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第四十三章 国際連合に対抗する魔王連合
雪の華は儚くて
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疲れた笑顔で報告を行う修道女達の中で唯一笑わずに黙っていた雪華は不意に顔を上げたかと思えば神父に疑問を投げかけた。
「…………あの、今回……処刑された方は、本当に悪魔と通じていたのでしょうか」
「……当然だろう?」
牢獄の国で育ち、零による教育しか受けてこなかった雪華は正義の国の常識に疎かった。悪魔の手先だとした者を路上に縛り、国民達を煽って処刑させる──そんな雑務が怖かった。
教わったことには反していない。悪魔と通じた人間を処刑するのは正しいことだ。しかし雪華は今の今まで人が死んでいく様子を眺めていたことはなかった。
「ですが、そんな気配……ありませんでしたし、もう少しきちんと調べるべきだと……」
零から神力の横流しを受けている雪華は加護受者ほどではないものの魔性の気配を感じることができる。
「分かった。君が納得できるよう教育をしてあげる。奥の部屋に来なさい」
この国において加護受者はエリート中のエリートだ。神父は自身の力ではなく加護の分け前をもらっている雪華に妬みがあった。不相応な力を持っているから新しく師となった自分にも逆らうのだ、そう考えた。だから少しお灸を据えてやることにした。
『奥行ったね。どうする?』
「一人になったところを説得したいなぁ、もう少し待とうよ」
『神父殴ればいいだけだろ? 面倒臭い……まぁいいや』
エアは妄想して時間を潰すと決め、零は教会内の掃除を始めた修道女達を気にしつつもエアの隣に留まった。
その頃、雪華は教会の奥で頭から冷水をかけられていた。
「……あ、あの……私っ、罰を受けるようなことをしましたか?」
石の床に正座して祈るように手を組み、手足の末端や血色の悪い唇を震わせ、か細い声を出した。
「……この国の教育を受けていないからだろうね、君の正義の心は薄っぺらい。それを矯正するためだよ。君が私に逆らうなんて本来あってはいけないことだ」
冷水を頭から被り、雪華の呼吸が浅く早くなっていく。再び満杯まで汲まれたバケツを顔に押し付けられ、雪華は困惑しつつ神父を見上げた。
「飲みなさい」
「え……?」
神父は深いため息をついてバケツを床に置く。そして雪華が反応する暇を与えず彼女のこめかみを平手で打ち、後頭部の髪を掴み、バケツの中に顔を沈めた。
「言っただろう。逆らうなんてあってはいけない。私への返事は全て「はい神父様」だ。いいね?」
息苦しさからもがく雪華には神父の声なんて聞こえていない。神父は自身の手を剥がそうとする雪華に未だ反抗の意思があると見なし、国に逆らうような師に教わったなら仕方ないかと、より深く雪華の頭をバケツの中に沈めた。
『……どうしたの、おとーと、一人で寝れないの? どうしようもない子だねぇ……ふふっ、ふふふふっ、んふふふっ……!』
「んー…………もうお腹いっぱいだってぇ……」
自分の世界に沈んで身悶えしているエアの隣で零は居眠りをして寝言を言っていたが、修道女達の話し声が聞こえると目を見開いた。
「ねぇ、あの子大丈夫かな? そろそろやばくない?」
「逆らってばっかりだもんねー……適当に頷いておけばいいのに」
「うちの神父様、エロ親父じゃないのはいいけど真面目だからねー……」
「ああいうのをサイコ野郎って言うのよ」
笑い混じりのヒソヒソ話に耳をそばだてていた零は雪華の様子を見に行こうと決め、エアの胸倉を掴んで揺さぶった。
『もぉ、なにぃ、そんなにお兄ちゃん好きなの? 仕方ない子だねぇ』
「戻ってきてよお兄さん! 雪華が危ないかもしれないんだよぉ!」
分厚い手袋に包まれた手での平手打ちを頬に何度も受け、エアはようやく正気に戻って零を睨んだ。
「この国で真面目なサイコ神父って言ったらぁ、過剰な折檻なんだよぉ! 零の愛弟子は折檻されるようなことしないのにぃ!」
『見に行けばいいんだろ見に行けば! せっかくいいところだったのに……』
零に手を引かれて奥の部屋に進み、修道女達から見えない位置にいることを確認したエアは透明化魔法を解いて扉を蹴破り、触手に変えた髪の先端で神父の首を絞め上げた。
「雪華……? 雪華! 雪華! 雪華ぁ! あぁ……嘘、起きて、雪華ぁ……」
冷えきった身体はピクリとも動かず、神父の手が離れた後もバケツから顔を上げようとはしなかった。そんな雪華を抱き起こした零はその身体の冷たさに嫌な想像を膨らませる。
『……治癒魔法』
「…………っ、げほっ、ぇほっ、けほっ……おぇ、うぅっ……」
雪華に体温と血色が戻り、治癒魔法が体調に支障を与えていないと判断した口腔鼻腔内に入り込んだ水によって咳き込む。
「雪華! 大丈夫? 雪華ぁ……」
「え……? ぁ、し、神父様……? どうして……」
「君が心配で来たんだよぉ! こんな目に遭ってるなんて……ごめんね、ごめんねぇ、もっと考えて動くべきだったのにぃ、焦っちゃってぇ……」
冷水をかけられたことにより低下していた体温は生命維持に問題がない程度にまで回復していたが、服は濡れたままだし、いくら冷気を抑えていると言っても零に抱き締められれば身震いする。
「ぁ、さ、寒いぃ? お兄さん、何とか……」
『はいはい、シスター、こっちおいで』
ガタガタと震える雪華をエアに渡した零は触手を首に巻き付けられている神父の前に立った。
『まず服乾かして……温度操作で…………こんなものかな? 具合どう?』
「ぁ……だ、大丈夫……です、ありがとうございます…………えぇと、あなたは……?」
『エアオーベルング・ルーラー、まぁ適当に』
状況を上手く呑み込めていない雪華がエアの介抱を受けるのを余所に、零は神父の両手を指を交差するように握って睨みつけていた。
「ねぇ……どうして雪華にあんなことしたのぉ? 雪華は何も間違ったこと言ってなかったよねぇ……絶対服従なんて戒律はないよぉ? 弟子の質問に答えるのが義務だよぉ? ねぇ……聞いてるの真面目サイコさん……」
声を上げられないように首を絞められている神父は恐怖に目を見開くばかりで何も答えられない。彼の指はもう紫に変色し、感覚は消えていた。
「……し、神父様! やめてください! 私がこの国の決まりをよく知らないからダメだったんです!」
腕を掴まれた零は簡単に神父から手を離し、マスクの下で笑顔を作って雪華に向き直った。
「…………心配してくださったのも、助けてくださったのも、ありがたいです。でも……神父様、神父様がもう私と同じ信仰を持っていないことが、魔性に魂を売ったことが、分かりましたから……」
「……何言ってるのぉ、雪華。零は変わらず創造神様を崇拝しているし、魔性と関わってなんていないよぉ」
「嘘はもうやめてください! 神父様は嘘と隠し事ばかりです……この方、悪魔と通じている方でしょう? 治療してくださったのは感謝しますが……この冒涜的な気配…………この世にあっていいものではありません」
雪華は零に見えない位置で手のひらに小さな氷のナイフを作った。エアはそれを見て深いため息をつき、空を仰いだ。
「……神父様の気持ち、神父様からの御恩、お返しします……神父様、私が……浄化して差し上げます!」
涙を零しながら小さなナイフを零の胸に突き立てる──いや、ナイフが突き立てられたのは防護結界だ。
「雪華……? そう、そう……なんだね、ダメなんだ。君は……そんなに強い信仰心を持っていたんだね」
防護結界に押し付けられた氷のナイフが砕け、破片は床に落ちる前に消えた。零は弟子を説得できなかった悲しさと、立派な信仰心を育てた弟子への敬意を表し、彼女を強く抱き締め、髪を撫でた。
「……零は確かに信仰心は薄いよ。信仰も立場も加護の力も、愛弟子と親友を守るための道具でしかなかったよ…………ごめんねぇ、雪華……失望させて」
先端から撫で上げる零の手に合わせ、雪華の髪が薄い水色から亜麻色に変わっていく。頭頂部をぽんぽんと撫でて、零が離れると瞳や眉も色が変わっていた。
「…………ねぇ、雪華。これから悪魔との戦争が始まるんだ。このままこの国に居たら死んでしまうかもしれないんだぁ。だからね、雪華、零と一緒じゃなくてもいいからね、疎開を──」
「嫌です。憎き悪魔との戦争が始まるなら、私も戦わなければなりません! 悪魔を滅するのが私達の使命でもあるのですから! 神父様……神父様は悪魔に協力したことがありましたよね、あの時からずっと、あなたに不信感と失望を抱いてました…………でも、師としては本当に大好きで、尊敬する人だったんです。ですから、お願いです、ここで私に浄化させてください、悪魔に魂を売った神父様なんて見たくありません」
「…………君は、もう……生命より信仰の方が大切になってしまっていたんだね」
「そうでなければ神職者なんてやってはいけません!」
零は自分の身に起こった変化にも気付かずに敵対心剥き出しの瞳を向けてくる雪華にマスクの下で泣きながら笑顔を作り、彼女に背を向けてエアの手を取った。
「…………あの、今回……処刑された方は、本当に悪魔と通じていたのでしょうか」
「……当然だろう?」
牢獄の国で育ち、零による教育しか受けてこなかった雪華は正義の国の常識に疎かった。悪魔の手先だとした者を路上に縛り、国民達を煽って処刑させる──そんな雑務が怖かった。
教わったことには反していない。悪魔と通じた人間を処刑するのは正しいことだ。しかし雪華は今の今まで人が死んでいく様子を眺めていたことはなかった。
「ですが、そんな気配……ありませんでしたし、もう少しきちんと調べるべきだと……」
零から神力の横流しを受けている雪華は加護受者ほどではないものの魔性の気配を感じることができる。
「分かった。君が納得できるよう教育をしてあげる。奥の部屋に来なさい」
この国において加護受者はエリート中のエリートだ。神父は自身の力ではなく加護の分け前をもらっている雪華に妬みがあった。不相応な力を持っているから新しく師となった自分にも逆らうのだ、そう考えた。だから少しお灸を据えてやることにした。
『奥行ったね。どうする?』
「一人になったところを説得したいなぁ、もう少し待とうよ」
『神父殴ればいいだけだろ? 面倒臭い……まぁいいや』
エアは妄想して時間を潰すと決め、零は教会内の掃除を始めた修道女達を気にしつつもエアの隣に留まった。
その頃、雪華は教会の奥で頭から冷水をかけられていた。
「……あ、あの……私っ、罰を受けるようなことをしましたか?」
石の床に正座して祈るように手を組み、手足の末端や血色の悪い唇を震わせ、か細い声を出した。
「……この国の教育を受けていないからだろうね、君の正義の心は薄っぺらい。それを矯正するためだよ。君が私に逆らうなんて本来あってはいけないことだ」
冷水を頭から被り、雪華の呼吸が浅く早くなっていく。再び満杯まで汲まれたバケツを顔に押し付けられ、雪華は困惑しつつ神父を見上げた。
「飲みなさい」
「え……?」
神父は深いため息をついてバケツを床に置く。そして雪華が反応する暇を与えず彼女のこめかみを平手で打ち、後頭部の髪を掴み、バケツの中に顔を沈めた。
「言っただろう。逆らうなんてあってはいけない。私への返事は全て「はい神父様」だ。いいね?」
息苦しさからもがく雪華には神父の声なんて聞こえていない。神父は自身の手を剥がそうとする雪華に未だ反抗の意思があると見なし、国に逆らうような師に教わったなら仕方ないかと、より深く雪華の頭をバケツの中に沈めた。
『……どうしたの、おとーと、一人で寝れないの? どうしようもない子だねぇ……ふふっ、ふふふふっ、んふふふっ……!』
「んー…………もうお腹いっぱいだってぇ……」
自分の世界に沈んで身悶えしているエアの隣で零は居眠りをして寝言を言っていたが、修道女達の話し声が聞こえると目を見開いた。
「ねぇ、あの子大丈夫かな? そろそろやばくない?」
「逆らってばっかりだもんねー……適当に頷いておけばいいのに」
「うちの神父様、エロ親父じゃないのはいいけど真面目だからねー……」
「ああいうのをサイコ野郎って言うのよ」
笑い混じりのヒソヒソ話に耳をそばだてていた零は雪華の様子を見に行こうと決め、エアの胸倉を掴んで揺さぶった。
『もぉ、なにぃ、そんなにお兄ちゃん好きなの? 仕方ない子だねぇ』
「戻ってきてよお兄さん! 雪華が危ないかもしれないんだよぉ!」
分厚い手袋に包まれた手での平手打ちを頬に何度も受け、エアはようやく正気に戻って零を睨んだ。
「この国で真面目なサイコ神父って言ったらぁ、過剰な折檻なんだよぉ! 零の愛弟子は折檻されるようなことしないのにぃ!」
『見に行けばいいんだろ見に行けば! せっかくいいところだったのに……』
零に手を引かれて奥の部屋に進み、修道女達から見えない位置にいることを確認したエアは透明化魔法を解いて扉を蹴破り、触手に変えた髪の先端で神父の首を絞め上げた。
「雪華……? 雪華! 雪華! 雪華ぁ! あぁ……嘘、起きて、雪華ぁ……」
冷えきった身体はピクリとも動かず、神父の手が離れた後もバケツから顔を上げようとはしなかった。そんな雪華を抱き起こした零はその身体の冷たさに嫌な想像を膨らませる。
『……治癒魔法』
「…………っ、げほっ、ぇほっ、けほっ……おぇ、うぅっ……」
雪華に体温と血色が戻り、治癒魔法が体調に支障を与えていないと判断した口腔鼻腔内に入り込んだ水によって咳き込む。
「雪華! 大丈夫? 雪華ぁ……」
「え……? ぁ、し、神父様……? どうして……」
「君が心配で来たんだよぉ! こんな目に遭ってるなんて……ごめんね、ごめんねぇ、もっと考えて動くべきだったのにぃ、焦っちゃってぇ……」
冷水をかけられたことにより低下していた体温は生命維持に問題がない程度にまで回復していたが、服は濡れたままだし、いくら冷気を抑えていると言っても零に抱き締められれば身震いする。
「ぁ、さ、寒いぃ? お兄さん、何とか……」
『はいはい、シスター、こっちおいで』
ガタガタと震える雪華をエアに渡した零は触手を首に巻き付けられている神父の前に立った。
『まず服乾かして……温度操作で…………こんなものかな? 具合どう?』
「ぁ……だ、大丈夫……です、ありがとうございます…………えぇと、あなたは……?」
『エアオーベルング・ルーラー、まぁ適当に』
状況を上手く呑み込めていない雪華がエアの介抱を受けるのを余所に、零は神父の両手を指を交差するように握って睨みつけていた。
「ねぇ……どうして雪華にあんなことしたのぉ? 雪華は何も間違ったこと言ってなかったよねぇ……絶対服従なんて戒律はないよぉ? 弟子の質問に答えるのが義務だよぉ? ねぇ……聞いてるの真面目サイコさん……」
声を上げられないように首を絞められている神父は恐怖に目を見開くばかりで何も答えられない。彼の指はもう紫に変色し、感覚は消えていた。
「……し、神父様! やめてください! 私がこの国の決まりをよく知らないからダメだったんです!」
腕を掴まれた零は簡単に神父から手を離し、マスクの下で笑顔を作って雪華に向き直った。
「…………心配してくださったのも、助けてくださったのも、ありがたいです。でも……神父様、神父様がもう私と同じ信仰を持っていないことが、魔性に魂を売ったことが、分かりましたから……」
「……何言ってるのぉ、雪華。零は変わらず創造神様を崇拝しているし、魔性と関わってなんていないよぉ」
「嘘はもうやめてください! 神父様は嘘と隠し事ばかりです……この方、悪魔と通じている方でしょう? 治療してくださったのは感謝しますが……この冒涜的な気配…………この世にあっていいものではありません」
雪華は零に見えない位置で手のひらに小さな氷のナイフを作った。エアはそれを見て深いため息をつき、空を仰いだ。
「……神父様の気持ち、神父様からの御恩、お返しします……神父様、私が……浄化して差し上げます!」
涙を零しながら小さなナイフを零の胸に突き立てる──いや、ナイフが突き立てられたのは防護結界だ。
「雪華……? そう、そう……なんだね、ダメなんだ。君は……そんなに強い信仰心を持っていたんだね」
防護結界に押し付けられた氷のナイフが砕け、破片は床に落ちる前に消えた。零は弟子を説得できなかった悲しさと、立派な信仰心を育てた弟子への敬意を表し、彼女を強く抱き締め、髪を撫でた。
「……零は確かに信仰心は薄いよ。信仰も立場も加護の力も、愛弟子と親友を守るための道具でしかなかったよ…………ごめんねぇ、雪華……失望させて」
先端から撫で上げる零の手に合わせ、雪華の髪が薄い水色から亜麻色に変わっていく。頭頂部をぽんぽんと撫でて、零が離れると瞳や眉も色が変わっていた。
「…………ねぇ、雪華。これから悪魔との戦争が始まるんだ。このままこの国に居たら死んでしまうかもしれないんだぁ。だからね、雪華、零と一緒じゃなくてもいいからね、疎開を──」
「嫌です。憎き悪魔との戦争が始まるなら、私も戦わなければなりません! 悪魔を滅するのが私達の使命でもあるのですから! 神父様……神父様は悪魔に協力したことがありましたよね、あの時からずっと、あなたに不信感と失望を抱いてました…………でも、師としては本当に大好きで、尊敬する人だったんです。ですから、お願いです、ここで私に浄化させてください、悪魔に魂を売った神父様なんて見たくありません」
「…………君は、もう……生命より信仰の方が大切になってしまっていたんだね」
「そうでなければ神職者なんてやってはいけません!」
零は自分の身に起こった変化にも気付かずに敵対心剥き出しの瞳を向けてくる雪華にマスクの下で泣きながら笑顔を作り、彼女に背を向けてエアの手を取った。
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