277 / 667
おさないままのこころ
しおりを挟む
温かく柔らかく、濡れた肉壁に包まれるこの感覚。太腿に挟んで──だとかでは到底叶わない生の感覚。
「はっ……ぁ、雪風様……相変わらず最高ですね……」
足を抱え、腰を押さえ、ゆっくりと腰を引く。
「すっごい……名器。締め付けもいいし、抜く時に……名残惜しそうに吸い付いてくるの、たまりませんよ」
抱いている方が喘いでしまっては格好が付かない。俺は深呼吸をして生唾を飲み、自分が耐えられる速度を探りながら腰を振り始めた。
「あっ、ぁ……ぁんっ! 真尋っ、真尋ぉっ! もっと、ぁ、あぁっ!」
雪風はシーツを握り締め、背を丸めたり反らしたりと身を捩りながら快楽に素直に呑まれた。
「俺の、そんなに良いんですか?」
上擦ってしまう声を整え、余裕ぶって尋ねる。
「いいっ、ぃ……ひっ、ぁあっ! いいっ! すごくっ、いい……」
「へぇ……歴代何位に入ります?」
大体二度ごとの突きで浅い絶頂を繰り返しながらでも会話が出来るというのは、慣れていると認識していいのだろうか。俺は抱かれている最中あまり会話出来ていないように思える。
「にっ、ぃいっ……ひぅっ! ぅ……ふぅっ……」
「二位? えっ……そんなに? 今までっ、何人と寝たか知りませんけど、それ……自信持っていいですよね?」
そこまで来ると一位を目指したくなるが、突き方や速さを変えればランクアップの可能性はあるのだろうか。
「……一位誰なんです?」
聞いても分からないだろうけど。
「な、ぎっ…………ゃ、あっ、ぁんっ!」
「なぎ……?」
聞き覚えがある。
「おにぃ、ちゃんっ……が、今まで、でっ、一番……」
「…………っ!」
そうだ、凪……叔父の呼び名だ。先程の騒動や雪風の反応で怪しいとは思っていたけれど、確信に変わった。
あのクズは昔、まだ幼い弟を襲ったのだ。
「ぁあっ!? まっ、まひろ……? 急にっ、ひっ……激し、ぁんっ! まって、今イっ……ひぁああぁっ!」
「……っ、雪風、様……俺が一番です。いや、俺が唯一だ。兄貴のことなんざ忘れちゃってくださいよ……殴れ殴れって言ってんのも、案外アイツのせいだったりするんでしょ?」
太腿が脇腹につくぐらいに無理矢理足を開かせ、加減していた時に見つけていた雪風の弱点をひたすらに攻める。淫猥な水音は雪風の嬌声にかき消されて、肉がぶつかる音だけは体を伝わって何とか聞こえた。
「イくっ、イってるからぁっ! 止まって、待って、まひろ……やめ、ゃ、あっ、ぁんっ! 激しいっ……ひぃんっ!?」
「雪風……俺が、一番良いよな?」
「いいっ! いいからっ、止まって……!」
「真尋が一番、だな?」
「まひろがぁっ! 一番っ、一番いいっ!」
思考力がかなり下がっているからだろうとは思うが、素直なら雪風もとても可愛らしい。雪兎と同じ顔をしているだけあって、どんな表情も俺を昂らせる。
「よし……ほら、雪風っ、中に……出してやるから、しっかり全部受け止めろよ」
「な、か……? あっ! ひぁあっ!? あっつぃの来た……ぁ、あっ……はぁっ……真尋? まひろ……」
射精を終えて抜いた後も雪風の身体は何度か跳ねた。雪兎の気分が、他人を絶頂させ続ける楽しさが、理解出来た気がした。
蕩けた顔で涙目で俺の名前を呼ぶ姿はいじらしくて、そっと手を握った。
「まひろ…………愛してる」
雪風は虚ろな瞳でそう呟き、浅い眠りに落ちた。
「はっ……ぁ、雪風様……相変わらず最高ですね……」
足を抱え、腰を押さえ、ゆっくりと腰を引く。
「すっごい……名器。締め付けもいいし、抜く時に……名残惜しそうに吸い付いてくるの、たまりませんよ」
抱いている方が喘いでしまっては格好が付かない。俺は深呼吸をして生唾を飲み、自分が耐えられる速度を探りながら腰を振り始めた。
「あっ、ぁ……ぁんっ! 真尋っ、真尋ぉっ! もっと、ぁ、あぁっ!」
雪風はシーツを握り締め、背を丸めたり反らしたりと身を捩りながら快楽に素直に呑まれた。
「俺の、そんなに良いんですか?」
上擦ってしまう声を整え、余裕ぶって尋ねる。
「いいっ、ぃ……ひっ、ぁあっ! いいっ! すごくっ、いい……」
「へぇ……歴代何位に入ります?」
大体二度ごとの突きで浅い絶頂を繰り返しながらでも会話が出来るというのは、慣れていると認識していいのだろうか。俺は抱かれている最中あまり会話出来ていないように思える。
「にっ、ぃいっ……ひぅっ! ぅ……ふぅっ……」
「二位? えっ……そんなに? 今までっ、何人と寝たか知りませんけど、それ……自信持っていいですよね?」
そこまで来ると一位を目指したくなるが、突き方や速さを変えればランクアップの可能性はあるのだろうか。
「……一位誰なんです?」
聞いても分からないだろうけど。
「な、ぎっ…………ゃ、あっ、ぁんっ!」
「なぎ……?」
聞き覚えがある。
「おにぃ、ちゃんっ……が、今まで、でっ、一番……」
「…………っ!」
そうだ、凪……叔父の呼び名だ。先程の騒動や雪風の反応で怪しいとは思っていたけれど、確信に変わった。
あのクズは昔、まだ幼い弟を襲ったのだ。
「ぁあっ!? まっ、まひろ……? 急にっ、ひっ……激し、ぁんっ! まって、今イっ……ひぁああぁっ!」
「……っ、雪風、様……俺が一番です。いや、俺が唯一だ。兄貴のことなんざ忘れちゃってくださいよ……殴れ殴れって言ってんのも、案外アイツのせいだったりするんでしょ?」
太腿が脇腹につくぐらいに無理矢理足を開かせ、加減していた時に見つけていた雪風の弱点をひたすらに攻める。淫猥な水音は雪風の嬌声にかき消されて、肉がぶつかる音だけは体を伝わって何とか聞こえた。
「イくっ、イってるからぁっ! 止まって、待って、まひろ……やめ、ゃ、あっ、ぁんっ! 激しいっ……ひぃんっ!?」
「雪風……俺が、一番良いよな?」
「いいっ! いいからっ、止まって……!」
「真尋が一番、だな?」
「まひろがぁっ! 一番っ、一番いいっ!」
思考力がかなり下がっているからだろうとは思うが、素直なら雪風もとても可愛らしい。雪兎と同じ顔をしているだけあって、どんな表情も俺を昂らせる。
「よし……ほら、雪風っ、中に……出してやるから、しっかり全部受け止めろよ」
「な、か……? あっ! ひぁあっ!? あっつぃの来た……ぁ、あっ……はぁっ……真尋? まひろ……」
射精を終えて抜いた後も雪風の身体は何度か跳ねた。雪兎の気分が、他人を絶頂させ続ける楽しさが、理解出来た気がした。
蕩けた顔で涙目で俺の名前を呼ぶ姿はいじらしくて、そっと手を握った。
「まひろ…………愛してる」
雪風は虚ろな瞳でそう呟き、浅い眠りに落ちた。
0
お気に入りに追加
1,425
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる