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はじめてをみたあとで、さん

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机の引き出しを漁ると高価そうなクッキーを見つけたので一枚口に放り込み、ラベルが剥がされたペットボトルの水を飲む。ヘッドホンからは甘えた喘ぎ声が聞こえ続けていて、小休止にはならなあ。

「……なんでこんなもん見なきゃならないんだよ」

嫌なプレイを思い付いたものだ。いや、俺に過去を知って欲しいのか? 知った上で愛してなんて言うつもりなのか? 過去なんて関係ないのに。

『ぁ……お兄ちゃん? それ……その』

画面の中の雪風は自分の陰嚢を持ち上げる雪凪の性器を見つめていた。歳は知らないが似合わない大きさであることは確かだ、割合的には俺より大きい、形もいい、羨ましい。

『入れるよ、いいよね?』

雪風の返事を待たずに太腿を掴むように腕を回し、小さな体を持ち上げ、幼い雪風には大き過ぎる男根で貫いた。

『ぁああっ! ぁ、あっ……お兄ちゃんっ、お兄ちゃん……』

膝の裏に腕を通してM字を保たせ、カメラに結合部を映し続ける。みちみちと埋まった後孔は痛そうだ、今に血が出るだろう……

『ぁ、あ……お腹、変……お兄ちゃん』

『どう変なの?』

『なんか、熱い……きゅうきゅうして、なんか、なんかぁ……変、よく分かんない……』

俺の予想に反して雪風の顔からは痛みは読み取れない、困惑だけがある。もじもじと腰を揺らすその様は欲しがっているようにしか見えない。

『それはね風、君が男の人にオナホにされるのが好きな変態だから、はしたない穴を使って欲しくて疼いてるんだよ』

なんてことを囁いているんだこのクズ、そう怒る間もなく雪風が嬌声を上げる。軽く突き上げられたのだ。雪凪は雪風を僅かに持ち上げて腰を揺らし、小さな穴を掻き回している。

『お兄ちゃんっ! ぁ、あ、ぁんっ! あぁっ……ひぁあんっ!』

血が出る様子も、痛がる様子もない、可愛らしく快楽に身を委ねている。

『…………やりにくいな』

腰振りを止めて立ち上がると雪凪の上半身はカメラの外に出た。しかし腰だけを支えられて持ち上げられる雪風はほとんど半分に折れていて、全身が映っている。

『ほら、風、ちゃんとカメラ見て』

雪風と同じく異常なまでに色白な手がサラサラと揺れる白い髪を掴み、雪風の顔をカメラに映させた。

『ぁんっ! あっ、ひぁあっ……お兄ちゃんっ、お兄ちゃあんっ! きもちぃっ、お兄ちゃん……!』

髪を掴まれているというのに雪風は嬉しそうに喘いでいる。雪凪のもう片方の手が下腹を押さえ、突く角度と速度も変わる。

『ひっ……!? あっ、ぁ、あっ、あぁっ、あぁあっ!』

速く強くなった腰振りにも悦び、幼い顔は快楽に溺れた。赤い瞳を潤ませ、白い肌を紅潮させ、半開きになった口から舌と唾液を垂らして甲高い声を上げている。

『……風、そろそろ出すよ』

『あっ、ぁ……ふぇ? なにぃ?』

腰振りが止まり、雪凪の深いため息が聞こえた。

『ん……ぁっ、あ……お兄ちゃん……』

挿入したままベッドに腰掛け、カメラに見えやすいように雪風の足を持ち上げさせて抜くと、雪風をベッドに乱雑に転がして雪凪は去った……いや、カメラを持った。

『お兄ちゃん……?』

『風、お尻の穴を拡げて見せて』

素直に命令を聞き、犯される前と同じに小さな指でぽっかりと開いた小さな穴を更に拡げた。

『……はーい、雪風君は腹違いの兄に種付けされてしまいましたー……残念ながら妊娠はもちろんしませんが、しませんのでいくらでもできます』

『お兄ちゃん……恥ずかしい……』

『ダメだよ、風。オモチャに羞恥心なんかないんだよ』

白濁液がとろとろと溢れてくる穴に指を三本一気に挿入し、掻き回す。

『ひあぁあんっ! ぁ、やぁあっ! お兄ちゃっ、お兄ちゃんっ! やだっ、あぁっ……! 変になっちゃう、やだぁっ!』

嫌だと叫びつつも雪風は足を開いて腰を浮かせ、自ら雪凪の指に弱点を押し付けている。

『きもちぃっ、お兄ちゃん……きもちっ、ひぃぃんっ! イくっ、これ、イくぅっ!』

ぷるぷると揺らしていた幼い性器から精液を放出し、指を抜かれた後もカクカクと足を震わせる。

『はーい、雪風君お尻でイっちゃいましたー。できれば入れてあげてる時にイって欲しかったかな。まぁいいや、風、掃除は自分でするんだよ。じゃあねー』

画面が黒く変わり、再生と停止のマークが真ん中に浮かぶ。黒い画面には欲情と苛立ちが混ざった俺の顔が映っている。
雪風はまだ帰ってこないし、まだ幾つかある。見ろと言っていたし、ただのプレイではなく意図があるのかもしれないし、仕方ないから見てやろう。
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