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上下とも犯したい
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大きく開いた足の間で地毛の黒と染髪の金のツートンカラーの頭がもぞもぞと揺れる。髪の跳ねを直すよう意識して撫でてやると頭の丸っこさがよく分かり、庇護欲が膨らむ。
「ん♡ はむ♡ んんっ♡」
「……っ、ん……今の、舌の……よかった。ぁ、そう……それ、気持ちいい」
潤んだ瞳はじっと僕の顔を見上げているから、フェラされて喘ぐのはダサいなんて考えず、快感を覚えたら顔にも声にも素直に出す。
「そう、裏筋の……っ、うん……気持ちいい、どんどん上手になってるね、シンヤくん」
「んっ♡ んんぅっ♡ ぁ、むっ♡ んん♡」
「よしよし……奥まで咥えなくていいから、もっと舌を……んっ、そうそう……上手いよ」
ぱくっという擬態語が似合う浅い咥え方をさせ、裏筋を舌の腹で押す愛撫がお気に入りだと教え込む。自分の快楽を追求していたが、不意にシンヤの反応の妙な点に気付く。
「シンヤくん……?」
フェラをしているだけにしては呼吸が荒いし、顔も赤くなり過ぎだ。腰を微かにくねらせてもいる。
「……僕のしゃぶって興奮して、バイブ締め付けちゃってるんだね」
「んんんっ♡♡ ぅん♡」
「服着て匂い嗅いでイくんだもんね……そりゃ、しゃぶったら気持ちよくなるよね」
「ん♡ んんぅ♡ はぅ♡ んん♡」
正座をしているシンヤの太腿の上に足を乗せる。無言で見つめ合うだけで僕達は通じ合い、シンヤは足を少し開いた。僕はシンヤの太腿の隙間に足をねじ込み、足の甲でシンヤの陰茎を優しく押す。
「んんぅうっ♡♡♡ んぅうっ♡♡」
陰茎を喉奥に突っ込んだりはしないけれど、咥えさせたままにはしておきたいので、シンヤの頭を押さえた。
「いいよっ、シンヤくん……僕もそろそろイくから、シンヤくんもイけるならイって」
「……っ♡♡ んぅぅっ♡♡♡ ふっ、んむっ、んんんんっ♡♡♡」
シンヤの口内に射精し、脱力してシンヤの頭から手を離す。シンヤも絶頂してしまったようで、萎えた陰茎を咥えたままぐったりとして動こうとはしなかった。
「はぁ……ふぅ…………すごくよかったよ、シンヤくん」
「ん……♡」
「うん、抜くね」
シンヤの額を押して陰茎を抜こうとすると吸い付いてきた。射精直後の陰茎への快感に声が裏返ってしまう。
「……っ、あ……は…………ありがとう。えっと……シンヤくん、僕の精液、飲んだ?」
萎えた陰茎を下着の中に戻しながら尋ねるとシンヤは口を開け、白濁液が絡んだ舌を突き出した。
「…………残ってるの、咀嚼してくれる? 僕の精液もぐもぐするの……くちゃくちゃって、口の中で、うん……そう、そう、そうだよシンヤくん」
シンヤはしっかりと口を閉じて顎を動かし、僕に音を聞かせることなく精液を咀嚼した。普段の食事ならそれで正解なのだが、この時ばかりは下品にして欲しかったな。
「美味しい? 苦いとか聞くけど……どう? あ、まだ答えなくていいよ、まだもぐもぐしてて」
終わりは僕が告げるべきだとは分かるが、タイミングが分からない。いつ終わらせればいいんだ? 僕が咀嚼しているわけでもないのに分かるわけがない。
「…………そ、そろそろいいよ、もぐもぐやめても……したいなら続けて」
そう告げてからシンヤはしばらく咀嚼を続け、ごくんと喉仏を動かし、空っぽになった口内を僕に見せて微笑んだ。
「苦かったけど……ヒロくんのって考えたらめちゃくちゃ美味しかった♡♡」
僕にとって百点満点の答えに僕は感激し、言葉が出てこなくなってしまい、シンヤの笑顔が不安に曇り始めたのに気付き、慌ててベッドを降りてシンヤを抱き締めた。
「ん♡ はむ♡ んんっ♡」
「……っ、ん……今の、舌の……よかった。ぁ、そう……それ、気持ちいい」
潤んだ瞳はじっと僕の顔を見上げているから、フェラされて喘ぐのはダサいなんて考えず、快感を覚えたら顔にも声にも素直に出す。
「そう、裏筋の……っ、うん……気持ちいい、どんどん上手になってるね、シンヤくん」
「んっ♡ んんぅっ♡ ぁ、むっ♡ んん♡」
「よしよし……奥まで咥えなくていいから、もっと舌を……んっ、そうそう……上手いよ」
ぱくっという擬態語が似合う浅い咥え方をさせ、裏筋を舌の腹で押す愛撫がお気に入りだと教え込む。自分の快楽を追求していたが、不意にシンヤの反応の妙な点に気付く。
「シンヤくん……?」
フェラをしているだけにしては呼吸が荒いし、顔も赤くなり過ぎだ。腰を微かにくねらせてもいる。
「……僕のしゃぶって興奮して、バイブ締め付けちゃってるんだね」
「んんんっ♡♡ ぅん♡」
「服着て匂い嗅いでイくんだもんね……そりゃ、しゃぶったら気持ちよくなるよね」
「ん♡ んんぅ♡ はぅ♡ んん♡」
正座をしているシンヤの太腿の上に足を乗せる。無言で見つめ合うだけで僕達は通じ合い、シンヤは足を少し開いた。僕はシンヤの太腿の隙間に足をねじ込み、足の甲でシンヤの陰茎を優しく押す。
「んんぅうっ♡♡♡ んぅうっ♡♡」
陰茎を喉奥に突っ込んだりはしないけれど、咥えさせたままにはしておきたいので、シンヤの頭を押さえた。
「いいよっ、シンヤくん……僕もそろそろイくから、シンヤくんもイけるならイって」
「……っ♡♡ んぅぅっ♡♡♡ ふっ、んむっ、んんんんっ♡♡♡」
シンヤの口内に射精し、脱力してシンヤの頭から手を離す。シンヤも絶頂してしまったようで、萎えた陰茎を咥えたままぐったりとして動こうとはしなかった。
「はぁ……ふぅ…………すごくよかったよ、シンヤくん」
「ん……♡」
「うん、抜くね」
シンヤの額を押して陰茎を抜こうとすると吸い付いてきた。射精直後の陰茎への快感に声が裏返ってしまう。
「……っ、あ……は…………ありがとう。えっと……シンヤくん、僕の精液、飲んだ?」
萎えた陰茎を下着の中に戻しながら尋ねるとシンヤは口を開け、白濁液が絡んだ舌を突き出した。
「…………残ってるの、咀嚼してくれる? 僕の精液もぐもぐするの……くちゃくちゃって、口の中で、うん……そう、そう、そうだよシンヤくん」
シンヤはしっかりと口を閉じて顎を動かし、僕に音を聞かせることなく精液を咀嚼した。普段の食事ならそれで正解なのだが、この時ばかりは下品にして欲しかったな。
「美味しい? 苦いとか聞くけど……どう? あ、まだ答えなくていいよ、まだもぐもぐしてて」
終わりは僕が告げるべきだとは分かるが、タイミングが分からない。いつ終わらせればいいんだ? 僕が咀嚼しているわけでもないのに分かるわけがない。
「…………そ、そろそろいいよ、もぐもぐやめても……したいなら続けて」
そう告げてからシンヤはしばらく咀嚼を続け、ごくんと喉仏を動かし、空っぽになった口内を僕に見せて微笑んだ。
「苦かったけど……ヒロくんのって考えたらめちゃくちゃ美味しかった♡♡」
僕にとって百点満点の答えに僕は感激し、言葉が出てこなくなってしまい、シンヤの笑顔が不安に曇り始めたのに気付き、慌ててベッドを降りてシンヤを抱き締めた。
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