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早速クラスメイトをオカズにしてしまった
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入学早々災難だった。隣の席が不良で、しかも話しかけられて一緒に帰る羽目になってしまった。あのプリン頭の不良はシンヤとか言ったっけ? 明日には僕のことなんて忘れてくれていたらいいな。
「…………抜こ」
まぁ、そんなことは忘れてゆっくり楽しもう。オカズは朝読もうとしていたエロラノベ、内容は生意気な不良が転校先のもっと強い不良に喧嘩で負けて肉便器に調教されるというもの。
そう、僕は腐男子だ。ついでに言うとリアルな男もイケるタイプ。まぁ恋人にするなら女の子がいいとも思っているけれど──いや、どっちでもいいかな。
「不良は受けだわー……」
ラノベを読みながら大きめのクッションを足に挟み、まだ柔らかい陰茎をずりずり擦る。
「…………シンヤ、かぁ」
エロい表紙を隠すためのカバーを剥がしてラノベ内で調教されている金髪不良の淫らな絵を見る。二次元と三次元は比べるものではないが、案外と雰囲気が似ている。制服の気崩し方と髪型がほとんど同じだからだろうか。
「シンヤも受けかな……」
ナマモノはよくない、それも隣の席の奴で考えてしまったら学校生活に支障をきたす。
「シンヤ……ヤバいのに捕まって、公園のトイレとかでぐっちゃぐちゃに……」
汚い場所で乱暴犯され、相手を罵りながら泣き叫ぶシンヤを妄想する。読んでいたラノベは机に置き、しっかりと手で陰茎を扱く。
「無理矢理突っ込まれて、血ぃ出て、泣いて……ぁー、シンヤ絶対泣き顔似合う、泣かされて欲しい……痛がって、泣いてっ……はぁっ、可哀想、やばい、めっちゃ抜ける」
シンヤのオカズとしてのポテンシャルの高さに出会ったその日に気付いてしまった。
「はぁーっ……ぁー、これは、いいの出るっ……!」
初対面の厄介な不良で抜いてしまった。精液を吐き出すと途端に冷静になって、もし本人にオカズにしたことがバレたら玉を潰されるなと身震いした。
「…………久しぶりのいい射精でした」
イジメ対策の願掛け代わりに感謝をし、クラスメイトで抜いた事実から逃げるように仮眠を取った。
翌朝、ボカロを聞きながら登下校の道を歩いた僕は駅前で絶句した。大好きな旋律も機械音声も聞こえなくなった。
「シンヤ……なんで……」
シンヤが駅入り口の自販機にもたれてスマホを弄っている。まぁ、僕を待っているなんてありえないが──声をかけられる可能性はあるのでイヤホンは外して前を通ろう。
「あっ……♡ おはよぉー、ヒロくん♡」
バレない展開を望んでいたが、あっさり見つかってしまった。
「ヒロくんも今から? 一緒に行こっ♡」
「え……だ、誰か待ってたんじゃないの?」
生え際から五センチ程度、地毛の黒が見えているプリン頭。上からボタンを三つ外したポロシャツから覗く赤色の肌着。オーバーサイズのスラックスに隠れかけた白っぽいスニーカー。僕のお気に入りラノベの主人公と同じ髪型と服装だ。
「今来たばっかだけど? 待つ奴なんか居ねぇって。ほら、行こ行こ」
「うん……?」
待ち合わせもしていないのに自販機の横で何をしていたんだ? 気になるが、まぁ、下手に会話をすると関わりが深くなってイジメられる確率が高くなる。この辺りで引かなくては。
「朝は混むなー、ヒロくんこっち入んなよ」
早朝の電車は大混雑だ。シンヤはドア横の壁に僕を押し付け、俗に言う壁ドンの体勢で僕が楽にできるスペースを作った。
「……ありがと」
「大丈夫大丈夫」
顔だけでなく行動までイケメンとは恐れ入る。見た目で不良と判断してしまったが、案外と気のいい奴なのかもしれない。
昨日よりも楽に学校に着いた。シンヤは疲れた顔をして僕の肩に腕を乗せてダラダラと歩いている。
「はぁーっ……学校だりぃなぁ」
僕はシンヤの腕を乗せている肩がだるいな。なんてふざけたことは言えず、教室に着くまで廊下も階段も肩を組まれたまま歩いた。
「…………抜こ」
まぁ、そんなことは忘れてゆっくり楽しもう。オカズは朝読もうとしていたエロラノベ、内容は生意気な不良が転校先のもっと強い不良に喧嘩で負けて肉便器に調教されるというもの。
そう、僕は腐男子だ。ついでに言うとリアルな男もイケるタイプ。まぁ恋人にするなら女の子がいいとも思っているけれど──いや、どっちでもいいかな。
「不良は受けだわー……」
ラノベを読みながら大きめのクッションを足に挟み、まだ柔らかい陰茎をずりずり擦る。
「…………シンヤ、かぁ」
エロい表紙を隠すためのカバーを剥がしてラノベ内で調教されている金髪不良の淫らな絵を見る。二次元と三次元は比べるものではないが、案外と雰囲気が似ている。制服の気崩し方と髪型がほとんど同じだからだろうか。
「シンヤも受けかな……」
ナマモノはよくない、それも隣の席の奴で考えてしまったら学校生活に支障をきたす。
「シンヤ……ヤバいのに捕まって、公園のトイレとかでぐっちゃぐちゃに……」
汚い場所で乱暴犯され、相手を罵りながら泣き叫ぶシンヤを妄想する。読んでいたラノベは机に置き、しっかりと手で陰茎を扱く。
「無理矢理突っ込まれて、血ぃ出て、泣いて……ぁー、シンヤ絶対泣き顔似合う、泣かされて欲しい……痛がって、泣いてっ……はぁっ、可哀想、やばい、めっちゃ抜ける」
シンヤのオカズとしてのポテンシャルの高さに出会ったその日に気付いてしまった。
「はぁーっ……ぁー、これは、いいの出るっ……!」
初対面の厄介な不良で抜いてしまった。精液を吐き出すと途端に冷静になって、もし本人にオカズにしたことがバレたら玉を潰されるなと身震いした。
「…………久しぶりのいい射精でした」
イジメ対策の願掛け代わりに感謝をし、クラスメイトで抜いた事実から逃げるように仮眠を取った。
翌朝、ボカロを聞きながら登下校の道を歩いた僕は駅前で絶句した。大好きな旋律も機械音声も聞こえなくなった。
「シンヤ……なんで……」
シンヤが駅入り口の自販機にもたれてスマホを弄っている。まぁ、僕を待っているなんてありえないが──声をかけられる可能性はあるのでイヤホンは外して前を通ろう。
「あっ……♡ おはよぉー、ヒロくん♡」
バレない展開を望んでいたが、あっさり見つかってしまった。
「ヒロくんも今から? 一緒に行こっ♡」
「え……だ、誰か待ってたんじゃないの?」
生え際から五センチ程度、地毛の黒が見えているプリン頭。上からボタンを三つ外したポロシャツから覗く赤色の肌着。オーバーサイズのスラックスに隠れかけた白っぽいスニーカー。僕のお気に入りラノベの主人公と同じ髪型と服装だ。
「今来たばっかだけど? 待つ奴なんか居ねぇって。ほら、行こ行こ」
「うん……?」
待ち合わせもしていないのに自販機の横で何をしていたんだ? 気になるが、まぁ、下手に会話をすると関わりが深くなってイジメられる確率が高くなる。この辺りで引かなくては。
「朝は混むなー、ヒロくんこっち入んなよ」
早朝の電車は大混雑だ。シンヤはドア横の壁に僕を押し付け、俗に言う壁ドンの体勢で僕が楽にできるスペースを作った。
「……ありがと」
「大丈夫大丈夫」
顔だけでなく行動までイケメンとは恐れ入る。見た目で不良と判断してしまったが、案外と気のいい奴なのかもしれない。
昨日よりも楽に学校に着いた。シンヤは疲れた顔をして僕の肩に腕を乗せてダラダラと歩いている。
「はぁーっ……学校だりぃなぁ」
僕はシンヤの腕を乗せている肩がだるいな。なんてふざけたことは言えず、教室に着くまで廊下も階段も肩を組まれたまま歩いた。
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