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ぱーてぃ、じゅうよん

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雪兎がベッドを降り、俺の背後に立つ。それだけで俺の呼吸は浅く激しくなる。
右足は床を、左足はベッドを踏んでいるこの体勢は非常に不安定だ。雪兎の腰の高さに合わせて腰を落としているから中途半端に膝を曲げていてふくらはぎと太腿に大きな負荷がかかっているし、左足が踏んでいるベッドのマットは柔らかくバランスが崩れやすい。

「はぁっ、はぁっ……はぁっ…………ユキ様っ、ユキ様ぁ……」

「まだ何もしてないよ」

頭の後ろで手を組んでいるから腕を広げてバランスを取ることも不可能。何もされていないのにぐらついているようでは始まってしまったら倒れるに決まっている。

「……ぁ、あの、ユキ様。俺これ足腰かなり辛くて。転ぶかもしれませんし、体勢変えさせてもらえませんか?」

雪兎からの返事はなく、白く小さな手が腰を掴み、親指で尻肉を引っ張って穴を拡げた。

「そ、そんなに……見ないで」

ヒクヒクと開閉を繰り返しているのが分かる。腸液が太腿をつたっていくのが感覚で分かる。自分の身体の興奮具合がよく分かるからこそ、羞恥心が大きい。

「……ユキ様? 入れる……? ひっ、ぁ、あっ、あの、ユキ様ぁっ……ぁんっ! んぁ、あぁあっ……くるっ、くるぅっ……ぁあっ……」

ゆっくりと雪兎の陰茎が入ってくる。腸壁の感触を楽しむように、時折引き返して角度を変えて進んだりもしながら、俺の中を満たしていく。

「ポチ、ちょっと高いよ」

腰を掴んだ雪兎の手に無遠慮に引っ張られ、俺の感覚では十分落とせていたと思っていた腰を更に引き下げられる。この角度に曲げられた膝には体重を支えるほどの力が入らない。

「んひぃっ!?」

その上、ディルドも指も届かなかった場所を抉られる。

「わっ……! ちょっとポチ、ちゃんと立ってよ」

足に力がらず立っていられなくなった。最後の力を振り絞って雪兎を潰さないよう前側に倒れ、床に四つん這いになった。

「ご、ごめんなさい……でも俺言ったじゃないですか、転ぶかもしれないって。なのにユキ様が無茶するからぁ……」

「……僕のせいだって言うの? 飼い主のせいにするなんて……悪いペットだね!」

パァンッ! と破裂音が響く。太腿の側面を叩いたのはよくしなる棒状の鞭で、俺は痛みに身を強ばらせて雪兎の陰茎を強く締め付け、静かに絶頂を迎えた。

「ひっ、ひぃっ……ユキ様、鞭……」

「嫌かもしれないけど、これはお仕置きだからね」

わざと俺を転びやすい体勢にしたのだ。床に這いつくばった無様な俺を鞭で叩きながら犯すために。でなければ鞭が手の届く場所に置いてあるはずがない。

「鞭、もっとぉ……」

「……そう言うと思ったよ!」

「ひぁあぁああんっ!?」

鞭が尻に強く振り下ろされ、強く鋭い痛みを覚える。振動を奥に響かせるタイプではないようで、皮膚とそのすぐ下の肉がズキズキと痛みを忘れない。

「はぁっ……あぁ、もっと……ぁひんっ! ひぁっ! 痛っ、ぁ、あっ、ひゃあんっ!」

痛みが快感で、歳下の男に鞭を振るわれているという情けなさもあって、俺はまた絶頂を迎えた。
陰茎を突っ込まれたままの尻をふるふると震わせて鞭をねだり、叩かれれば嬌声を上げて射精し、床を、白濁で汚す。そんな俺の様は人間とは言えないもので、それを意識した俺は更に興奮して雪兎の陰茎を熱烈に締め上げた。
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