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恋人のお口
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粘膜に覆われた、温かく濡れた穴。最も浅い体内──口腔のことだ。
「ぅ、わっ……あったかい」
ぬるりと弾力のある舌が陰茎に絡みつく。口の外に突き出した舌に舐められるのと、口内に陰茎を入れさせてもらった上で舐められるのとでは感覚が違う。
「はぁ……ぁ、気持ちぃ……」
空気を抜きながら口を窄め、唇を陰茎にぴったりと引っ付かせる。ちゅうちゅうと弱く吸いながら舐め回し、僕に耐えず快感を与える。
「シンヤ、くんっ……ぁ、だめっ……」
シンヤの喉奥に亀頭が擦れてしまった。奥深くまで咥えさせ過ぎた。シンヤを嘔吐かせてしまわないよう腰を引いたが、シンヤは僕の腰に腕を回して更に奥まで僕の陰茎を飲み込んだ。
「んゔぅっ……♡ ん♡ ぐ、ぅっ♡ ふゔぅっ♡ うぅ……♡」
ごりごりと喉の内壁に陰茎の先端が擦れている。シンヤは顔を真っ赤にして苦しそうな声を上げながらも僕の陰茎から離れようとしない。
「だ、だめだって、シンヤくん……喉、ちょっと……!」
「んぅ……? ん、んんっ……♡ ぷはっ♡ なぁに、ヒロくん」
「い、いや、いやいや……シンヤくん……喉、ごりごりってしてたよね、大丈夫?」
駅のトイレでしてもらった時は頭を掴んで押さえつけて腰まで振った僕だが、あれは最低過ぎたと反省している。シンヤの心身には苦痛を与えないようにしてやりたいのだ。
「……俺さ、家で練習したんだ。ディルドしゃぶって奥まで入れても吐いちゃわないように慣れたんだよ。だからヨユーだって、ガンガン腰振ってくれていいよ?」
家でディルド咥えて練習した? そんなこと聞いたらその光景を想像してしまう。
「もしかして……気持ちよく、なかった? 色々調べながら練習したんだけどっ……まだ、下手だったかな」
「えっ? そ、そんな……違うよ、めちゃくちゃよかった。でも、シンヤくんが苦しかったら嫌だなって思って」
「俺は平気だよ?」
「ならいいんだ、ありがとう、ごめんね」
煌めく金色の髪の隙間に指を入れ、黒い地毛を更に遡り、頭皮を揉むように撫でる。
「ヒロくんに撫でられんの好き……♡ しゃぶっていいんだよな?」
「うん……お願い」
口内に溜まった空気が唇と陰茎の隙間から抜けていく際、くぷくぷと鳴る水っぽい空気の音が好きだ。
「ん♡ ん、ゔぅっ……♡♡」
苦しそうな声を漏らし、涙目で僕を見上げ、喉奥で亀頭を愛撫するシンヤ。その頭をそっと撫でる。
「気持ちいいよ……すっごく、気持ちいい」
涙目の愛らしさ、上目遣いのあざとさ、亀頭への刺激、陰茎全体を吸われる快感、そうしながらも動きを止めない舌の健気な愛撫、何もかもが僕を射精へと導く。
「ゃ、ばっ……シンヤくん、出そう、出るっ……」
シンヤを離れさせて亀頭にティッシュを押し当てて自分で扱いて──そう考えてはいたが、シンヤが陰茎を吸う力を強めたためあっさりと出してしまった。
「あっ……」
どぴゅっとシンヤの喉奥に流れ込む僕の精液。またシンヤに精液を飲ませてしまった。
「んっ……♡ ん、んぅぅっ……ぅうん…………ぷはっ♡ はぁ……♡」
ぢゅーっと尿道に残った精液まで吸い、口を離して微笑む。
「精液の苦いの慣れてきた♡ こっちのが美味かったけど……♡」
柔らかい唇が萎えた陰茎にキスをする。シンヤはニコニコと微笑んだまま立ち上がり、顔の前に手をやって吐息の匂いを確認した。
「……あ、ありがとうね、シンヤくん」
「ん? うぅん、俺好き勝手やっただけだし……むしろ本当にアレでよかったのかって感じ」
「よかったよ、本当によかった……帰ろうか」
「あ、待ってヒロくん。お願いがあるんだけど……いいかな?」
もちろんだと頷くとシンヤは僕に小さな箱を手渡した。中身は絆創膏だ。
「教室からここまで移動して思ったんだけど……やっぱ絆創膏なしは無理だよ、乳首気持ちよくなっちゃって、もう……」
シンヤはぷるんと揺れるピンク色の綺麗な乳首を突き出し、僕に愛撫を──じゃなくて、絆創膏を貼れと頼んだ。
「ぅ、わっ……あったかい」
ぬるりと弾力のある舌が陰茎に絡みつく。口の外に突き出した舌に舐められるのと、口内に陰茎を入れさせてもらった上で舐められるのとでは感覚が違う。
「はぁ……ぁ、気持ちぃ……」
空気を抜きながら口を窄め、唇を陰茎にぴったりと引っ付かせる。ちゅうちゅうと弱く吸いながら舐め回し、僕に耐えず快感を与える。
「シンヤ、くんっ……ぁ、だめっ……」
シンヤの喉奥に亀頭が擦れてしまった。奥深くまで咥えさせ過ぎた。シンヤを嘔吐かせてしまわないよう腰を引いたが、シンヤは僕の腰に腕を回して更に奥まで僕の陰茎を飲み込んだ。
「んゔぅっ……♡ ん♡ ぐ、ぅっ♡ ふゔぅっ♡ うぅ……♡」
ごりごりと喉の内壁に陰茎の先端が擦れている。シンヤは顔を真っ赤にして苦しそうな声を上げながらも僕の陰茎から離れようとしない。
「だ、だめだって、シンヤくん……喉、ちょっと……!」
「んぅ……? ん、んんっ……♡ ぷはっ♡ なぁに、ヒロくん」
「い、いや、いやいや……シンヤくん……喉、ごりごりってしてたよね、大丈夫?」
駅のトイレでしてもらった時は頭を掴んで押さえつけて腰まで振った僕だが、あれは最低過ぎたと反省している。シンヤの心身には苦痛を与えないようにしてやりたいのだ。
「……俺さ、家で練習したんだ。ディルドしゃぶって奥まで入れても吐いちゃわないように慣れたんだよ。だからヨユーだって、ガンガン腰振ってくれていいよ?」
家でディルド咥えて練習した? そんなこと聞いたらその光景を想像してしまう。
「もしかして……気持ちよく、なかった? 色々調べながら練習したんだけどっ……まだ、下手だったかな」
「えっ? そ、そんな……違うよ、めちゃくちゃよかった。でも、シンヤくんが苦しかったら嫌だなって思って」
「俺は平気だよ?」
「ならいいんだ、ありがとう、ごめんね」
煌めく金色の髪の隙間に指を入れ、黒い地毛を更に遡り、頭皮を揉むように撫でる。
「ヒロくんに撫でられんの好き……♡ しゃぶっていいんだよな?」
「うん……お願い」
口内に溜まった空気が唇と陰茎の隙間から抜けていく際、くぷくぷと鳴る水っぽい空気の音が好きだ。
「ん♡ ん、ゔぅっ……♡♡」
苦しそうな声を漏らし、涙目で僕を見上げ、喉奥で亀頭を愛撫するシンヤ。その頭をそっと撫でる。
「気持ちいいよ……すっごく、気持ちいい」
涙目の愛らしさ、上目遣いのあざとさ、亀頭への刺激、陰茎全体を吸われる快感、そうしながらも動きを止めない舌の健気な愛撫、何もかもが僕を射精へと導く。
「ゃ、ばっ……シンヤくん、出そう、出るっ……」
シンヤを離れさせて亀頭にティッシュを押し当てて自分で扱いて──そう考えてはいたが、シンヤが陰茎を吸う力を強めたためあっさりと出してしまった。
「あっ……」
どぴゅっとシンヤの喉奥に流れ込む僕の精液。またシンヤに精液を飲ませてしまった。
「んっ……♡ ん、んぅぅっ……ぅうん…………ぷはっ♡ はぁ……♡」
ぢゅーっと尿道に残った精液まで吸い、口を離して微笑む。
「精液の苦いの慣れてきた♡ こっちのが美味かったけど……♡」
柔らかい唇が萎えた陰茎にキスをする。シンヤはニコニコと微笑んだまま立ち上がり、顔の前に手をやって吐息の匂いを確認した。
「……あ、ありがとうね、シンヤくん」
「ん? うぅん、俺好き勝手やっただけだし……むしろ本当にアレでよかったのかって感じ」
「よかったよ、本当によかった……帰ろうか」
「あ、待ってヒロくん。お願いがあるんだけど……いいかな?」
もちろんだと頷くとシンヤは僕に小さな箱を手渡した。中身は絆創膏だ。
「教室からここまで移動して思ったんだけど……やっぱ絆創膏なしは無理だよ、乳首気持ちよくなっちゃって、もう……」
シンヤはぷるんと揺れるピンク色の綺麗な乳首を突き出し、僕に愛撫を──じゃなくて、絆創膏を貼れと頼んだ。
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