♡」
きゅっと抱きついてきたシンヤに慌てて辺りを見回すも、こちらを見ていそうな者は居ない。抱き返し、川に浸かった下半身とは真逆の温かさを感じた。
「ごめんね、足ひねってなきゃ遊べたんだけど」
「気にしないで♡ 俺ひっついてるだけでいいから♡」
「……うん」
シンヤは幼い頃から両親に放置されていたと予想している。虐待とは呼べなくても、健全とは言い難い……そんな程度の放置。きっと旅行になんて連れて行ってもらったことはないだろう、だから学校行事でだけでも楽しませてやりたかった。
「それよりさ、ヒロくん。このカッコ……なんかさ、よくない?」
背中を優しく抱いていたシンヤの手が脇腹をたどって腰に降り、水着越しの尻を撫でて生肌の太腿を鷲掴みにした。
「上ちゃんと着てるのに、下は水着でさ……ヒロくんジャージのサイズ合ってないよね。ぶかぶか。袖伸ばしたら手隠れるし、ちゃんと下ろしたらお尻隠れて水着着てるのか着てないのか分かんない」
「あ、あの……シンヤくん? 手……やらしいよ?」
太腿を撫で回し揉みしだくシンヤの手は僕に比べて大きく、力強く、骨張っている。男の手だ。
「やらしい? ヒロくんがそんな可愛くてえっちなカッコするからじゃん……♡ ダメだよ、こんな可愛い太腿みんなに見せびらかしたら。俺だけに見せて♡」
スタイルを整えるために毎日ストレッチを欠かさず、運動神経のいいシンヤとは違う。家では寝転がっているか座っているか、本を読んだりお菓子を食べたりばかりな僕の太腿はむちっとしている。揉みごたえがあるだろう。
「あ、の……シンヤくん」
「ん……? あ、可愛い♡ 顔真っ赤……♡ ね、上向いて、ちゃんと顔見せて♡」
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