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とろけたところを、に

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床に転がされ、胸の前で手をネクタイで縛られ、シャツのボタンは外されて、スラックスと下着を太腿まで下ろし、開脚する。
精液と腸液を溢れさせていたのに脱ぐなと言われていた下着のせいで蒸れた性器周りから雄の匂いを立ち上らせ、ディルドを抜かれたばかりで開いていた穴を主人の性器で埋められる。

「んっ、くぅううぅうんっ!? ん、ふ……ふぁ、あぁ……」

下着から自由になった陰茎がぶるぶると揺れながら精液を撒き散らし、腹に白濁液が落ちた感触があった。

「入れただけでイってくれるなんて嬉しいな、可愛いよ、ポチ。じゃあ次は感想言ってくれる?」

「は、はいっ……ユキ様。ユキ様の、熱くて、びくびくしててっ……生身の人間に抱かれてるんだって、分かって……」

挿入しただけで腰振りはまだだ。しかし二時間以上絶頂し続けた穴は非常に敏感で、自分の呼吸による腸壁の微かな収縮さえも感じ取ってしまう。

「は、ぁ、あぁっ……!」

「どうしたの、ポチ。動いてないんだから話せるよね?」

「はいっ……ィ、ひぃっ…………ユキ様の、ディルドより、太くてぇ、長くてぇっ……しゅごいのぉ……」

「そりゃ、僕のより大きいオモチャなんか使わせたくないもん。僕のより小さいオモチャで慣れた穴に入れたらいつまででもキツいのを楽しめると思うんだよね。ポチったら僕ので拡げてあげてもオモチャ入れられたら気持ちよくなろうとして締めるもんね」

内腿を撫でながら淫乱さを語られて、擽ったい快感でピクピクと足を跳ねさせて、その度にコツンと当たるローターを意識してしまう。雪兎はディルドは抜いたがローターは抜いてくれなかった、雪兎の陰茎に押されたローターは俺が今まで刺激を与えられたことのない場所に押し当てられていた。

「ひぃいっ……奥っ、奥ぅ……奥っ、当たってるぅ……」

「何が?」

「ローター……コツコツって、くるぅ……」

「うん、僕も分かってるよ。本当なら僕のじゃ届かないところなんてしたくないんだけどね……でも、ポチが喜んでくれるならって」

もう根元まで入っているというのに雪兎は腰を更に強く押し付けてきた。そうするとローターは更に奥へ進み、雪兎は腰を引いて五分の一くらい出してしまった。奥に押し込まれたローターによる未知の感覚と五分の四くらい残った雪兎の陰茎による安心感は俺を混乱させた。

「じゃあ、ポチ。もっと気持ちよくなってね」

ディルドを抜く前に止めたローター。そのリモコンが再び持たれた。俺は呼吸を荒らげつつも手を縛られているから何もできず、最強の振動で下腹深くを責められた。

「んぁあぁああっ! ぅああっ、やぁああっ!? ひぃっ、ひぃいいっ!」

ぴゅうぴゅうと精液が溢れていく。反り返る身体を自分の意思で止められず、後頭部を打ってしまう。

「んっ……すごいよ、ポチ……すごく締め付けてる。可愛いよ」

連続する絶頂に俺の身体は勝手に雪兎の陰茎を締め付けて悦びを示した。興奮した雪兎に突き上げられ、俺は更に仰け反って頭頂部を床に打ちつけた。

「ぁあぁああっ……イっ、ひぃいいぃっ!? イっでるっ、イっでりゅうっ! らめっ、ずんずんしちゃらめぇっ! イぐっ、イっでるのにまらイぐぅううっ!」

奥深くを振動で虐められているのにそこまでの道中を欲情のままに擦り上げられては絶頂が終わらなくなってしまう。

「ゔぅっ、ぁああっ! ぶるぶるっ、ずんずん……りょうほっ、らめぇっ!」

「なぁにその可愛い言い方……主人を誘ってるのかな」

「ひぃいんっ!? そこりゃめっ、しょこ弱いのぉっ! しょこぐりぐりしちゃやらぁあっ!」

一度引き抜かれて戻ってきた陰茎は途中で止まり、前立腺に亀頭を擦り付ける。

「反っちゃって……もう、顔見えないよ!」

腰を掴んでいた雪兎の手が乳首に移り、仰け反る俺の姿勢を戻すように引っ張る。

「んひぃっ!? ちくびイくっ! なかもイきゅうっ! 全部イってりゅうっ! イってるのにイぐぅっ!」

「話せるくらいじゃダメだね。そんな媚びたセリフ出せないくらいにならないと」

雪兎の手が腰に回り、奥深くまで掘削するような抱き方に変わる。

「んぉおっ!? ぉ、ひぃっ! んんっ、ぁあっ!? ぃぐっ、う、ぅあぁああっ!」

そのうちに俺は本物の獣のような鳴き声しか出せなくなっていって、雪兎の射精を待たずして意識を失った。
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