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しっと、じゅうに
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長く細い指は慣れた様子で俺の中を掻き回し、先程の電気刺激で放置されて焦れていた腸壁に完璧以上の快感を与えた。
雪風は立場が逆転したことを確信し、咥えるのをやめて唇で微かに刺激するだけに留めた。
「俺が目の前に居るのに勃たない馬鹿ってたまに居るからな、連続は無理だとか今日はもう無理とか言ってても、ここ弄ってやればすーぐ勃つんだよ」
「ぁああっ!? ひっ……ぁ、あ……雪風、まって……まっ、て……」
長い指は見事に俺の弱点を探し当てて、ぐりぐりと躙る。
「知ってるか真尋、前立腺と先っちょ一緒にくりくりーってやっても……まぁ加減が必要だが、そう簡単には射精しない」
雪風はもう片方の手を俺の腰の下から抜くと指の腹で亀頭を刺激し始めた。的確だが微弱な快感が背骨を伝って脳に少しずつ登ってくるような感覚に襲われる。
「ぁ、あっ、あ、はぁあっ……ぁーっ、は、ぁあぁああ……」
「……ここからじゃ顔見えないな」
唇だけで陰嚢をはむはむと挟んで、その間も指は休むことなく俺を刺激し続ける。
「雪風っ、雪風……イかせて、出させてっ……!」
「んー、まぁいいだろ。口の中以外禁止な」
零したら罰則でもあるのか。まぁ、お仕置なら雪兎がいい、雪風にこんなふうに攻められるのは不本意だ。
指が中を激しく往復して弱いところを突き、口は陰茎を咥えこんで吸い、舐め回す。
「ひゃあぁんっ! ゃあぁっ! ぅあっ、あぁあっ!」
耐えられる訳もなくみっともなく叫び、雪風の口内に精液を放った。
「はっ、はっ……は、ぁ…………雪風……」
「んふふー……ん!」
雪風は俺が上体を起こすのを待って口の中の精液を飲み込まずに溜め、俺の視線を確信すると白く汚された口内を自慢げに見せた。
「……出すでも飲むでもとっととしろよ」
ごくっ、と微かな音が聞こえて胸が高鳴る。
「飲んだ。粘っこいの出しやがって喉越し悪いぞ」
雪風にとっての喉越しの良し悪しは粘性で決まっているのか。
「……はは、ほんと……イイ顔するなぁお前。トロトロって感じ。この四白間近な三白眼が虚ろなのがいいとこだよな……」
「むしろ、コンプレックスなんだけどな……あぁ、クソ……腰やばい……」
ベッドに膝立ちになって雪風の方へにじり寄る。しかし微かな振動も下腹に伝わり、俺の中を疼かせる。
「ツリ目気味の切れ長目の良さったらやばいぜ」
「ボキャブラリー死んでるぞ。俺としてはその真っ赤な目の方が不思議だな」
頬に手を添えて親指の腹で恐る恐る閉じた瞼を撫でる。こめかみに指が降りて、開かれた瞳は美しい赤。
「……なんで瞳孔は黒いんだよ」
「細かいこと気にする男はモテないぞ」
「世界最高級の親子にモテてるからじゅーぶん……」
自然な流れで背に腕を回し、抱き締めるフリをしてベッドに転がす。
「歳が二倍って考えると萎えるけど、アラフォーでこの肌とか笑えてくるな」
「フォーじゃない、まだサーだ! 多分……」
「どっちにしても嘘くさい……本当は雪兎の父親じゃなくて兄貴だったりしないよな?」
「正真正銘親子ですー」
拗ねたフリをする雪風の太腿を撫で、内腿を揉み、甘い声を漏らすようになったら足を開かせる。蕩けた微笑みが見えたら、ひとまず指で焦らしてやる。
雪風は立場が逆転したことを確信し、咥えるのをやめて唇で微かに刺激するだけに留めた。
「俺が目の前に居るのに勃たない馬鹿ってたまに居るからな、連続は無理だとか今日はもう無理とか言ってても、ここ弄ってやればすーぐ勃つんだよ」
「ぁああっ!? ひっ……ぁ、あ……雪風、まって……まっ、て……」
長い指は見事に俺の弱点を探し当てて、ぐりぐりと躙る。
「知ってるか真尋、前立腺と先っちょ一緒にくりくりーってやっても……まぁ加減が必要だが、そう簡単には射精しない」
雪風はもう片方の手を俺の腰の下から抜くと指の腹で亀頭を刺激し始めた。的確だが微弱な快感が背骨を伝って脳に少しずつ登ってくるような感覚に襲われる。
「ぁ、あっ、あ、はぁあっ……ぁーっ、は、ぁあぁああ……」
「……ここからじゃ顔見えないな」
唇だけで陰嚢をはむはむと挟んで、その間も指は休むことなく俺を刺激し続ける。
「雪風っ、雪風……イかせて、出させてっ……!」
「んー、まぁいいだろ。口の中以外禁止な」
零したら罰則でもあるのか。まぁ、お仕置なら雪兎がいい、雪風にこんなふうに攻められるのは不本意だ。
指が中を激しく往復して弱いところを突き、口は陰茎を咥えこんで吸い、舐め回す。
「ひゃあぁんっ! ゃあぁっ! ぅあっ、あぁあっ!」
耐えられる訳もなくみっともなく叫び、雪風の口内に精液を放った。
「はっ、はっ……は、ぁ…………雪風……」
「んふふー……ん!」
雪風は俺が上体を起こすのを待って口の中の精液を飲み込まずに溜め、俺の視線を確信すると白く汚された口内を自慢げに見せた。
「……出すでも飲むでもとっととしろよ」
ごくっ、と微かな音が聞こえて胸が高鳴る。
「飲んだ。粘っこいの出しやがって喉越し悪いぞ」
雪風にとっての喉越しの良し悪しは粘性で決まっているのか。
「……はは、ほんと……イイ顔するなぁお前。トロトロって感じ。この四白間近な三白眼が虚ろなのがいいとこだよな……」
「むしろ、コンプレックスなんだけどな……あぁ、クソ……腰やばい……」
ベッドに膝立ちになって雪風の方へにじり寄る。しかし微かな振動も下腹に伝わり、俺の中を疼かせる。
「ツリ目気味の切れ長目の良さったらやばいぜ」
「ボキャブラリー死んでるぞ。俺としてはその真っ赤な目の方が不思議だな」
頬に手を添えて親指の腹で恐る恐る閉じた瞼を撫でる。こめかみに指が降りて、開かれた瞳は美しい赤。
「……なんで瞳孔は黒いんだよ」
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「世界最高級の親子にモテてるからじゅーぶん……」
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「正真正銘親子ですー」
拗ねたフリをする雪風の太腿を撫で、内腿を揉み、甘い声を漏らすようになったら足を開かせる。蕩けた微笑みが見えたら、ひとまず指で焦らしてやる。
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