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べっそうでのさんぽ、じゅう
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目を閉じてキスを楽しんでいた俺は夜の帳が降りたことになんて気付かず、小さな口内を蹂躙する背徳的な快感に酔っていた。息苦しくなった雪兎が口を離せば俺の唇はすぐに雪風に塞がれて、慣れた動きの舌に上顎を擦られて身体を反応させてしまう。
「はぁっ……あぁもう、雪風ともしてた気分。最悪」
雪兎が俺の隣に腰を下ろすと雪風も俺から離れて砂浜にどっかりと座る。
「そう言うなよユキ、お父さん傷付くぞ?」
「父親とキスして喜ぶ息子の方が問題あると思うけどね!」
俺越しに楽しそうな会話をする二人を余所に、俺は暗闇に怯えていた。街灯なんてある訳がない島で、月と星の明かりでは目の前に何があるかも分からなくて、海の音が恐怖を煽る。
「ん、なぁに、ポチ……わっ、な、なになに」
何か恐ろしいものがやってくるような、それが俺の大切な人を奪ってしまうような気がした俺は雪兎を抱きかかえ、雪風の腕の中に飛び込んだ。
「どうした、真尋……あぁ、怖いのか。ユキ、玩具強めてやれよ」
雪風の胸に耳を押し当てて鼓動を探り、俺の腕の中にすっぽりと収まる雪兎の身体を更に強く抱き締める。雪風に頭を撫でられていると認識するのと同時に玩具の振動が強まったのも認識し、雪兎を守るために丸めた身体がビクビクと跳ねた。
「……苦しい」
「ちょっと待ってろよ、ユキ。真尋、真尋……ほら、どこが気持ちいいか言ってみろ」
もう片方の雪風の手は黒革越しに俺の尻を撫で回し、中を掻き回しているバイブを押し込んだ。
「んゔぅぅうっ……!」
「声出せ、ほら……どこに何されてどう気持ちいい?」
「おっ、お尻……にっ、バイブ……いれ、られてぇっ、きもちぃっ!」
雪風が手を動かせばバイブの角度も変わり、ずっと前から蕩けていた腸壁がめちゃくちゃに掻き回され、足が開いてしまう。
「こっちはどうだ? こっちは何なんだよ」
頭を撫でていた手が黒革に包まれた陰茎を握り、亀頭や裏筋を重点的に責めていたローターを更に強く押し付けられる。
「ぅあぁああっ!? あっ、あひっ……」
「飛ぶな、待て、ちゃんと俺の声を聞け、俺の目を見ろ」
前後に与えられる振動に気を失いそうになったが、暗闇の中で赤く輝く瞳を見ると何故か安堵に包まれて、腕の力も抜けて雪兎を解放した。
「はぁ……もぉ、ポチのバカ。ぎゅってしてくれるのは嬉しいけど、急だし強いし怖いよ」
「真尋、ほら、ご主人様が怖かったってよ」
「んっ、ぅあっ、ああっ、ごめんっ、なひゃいぃっ! や、やらぁっ、ぐりぐりらめっ、ぁ、ああぁあっ!」
鈴口を塞ぐように固定されているローターをぐりぐりと指で擦られ、禁止されている射精への欲求が膨らんでいく。
「あっ、ぁーっ! だしたいっ、ゆきしゃまぁっ、せーえき出させてぇっ!」
「ダメだよ、外では出させないよ。ポチ、分かってる? ここ外だよ、家の中じゃないの。なのにそんなふうに声上げちゃって、本当に変態なんだから」
雪兎の指は乳首を挟んでいるローターを押さえ、更に強く挟ませ、硬く尖ったそれを押し潰した。
「んぁああっ!? ちくびっ、ちくびつぶれりゅぅっ、らめっ、らめぇっ、痛いっ……いゃああっ!」
「らめ、じゃないの。もっと、でしょ。犬でも日本語は正しく使おうね」
ローターの隙間からはみ出した乳頭を引っ掻かれ、黒革越しの焦れったさすらある刺激に悶絶する。
「あぁんっ! んぁっ、あぁっ……! もっとぉ……もっと、いじめてっ……あぁ、イくっ、イくぅうっ!」
「よくできました。いいよ、好きなだけイって」
小さな唇に耳たぶを挟まれ、息を吹きかけられ、可愛らしい声に鼓膜を揺さぶられて脳を蕩けさせた。
「はぁっ……あぁもう、雪風ともしてた気分。最悪」
雪兎が俺の隣に腰を下ろすと雪風も俺から離れて砂浜にどっかりと座る。
「そう言うなよユキ、お父さん傷付くぞ?」
「父親とキスして喜ぶ息子の方が問題あると思うけどね!」
俺越しに楽しそうな会話をする二人を余所に、俺は暗闇に怯えていた。街灯なんてある訳がない島で、月と星の明かりでは目の前に何があるかも分からなくて、海の音が恐怖を煽る。
「ん、なぁに、ポチ……わっ、な、なになに」
何か恐ろしいものがやってくるような、それが俺の大切な人を奪ってしまうような気がした俺は雪兎を抱きかかえ、雪風の腕の中に飛び込んだ。
「どうした、真尋……あぁ、怖いのか。ユキ、玩具強めてやれよ」
雪風の胸に耳を押し当てて鼓動を探り、俺の腕の中にすっぽりと収まる雪兎の身体を更に強く抱き締める。雪風に頭を撫でられていると認識するのと同時に玩具の振動が強まったのも認識し、雪兎を守るために丸めた身体がビクビクと跳ねた。
「……苦しい」
「ちょっと待ってろよ、ユキ。真尋、真尋……ほら、どこが気持ちいいか言ってみろ」
もう片方の雪風の手は黒革越しに俺の尻を撫で回し、中を掻き回しているバイブを押し込んだ。
「んゔぅぅうっ……!」
「声出せ、ほら……どこに何されてどう気持ちいい?」
「おっ、お尻……にっ、バイブ……いれ、られてぇっ、きもちぃっ!」
雪風が手を動かせばバイブの角度も変わり、ずっと前から蕩けていた腸壁がめちゃくちゃに掻き回され、足が開いてしまう。
「こっちはどうだ? こっちは何なんだよ」
頭を撫でていた手が黒革に包まれた陰茎を握り、亀頭や裏筋を重点的に責めていたローターを更に強く押し付けられる。
「ぅあぁああっ!? あっ、あひっ……」
「飛ぶな、待て、ちゃんと俺の声を聞け、俺の目を見ろ」
前後に与えられる振動に気を失いそうになったが、暗闇の中で赤く輝く瞳を見ると何故か安堵に包まれて、腕の力も抜けて雪兎を解放した。
「はぁ……もぉ、ポチのバカ。ぎゅってしてくれるのは嬉しいけど、急だし強いし怖いよ」
「真尋、ほら、ご主人様が怖かったってよ」
「んっ、ぅあっ、ああっ、ごめんっ、なひゃいぃっ! や、やらぁっ、ぐりぐりらめっ、ぁ、ああぁあっ!」
鈴口を塞ぐように固定されているローターをぐりぐりと指で擦られ、禁止されている射精への欲求が膨らんでいく。
「あっ、ぁーっ! だしたいっ、ゆきしゃまぁっ、せーえき出させてぇっ!」
「ダメだよ、外では出させないよ。ポチ、分かってる? ここ外だよ、家の中じゃないの。なのにそんなふうに声上げちゃって、本当に変態なんだから」
雪兎の指は乳首を挟んでいるローターを押さえ、更に強く挟ませ、硬く尖ったそれを押し潰した。
「んぁああっ!? ちくびっ、ちくびつぶれりゅぅっ、らめっ、らめぇっ、痛いっ……いゃああっ!」
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