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あいがんけん、はち
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射精してほどなくしてローターと手が離れ、やっと終わったかと安堵しているとビリッと何かを破る音が聞こえてくる。
「ぁ、はっ、はぁ…………ゆき、様……? その、テープなにぃ……?」
音の正体はテープだ。テーピング用の白っぽいテープ。
振動が止まったローターが乳首を押し潰し、それを固定するテープが貼られる。胸にバツ印を描いて貼られたそれに息が荒くなる。
「ユキ……様? まって……だめ、だめ、無理……」
「ポチがイかせてって言ったんじゃん。何、あれも嘘なの? ポチは気持ちいいのもらえるって思ったら必死でおねだりするような淫乱な犬のはずなんだけどなぁ」
ベッド下の収納からもう一つローターが引っ張り出され、もう片方の乳首も押し潰される。右と同じようにバツ印を描いて貼り付けると、テープは机の上に投げられた。
「ポチ、ほらおねだりしてごらん? 動かしてくださいって言ってごらん。出来ないならさっき嘘ついたってことでお仕置きするよ」
またあの最大の振動で嬲られてその終わりも見えないならお仕置きされた方がマシではないだろうか。
「あのクリームの本物の媚薬ポチの敏感なところに塗りたくって、そのお薬足す以外では僕は絶対にポチに触らない。とりあえず様子見で一週間! 放置。それがお仕置き。さ、ポチは嘘つきなのかなー?」
「ぁ…………して…………ください」
「聞こえなーい。ポチはやっぱり嘘つきかなぁ」
「動かしてくださいっ! ローター動かしてください、ぶるぶるさせてくださいっ!」
にぃ、と雪兎の口の端がつり上がる。
「玩具動かして欲しいの? どうして?」
「え……? ぁ、あっ……あの、気持ちよく……なりたいから、です。俺は……ポチ、は……すごく、淫乱なユキ様のペットなので、気持ちよくなれそうなことあったら、言っちゃうんです……」
「ふぅん……? じゃあ、これくらいでいい?」
雪兎は最弱設定にしたリモコンを俺に見せる。乳首に取り付けられたローターが微弱な振動を見せ、俺の吐息が熱くなる。
「…………まぁこれくらいでいいって言うなら犬じゃないけど」
俺に聞かせるつもりの独り言を呟き、雪兎は楽しそうに歪んだ瞳に俺を映す。
「……ゃ、です……こんなのじゃ嫌です、もっと強くぶるぶるして欲しいですっ……!」
「じゃあ、気持ちいいことしか考えられないえっちなわんちゃんはどれくらいの強さがいいの?」
「…………いちばん、強いの……」
そう言わなければお仕置きすると言われるのだろう。
「そっか! さっすがー! ポチは本当にえっちなわんちゃんだねぇ、ポチの中では玩具は最強振動がデフォなのかな?」
スイッチを動かす音が終わると振動音がうるさいくらいに大きくなり、目に見えて振動が強くなる。
「ひぁあっ! ゃあんっ! ぁああぁああぁっ! ひぃっ、イくっ、イっ、ぁあんっ! ゆぃっ、ゆきぃっ! ゆきさまぁっ!」
「なーに?」
「こっ、れぇっ! 強いっ、ひぃんっ! ひっ、しんっ、死んじゃっ、無理ぃっ!」
「ポチが一番強いのがいいって言ったんでしょ?」
尖りきった乳首を潰されて最大の振動で攻められて、それがずっと続くなんて耐えられない。最近特に敏感になっているのに、このまま放っておかれたら胸だけで失神してしまう。
「ひっ、ぃいっ! 無理ぃっ! ひぬっ、ひん、しんじゃぅ……胸変になっちゃぅうっ!」
「だーめ。自分で言ったんだから、ね? もっと頑張って、失神するまでね。じゃあ、僕はちょっと用事出来たから」
そう言って立ち上がった雪兎は何の躊躇もなく部屋を出ていった。
「ぁ、はっ、はぁ…………ゆき、様……? その、テープなにぃ……?」
音の正体はテープだ。テーピング用の白っぽいテープ。
振動が止まったローターが乳首を押し潰し、それを固定するテープが貼られる。胸にバツ印を描いて貼られたそれに息が荒くなる。
「ユキ……様? まって……だめ、だめ、無理……」
「ポチがイかせてって言ったんじゃん。何、あれも嘘なの? ポチは気持ちいいのもらえるって思ったら必死でおねだりするような淫乱な犬のはずなんだけどなぁ」
ベッド下の収納からもう一つローターが引っ張り出され、もう片方の乳首も押し潰される。右と同じようにバツ印を描いて貼り付けると、テープは机の上に投げられた。
「ポチ、ほらおねだりしてごらん? 動かしてくださいって言ってごらん。出来ないならさっき嘘ついたってことでお仕置きするよ」
またあの最大の振動で嬲られてその終わりも見えないならお仕置きされた方がマシではないだろうか。
「あのクリームの本物の媚薬ポチの敏感なところに塗りたくって、そのお薬足す以外では僕は絶対にポチに触らない。とりあえず様子見で一週間! 放置。それがお仕置き。さ、ポチは嘘つきなのかなー?」
「ぁ…………して…………ください」
「聞こえなーい。ポチはやっぱり嘘つきかなぁ」
「動かしてくださいっ! ローター動かしてください、ぶるぶるさせてくださいっ!」
にぃ、と雪兎の口の端がつり上がる。
「玩具動かして欲しいの? どうして?」
「え……? ぁ、あっ……あの、気持ちよく……なりたいから、です。俺は……ポチ、は……すごく、淫乱なユキ様のペットなので、気持ちよくなれそうなことあったら、言っちゃうんです……」
「ふぅん……? じゃあ、これくらいでいい?」
雪兎は最弱設定にしたリモコンを俺に見せる。乳首に取り付けられたローターが微弱な振動を見せ、俺の吐息が熱くなる。
「…………まぁこれくらいでいいって言うなら犬じゃないけど」
俺に聞かせるつもりの独り言を呟き、雪兎は楽しそうに歪んだ瞳に俺を映す。
「……ゃ、です……こんなのじゃ嫌です、もっと強くぶるぶるして欲しいですっ……!」
「じゃあ、気持ちいいことしか考えられないえっちなわんちゃんはどれくらいの強さがいいの?」
「…………いちばん、強いの……」
そう言わなければお仕置きすると言われるのだろう。
「そっか! さっすがー! ポチは本当にえっちなわんちゃんだねぇ、ポチの中では玩具は最強振動がデフォなのかな?」
スイッチを動かす音が終わると振動音がうるさいくらいに大きくなり、目に見えて振動が強くなる。
「ひぁあっ! ゃあんっ! ぁああぁああぁっ! ひぃっ、イくっ、イっ、ぁあんっ! ゆぃっ、ゆきぃっ! ゆきさまぁっ!」
「なーに?」
「こっ、れぇっ! 強いっ、ひぃんっ! ひっ、しんっ、死んじゃっ、無理ぃっ!」
「ポチが一番強いのがいいって言ったんでしょ?」
尖りきった乳首を潰されて最大の振動で攻められて、それがずっと続くなんて耐えられない。最近特に敏感になっているのに、このまま放っておかれたら胸だけで失神してしまう。
「ひっ、ぃいっ! 無理ぃっ! ひぬっ、ひん、しんじゃぅ……胸変になっちゃぅうっ!」
「だーめ。自分で言ったんだから、ね? もっと頑張って、失神するまでね。じゃあ、僕はちょっと用事出来たから」
そう言って立ち上がった雪兎は何の躊躇もなく部屋を出ていった。
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