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第三十八章 乱雑なる国家運営と国家防衛
逆転
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兄が僕を愛しているのは事実だ。その愛は否定するべきものだけれど、存在はしている。それは僕も分かっている。けれどあえて存在をも否定することで兄の精神を突き崩す。
『……にいさまは僕を愛してないんだから、僕に要らないって言われても平気でしょ? ちょっとムカつくだけでしょ? ほら、早く他のところ言って別の奴捕まえて虐めなよ、弱いもの虐め大好きだもんね、にいさまは』
『…………信じて。僕は、本当に君を愛して、君のために……色々』
『どの口が言ってるのさ……ねぇ、笑わせたいの? やめてよ、笑っちゃう……ねぇ、もっかい聞くよ、どの口が言ってるの? 信じて? あはっ、あははっ……あっはははっ! やばい、にいさま面白い、才能あるよ!』
何とか肩から上だけは人間の形を保って、どろどろに溶けた腕で涙を拭う。本当に辛そうに泣きじゃくる姿はとても、とても、とてもっ……愛らしい。
『本っ当に……さぁっ、面白いね……にいさま』
もっと泣かせたい、もっと虐めたい、もっとその顔が見たい。
背骨を走る冷たい快感を外に出さないように自分を抱き締めて、自然と震えた身を捩る。必死に快楽に耐えていると溶けた腕が僕に絡んだ。
『ごめんね……愛してるんだよ、本当に……ごめんね、ダメなお兄ちゃんで』
弁明を続けるだろうと思っていた兄は諦めたのか謝罪を始めた。予想外の言動に思考が途切れる。
『ぇ……? な、何だよ、なんでっ……やめろよ今更そういうの! 分かってるんだよ、全部っ……また僕を虐めるための計算だって!』
溶けた腕が剥がれたかと思えば右腕だけが人の形に戻って、僕の手を兄の頭に誘導した。兄は優しい微笑みを浮かべている、それはやり直した世界で見ていたものと同じで、涙に濡れているからあの時よりも胸を締め付けてきて──ダメだ、これ以上は僕の計画が崩れてしまう。
『……っ、に、にいさま、許して欲しかったら──』
早めに終わらせるべきだと判断し、計画を最終段階に…………兄の頭に添えさせられた手がずぶずぶと沈んでいく。
『…………脳を潰して。この手で……お兄ちゃんを殺して。その後で残ったどろどろは燃やしてね、そうすればもう、お兄ちゃんは君の前に現れられないから』
『何言ってるの……? ちょっと待ってよ、殺せって……何、それ』
『……僕は君が産まれた時からずっと、君の為に………………うぅん、もう、いいよね。こんなこと言っちゃやりにくいかな。ぁ、でも……もう信じてくれないんだよね。可愛い可愛い僕のおとーと……君に殺されるなら、それで気が晴れるなら……僕はもう、それで……』
粘性が高いとはいえ液体である兄の頭から手を引き抜くのは容易で、まだ固体の喉元を蹴り飛ばすのも容易だった。
『ふざけるなよ! 何、ちょっと言われて落ち込んで死にたくなったから殺させてはい終わり!? ふざけるなっ……何、勝手に楽になろうとしてるんだよ! 気が晴れるわけないだろ!?』
『…………要らないんだろ?』
必要ではないかもしれないけれど、欲しい。兄を支配下に置くことが出来れば僕は本物の支配者になれる、逆に兄を手に入れられなければ悪魔を全て従えたって仮のままだ。兄を超え兄を屈服させた時、僕はようやく六歳の先に進めるのだ。
『あぁそうだよ要らないよ! でも自分の手で殺したいなんて言ってないだろ!? 死にたいなら勝手に死ねよ、何人の手使ってんだよ!』
『………………そっか。僕、そんなに嫌われちゃってたかぁ……最期のお願いも叶えてくれないんだね。本当に……嫌われてたんだ。気付かなかったよ、ごめんね……』
まずい、取り乱し過ぎた。計画はまだ進められるだろうか。慌て過ぎたのか? 兄の性格の理解が浅かった? けれど、まだ大丈夫、まだ僕の狙いが外れた訳ではないはず、理想の着地点に誘導することはまだ出来るはずだ。
『きっ、嫌い……だし、要らないけどさ…………その、頑張れば……まだ、挽回できるよ?』
『…………挽回?』
『虐めたこと、逃げたこと……全部許してあげてもいい、よ?』
『本当に!? お兄ちゃん許してくれるの? お兄ちゃんまだ大丈夫なの? まだ……お兄ちゃんのこと好き?』
『好きな訳ないだろ!? 調子に乗るなよ! ただっ……えっと、チャンス無しは可哀想かなって、思っただけで……好きとか、家族の情とか、そういうのは全然無いから!』
落ち込んではいるが兄は硬度を取り戻してきた。もう少し溶かした方がいいか? いや、もうやってしまおう。
『……僕の所有物になるなら、許してあげてもいいよ。昔の僕とにいさまみたいに、にいさまが僕みたいに、なるなら……』
『…………君に虐められればいいの?』
『僕には、別に……そういう趣味ないから、歯とか鼻とか折ったり、積極的に暴力振るったりはしないけど。だから、所有物に…………ぁ、えっと、僕の部下? になるなら、いいよ?』
先程まで上手く出来ていたのに肝心なところで説明下手が出てしまった。
僕を虐げる兄の依存からは脱却出来たはずだけれど、優しい兄はまだ欲しいからとりあえず兄を手元に置いておきたいのに、どうして上手くいかないんだろう。
『とにかく! 僕に従えよ。僕に跪いて、僕の手足として、僕の物として、働けよ。それが……条件、なんだけど……』
『………………魔物使いの下僕の魔物に、ってこと?』
『それ! か、な……? うん、それ。ど、どうかな……』
足元に広がっていた粘着質な玉虫色の液体が消え、兄が完全に人間の姿に戻る。兄は僕の前に跪いて、僕の足を持ち上げた。
転びそうになりながら、珍しくも眉尻を下げた兄の顔を見る。兄は何も言わずに俯いた……いや、違う、爪先に口付けた。
『…………に、にいさま?』
『……魔法使いの末裔、食人嗜好のスライム、エアオーベルングルーラー、ここに魔物使いへの忠誠を誓います』
畏まった兄の態度は酷く寂しくて──そして、その行為そのものはとても気持ちよかった。
『…………改めて、宜しくお願い申し上げます』
足を離したかと思えば地面に手をついて頭を下げた。ゆっくりと頭を上げて、柔らかく微笑んだ。
『…………にいさま』
『何?』
『…………ぇ、あ、いや……』
兄は立ち上がることなく僕を見上げている。その表情はやり直した時のもので、純粋で優しくてそのせいで死んでしまった愛しい兄のもので、心が傷んだ。
『……触れてもいいかな?』
『へ? ぁ、うん……いいけど』
思わず了承してしまったが、今のは口汚く罵倒して断るべきではなかっただろうか。言い方は悪いが兄を飼い慣らすにはそれが必要で──なんて考えているうちに優しい手が頬を撫でた。
『…………少し太った? うぅん、これが適正だね。健康そうだ。随分髪が伸びたね、切らないなら結んだ方がいいよ、もしよければ僕が……ぁ、どうしたの? 何、なんで急に泣いて……い、痛かった? ごめんね? ごめんね? 加減、気を付けてたんだよ? 本当にごめん……』
抱き着いて甘えて、今までの言動を謝ってしまいたいけれど、それでは振り出しに戻ってしまう。
僕が上だと、本当は必要無いのだと、そう兄に教えなければならない。それは僕も楽しめる気持ちいい行為のはずなのに、何故か心が引き裂かれるように痛い。痛くて痛くて泣いてしまう。
『ヘル! ヘル……大丈夫? だからやめろって言ったんだよ、お兄ちゃんの忠告は聞いた方がいいんだよ』
僕に触れていいものかと迷う兄の手を払って黒い腕が僕を抱き上げた。
『……君、誰?』
『ヘルのお兄ちゃんだけど? キミは?』
『僕が……! いや、僕は…………下僕だよ。所有物……の、一つ。あってもなくても変わらない、ただの物だよ』
『…………ふーん。ぁ、そ? まぁ物ならどうでもいいけどさ、家帰るから着いてきてもいいよ?』
兄は悔しそうにライアーを睨み付けて、彼が浮かべた魔法陣の中に入った。ライアーに抱えられて部屋に運ばれていく僕を寂しそうに見送って、扉が閉まる寸前に蹲るのが見えた。
『……にいさまは僕を愛してないんだから、僕に要らないって言われても平気でしょ? ちょっとムカつくだけでしょ? ほら、早く他のところ言って別の奴捕まえて虐めなよ、弱いもの虐め大好きだもんね、にいさまは』
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『どの口が言ってるのさ……ねぇ、笑わせたいの? やめてよ、笑っちゃう……ねぇ、もっかい聞くよ、どの口が言ってるの? 信じて? あはっ、あははっ……あっはははっ! やばい、にいさま面白い、才能あるよ!』
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『本っ当に……さぁっ、面白いね……にいさま』
もっと泣かせたい、もっと虐めたい、もっとその顔が見たい。
背骨を走る冷たい快感を外に出さないように自分を抱き締めて、自然と震えた身を捩る。必死に快楽に耐えていると溶けた腕が僕に絡んだ。
『ごめんね……愛してるんだよ、本当に……ごめんね、ダメなお兄ちゃんで』
弁明を続けるだろうと思っていた兄は諦めたのか謝罪を始めた。予想外の言動に思考が途切れる。
『ぇ……? な、何だよ、なんでっ……やめろよ今更そういうの! 分かってるんだよ、全部っ……また僕を虐めるための計算だって!』
溶けた腕が剥がれたかと思えば右腕だけが人の形に戻って、僕の手を兄の頭に誘導した。兄は優しい微笑みを浮かべている、それはやり直した世界で見ていたものと同じで、涙に濡れているからあの時よりも胸を締め付けてきて──ダメだ、これ以上は僕の計画が崩れてしまう。
『……っ、に、にいさま、許して欲しかったら──』
早めに終わらせるべきだと判断し、計画を最終段階に…………兄の頭に添えさせられた手がずぶずぶと沈んでいく。
『…………脳を潰して。この手で……お兄ちゃんを殺して。その後で残ったどろどろは燃やしてね、そうすればもう、お兄ちゃんは君の前に現れられないから』
『何言ってるの……? ちょっと待ってよ、殺せって……何、それ』
『……僕は君が産まれた時からずっと、君の為に………………うぅん、もう、いいよね。こんなこと言っちゃやりにくいかな。ぁ、でも……もう信じてくれないんだよね。可愛い可愛い僕のおとーと……君に殺されるなら、それで気が晴れるなら……僕はもう、それで……』
粘性が高いとはいえ液体である兄の頭から手を引き抜くのは容易で、まだ固体の喉元を蹴り飛ばすのも容易だった。
『ふざけるなよ! 何、ちょっと言われて落ち込んで死にたくなったから殺させてはい終わり!? ふざけるなっ……何、勝手に楽になろうとしてるんだよ! 気が晴れるわけないだろ!?』
『…………要らないんだろ?』
必要ではないかもしれないけれど、欲しい。兄を支配下に置くことが出来れば僕は本物の支配者になれる、逆に兄を手に入れられなければ悪魔を全て従えたって仮のままだ。兄を超え兄を屈服させた時、僕はようやく六歳の先に進めるのだ。
『あぁそうだよ要らないよ! でも自分の手で殺したいなんて言ってないだろ!? 死にたいなら勝手に死ねよ、何人の手使ってんだよ!』
『………………そっか。僕、そんなに嫌われちゃってたかぁ……最期のお願いも叶えてくれないんだね。本当に……嫌われてたんだ。気付かなかったよ、ごめんね……』
まずい、取り乱し過ぎた。計画はまだ進められるだろうか。慌て過ぎたのか? 兄の性格の理解が浅かった? けれど、まだ大丈夫、まだ僕の狙いが外れた訳ではないはず、理想の着地点に誘導することはまだ出来るはずだ。
『きっ、嫌い……だし、要らないけどさ…………その、頑張れば……まだ、挽回できるよ?』
『…………挽回?』
『虐めたこと、逃げたこと……全部許してあげてもいい、よ?』
『本当に!? お兄ちゃん許してくれるの? お兄ちゃんまだ大丈夫なの? まだ……お兄ちゃんのこと好き?』
『好きな訳ないだろ!? 調子に乗るなよ! ただっ……えっと、チャンス無しは可哀想かなって、思っただけで……好きとか、家族の情とか、そういうのは全然無いから!』
落ち込んではいるが兄は硬度を取り戻してきた。もう少し溶かした方がいいか? いや、もうやってしまおう。
『……僕の所有物になるなら、許してあげてもいいよ。昔の僕とにいさまみたいに、にいさまが僕みたいに、なるなら……』
『…………君に虐められればいいの?』
『僕には、別に……そういう趣味ないから、歯とか鼻とか折ったり、積極的に暴力振るったりはしないけど。だから、所有物に…………ぁ、えっと、僕の部下? になるなら、いいよ?』
先程まで上手く出来ていたのに肝心なところで説明下手が出てしまった。
僕を虐げる兄の依存からは脱却出来たはずだけれど、優しい兄はまだ欲しいからとりあえず兄を手元に置いておきたいのに、どうして上手くいかないんだろう。
『とにかく! 僕に従えよ。僕に跪いて、僕の手足として、僕の物として、働けよ。それが……条件、なんだけど……』
『………………魔物使いの下僕の魔物に、ってこと?』
『それ! か、な……? うん、それ。ど、どうかな……』
足元に広がっていた粘着質な玉虫色の液体が消え、兄が完全に人間の姿に戻る。兄は僕の前に跪いて、僕の足を持ち上げた。
転びそうになりながら、珍しくも眉尻を下げた兄の顔を見る。兄は何も言わずに俯いた……いや、違う、爪先に口付けた。
『…………に、にいさま?』
『……魔法使いの末裔、食人嗜好のスライム、エアオーベルングルーラー、ここに魔物使いへの忠誠を誓います』
畏まった兄の態度は酷く寂しくて──そして、その行為そのものはとても気持ちよかった。
『…………改めて、宜しくお願い申し上げます』
足を離したかと思えば地面に手をついて頭を下げた。ゆっくりと頭を上げて、柔らかく微笑んだ。
『…………にいさま』
『何?』
『…………ぇ、あ、いや……』
兄は立ち上がることなく僕を見上げている。その表情はやり直した時のもので、純粋で優しくてそのせいで死んでしまった愛しい兄のもので、心が傷んだ。
『……触れてもいいかな?』
『へ? ぁ、うん……いいけど』
思わず了承してしまったが、今のは口汚く罵倒して断るべきではなかっただろうか。言い方は悪いが兄を飼い慣らすにはそれが必要で──なんて考えているうちに優しい手が頬を撫でた。
『…………少し太った? うぅん、これが適正だね。健康そうだ。随分髪が伸びたね、切らないなら結んだ方がいいよ、もしよければ僕が……ぁ、どうしたの? 何、なんで急に泣いて……い、痛かった? ごめんね? ごめんね? 加減、気を付けてたんだよ? 本当にごめん……』
抱き着いて甘えて、今までの言動を謝ってしまいたいけれど、それでは振り出しに戻ってしまう。
僕が上だと、本当は必要無いのだと、そう兄に教えなければならない。それは僕も楽しめる気持ちいい行為のはずなのに、何故か心が引き裂かれるように痛い。痛くて痛くて泣いてしまう。
『ヘル! ヘル……大丈夫? だからやめろって言ったんだよ、お兄ちゃんの忠告は聞いた方がいいんだよ』
僕に触れていいものかと迷う兄の手を払って黒い腕が僕を抱き上げた。
『……君、誰?』
『ヘルのお兄ちゃんだけど? キミは?』
『僕が……! いや、僕は…………下僕だよ。所有物……の、一つ。あってもなくても変わらない、ただの物だよ』
『…………ふーん。ぁ、そ? まぁ物ならどうでもいいけどさ、家帰るから着いてきてもいいよ?』
兄は悔しそうにライアーを睨み付けて、彼が浮かべた魔法陣の中に入った。ライアーに抱えられて部屋に運ばれていく僕を寂しそうに見送って、扉が閉まる寸前に蹲るのが見えた。
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