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第四章 移動式空中要塞と同じ傷を持つ者
下校途中の大小議論
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金曜日の放課後は誰もが沸き立つ。ゴールデンウィークが終わったばかりだと言うのに土日の遊びに浮き足立っているのだ。
僕には休日は地獄でしかない。家に居なくていい理由が欲しい。今から陰鬱な気分になりつつ、職員室に寄る。
「一年一組一番、化野です、失礼します」
式見蛇のことを報告するためだったからか説教はなく、携帯端末はすんなり返してもらえた。職員室を出ると琴平と目が合った。
「あれ、琴平。どうしたの?」
「どうしたのちゃいますよ! 化野さんがスマホ没収されとったせいで、休み時間にメッセ送った私まで没収されたんですよ!」
「……いや知らないよ」
「スマホ没収されたんなら言ってくださいよぉ! もー……一年一組六番、琴平です。失礼します」
琴平は僕に文句を言いながら職員室の戸を叩き、中に入っていった。校門を出てから携帯端末を開けば琴平からのメッセージが「今日一緒に帰りましょう」だったことを知る。
「……待ってよっか」
式見蛇と共に校門前でしばらく待ち、説教を受けたのか落ち込んだ様子の琴平と合流する。落ち込む彼女をからかったり、身体測定について話したり、楽しい帰路だ。
「そうそう、お二人共ゴールデンウィーク何しましたん? 私はどっこも行ってへんし、妹の世話で大変やったんですけど」
犯されたり殴られたりばっかりだった。そう正直に言う訳にはいかない。僕も何もなかったよと言って誤魔化すか。
「ユウちゃんが泊まりに来てくれたよ」
「えっ!? お、お二人さん……そんな進んではったんですね」
「琴平、何か勘違いしてない? 僕とこーくんは友達だって言ってるだろ」
「そ、そうですよね、流石に一緒に寝たりはしてませんよね!」
僕が頷くよりも先に式見蛇が首を横に振った。素直過ぎるのも困りものだ。
「一緒に寝たんですか!? そういえば名前、前まで苗字で呼び合ってはりましたよね……?」
「うん、寝る前に決めたんだよね。ユウちゃん、こーくんって」
ただ素直にあったことを言っているだけの式見蛇に苛立つと同時に罪悪感も膨らむ。彼は何も悪くはないのだ、ただ僕と考えが合わないだけで。
「まぁでもお二人共遊びには行ってないんですよね、せやったら明日、ショッピングモール行きません? 隣町にデカいの開いたんですよ」
「そうなの? ショッピングモールかぁ……ユウちゃん、どうする?」
別に買いたい物がある訳ではないが、友人と休日に出かけるのは楽しそうだ。
「うん、行こう。ところでショッピングモールってどんなところ?」
「色んな店があるんですよ。服屋、小物屋、本屋、おもちゃ屋、ゲーセンに映画館にレストランに……」
「住めそう」
「ベッド売ってるとこもあるんで住めます。ゾンビ出たらホームセンターよりこっち行きたいですね」
ゾンビ……? とにかく、素晴らしく充実した店のようだ。目的もなく行くのは店側には迷惑かもしれないが、是非行きたい。
「決まりですね! じゃあ明日の十時頃、駅前で待ち合わせましょう!」
「電車乗るの?」
「隣町ですもん。電車嫌なんですか?」
電車賃がない。往復数百円なら生活費から切り崩してもバレないだろうか。買ってきた物とレシートは確認されているが、財布は調べられていない。
「俺、前に知らない人に胸鷲掴みにされたから乗りたくない……」
「なんで私と似たような経験あるんですか? 変な目で見てくるおっさん居るから守ってもらおう思いましたんに」
琴平は発育が良い、肩こりの原因になりそうな胸は猫背とサマーセーターのせいで太って見える。だから琴平は何となく分かるのだが、式見蛇は……なんだ?
「琴平、胸掴まれたの?」
「夜道で通りすがりにパッシーンいかれたんです。めっちゃ痛くてもうほんま今思い出してもムカつきます」
「胸あると大変だね。ま、僕は痴漢とかの心配はないかな」
「化野さんパッと見男子ですからね……」
パッと見? じっくり見ても男子だろう。自己紹介をしても男だと思われるだろうし、上半身裸になっても男だと思われるかもしれない。
「ユウちゃんは女の子だよ。よく見て」
「じゃあこーくん僕の胸触りたい?」
「へっ? うん、触りたい……ちっ、違う! 触らないけど、触りたくないわけじゃなくて、むしろ触りたくて……! あっ、違う、いや違わないけど! 常に触りたいとか考えてるわけじゃなくて、いや、あの、だからっ……!」
宿泊の時も似たような混乱の仕方をしていたな。式見蛇には悪いが、面白いからもっと見たい。
「触りたくないよね、僕なんか」
「触りたいよ! 触りたいよユウちゃん、ユウちゃんが許すならずっと触っていたいよ!」
「じゃあ、触っていいよ」
また「触らない」「でも触りたくないわけじゃない」のループが始まるだろう。琴平も楽しそうに眺めているし、もう少し続けさせてもらおう。
「えっ、ゃ……あ、あのっ……!」
「触らないの?」
頷き、首を振り──そうするだろうと思っていた。だが式見蛇は僕の予想に反して最初から首を横に振り、僕の胸を触ってきた。
「…………へっ?」
「きゃーっ……! 式見蛇さん行っちゃいましたね」
包帯、下着、肌着、シャツ、サマーセーター、その上から大きな手が僕の右胸を揉んでいる。
「もうAAA以下ちゃう言うくらいほんまぺったんこですけど、男の胸となんかちゃいます?」
なんてこと言うんだコイツ。自分がちょっとデカいからって……もぐぞ。
「男の胸触ったことないし……」
「自分の……式見蛇さん胸筋すごいですもんね、式見蛇さんのが大っきいんちゃいます……痛っ!? な、何するんですか化野さん!」
つい足を思い切り踏んでしまった。この際だ、式見蛇の方も踏んでおこう。
「ユウちゃん? どうしたの?」
三十キロもない僕の踏みつけは七十キロ越えには通じない。
「なんだよ二人して小さい小さいって! 悪かったな小さくて!」
「悪い言うてませんやん。おっきかったらおっきかったで色々面倒なんですよ? 私化野さん羨ましいですもん」
「嘘つけぇ! ここぞとばかりにドヤ顔して!」
琴平と話す時にも見上げなければならないのがまたムカつく。
「俺も何とも思ってないよ」
「いい加減胸から手離せよ変態! 本当に触ると思ってなかった……!」
「え……? ご、ごめんね。いいって言ったから……本当にごめん」
しかし式見蛇に触られても不快感はなかった。ただ驚いただけで、せいぜい擽ったいくらいで、父にまさぐられるような不快感は全くなかった。
「……こーくんも琴平みたいなデカい脂肪の塊がいいの? これ、邪魔なだけで何の意味もないんだよ?」
「酷すぎません?」
「ユウちゃんについてたら触りたいけど、ユウちゃんについてないなら別にどうでもいいかな」
「式見蛇さんは式見蛇さんで振り切りすぎでしょ」
「……やっぱり大きい方がいいんだね」
「いやそんな次元とちゃいましたやん今のん」
女神が約束してくれた女優のように美しい身体とは胸も含むのだろうか。頼めば叶えてくれるだろうか。
「琴平……そんなにあるんだから半分、いや、三分の一くらいちょうだい」
「散々暴言吐いといてからに……嫌ですっていうか無理です」
そんなの分かっている。分かっているけど言ってしまったんだ。
「ユウちゃん、そんなに気にしなくても……」
「こーくんがデカいのがいいって言うからだろ!?」
「言ってないよ」
「……言ってないの?」
そんな馬鹿な……いや、でも、確かに……そういえば言っていなかったような気がしてきた。
「俺はユウちゃんがユウちゃんならどこがどうなろうと大好きだよ」
「…………ならいいや」
「えぇ……なんなんですか、結局イチャついて……私今なに見せられとったんですか」
女神に頼む必要はなさそうだ。だが、胸はともかく身長はもう少しなければ不便なのでそっちを頼んでみてもいいかもしれない。
僕には休日は地獄でしかない。家に居なくていい理由が欲しい。今から陰鬱な気分になりつつ、職員室に寄る。
「一年一組一番、化野です、失礼します」
式見蛇のことを報告するためだったからか説教はなく、携帯端末はすんなり返してもらえた。職員室を出ると琴平と目が合った。
「あれ、琴平。どうしたの?」
「どうしたのちゃいますよ! 化野さんがスマホ没収されとったせいで、休み時間にメッセ送った私まで没収されたんですよ!」
「……いや知らないよ」
「スマホ没収されたんなら言ってくださいよぉ! もー……一年一組六番、琴平です。失礼します」
琴平は僕に文句を言いながら職員室の戸を叩き、中に入っていった。校門を出てから携帯端末を開けば琴平からのメッセージが「今日一緒に帰りましょう」だったことを知る。
「……待ってよっか」
式見蛇と共に校門前でしばらく待ち、説教を受けたのか落ち込んだ様子の琴平と合流する。落ち込む彼女をからかったり、身体測定について話したり、楽しい帰路だ。
「そうそう、お二人共ゴールデンウィーク何しましたん? 私はどっこも行ってへんし、妹の世話で大変やったんですけど」
犯されたり殴られたりばっかりだった。そう正直に言う訳にはいかない。僕も何もなかったよと言って誤魔化すか。
「ユウちゃんが泊まりに来てくれたよ」
「えっ!? お、お二人さん……そんな進んではったんですね」
「琴平、何か勘違いしてない? 僕とこーくんは友達だって言ってるだろ」
「そ、そうですよね、流石に一緒に寝たりはしてませんよね!」
僕が頷くよりも先に式見蛇が首を横に振った。素直過ぎるのも困りものだ。
「一緒に寝たんですか!? そういえば名前、前まで苗字で呼び合ってはりましたよね……?」
「うん、寝る前に決めたんだよね。ユウちゃん、こーくんって」
ただ素直にあったことを言っているだけの式見蛇に苛立つと同時に罪悪感も膨らむ。彼は何も悪くはないのだ、ただ僕と考えが合わないだけで。
「まぁでもお二人共遊びには行ってないんですよね、せやったら明日、ショッピングモール行きません? 隣町にデカいの開いたんですよ」
「そうなの? ショッピングモールかぁ……ユウちゃん、どうする?」
別に買いたい物がある訳ではないが、友人と休日に出かけるのは楽しそうだ。
「うん、行こう。ところでショッピングモールってどんなところ?」
「色んな店があるんですよ。服屋、小物屋、本屋、おもちゃ屋、ゲーセンに映画館にレストランに……」
「住めそう」
「ベッド売ってるとこもあるんで住めます。ゾンビ出たらホームセンターよりこっち行きたいですね」
ゾンビ……? とにかく、素晴らしく充実した店のようだ。目的もなく行くのは店側には迷惑かもしれないが、是非行きたい。
「決まりですね! じゃあ明日の十時頃、駅前で待ち合わせましょう!」
「電車乗るの?」
「隣町ですもん。電車嫌なんですか?」
電車賃がない。往復数百円なら生活費から切り崩してもバレないだろうか。買ってきた物とレシートは確認されているが、財布は調べられていない。
「俺、前に知らない人に胸鷲掴みにされたから乗りたくない……」
「なんで私と似たような経験あるんですか? 変な目で見てくるおっさん居るから守ってもらおう思いましたんに」
琴平は発育が良い、肩こりの原因になりそうな胸は猫背とサマーセーターのせいで太って見える。だから琴平は何となく分かるのだが、式見蛇は……なんだ?
「琴平、胸掴まれたの?」
「夜道で通りすがりにパッシーンいかれたんです。めっちゃ痛くてもうほんま今思い出してもムカつきます」
「胸あると大変だね。ま、僕は痴漢とかの心配はないかな」
「化野さんパッと見男子ですからね……」
パッと見? じっくり見ても男子だろう。自己紹介をしても男だと思われるだろうし、上半身裸になっても男だと思われるかもしれない。
「ユウちゃんは女の子だよ。よく見て」
「じゃあこーくん僕の胸触りたい?」
「へっ? うん、触りたい……ちっ、違う! 触らないけど、触りたくないわけじゃなくて、むしろ触りたくて……! あっ、違う、いや違わないけど! 常に触りたいとか考えてるわけじゃなくて、いや、あの、だからっ……!」
宿泊の時も似たような混乱の仕方をしていたな。式見蛇には悪いが、面白いからもっと見たい。
「触りたくないよね、僕なんか」
「触りたいよ! 触りたいよユウちゃん、ユウちゃんが許すならずっと触っていたいよ!」
「じゃあ、触っていいよ」
また「触らない」「でも触りたくないわけじゃない」のループが始まるだろう。琴平も楽しそうに眺めているし、もう少し続けさせてもらおう。
「えっ、ゃ……あ、あのっ……!」
「触らないの?」
頷き、首を振り──そうするだろうと思っていた。だが式見蛇は僕の予想に反して最初から首を横に振り、僕の胸を触ってきた。
「…………へっ?」
「きゃーっ……! 式見蛇さん行っちゃいましたね」
包帯、下着、肌着、シャツ、サマーセーター、その上から大きな手が僕の右胸を揉んでいる。
「もうAAA以下ちゃう言うくらいほんまぺったんこですけど、男の胸となんかちゃいます?」
なんてこと言うんだコイツ。自分がちょっとデカいからって……もぐぞ。
「男の胸触ったことないし……」
「自分の……式見蛇さん胸筋すごいですもんね、式見蛇さんのが大っきいんちゃいます……痛っ!? な、何するんですか化野さん!」
つい足を思い切り踏んでしまった。この際だ、式見蛇の方も踏んでおこう。
「ユウちゃん? どうしたの?」
三十キロもない僕の踏みつけは七十キロ越えには通じない。
「なんだよ二人して小さい小さいって! 悪かったな小さくて!」
「悪い言うてませんやん。おっきかったらおっきかったで色々面倒なんですよ? 私化野さん羨ましいですもん」
「嘘つけぇ! ここぞとばかりにドヤ顔して!」
琴平と話す時にも見上げなければならないのがまたムカつく。
「俺も何とも思ってないよ」
「いい加減胸から手離せよ変態! 本当に触ると思ってなかった……!」
「え……? ご、ごめんね。いいって言ったから……本当にごめん」
しかし式見蛇に触られても不快感はなかった。ただ驚いただけで、せいぜい擽ったいくらいで、父にまさぐられるような不快感は全くなかった。
「……こーくんも琴平みたいなデカい脂肪の塊がいいの? これ、邪魔なだけで何の意味もないんだよ?」
「酷すぎません?」
「ユウちゃんについてたら触りたいけど、ユウちゃんについてないなら別にどうでもいいかな」
「式見蛇さんは式見蛇さんで振り切りすぎでしょ」
「……やっぱり大きい方がいいんだね」
「いやそんな次元とちゃいましたやん今のん」
女神が約束してくれた女優のように美しい身体とは胸も含むのだろうか。頼めば叶えてくれるだろうか。
「琴平……そんなにあるんだから半分、いや、三分の一くらいちょうだい」
「散々暴言吐いといてからに……嫌ですっていうか無理です」
そんなの分かっている。分かっているけど言ってしまったんだ。
「ユウちゃん、そんなに気にしなくても……」
「こーくんがデカいのがいいって言うからだろ!?」
「言ってないよ」
「……言ってないの?」
そんな馬鹿な……いや、でも、確かに……そういえば言っていなかったような気がしてきた。
「俺はユウちゃんがユウちゃんならどこがどうなろうと大好きだよ」
「…………ならいいや」
「えぇ……なんなんですか、結局イチャついて……私今なに見せられとったんですか」
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