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あさからひるまで、に

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俺の右手に頬擦りをする雪風の反対側の頬に唇を触れさせ、軽く吸う。顔には傷がないからいくらでも舐められる。和菓子なら美味しいと確信できる柔らかさの頬を堪能したら、次は耳だ。

「顔べたべた…………ひっ!? ちょっ、真尋、耳、耳ダメっ、耳はっ……ぁ」

縁を舌でなぞって、耳たぶにたどり着いたら舌先で弾く。一旦離して雪風が油断したら耳の穴に舌先をねじ込み、動かし、水音を響かせる。

「ぁ、あっ、ぁ……はっ、ぁっ……」

肩を震わせ、俺から逃げるように首を曲げ始めたら耳を全て口内に入れ、吸いながら内も外も舐め回す。

「んんんんっ……! んっ、ふ……ひぁあっ……みみ、らめぇ……」

声が幼く高くなってきたら絶頂が近いということなので、一旦離す。小ぶりな耳は俺の唾液で濡れて光を反射して輝いている。

「はぁっ、はぁっ……ぁ、危なかった。真尋……耳はダメだって何回言わせるんだよ」

肘まで雪風の顔の横について身体を密着させ、腕で雪風の頭を緩く固定する。雪風が次の俺の行動を想像して静かになったら耳に口を近付け、低くてイイ声を意識して囁く。

「…………愛してる」

「……っ!? な、何をいきなり……」

「好き」

密着しているから雪風の身体がビクンと跳ねるのがよく分かる。俺の声が脳まで届いて内側から蕩けそうなんだろう? 分かっている、分かっているからもっとやる。

「可愛い」

吐息を多く含ませて濡れた耳への刺激を強める。

「ごめんな、雪風……お前の反応が可愛いから、つい……耳を…………今日はもうしない」

「しっ、てん……だよっ! 今ぁっ! あぁもうイイ声しやがって……」

「……雪風がイくとこ見たい」

「は……!? や、やめ……耳でとか絶対無理……」

「…………イって」

一際強く雪風の身体が跳ねて、熱い液体が密着した俺と雪風の肌の隙間に広がっていくのを感じた。絶叫などはなく、白い肢体は静かに震えている。

「……雪風」

腕に力を入れて、再び手のひらだけを雪風の顔の横につく。膝を曲げて雪風との身体の隙間を広くする。その際、にちゃ……と精液が粘着質な水音を鳴らしたのには興奮を煽られた。

「ま、ひろ……」

「可愛かったぞ?」

「…………当たり前だろ、俺なんだから」

ふいっと顔を背けて照れ隠しの偽の自己愛。歳の割に幼い仕草に萌えて、ゆっくりと腰を下ろした。

「……っ、ひ……ぁ……」

精液にまみれた萎えた陰茎に痛いくらいに勃起している自身の陰茎を擦り付ける。くちゅ、ぐちゅ……と粘着質な水音が鳴り始める。

「は……ぁっ……雪風、これ俺も……ってか、俺の方がやばいかも……」

「ば、か……言うなっ、一回イってる俺の方がやばいっ!」

視線を下げれば白濁液で繋がった性器が見えた。

「確かにっ……俺が力抜いたら、お前潰れるし……」

「はぁ……!? ふざけんな、お前に乗られたら本当に潰れるっ……!」

緩く閉じた雪風の足を軽く開いて跨ぎ、太腿も擦り合わせながら性器を擦る。雪風の胸の横に肘をついて脇から背に腕を回し、首筋に顔を埋めて腰を振る。

「……っ、は、ぁあっ……雪風っ、もっと、もっとぉ……」

腰を横に揺らして、回して、射精の快感が欲しくて必死に性器を擦り付ける。

「ん……ふぅっ! ぅ……ちょっ、真尋……必死すぎ……だろ」

コックリングで根元を締められて射精を禁止されているのだ、必死になっても仕方ない。硬くなった性器同士を擦り合わせて唾液を零すくらいに感じてしまっても、仕方ない。
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