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びょういん、なな
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萎えた陰茎を抜いて、白濁液を零す穴がヒクヒクと震えているのを眺め、口の端を歪める。
「真尋、ヘラヘラしてないでティッシュ取ってくれ。そろそろ帰らないと仕事やばい」
口元を隠しつつベッド脇に置かれていたティッシュ箱を渡し、自分の下腹も汚れていることに気付いてティッシュを取る。雪風が俺に抱かれて喜んで溢れさせたものだと思うとまた興奮して、まだらに白く汚れた陰茎が微かに膨らんだ。
「……父親の股覗いてニヤニヤするなよ」
「入院してる息子にナース服で迫るような奴に言われる筋合いはない」
「だな……ほら、真尋。好きなだけ見ていいぞ?」
雪風は両手で尻肉を掴んで穴を拡げた。内腿に零れた分の俺の精液は既に拭い終わっているが、ぽっかりと開いたまま外気に曝されて震える腸壁には白濁液がまだまだこびりついている。
「簡単に勃たせやがって、可愛い奴だな」
中の洗浄は社長室に併設されたシャワールームででもやるのだろうか。俺も雪兎に時々やらされるが、精液を溜めたまま車移動をするだなんて、その頃の雪風は社長の顔をしているのだと想像するのも合わさって更に興奮する。
「時間マジでギリギリだから抜いてやれないぞ、悪いな。じゃ、ばいばい真尋!」
慌ててナース服からスーツに着替えた雪風は使用人を引き連れて病室を出ていった。慌ただしい彼に手を振りながら、ふと来た時には鞄を持っていたことを思い出し、ベッド横の椅子を見ればその鞄が置かれていた。
「雪風! 鞄忘れてる……って、居ないな……」
病院内をあの人数で走る訳もないし、本物の看護師に怒られる覚悟で走れば間に合うだろう。
「雪風ー! ゆーきーかー……ぜ?」
鞄を持って病室を出てすぐ、黒いスーツ姿の男の背が視界を埋めた。背伸びをして彼らが囲んだものを見てみれば、叔父に壁に押し付けられた雪風がいた。
「……俺のこと、好きだよね? 風……ほら、正直に言いなよ」
すぐに使用人達をどかして叔父を殴り飛ばしてやろうかと思ったが、それでは雪風や使用人に止められて一発二発しか殴れないなと冷静に考え、携帯端末のカメラで彼らの様子を撮ることにした。
「お兄ちゃんが好き、だろ? 風……早く言えよ、あんな犬なんかよりお兄ちゃんの方が好きって! 言え!」
雪風のことを好きでもないくせに、どうしてそう執着するんだ? いや……当然か。何年もかけて調教した玩具を犬に持ち去られたら、愛着があろうとなかろうととりあえず取り返すに決まっている。叔父にとって雪風と俺はその程度の認識だ、あのクズめ。
「……俺は風のこと好きだよ? 大好きだ、当然だよね、俺が初めて抱いたのは風なんだから……風が一番可愛いし、風が一番抱き心地いい。ほら風、お兄ちゃん大好きって言ったらまた抱いてあげる。今、キスしてあげるよ」
「……………………お、にぃ……ちゃん」
赤い瞳が幼げに潤み始めた。その瞳を見て反射的に「慰めなければ」と思い、向かおうとして、使用人に止められた。
じっと立っていた使用人が動いたことにより雪風の視線はこちらに向き、赤い瞳は俺を見つけて見開かれた。
「…………もういいぞ、やれ」
雪風がそう吐き捨てると傍観していた使用人達が三人がかりで叔父を押さえ、雪風から引き剥がし、残った者達が雪風を囲んで廊下を歩いていく。
「は……? ちょっと、風! 雪風! 待てよ、君は俺の弟だろ! 君は俺のっ……あぁもうあの犬っ……!」
叔父を押さえていた使用人達も雪風達が角を曲がると叔父を離し、走ることなく後を追った。
「犬……! 見てたんだ……よかったね、君の完全勝利だ」
使用人という壁がなくなり、叔父は俺を見つけた。悔しそうに歪みながらも俺を煽ろうとするその情けない表情を作るのは雪風と瓜二つの顔で、声で、それが何より腹立たしい。
「みっともなく足掻いてみたけど……ダメだった。もうちょっとなびくと思ってたんだけどなぁ……まぁ、いいや。犬なんかに負けるって……ふふ、いや……ちょっと、興奮するね……これ」
相変わらずこいつの性癖だけはよく分からないな。
「これも興奮するか?」
俺は叔父の前に屈んで携帯端末の画面を見せた。叔父の顔色はみるみるうちに青くなり、白くなり、それをしばらく保つと口の端が吊り上がり、目を蕩けさせて頬を紅潮させた。
「……興奮するのかよ」
「やばい……ね、それ……殺されるかも…………本当に死ぬのは嫌だな……病院内なら何されてもギリギリ助かるよね、しばらくここに居るよ」
「……俺の部屋には入ってくんなよ」
どうせなら「殺される」と情けなく慌てて欲しかったけれど、仕方ない。叔父の悲鳴が聞こえるのをベッドの上で待とう。
部屋に戻った俺は携帯端末片手にベッドに寝転がり、叔父の恋人に送った動画ファイルに既読マークが付くのを待った。
「真尋、ヘラヘラしてないでティッシュ取ってくれ。そろそろ帰らないと仕事やばい」
口元を隠しつつベッド脇に置かれていたティッシュ箱を渡し、自分の下腹も汚れていることに気付いてティッシュを取る。雪風が俺に抱かれて喜んで溢れさせたものだと思うとまた興奮して、まだらに白く汚れた陰茎が微かに膨らんだ。
「……父親の股覗いてニヤニヤするなよ」
「入院してる息子にナース服で迫るような奴に言われる筋合いはない」
「だな……ほら、真尋。好きなだけ見ていいぞ?」
雪風は両手で尻肉を掴んで穴を拡げた。内腿に零れた分の俺の精液は既に拭い終わっているが、ぽっかりと開いたまま外気に曝されて震える腸壁には白濁液がまだまだこびりついている。
「簡単に勃たせやがって、可愛い奴だな」
中の洗浄は社長室に併設されたシャワールームででもやるのだろうか。俺も雪兎に時々やらされるが、精液を溜めたまま車移動をするだなんて、その頃の雪風は社長の顔をしているのだと想像するのも合わさって更に興奮する。
「時間マジでギリギリだから抜いてやれないぞ、悪いな。じゃ、ばいばい真尋!」
慌ててナース服からスーツに着替えた雪風は使用人を引き連れて病室を出ていった。慌ただしい彼に手を振りながら、ふと来た時には鞄を持っていたことを思い出し、ベッド横の椅子を見ればその鞄が置かれていた。
「雪風! 鞄忘れてる……って、居ないな……」
病院内をあの人数で走る訳もないし、本物の看護師に怒られる覚悟で走れば間に合うだろう。
「雪風ー! ゆーきーかー……ぜ?」
鞄を持って病室を出てすぐ、黒いスーツ姿の男の背が視界を埋めた。背伸びをして彼らが囲んだものを見てみれば、叔父に壁に押し付けられた雪風がいた。
「……俺のこと、好きだよね? 風……ほら、正直に言いなよ」
すぐに使用人達をどかして叔父を殴り飛ばしてやろうかと思ったが、それでは雪風や使用人に止められて一発二発しか殴れないなと冷静に考え、携帯端末のカメラで彼らの様子を撮ることにした。
「お兄ちゃんが好き、だろ? 風……早く言えよ、あんな犬なんかよりお兄ちゃんの方が好きって! 言え!」
雪風のことを好きでもないくせに、どうしてそう執着するんだ? いや……当然か。何年もかけて調教した玩具を犬に持ち去られたら、愛着があろうとなかろうととりあえず取り返すに決まっている。叔父にとって雪風と俺はその程度の認識だ、あのクズめ。
「……俺は風のこと好きだよ? 大好きだ、当然だよね、俺が初めて抱いたのは風なんだから……風が一番可愛いし、風が一番抱き心地いい。ほら風、お兄ちゃん大好きって言ったらまた抱いてあげる。今、キスしてあげるよ」
「……………………お、にぃ……ちゃん」
赤い瞳が幼げに潤み始めた。その瞳を見て反射的に「慰めなければ」と思い、向かおうとして、使用人に止められた。
じっと立っていた使用人が動いたことにより雪風の視線はこちらに向き、赤い瞳は俺を見つけて見開かれた。
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「犬……! 見てたんだ……よかったね、君の完全勝利だ」
使用人という壁がなくなり、叔父は俺を見つけた。悔しそうに歪みながらも俺を煽ろうとするその情けない表情を作るのは雪風と瓜二つの顔で、声で、それが何より腹立たしい。
「みっともなく足掻いてみたけど……ダメだった。もうちょっとなびくと思ってたんだけどなぁ……まぁ、いいや。犬なんかに負けるって……ふふ、いや……ちょっと、興奮するね……これ」
相変わらずこいつの性癖だけはよく分からないな。
「これも興奮するか?」
俺は叔父の前に屈んで携帯端末の画面を見せた。叔父の顔色はみるみるうちに青くなり、白くなり、それをしばらく保つと口の端が吊り上がり、目を蕩けさせて頬を紅潮させた。
「……興奮するのかよ」
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「……俺の部屋には入ってくんなよ」
どうせなら「殺される」と情けなく慌てて欲しかったけれど、仕方ない。叔父の悲鳴が聞こえるのをベッドの上で待とう。
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