俺の名前は今日からポチです

ムーン

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きゃんぷ、にじゅうなな

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夕飯を終えると雪風達は食器を片付けに寝室を出ていってしまった。帰ってきたら弄ってくれるのだと信じ、乳首と陰茎を硬く膨らませて待った。

「ただいま!」

「おかえりなさいユキ様っ! 早く、早くっ……」

足首をベッド下部の柵に固定した縄はほどかれていないから雪兎を迎えに行けない。足を少し開いた状態での拘束だから下半身はまともに動かせない。

「えっと……あったあった、これだね」

雪兎はベッドには来ず、床に置いた鞄からトランプを取って部屋を出ていった。

「早く行こうぜ」

「うん!」

扉の外には雪風が待っており、扉は無常にも閉じられた。

「嘘だろ……?」

これ以上玩具もなしで焦らされるなんて耐えられない。トランプゲームなんて白熱したら何時間でも続けてしまうものだ。

「ユキ様……ユキ様っ、ぁ、あっ……ひぁ、ああっ……!」

疼きに耐えられなくなった俺は自慰を始めた。自分で自分の乳首を両方抓り、痛みと快楽を得る。しかし雪兎にしてもらうほどの快感はない。

「ん、んぅっ……ふ、ぁあっ……」

乾いて張り付いた雪風の精液が乳首をぐりぐりと弄る度にポロポロと剥がれていく。コックリングがつけられていることも忘れて右手を陰茎を扱くのに移した。

「ぁ、ああっ……出ないっ、クソっ、痛いっ……」

不意に小指がコックリングに触れ、外してしまえと悪魔の囁きが聞こえた。しかし流石にこれを外せば雪兎は怒るだろう、自慰もきっと勝手な行為だと言って咎められる……お仕置きが増える?

「これ、どうやって……あ、外れたっ……!」

コックリングを外し、俺はすぐには扱かずにまず深呼吸をした。そしてゆっくりと右手で陰茎を握り、左手で亀頭を包んだ。

「はぁ、はぁ……ぁ、ぁああっ!? ひっ、ぁ、きもちぃっ、なにっ、なにこれっ、きもちぃいっ!」

自慰で声を上げてしまうなんて、なんて情けない犬だろう。けれどもう手も声も止まらない。焦らされた陰茎を扱く気持ちよさに釣られて腰も揺れている。

「きもちぃっ、やばいっ……出るっ!」

精液を全て左手で受け止め、ドロっとした白いそれに嫌悪感を覚える。雪兎か雪風のものなら迷いなく啜っていただろうなと思いつつ、雪兎が喜んでくれるかもと胸に擦り付けた。

「ぅ……生温かい、気持ち悪……」

射精したことで気持ちも冷めてしまった。乳首さえ避ければ胸を撫でても何も感じない。

「ただいまー」

一息ついていると雪兎と雪風が帰ってきた。その手にトランプはない。

「……あれ? ポチ、コックリング外しちゃったんだ。ふーん……悪い子」

今度はまっすぐベッドに乗った雪兎はコックリングを拾って俺をじっと睨んだ。

「たっぷり射精して萎えちまったみたいだなぁ? 真尋。一人でしたのか? 薄情者」

雪風もベッドの上に乗り、俺の真後ろに座った。大きく開かれた足が俺の腰の隣に立てられている。

「あ、あのっ……ユキ様、帰ってこないと思って、俺っ…………ユキ様、トランプは……?」

「トランプ? あぁ、使用人さん達がね、仕事終わったあと暇そうにしてたから貸してあげたんだ」

「大富豪のローカルルールで揉めてたな」

だからすぐに戻ってきたのか。しまった、失敗だ、大人しく待っていれば普通に攻めてもらえたんだ。

「あ、あの……ごめんなさい、その……俺」

雪兎は何も言わずに微笑んだままローターを持ち、俺の萎えた陰茎の亀頭に押し当て、スイッチを入れた。

「ひぁあぁああっ!? だめっ、だめだめだめっ、ゃあぁああっ!」

射精を果たしたばかりの敏感な部分に最大の振動が与えられ、流石に止めようとしたが雪風に羽交い締めにされて抵抗を封じられた。

「なに暴れてんだよ、楽しもうぜ? 真尋ぉ」

鈴口に押し付けられていたローターが裏筋に移動し、腰を跳ねさせて精液を垂れ流す。

「あぁああっ!? らめっ、らめぇえっ! イった、イったぁっ! イってるぅうっ!」

「ふふ……可愛いよ、ポチ。狙い通りの行動してくれてありがとう、予定通り……たっぷりお仕置きしてあげるね?」

透明の液体を噴き出すとようやくローターを止めてもらえた。しかしそれは更なる責めの始まりに過ぎない、もう限界に近い俺は身体を痙攣させながら口角を吊り上げた。
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