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入学早々見つけてしまったオタクくん♡

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不安と期待を抱きながら校門を越えた一時間後、俺は自分の目を疑った。探していたオタクくんを初日から見つけてしまったのだ。なんて幸運なんだろう。

名は体を表す。やっぱりオタクだったオタクくんの読んでいた本を見てみると、意外なことに童話だった。ラノベか何かだと思ったのに……でも、これも幸運だ、この作家には詳しい。


長かった担任の話が終わり、ようやく放課後。オタクじゃなくてコヤケだったことを知った。苗字を間違えて読んでいたなんて──どうしよう、嫌われたかな、そんな心の狭い奴じゃないよね? バカっぽい見た目にしてるんだからバカが間違えたんだなって笑って許してくれるよね? 嫌われてないよね?

遊びに誘ってみたが断られてしまった、苗字を間違えていたから嫌われたのかな。でも名前で呼び合ったし、肩を組ませてくれたし、大丈夫だよね? 用事があるだけなんだよね?

「あの……シンヤくん?」

不安でいっぱいの俺に声をかけてくれたヒロ、髪で隠れて見えないけれど上目遣いはきっと可愛い。

「なぁに? ヒロくん♡」

「……ちょっと屈んで」

言われた通りにするとヒロは俺の頭をぽんっと撫でてくれた。嬉しい、押し倒していいってことかな?

「頭にゴミ乗ってたから……もういいよ」

「ゴミ? マジ? ありがと♡」

撫でてくれたわけじゃなかったのか。でも、優しいところが見られて嬉しい。

「あ、駅着いたよ」

「うん♡」

俺の降りる駅はここじゃないけれど、ヒロの降りる駅はここだから仕方ない。

「駅からは反対なんだね。それじゃあ、ばいばい」

「待って待って、写真撮ろ♡」

「え……いいけど、ネット上げるなら僕の顔は隠してよ」

「上げないって♡ 個人用♡♡」

可愛いヒロの顔を晒すわけがない、あくまで個人的に使用するつもりだ。

「ん、よく撮れてる♡ ばいばぁーいヒロくぅーん♡♡♡」

手を振り合って別れ、すぐにイヤホンをつけたヒロの後を追う。もちろん見つからないように物陰に隠れながら。

「ヒロくん……♡ はぁっ……後頭部可愛い♡♡ 猫背可愛い♡♡ 歩きスマホ危な可愛い♡♡♡」

ついつい呼吸が荒くなってしまう。
ヒロは不用心にも一度も振り返ることなく家に入った。俺はヒロの家の写真を撮り、位置情報をスマホに登録し、そのスマホを握り締めて胸に当てた。

「ヒロくん♡ ヒロくん……♡」

表札の小宅の文字を指でなぞる。その真横にシンヤと書いてみたが、当然目に見える形にはならない。

「…………また明日♡♡」

鳴らしてしまわないよう気を付けながらインターホンに口付けし、俺は電車を乗り継いで自宅に帰った。
無人の自宅、俺はすぐに自室に駆け込み、制服のままベッドの下を漁って玩具箱を引っ張り出した。

「今日は……お前かな」

中くらいのディルドを壁に固定し、スラックスと下着を脱いでローションを準備、陰茎にコンドームを被せたら撮ったばかりのヒロの写真を見ながら後孔に指を入れる。

「んっ……♡」

温めたローションが俺の腸内でぐちゅぐちゅと淫らな音を立てる。

「は、ぁん……♡ ヒロくん♡ ヒロくぅん……♡」

ヒロが「シンヤくん」と呼んだ声を脳内でリピート再生。引きつった笑顔のヒロの写真を見つめながら指を増やして穴を拡げる。

「ん、んんっ……♡♡ ヒロくんっ♡ きもちぃ……♡ ヒロくぅん♡ もっとめちゃくちゃしてぇ♡♡ あっ!? ひっ♡ あぁあんっ♡♡」

硬くなった陰茎から透明の蜜を垂らしながら前立腺を指で擦り上げ、腰を振って陰茎をぶるぶる揺らす。

「そこっ♡ そこ好きぃ♡♡ あぁあんっ♡ そこ俺の弱いとこぉっ♡♡ 弱いとこもっといじめて♡♡♡ ひっ! ぁっ!? あぁあっ……! イく♡ イくっ♡ イくぅぅっ♡♡」

ゴムの中に精液を吐き出し、後孔に指を突っ込んだまま足を震えさせる。

「ふぅっ♡ ふぅ……♡ ヒロくん? ぁ……♡ まだダメ♡ ヒロくんの指でイかされたばっかなのにぃ♡♡ 本物なんて……♡♡♡」

ヒロに矢継ぎ早に求められる妄想をしながら体勢を整え、壁に固定したディルドを挿入していく。

「あ……♡ あぁっ……♡ あっあぁあっあぁあ! はぁん……♡♡ おなかの中、ヒロくんでいっぱい♡」

画面の中のヒロを見つめると腸壁がぎゅうっとディルドを締め付ける。

「ヒロくん……♡ ぁんっ! あぁんっ♡♡ ヒロくんっ♡ ヒロくぅんっ♡♡ ぁんっ♡ らんぼっ♡♡ はぁあっ……♡ しゅきしゅきっ♡ ヒロくんらいしゅきぃいっ♡♡♡」

歪な形をしたディルドのイボに容赦なく腸壁を擦り上げられ、壁に尻を何度も叩きつけた俺は後孔だけでの絶頂を迎えた。足の力が抜けて膝から崩れ落ち、情けなく開脚したままうつ伏せに横たわる。

「はぁ……♡ ヒロくんの生写真の威力やば♡ 久しぶりにガチイキしちゃったぁ♡♡ ぁー……立てない……はぁっ、ここでもっかいズボズボして欲しいなぁ♡♡♡」

もうしばらくは叶わない願いを胸に、俺は下半身を痙攣させながらゆっくりと眠りの闇に落ちていった。
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