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さんかん、はち

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中庭の木陰とはいえ学校の敷地内で、太陽の元で全裸になり、手を頭の後ろで組んで腰を落として開脚する。そんな俺は犬と呼ばれるに相応しい。

「……ごちそうさま」

手を合わせて呟いた雪兎は弁当箱とレジャーシートを片付けると俺が居る木陰に入った。

「屈んで、ポチ。でも、土で汚れちゃうから膝やお尻を地面についちゃダメだよ?」

「は、い……」

太腿の裏と脹ら脛を触れ合わせ、股を大きく開き、踵をついたまま膝を掴んで背筋を伸ばす。

「……流石だね、ポチ。その座り方できない子、僕のクラスにも結構居るんだよ? 最近の子は下半身の筋肉がどーこーって嫌味言われちゃった。でもポチは筋肉あるしバランス感覚もいいし、何よりヤンキー座りとか言うらしいからねこれ」

「…………俺が元ヤンとか言う気ですか? 何を勘違いしてるか知りませんけど、俺は不良だったこと一度もありませんからね」

「ふぅん? まぁ、どっちでもいいよ。今は僕の犬だってのは変わりないもん」

そう言いながら雪兎はシャツのボタンを三つ外す。リボン型のネクタイはそのままに白いシャツだけをはだけさせ、右胸を露出した。

「……それとも、赤ちゃんの方がいい?」

雪兎の目的を察した俺は雪兎の胴を優しく掴み、引き寄せ、右乳首を口に含んだ。背に手を移動させて支え、舌や唇での愛撫は後回しにしてちゅうちゅうと吸ってみると、ご満悦らしい雪兎に頭を撫でられた。

「ふふ、可愛いね……おっきな赤ちゃん。何も出ないけど……僕の胸、美味しい?」

「んっ……は、い、美味しいです……ユキ様」

「ふふふっ……赤ちゃんプレイにはそんなに興味無いけど、必死に胸吸ってるの見るのは楽しいね。なーんにもならないのに大の男が必死になっちゃってさ?」

相変わらずSっ気の強い雪兎に煽られていることに興奮し、更に惨めに思われるために胸を強く吸った。

「ぁ、ちょっと……もうっ、そんなに吸ったら伸びちゃうよ……仕方ない犬だなぁ」

雪兎は左足で右足の踵を押さえて右の靴を脱ぎ、靴下に包まれた爪先で俺の陰茎の裏筋をなぞった。

「んっ、ふ……ぅ、ユキ様……」

乳首から口を離して眺め、薄桃色だったそれの赤みが強くなっていることと俺の唾液に濡れていることに仄暗い悦びを覚える。
頭を下げて服の上から唇を雪兎の股間に押し付けると、大きく硬くなっているのが感覚で分かった。今度はこっちをしゃぶろうとベルトを外そうとすると、その手を軽く叩かれた。

「こーら、そっちはまだだよ」

「え……? でも、ユキ様も……勃たせてるじゃないですか」

「でもダメ、我慢して。我慢した方が気持ちいいでしょ?」

「我慢し過ぎたらすぐに出しちゃいますよ……」

食い下がってみても土踏まずで亀頭を擦られては反論が出来なくなる。絹の靴下の滑らかさと靴下越しにも伝わる雪兎の足裏の柔らかな感触で、性器に与えられる刺激が増幅する。

「ゆき、さまっ……出るっ!」

「え、ちょっと……わ、本当に出しちゃったの? えー……靴下……うわぁ、どろどろ」

雪兎の足の裏に精液を放出してしまった。黒い靴下の裏が白濁液で汚れている。

「……今日はまだ濃いね。本っ当に絶倫なんだから……靴下どうしよう」

汚れた靴下を脱いだ雪兎は裸足の解決策が浮かばなかったようで、ため息をついて裸足のまま靴を履いた。

「保健室行って替えもらわないとね。その前に……ポチ、僕の靴下あげるよ」

雪兎は俺の精液で汚れた靴下を俺の陰茎に被せた。

「ちょっ……ユキ様……? これは……」

「これなら出しても平気でしょ?」

「かもしれませんけど」

ティッシュで外側に付いた精液を軽く拭うと、雪兎は俺に再び立つように言った。そして膝を曲げさせて高さを調整させ、短パンから零れた眩しい太腿で俺の性器を挟んだ。

「あっ……ぁ、これっ、ユキ様、これっ……」

「したかったんでしょ? いいよ、僕の足に勝手に擦り付けてイきなよ。みっともなく精子無駄打ちして?」

雪兎の肌の感触を味わいたかったのに、靴下に包まれたまま挟まれてしまった。絹の靴下は確かにすべすべとしていて気持ちよくはあるものの、しっとりと柔らかな雪兎の肌とは当然違う。

「ぁあっ……はぁっ、ユキ様……あの、この膝の角度、ふくらはぎが死にます……っていうか、これでどうやって腰振れば……」

中途半端に膝を曲げると足の疲労が早く溜まる。体重を支えるのが精一杯の足に腰振りの補助なんてできない。

「もう、ワガママだなぁ。飼い主にして欲しいなんて、このダメ犬」

して欲しいとまでは言っていなかったのだが、雪兎は自分で太腿を擦り合わせて俺の陰茎をくりくりと弄んでくれた。

「ぁ、あっ、ぁあっ、ひぁあっ……! ユキ様っ、ユキ様ぁっ」

「ここちょっと挟まれたくらいでそんな声上げてどうするの」

「だって、らってぇっ、ユキ様っ、ユキ様のふとももっ……!」

「もぉ……やっぱりちょっと気持ち悪いよ? でも、嬉しい」

耳の後ろを押さえるように頭を持ち上げられ、唇を重ねる。気が遠くなるような心地好いキスに俺は腰をカクカクと震わせて射精してしまった。
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