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ぱーてぃ、なな
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俺の拘束を外した雪兎は雪風を立たせ、俺と雪風に着いてくるよう言って寝室に向かった。大きなベッドを前に雪兎の命令を待っていると、雪兎は雪風を突き飛ばしてベッドに転がした。
「何なんだよ……いい加減手錠外してくれよ」
「じゃあ、ゲームで決めようか。ポチの躾はその後ね」
後回しに決まった後孔が切なさにヒクヒクと動くのを自分でも感じつつ、ゲームの説明を楽しみに待つ。
「69で勝負だよ。ポチは雪風のを、雪風はポチのを……まぁ、しゃぶるでもなんでもして、口だけで気持ちよくしてあげる。先にイった方が負け」
「負けたらどうなるんだ?」
「雪風が負けたら足枷を増やす、勝ったら手錠を外す。ポチが負けたら躾に雪風も参加、勝ったら雪風と交尾しながら躾だよ」
二人がかりで責められるか、雪風を抱きながら雪兎に弄ばれるか、そのどちらか。どちらも魅力的な条件だ。しかし雪風を抱く時は雪風に集中しなければ彼の心を傷付けてしまうかもしれない。
「マジかよ勝っても負けても天国じゃん。どうしようかな……ユキと一緒に真尋虐めるか、真尋と一緒にユキに虐められるか、だろ? うわぁ迷う」
傷付いたりしなさそうだ、よかった。
雪兎に促されて俺は雪風の隣に寝転がる。当然上下は逆だ、俺の顔の前には雪風の股間があり、雪風の顔の前には露出したままの俺の陰茎がある。
「ポチが雪風脱がしたらスタートね」
雪風のベルドを外し、スラックスと下着をまとめてズラして雪風の陰茎をぶるんっと飛び出させた。
「よーい、スタート!」
俺は手を使って雪風の腰を抱き寄せられるが、雪風は難しいだろう。俺は雪風の頭の後ろに足を回し、自身の性器の方へ誘導した。傍から見れば俺は口淫を強制している酷い奴だと思われるだろう。
「んっ、ん……?」
雪風は咥えただけで吸いも舐めもしない。体勢が苦しいという訳でもなさそうだ。雪風は負けたいと思っているのだろう、なら俺は勝たなければ。
いつもと反対の反りは喉の奥まで入っていきやすく、俺に快感を与えてくれる。しかしそれに浸り過ぎることなく丁寧に舐めしゃぶる。裏筋を重点的に擦り、口内を真空に近づけることで根元から先端までを満遍なく圧迫するのだ。
「ん、くぅっ……んんっ!」
口内を俺の陰茎で満たしたまま雪風は絶頂を迎えた。放たれた白濁液を雪兎に見せると雪兎は赤紫の目を丸くして微笑んだ。
「意外だったよ、ポチが負けると思ってた。まさか雪風、わざと負けたの?」
「ん……あぁ、まぁな。いつも真尋とらぶらぶえっちを楽しんでるんだけど、たまには過激なプレイも欲しいよな。息子のペットに犯されるって感じのさ」
「そうだね、雪風は僕のペットのポチが発情期になったのを身体を張って発散させようとしてくれるんだよね。発情して暴走気味とはいえ可愛い息子の可愛いわんちゃんを万が一にも傷付けないように、手足を拘束させてくれるんだよね」
親子の会話とは思えないが、プレイの背景設定が出来上がった。
雪風は後ろ手に拘束されたまま仰向けになり、M字に脚を開いた。雪兎が足枷と言っていたのは太腿と脛を合わせて締める細いベルトだったらしい。
「はは……足伸ばせなくなったな。閉じるのはまだいけるけど」
「ほら、ポチ。僕のお父さんが体張ってポチの発情を治めてくれるって言ってるよ」
「そうだぞポチ、遠慮なく……待って今お父さんって言った!?」
雪兎は鮮やかな青緑のゴム手袋をつけた。その表面には無数のイボがあり、明らかに普通の用途のゴム手袋ではないと分かる。その手袋で膨らみかけていた陰茎を掴まれ、扱かれると素手でされる数倍の快感に襲われた。
「ひっ……!? ん、んぁっ、あぁああっ……ぁ? ユキ様……?」
しかし勃起するとすぐに手を離された。
「勃たったなら入れて」
歪な手袋に背を押されて雪風の方へ行く。蕩けた赤い瞳で俺を見上げ、期待に満ちた笑みを浮かべる雪風の太腿に手のひらを当てる。
「雪風……入れるぞ」
「犬は喋らないよ」
「…………くぅん」
既にぐっしょりと濡れそぼっていた穴に亀頭を押し当てると、キスをするように吸い付いてきた。その反応に高揚し、慎重に挿入していった。
「何なんだよ……いい加減手錠外してくれよ」
「じゃあ、ゲームで決めようか。ポチの躾はその後ね」
後回しに決まった後孔が切なさにヒクヒクと動くのを自分でも感じつつ、ゲームの説明を楽しみに待つ。
「69で勝負だよ。ポチは雪風のを、雪風はポチのを……まぁ、しゃぶるでもなんでもして、口だけで気持ちよくしてあげる。先にイった方が負け」
「負けたらどうなるんだ?」
「雪風が負けたら足枷を増やす、勝ったら手錠を外す。ポチが負けたら躾に雪風も参加、勝ったら雪風と交尾しながら躾だよ」
二人がかりで責められるか、雪風を抱きながら雪兎に弄ばれるか、そのどちらか。どちらも魅力的な条件だ。しかし雪風を抱く時は雪風に集中しなければ彼の心を傷付けてしまうかもしれない。
「マジかよ勝っても負けても天国じゃん。どうしようかな……ユキと一緒に真尋虐めるか、真尋と一緒にユキに虐められるか、だろ? うわぁ迷う」
傷付いたりしなさそうだ、よかった。
雪兎に促されて俺は雪風の隣に寝転がる。当然上下は逆だ、俺の顔の前には雪風の股間があり、雪風の顔の前には露出したままの俺の陰茎がある。
「ポチが雪風脱がしたらスタートね」
雪風のベルドを外し、スラックスと下着をまとめてズラして雪風の陰茎をぶるんっと飛び出させた。
「よーい、スタート!」
俺は手を使って雪風の腰を抱き寄せられるが、雪風は難しいだろう。俺は雪風の頭の後ろに足を回し、自身の性器の方へ誘導した。傍から見れば俺は口淫を強制している酷い奴だと思われるだろう。
「んっ、ん……?」
雪風は咥えただけで吸いも舐めもしない。体勢が苦しいという訳でもなさそうだ。雪風は負けたいと思っているのだろう、なら俺は勝たなければ。
いつもと反対の反りは喉の奥まで入っていきやすく、俺に快感を与えてくれる。しかしそれに浸り過ぎることなく丁寧に舐めしゃぶる。裏筋を重点的に擦り、口内を真空に近づけることで根元から先端までを満遍なく圧迫するのだ。
「ん、くぅっ……んんっ!」
口内を俺の陰茎で満たしたまま雪風は絶頂を迎えた。放たれた白濁液を雪兎に見せると雪兎は赤紫の目を丸くして微笑んだ。
「意外だったよ、ポチが負けると思ってた。まさか雪風、わざと負けたの?」
「ん……あぁ、まぁな。いつも真尋とらぶらぶえっちを楽しんでるんだけど、たまには過激なプレイも欲しいよな。息子のペットに犯されるって感じのさ」
「そうだね、雪風は僕のペットのポチが発情期になったのを身体を張って発散させようとしてくれるんだよね。発情して暴走気味とはいえ可愛い息子の可愛いわんちゃんを万が一にも傷付けないように、手足を拘束させてくれるんだよね」
親子の会話とは思えないが、プレイの背景設定が出来上がった。
雪風は後ろ手に拘束されたまま仰向けになり、M字に脚を開いた。雪兎が足枷と言っていたのは太腿と脛を合わせて締める細いベルトだったらしい。
「はは……足伸ばせなくなったな。閉じるのはまだいけるけど」
「ほら、ポチ。僕のお父さんが体張ってポチの発情を治めてくれるって言ってるよ」
「そうだぞポチ、遠慮なく……待って今お父さんって言った!?」
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「ひっ……!? ん、んぁっ、あぁああっ……ぁ? ユキ様……?」
しかし勃起するとすぐに手を離された。
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歪な手袋に背を押されて雪風の方へ行く。蕩けた赤い瞳で俺を見上げ、期待に満ちた笑みを浮かべる雪風の太腿に手のひらを当てる。
「雪風……入れるぞ」
「犬は喋らないよ」
「…………くぅん」
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