俺の名前は今日からポチです

ムーン

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おきがえ、よん

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嫌だだとかバカだとか言っていても、陰茎は俺の口内で大きくなっていくし、太腿は頭を挟んで離さない。

「んっ、ぅ……イった、ばっかりなのにぃ……」

完全に勃起した頃、足の付け根に零れた精液も中に残っていた精液も、残らず掃除し終えた。

「……ポチ?」

「お掃除、終わりましたよ」

腕の拘束となっていた服を取り、ズボンや下着も合わせて洗濯カゴに投げる──半分ほど入らなかった。

「お着替えはこれですかね」

俺は用意されていた雪兎の部屋着を持ち上げ、ぽかんと俺を見つめる雪兎の目の前で揺らす。

「な、何してるの?  続き……は?」

「続き?  何言ってるんですか。フェラも、その後の掃除も、制服脱がすのも、ぜーんぶ終わりましたよ」

さて、どう言ってくるか。もう一回とねだれば可愛らしいのだが、そうはいかないだろう。
雪兎の反応を伺っていると、首輪が思いっきり引っ張られる。手首に紐をくるくると巻かれて、首輪と持ち手の距離が縮まる。
先程とは正反対に雪兎が俺の上に乗った。

「……鞭打ち、追加するからね」

雪兎は可愛らしくも頬を膨らまし、勃ちかけていた俺の陰茎を持ち上げる。太腿の上に乗ると、いつの間にかベッド脇の棚から取り出していたリングを根元に付けた。

「今日から旅行まで射精禁止ね」

「えっ……ちょ、ちょちょっ……旅行っていつでしたっけ!?」

「四月だよ」

「四月のいつなんですかぁっ!  無理ですよ、俺、そんなっ……」

「調子に乗った罰」

鞭打ちも増やされるのに、別の罰も科されるとは。確かに調子に乗っていたが、ここまでしなくても……

「ほら、ポチ。ぼーっとしないで、もっとおっきく、もっと硬くさせてよ。僕を気持ちよくさせて?」

雪兎は僅かに腰を上げ、自らの陰茎を俺の陰茎に擦り付ける。

「ぁ、ユキ様っ……ダメですよ、そんなぁ……」

亀頭同士を擦り合わせて、小さな手の中に包んでぎゅっと握る。

「……おっきくなってきた?  でも、まだ……もうちょっとあるよね。遅いよ……もぅ」

手が離れ、俺は息を整える時間を手に入れる。雪兎の手は尻尾飾りに向かい、奥まで押し込んでスイッチを入れた。

「んぁあぁっ!?  だめっ、そっち動かしちゃ、ぁあっ!」

「本体のスイッチじゃ強弱弄れないんだよね……だから、ぁ……前の、やつに……なるはず。前の、どれくらいだっけ?」

雪兎の手は再び性器に戻り、俺の陰茎に手を添え、腰を揺らして自分のものを擦り付ける。

「これ、まぁまぁ、いいかもっ……」

「ユキ様ぁっ、後ろ、止めて……ぇ、ゃあんっ!  ゃ、ぁあっ!  止めてっ、ユキ様っ!  とめてぇっ!」

「だーめ。僕がイったら、考えてあげてもいいけど、今はダメ」

硬くなった亀頭が裏筋を擦り、その奥を──腹の中を玩具が掻き回す。いつまでも我慢出来る訳もなく、俺は絶頂を迎えて足をビクつかせた。

「ゆきっ、ひぁっ、いまイったぁっ!  おれ、いま、ぁ、ゃあぁっ!  イったってばぁっ!」

「だから何さ、ポチだってさっき僕がそう言った時やめなかったじゃん。それに、いつも何回も何回もイってるでしょ?  今更何言ってるのさ」

「ゃああぁっ!  せめてっ、せめてうしろっ、うしろとめてぇっ!  おねがい、おねがいゆきとさまぁっ!」

雪兎は俺の鈴口から零れ出した先走りの汁を塗り広げ、潤滑油として使う。俺の懇願など聞こえていない。
雪兎は前と後ろを攻められ続ける俺を玩具のように扱い、自分の快楽だけを気にしていた。
俺はそんな酷い扱いにも興奮して、何度も射精のない絶頂を迎えた。
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