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第六章 現実世界は異世界より奇なり
中間テスト後の誕生日パーティ
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2015年 5月19日 火曜日 19時36分
父が帰ってきた。
駅で転んだが頭を打ったせいでその時の記憶が抜けていると話した。腕もその時に折ったらしいと。
ショッピングモールに行ったことは覚えていたけれど、犬鳴塚に会ったことも彼に何をされたかも覚えていなかった。
僕も式見蛇も犬鳴塚も父に何かを言われることはなさそうだ。ひとまず胸を撫で下ろし、テスト期間を言い訳に父の世話はなおざりにして部屋にこもった。
2015年 5月20日 水曜日 22時41分
父は腕を折っても仕事ができているようだが、僕を殴ることはなくなった。蹴りばかりだ。蹴りなら顔には当たらず、頬の内側を切らない。しばらくは美味しく物を食べられそうだ。
僕を無理矢理犯すことも減ったが、口でさせられるのが増えた。犬鳴塚、玉も蹴り潰してくれたらよかったのに……頼んだらしてくれそうだから、嫌だな。
2015年 5月21日 木曜日 12時25分
三日間の中間テストが終わり、今日は僕の誕生日だ。父は覚えていなかったけれど、式見蛇と琴平は覚えてくれていて朝会ってすぐにおめでとうと言ってくれた。
テストも終わったことだしパーティをしようと、僕達三人は式見蛇の部屋に集まった。
「ここが式見蛇さんの……あの、なんで倉庫に住んではるんですか? これバイク用かなんかでしょ」
「母さんが彼氏連れ込むんだけどさ、俺って息子に見えないらしくて、母さんが浮気疑われるからって。結構気に入ってるんだよ、一人の方が楽だし」
「まぁ秘密基地感ありますもんね」
式見蛇は十八を超えていると言っても違和感のない見た目をしているし、母親の彼氏に浮気相手だと思われるのは仕方ない。だからといって息子を倉庫に住まわせるのはどうかと思う、説明すればいいだけなのに。
「それじゃ、パーティはじめましょう! まずはご馳走ですね」
テスト期間は昼休みがない、昼食は各々の家で食べる。
琴平は買ってきたサラダを器に移し、僕は式見蛇の家のレンジで作り置きの唐揚げを温め、式見蛇は作りたてのオムライスを倉庫に運んだ。
「式見蛇さんて料理できるんですね……! ほんまええ男やわぁ」
「じゃあ、本日の主役がケチャップで日頃の感謝を……まずは琴平で練習」
僕はケチャップで琴平の分のオムライスに「いつもありがとう」と書こうとした。
「……これ、何を描きはったんです?」
「いつもありがとう」
「どういたしまして。オムライスに書く文字数ちゃいますよ」
「文字数は少なめ……記号の方がいいのかな。次、こーくんね」
式見蛇の分にはハートマークを書いた。かなりよくできたが、味付けと考えるとケチャップの量が足りない。ままならないものだ。
「これは……チューリップかな? ありがとうユウちゃん」
「どう見てもハートですやん」
「えっ? ハート……? わ、ホントだ。え……あ、ありがとうユウちゃん……」
式見蛇はほんのりと顔を赤らめてオムライスを見つめる。
「あ、ユウちゃんの分は俺が書くよ」
式見蛇は器用に「おめでとう」と書き、最後にVマークをつけた。
「ありがとうこーくん、このV何?」
「……ハートのつもり」
「えっ、ぁ、そうなんだ……ありがとうこーくん」
ただのマークなのに嬉しくなれるなんて、僕も単純だな。
「なんやろ、来やんかったらよかったんか思いますわ」
「なんでさ。多い方が楽しいし嬉しいよ、ほら食べよ。いただきまーす」
よく焼いた卵に包まれたケチャップライス、素朴な味だ。どこか式見蛇らしさを感じ、とても美味しい。
「あれ、このサラダ肉入ってるの?」
「サラダチキンですね、バジルソースが合うんですよ~」
「確かに……」
まだ口内の傷は治りきってはいないが、十分味を楽しめる。犬鳴塚が父にした行為を肯定したくはないが、僕に恩恵が多いのは事実だ。
「んー……! 美味しい、ユウちゃんやっぱり料理上手いよね」
「え、これ市販品ちゃいますの? えー、すごーい……カリジュワー……」
「あ、ありがとう……」
褒められるのは慣れていない。式見蛇は優しいから世辞を言っていないかと疑っていたが、琴平も美味しそうに食べてくれている。僕は料理が上手いのか……
「……ねぇ、こーくん。僕、お弁当作ろうか?」
「お弁当?」
「うん……たまごサンド一つじゃお腹空くでしょ? 栄養偏るし……僕もニシ先生に注意されてさ、お弁当にしようと思ってて、一つも二つもそんなに変わらないからさ……その、どうかなって」
少しでも式見蛇に恩返しがしたい。いや、違う、式見蛇に好かれたいだけだ。僕も浅ましい女だな。
「うーん……嬉しいけど、悪いよ……」
「式見蛇さん式見蛇さん、こういうのは断ったあきませんて」
「え? 断るのが礼儀じゃないの?」
「女に恥かかしたあかんとも言いますやろ」
「よく分かんないけど……ユウちゃん、本当に負担にならないなら……毎日ユウちゃんの料理が食べられるなんて、そんな嬉しいことはないし、ぜひお願いしたいな」
二つもお弁当を作っているところを父に見られてはいけない、明日からは早起きしなければ──待てよ、それ、異世界攻略の進みがまた悪くなるんじゃないのか?
「その代わり、土日とか学校が休みの日は俺がご飯奢るよ。それでいい?」
「……うん!」
日曜日は父の仕事が休みだ、外に出られないかもしれない。けれど、土曜日に必ず式見蛇と出かけられるなら毎週の楽しみができる。毎週の楽しみがあれば死にたくなっても大丈夫だ、僕も式見蛇も。
「ほんま仲ええなぁ……ごちそうさま、美味しかったです!」
「俺も。ごちそうさま、美味しかったよユウちゃん」
「ごちそうさま……二人ともありがとう、こんなに嬉しい誕生日初めてだよ」
食器を重ねて端に寄せ、しばしお喋り。三十分程度楽しんだら琴平がケーキの箱を机に置いた。
「ケーキは私が用意させていただきました! ホールケーキ三等分はちょっと難しいんで、ショートケーキ、チョコケーキ、モンブラン、買ってきました」
「わ……! 綺麗、すごい、美味しそう……! これ高かったんじゃない?」
「一個千円くらいの安モンですよ。さ、選んでください。今日の主役の化野さんからどうぞ」
ケーキの値段の相場は知らないが、千円は高いと思う。千円あれば僕一人の一週間の食費を余裕でまかなえる。
「じゃあ……チョコケーキにするよ」
「ユウちゃんチョコ好きだよね。琴平さん、先選んで、君が買ってきたんだし」
「あ、お気遣いどーもー。ほなモンブランで」
「じゃあ俺はショートケーキ……一番欲しかったやつだ、俺達好み分かれてるんだね」
各々ケーキを取り、フォークを持つ。琴平は箱の底に残っていたらしいチョコプレートを取った。それには「ユウ おたんじょうびおめでとう」と書かれていた。
「ホールケーキやないんで乗せられへん言うんでこれだけ買うてきたんです。どーぞ……わー、不格好」
一切れのケーキには大きすぎるプレート、けれどそれにはとても嬉しい文字がある。
「え……ちょっ、化野さん? 泣かんといてくださいよ」
「ご、ごめん……本当に、誕生日祝われたことなんかなくて、生まれてよかったってことも少なくて……なんか、感極まっちゃった。えへへ……中学入ってからいいことばっかり。引っ越してきてよかった、琴平、こーくん、君達に会えて、本当に幸せ」
「な、なんですか改まって……うちまで照れてまうて、もぉ……」
式見蛇は何も言わずに抱き締めてきた。言葉が出ないと震える声で囁かれ、嬉し涙が勢いを増した。
父が帰ってきた。
駅で転んだが頭を打ったせいでその時の記憶が抜けていると話した。腕もその時に折ったらしいと。
ショッピングモールに行ったことは覚えていたけれど、犬鳴塚に会ったことも彼に何をされたかも覚えていなかった。
僕も式見蛇も犬鳴塚も父に何かを言われることはなさそうだ。ひとまず胸を撫で下ろし、テスト期間を言い訳に父の世話はなおざりにして部屋にこもった。
2015年 5月20日 水曜日 22時41分
父は腕を折っても仕事ができているようだが、僕を殴ることはなくなった。蹴りばかりだ。蹴りなら顔には当たらず、頬の内側を切らない。しばらくは美味しく物を食べられそうだ。
僕を無理矢理犯すことも減ったが、口でさせられるのが増えた。犬鳴塚、玉も蹴り潰してくれたらよかったのに……頼んだらしてくれそうだから、嫌だな。
2015年 5月21日 木曜日 12時25分
三日間の中間テストが終わり、今日は僕の誕生日だ。父は覚えていなかったけれど、式見蛇と琴平は覚えてくれていて朝会ってすぐにおめでとうと言ってくれた。
テストも終わったことだしパーティをしようと、僕達三人は式見蛇の部屋に集まった。
「ここが式見蛇さんの……あの、なんで倉庫に住んではるんですか? これバイク用かなんかでしょ」
「母さんが彼氏連れ込むんだけどさ、俺って息子に見えないらしくて、母さんが浮気疑われるからって。結構気に入ってるんだよ、一人の方が楽だし」
「まぁ秘密基地感ありますもんね」
式見蛇は十八を超えていると言っても違和感のない見た目をしているし、母親の彼氏に浮気相手だと思われるのは仕方ない。だからといって息子を倉庫に住まわせるのはどうかと思う、説明すればいいだけなのに。
「それじゃ、パーティはじめましょう! まずはご馳走ですね」
テスト期間は昼休みがない、昼食は各々の家で食べる。
琴平は買ってきたサラダを器に移し、僕は式見蛇の家のレンジで作り置きの唐揚げを温め、式見蛇は作りたてのオムライスを倉庫に運んだ。
「式見蛇さんて料理できるんですね……! ほんまええ男やわぁ」
「じゃあ、本日の主役がケチャップで日頃の感謝を……まずは琴平で練習」
僕はケチャップで琴平の分のオムライスに「いつもありがとう」と書こうとした。
「……これ、何を描きはったんです?」
「いつもありがとう」
「どういたしまして。オムライスに書く文字数ちゃいますよ」
「文字数は少なめ……記号の方がいいのかな。次、こーくんね」
式見蛇の分にはハートマークを書いた。かなりよくできたが、味付けと考えるとケチャップの量が足りない。ままならないものだ。
「これは……チューリップかな? ありがとうユウちゃん」
「どう見てもハートですやん」
「えっ? ハート……? わ、ホントだ。え……あ、ありがとうユウちゃん……」
式見蛇はほんのりと顔を赤らめてオムライスを見つめる。
「あ、ユウちゃんの分は俺が書くよ」
式見蛇は器用に「おめでとう」と書き、最後にVマークをつけた。
「ありがとうこーくん、このV何?」
「……ハートのつもり」
「えっ、ぁ、そうなんだ……ありがとうこーくん」
ただのマークなのに嬉しくなれるなんて、僕も単純だな。
「なんやろ、来やんかったらよかったんか思いますわ」
「なんでさ。多い方が楽しいし嬉しいよ、ほら食べよ。いただきまーす」
よく焼いた卵に包まれたケチャップライス、素朴な味だ。どこか式見蛇らしさを感じ、とても美味しい。
「あれ、このサラダ肉入ってるの?」
「サラダチキンですね、バジルソースが合うんですよ~」
「確かに……」
まだ口内の傷は治りきってはいないが、十分味を楽しめる。犬鳴塚が父にした行為を肯定したくはないが、僕に恩恵が多いのは事実だ。
「んー……! 美味しい、ユウちゃんやっぱり料理上手いよね」
「え、これ市販品ちゃいますの? えー、すごーい……カリジュワー……」
「あ、ありがとう……」
褒められるのは慣れていない。式見蛇は優しいから世辞を言っていないかと疑っていたが、琴平も美味しそうに食べてくれている。僕は料理が上手いのか……
「……ねぇ、こーくん。僕、お弁当作ろうか?」
「お弁当?」
「うん……たまごサンド一つじゃお腹空くでしょ? 栄養偏るし……僕もニシ先生に注意されてさ、お弁当にしようと思ってて、一つも二つもそんなに変わらないからさ……その、どうかなって」
少しでも式見蛇に恩返しがしたい。いや、違う、式見蛇に好かれたいだけだ。僕も浅ましい女だな。
「うーん……嬉しいけど、悪いよ……」
「式見蛇さん式見蛇さん、こういうのは断ったあきませんて」
「え? 断るのが礼儀じゃないの?」
「女に恥かかしたあかんとも言いますやろ」
「よく分かんないけど……ユウちゃん、本当に負担にならないなら……毎日ユウちゃんの料理が食べられるなんて、そんな嬉しいことはないし、ぜひお願いしたいな」
二つもお弁当を作っているところを父に見られてはいけない、明日からは早起きしなければ──待てよ、それ、異世界攻略の進みがまた悪くなるんじゃないのか?
「その代わり、土日とか学校が休みの日は俺がご飯奢るよ。それでいい?」
「……うん!」
日曜日は父の仕事が休みだ、外に出られないかもしれない。けれど、土曜日に必ず式見蛇と出かけられるなら毎週の楽しみができる。毎週の楽しみがあれば死にたくなっても大丈夫だ、僕も式見蛇も。
「ほんま仲ええなぁ……ごちそうさま、美味しかったです!」
「俺も。ごちそうさま、美味しかったよユウちゃん」
「ごちそうさま……二人ともありがとう、こんなに嬉しい誕生日初めてだよ」
食器を重ねて端に寄せ、しばしお喋り。三十分程度楽しんだら琴平がケーキの箱を机に置いた。
「ケーキは私が用意させていただきました! ホールケーキ三等分はちょっと難しいんで、ショートケーキ、チョコケーキ、モンブラン、買ってきました」
「わ……! 綺麗、すごい、美味しそう……! これ高かったんじゃない?」
「一個千円くらいの安モンですよ。さ、選んでください。今日の主役の化野さんからどうぞ」
ケーキの値段の相場は知らないが、千円は高いと思う。千円あれば僕一人の一週間の食費を余裕でまかなえる。
「じゃあ……チョコケーキにするよ」
「ユウちゃんチョコ好きだよね。琴平さん、先選んで、君が買ってきたんだし」
「あ、お気遣いどーもー。ほなモンブランで」
「じゃあ俺はショートケーキ……一番欲しかったやつだ、俺達好み分かれてるんだね」
各々ケーキを取り、フォークを持つ。琴平は箱の底に残っていたらしいチョコプレートを取った。それには「ユウ おたんじょうびおめでとう」と書かれていた。
「ホールケーキやないんで乗せられへん言うんでこれだけ買うてきたんです。どーぞ……わー、不格好」
一切れのケーキには大きすぎるプレート、けれどそれにはとても嬉しい文字がある。
「え……ちょっ、化野さん? 泣かんといてくださいよ」
「ご、ごめん……本当に、誕生日祝われたことなんかなくて、生まれてよかったってことも少なくて……なんか、感極まっちゃった。えへへ……中学入ってからいいことばっかり。引っ越してきてよかった、琴平、こーくん、君達に会えて、本当に幸せ」
「な、なんですか改まって……うちまで照れてまうて、もぉ……」
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