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しろいの

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軽く脚を開かせ、内腿にクリームを絞る。雪兎は手を後ろに回し、机を支えにする。ふと思い付いた俺は片足を曲げて椅子に乗せさせ、性器が丸見えになるように脚を更に開かせた。

「……ね、恥ずかしいよ。見てないで、早く……してよ」

足の付け根にクリームを塗り込み、足の間から腕を回して軽く尻を揉む。雪兎が嫌がっていないことを確認し、内腿に塗ったクリームを舐め取っていく。ふにふにと柔らかく、すべすべと滑らかで吸い付くような肌。雪兎は全身そうなのだが、内腿は特に触り心地が良い。

「んっ……ふ、ふぁっ…………ポチ、もういいからぁ、早くっ……」

雪兎は片手を俺の頭に置き、足の付け根に向かって太腿を舐め上げていた俺の頬に性器を擦り付けた。

「ダメですよ、ユキ様。もうちょっとで出させてあげますから」

強く命令したり頭を掴んではこない時点で雪兎がまだ俺に主導権を渡しているのは分かっている。焦らされたいのは、いじめられたいのは、間違いない。
優しく雪兎の手を離させ、足の付け根のクリームを舐める。クリームが無くなってぴちゃぴちゃと水音が立ち出した頃には雪兎は机に座っていた。

「……お行儀悪いですよ、ユキ様」

そう言いつつ口を離して床に膝をつき、足の甲にクリームを乗せる。

「えっ……ま、待って、ポチ。そこは流石に……」

「ちゃんと洗ってるでしょう?」

爪先にキスをし、舌を伸ばしてクリームを指の方に広げていく。指をしゃぶり始めると雪兎は黙り、呼吸を荒らげた。

「……足の指舐められるの気持ちいいんですか?」

中指を口に含んだまま、雪兎を見上げて尋ねる。

「うん……爪の隙間きゅってなるの、好きかも。ね、もっと吸ってよ」

期待に応えて足の指を順番にちゅうちゅうと吸っていく。足を舐めるのに抵抗が全くない訳ではなかったが、雪兎の気持ちよさそうな顔を見て、覚悟を決めた。汗臭さもしょっぱさもなく、クリームの味だけがある。舐めても問題はなさそうだ。
顔を上げ、先走りの汁がどんどんと溢れていることに気が付き、足を離す。

「……ポチ?  足、もっと……」

「そろそろこっちしましょ?  もう限界でしょ、足舐めてる間に出ちゃったらもったいないじゃないですか」

「…………うん、こっち……して」

陰嚢ごと優しく持ち上げ、きゅっと根元を握る。雪兎の足が跳ねるのを楽しみつつ、亀頭にクリームを盛る。

「そこもクリーム乗せるの……?」

「せっかくですしね。ほら、なんか可愛くなってますよ?  顔の割に凶悪なやつが、だーいぶ顔に近付きました」

冷たさに反応する陰茎の裏筋をひと舐めし、息を吹きかける。

「……入れて欲しくなっちゃいますね」

根元を握る力を強め、亀頭を咥える。クリームを全体に塗り込むようにしてから全て吸って、クリームは残さず甘い匂いだけを残す。

「このえっぐい段差が俺の中ぐりぐり掻き回すんですよ。んで顔見たらこの可愛さ、ほんと酷いギャップですよ」

「ポチ……早く、出させてよっ……」

「もう少し待ってくださいねー」

旅行前コックリングを付けられていた恨みを晴らす時だ。懇願するまで焦らしてやる。
そう心に決め、顔に出さないよう笑顔を作った。
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