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おとなになって、なな
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口内を弄り回されたことと何度も絶頂したことが重なり、呂律が回らなくなった口はだらしなく開いている。唾液を零すその口を塞いだのは雪兎の唇で、浴衣の隙間から直接太腿に触れたのは雪風の手だった。
「うわ……すごいなこれ」
内腿を撫で回した手が浴衣の外に出て、数秒間のキスを楽しんだ雪兎の唇が離れる。雪風は半透明の白濁に汚れた手を雪兎と俺に見せた。
「……こんなに出したの? すごいね、ちょっと胸触ってただけなのに」
「太腿も床も浴衣もぐっしょぐしょだったぞ。よくこんなに出せるな」
「ポチ絶倫だからねー……ちょっと困るんだよ」
「満足してるのか不安ってのは分かる。抱く方だと特にプライド的なのあるだろ? まぁこっちとしても一人で勝手に気持ちよくなってないかってのは気にするところなんだが……」
物珍しそうな目で俺の精液まみれの雪風の手を眺められるのも、俺を放って俺の話で盛り上がられるのも、強い恥辱だ。
「……抱かれる方は、相手が絶倫ってどうなの?」
俺と雪風を順に見て、行為を想像してか若干不機嫌になりながら雪兎が尋ねる。
「真尋にずっと玩具着けさせたりしたことあったら分かるだろ?」
「…………ぐちゃぐちゃのとろとろ? うわ……父親のそれはちょっと想像したくない」
「人の事後を勝手に想像してドン引きするな」
雪風の白い手を白く汚した俺の精液が手首の方に垂れていくのを見ていると再び性器が膨らみ始める。俺がここに居ないように俺の話をされているのにも興奮する。
恥ずかしくて嫌なことが気持ちよくて大好きになっていて、もう自分の感情が分からない。嫌だと思うことを好むのならもう俺に嫌なことなんて存在しない……そんな発想を理性は行う。けれど欲望は直感でそれを適切に処理する。
「ねぇ……ユキ様、ペットの世話してくださいよ。また勃っちゃいました、早く……何とかしてください」
縄を軋ませて腰を揺らし、浴衣を押し上げる性器を雪兎に知らせる。
「俺にはおねだりないのか? 真尋」
雪風が肩を組むようにして俺の耳元で囁く。ぐっ、と体重を首にかけられたことで縄が更に軋み、縛られている快感が増幅する。
「雪風……下、直接触って、また搾り取って……」
「またって、さっきのは機械だろ?」
「飲んだのは雪風だろ」
「そうだな……美味しかったぞ? 真尋」
雪風の口が耳元から目の前に移動し、白濁に汚れた手がその薄桃色の唇の前に広げられる。俺を煽るようにゆっくりと開かれた唇の隙間から赤い舌が伸び、手を汚した白濁を舐めとっていく。
「んー……」
赤く尖った舌先で手のひらをちろちろと舐めて、細長い指を一本一本しゃぶって、手に付着していた精液が口内に収められていく。それが終わると雪風は俺の目の前で口を開いた。まだらに白く汚れた赤い舌が目立って、その淫靡なコントラストに先程までしゃぶらせていたように錯覚し、性器に更に血が送られて破裂しそうな甘美な痛みを覚える。
「ん? 雪風、何?」
雪風は雪兎の肩を汚れていない方の手でつつき、目を合わせて何かを伝えた。
「……ポチ、雪風が飲んで欲しいか聞けって言ってるから聞くよ。ポチが胸ちょっと触られただけで情けなく漏らしちゃった精液もどき、雪風に飲んで欲しい?」
「ぁ……の、飲んで、飲んで欲しい……」
「じゃあちゃんとお願いしなきゃ。ねぇ雪風、雪風がいくら抵抗ないって言っても、むしろ飲みたいって言っても、お願いも出来ないような奴のは吐き出してやりたくなるよね?」
雪風は雪兎と同じに愉悦に瞳を歪めて微笑み、頷いた。
「ほら、ポチ、どうして飲んで欲しいの?」
「雪風が……好き、だから」
「……好きだから、何?」
僅かに声色に不機嫌が宿るも、表情は愉しそうなままだ。
「好き、だから……口も、喉も、腹の中まで……俺ので満たしてやりたい。綺麗な雪風……俺ので汚したい」
俺が顔も名前も知らない男共に抱かれた証拠が消えるように、願わくば記憶からも消えるように、白く透き通る陶器のような肢体の内も外も俺で染めたい。
「じゃあ、それ雪風にお願いして?」
「雪風……俺の、飲んで。身体の中まで全部俺で染めたいから、俺のものだって刻み込んでやりたいから、俺のものでいいなら、飲んで」
赤い舌が口内に収められ、薄桃色の唇が閉ざされ、形のいい喉仏が僅かに動く。
「…………薄いな。別にいいけど」
「やっぱり濃さ要るの?」
「そりゃな、そっちの方が興奮するし、ちょっと飲みにくいのもまた……な?」
「ふぅん……?」
飲んだ事実そのものやその際の喉の動きに興奮を煽られ、体内に溜まる熱に身悶えし、縛られている快感で更に熱を溜める。
その熱を発散させてもらうため、俺は紅潮した顔を晒して雪兎に刺激をねだった。
「うわ……すごいなこれ」
内腿を撫で回した手が浴衣の外に出て、数秒間のキスを楽しんだ雪兎の唇が離れる。雪風は半透明の白濁に汚れた手を雪兎と俺に見せた。
「……こんなに出したの? すごいね、ちょっと胸触ってただけなのに」
「太腿も床も浴衣もぐっしょぐしょだったぞ。よくこんなに出せるな」
「ポチ絶倫だからねー……ちょっと困るんだよ」
「満足してるのか不安ってのは分かる。抱く方だと特にプライド的なのあるだろ? まぁこっちとしても一人で勝手に気持ちよくなってないかってのは気にするところなんだが……」
物珍しそうな目で俺の精液まみれの雪風の手を眺められるのも、俺を放って俺の話で盛り上がられるのも、強い恥辱だ。
「……抱かれる方は、相手が絶倫ってどうなの?」
俺と雪風を順に見て、行為を想像してか若干不機嫌になりながら雪兎が尋ねる。
「真尋にずっと玩具着けさせたりしたことあったら分かるだろ?」
「…………ぐちゃぐちゃのとろとろ? うわ……父親のそれはちょっと想像したくない」
「人の事後を勝手に想像してドン引きするな」
雪風の白い手を白く汚した俺の精液が手首の方に垂れていくのを見ていると再び性器が膨らみ始める。俺がここに居ないように俺の話をされているのにも興奮する。
恥ずかしくて嫌なことが気持ちよくて大好きになっていて、もう自分の感情が分からない。嫌だと思うことを好むのならもう俺に嫌なことなんて存在しない……そんな発想を理性は行う。けれど欲望は直感でそれを適切に処理する。
「ねぇ……ユキ様、ペットの世話してくださいよ。また勃っちゃいました、早く……何とかしてください」
縄を軋ませて腰を揺らし、浴衣を押し上げる性器を雪兎に知らせる。
「俺にはおねだりないのか? 真尋」
雪風が肩を組むようにして俺の耳元で囁く。ぐっ、と体重を首にかけられたことで縄が更に軋み、縛られている快感が増幅する。
「雪風……下、直接触って、また搾り取って……」
「またって、さっきのは機械だろ?」
「飲んだのは雪風だろ」
「そうだな……美味しかったぞ? 真尋」
雪風の口が耳元から目の前に移動し、白濁に汚れた手がその薄桃色の唇の前に広げられる。俺を煽るようにゆっくりと開かれた唇の隙間から赤い舌が伸び、手を汚した白濁を舐めとっていく。
「んー……」
赤く尖った舌先で手のひらをちろちろと舐めて、細長い指を一本一本しゃぶって、手に付着していた精液が口内に収められていく。それが終わると雪風は俺の目の前で口を開いた。まだらに白く汚れた赤い舌が目立って、その淫靡なコントラストに先程までしゃぶらせていたように錯覚し、性器に更に血が送られて破裂しそうな甘美な痛みを覚える。
「ん? 雪風、何?」
雪風は雪兎の肩を汚れていない方の手でつつき、目を合わせて何かを伝えた。
「……ポチ、雪風が飲んで欲しいか聞けって言ってるから聞くよ。ポチが胸ちょっと触られただけで情けなく漏らしちゃった精液もどき、雪風に飲んで欲しい?」
「ぁ……の、飲んで、飲んで欲しい……」
「じゃあちゃんとお願いしなきゃ。ねぇ雪風、雪風がいくら抵抗ないって言っても、むしろ飲みたいって言っても、お願いも出来ないような奴のは吐き出してやりたくなるよね?」
雪風は雪兎と同じに愉悦に瞳を歪めて微笑み、頷いた。
「ほら、ポチ、どうして飲んで欲しいの?」
「雪風が……好き、だから」
「……好きだから、何?」
僅かに声色に不機嫌が宿るも、表情は愉しそうなままだ。
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「…………薄いな。別にいいけど」
「やっぱり濃さ要るの?」
「そりゃな、そっちの方が興奮するし、ちょっと飲みにくいのもまた……な?」
「ふぅん……?」
飲んだ事実そのものやその際の喉の動きに興奮を煽られ、体内に溜まる熱に身悶えし、縛られている快感で更に熱を溜める。
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