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第三十六章 怠惰の悪魔と鬼喰らいの神虫
魔性喰い
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目を覚ました者達に今の現象がベルフェゴールの呪いによるものだと説明し、不甲斐なさを覚える者達を励ます。一通り終わったらベルフェゴールの元へ行くため、彼女の居場所を探る。
『兄さん、魔力の探知とか出来ないかな』
『難しいね、島全体に魔力が満ちてるからさ、感覚としては黒い絨毯の上に落ちた髪の毛を拾う感じかな?』
『それは……難しいね。茨木……義肢にレーダーあったよね?』
『魔力あるもんに動いてるもん、二酸化炭素吐いてるもん、見分けなんかつきまへん』
『…………島の中心に大穴があるんだ、中心から逸れて空間転移してくれない? そこから中心に向かお』
探せないからと止まっていても仕方ない。とりあえず大穴の近くに行って呼びかければベルフェゴールがこちらを見つけるはずだ、そして彼女を襲ったモノも。
『……っと、ちょっと遠いかな? キミの弟みたいに地図持ち歩けば良かったよ』
フェルは体内に様々な物を収納している。取り出すところはあまり見たくない。土で形作られているライアーにも体内収納は可能なのだろう。
『とりあえず呼んでみよう。僕の声は魔物にはよく聞こえるはずだから、多分来てくれるよ。で、みんなには襲ってくるかもしれないベルフェゴールの敵を警戒して欲しいんだ』
了承の声を聞き、黒と赤銅と白の翼に順に包まれ、獣臭い空気を吸って出来る限りの大声でベルフェゴールの名を叫んだ。
『…………何も来ない?』
十数秒の木の葉のせせらぎの後、セネカが呟いた。
『……おかしい。木霊が静か過ぎる』
『木霊なんかおんのか』
『あ、酒呑知ってる? そう、ここ木霊がいっぱいいるんだ。だから大声出したら一斉に返してくると思うんだけど……聞こえなかったよね?』
ベルフェゴールが暴れていた時、木霊は逃げたり隠れたり水に濡れた紙のようにちぎれ溶けたりしていた。そういった理由で木霊が一時的に消えているのだろうか。
『……精霊なんぞどうでもいい。声が届かなかったなら移動しながら叫び続けろ』
『そう……だね』
『私に乗るといい』
『喉が枯れたら癒してやるから言えよ!』
獣達に翼や尾で叩くように撫でられ、僕は再びベルフェゴールを呼ぶ。何からの返事もなく、僕は喉をさすりながらアルの背に揺れる。
『……っ! 茨木!』
右斜め前を歩いていた酒呑が突然振り返り、アルの背後に居た茨木の腕を引っ張った。再び静寂が戻り、呆然としていた茨木が口を開こうとした瞬間、アルの背後の地面が盛り上がり、めくれ、巨大な何かが飛び出した。
『なっ、何!?』
『飛べ雌犬! 犬を庇え襟巻き!』
クリューソスの指示を聞いて──と言うよりは自分で判断し、アルは地面を蹴り枝を踏み翼を広げた。そんなアルを庇うようにカルコスが巨大な何かとアルの間に入る。
『……虫? アル、あれは……敵、かな』
カルコスの翼に遮られて半分ほどしか見えないけれど、甲虫のような翅とごつごつとした腕……脚? は確認出来た。
『茨木、下がれ! 近付くな!』
『えっと、えっと……ボ、ボクやっちゃっていい感じかな? そのライアー……君、さん? どう?』
『…………動かないで。膠着状態だ。どうやら一方的にやられるような戦力差じゃないみたいだね、向こうもそれが理解出来る頭がある。動かない方がいい』
虫らしき巨大なモノの視線は僕に向いていないようだ。アルは慎重に高度を上げ距離を取る。カルコスは虫を睨んでいてアルの動きに完全には対応出来ておらず、僕は虫の全容をようやく目に収めた。
甲虫のような胴にごつごつとした腕のような八本の脚、飛び出して転がっていきそうな不気味な二つの眼球、そして何より目立つのは体長の約半分はあるだろう鰐のような大きな口だ。
『アル、何か分からない?』
『……済まないが分からない。あの様な生き物、見た事も無ければ聞いた事も無い』
虫のような見た目には引っ掛かるところがある。ルーツ不明の亜種人類、過去を巡る途中で聞いたこの島に現れた虫に似た神性の話、まさかアレは亜種人類のルーツである古代の神ではないだろうか。神性なのか魔性なのかは僕には判別出来ない。じっと観察しても神秘性も禍々しさも感じないが、その大きな口から溢れ出る唾液には恐怖を覚えた。
『…………茨木っ! 来い!』
『あ、こら、動くなって……ぁーあ』
酒呑は茨木の襟首を掴み、木の隙間を駆け抜けていく。元々山に住んでいた彼にとって根に足を取られず走り枝を避けて進むのは容易なのだろう。ライアーが鬼達に視線を移した瞬間、虫は鬼達の方へ走り出した。
『アル、二人を追って。セネカさん! 酒呑達追いかけてください!』
虫は途中で地面に潜った。土中の動きは空からでは分からない。
『おっけー!』
『……なんでお兄ちゃん頼ってくれないの?』
猫背の僕の腹にできた影から刀を刀身の半分が出る程度引き出し、手首に宛てがう。
『……大穴だ。アル、ちょっと止まって……ベルフェゴール! 聞こえたら来て!』
森を走っていた鬼達も木々がまばらに少なくなっていくことを不審に思ってか走る速度を落とし、底無しの大穴に気が付いて立ち止まる。鬼達が一瞬足を止めたその時、手前の崖が崩れ、あの巨大な虫が飛び出した。
『ていりゃあーっ!』
虫の大きく開いた口に入ったのは鬼達ではなく血で作られた巨大な剣だった。
『セネカさん、使ってください!』
吹き飛ばされた虫は反対側の崖に叩き付けられ、その八本の脚で穴の内壁を走ってセネカに向かう。僕は手首を切り落として刀を収納した。
『え……ちょ、ちょちょっ、魔物使い君!? すごい血……ぁ、おいし……じゃなくて大丈夫!?』
蛇口を捻ったように溢れていく僕の血を浴び、セネカはその身の魔力を増す──はずだ、魔力視が出来ないから僕には分からないけれど。
『いいからあの虫の動きを止めて! 出来れば殺さずに!』
もし亜種人類のルーツである神性なら殺してしまうのは避けたい。だが意思疎通が不可能で一方的に襲いかかってくるようなら撃退する他ない。
『とりゃ、てりゃっ、そっう……りゃあーっ!』
もう少し掛け声を格好良くしようだとかいう考えはないのだろうか。声どころか大剣に振り回されるような動きも滑稽だが、その強さは確かで押しているように見える。
『……アル、今のうちにちょっと降りて』
そっと耳打ちしてカルコスの翼に庇われながら降り、崩た崖の前に座り込む鬼達の前に立つ。
『酒呑、茨木、怪我は?』
『酒呑様に引っ張られて木ぃやらにぶつけられて打ち身だらけや。最後ここで止まった時なんか地面に叩きつけられてヒール折れたわ』
『軽傷だね。兄さん、一応治して……兄さん?』
兄とクリューソスが居ない。二人は鬼達を追おうとしていなかった、あの場から動いていないのだろうか? いや移動はしているはずだ。
『……治療は後でいい? ごめんね。それで酒呑、君少し早くアレに気付いたよね? どうして気付いたのかと、どうして兄さんの忠告無視したのか教えてくれないかな』
酒呑は話すのを渋るような表情だ。背後で響く虫が崖に叩き付けられる音や間抜けな掛け声が気になる、それも相まって話そうとしない酒呑への苛立ちが溜まるのは早かった。
『黙ってられるような状況じゃないって分かってる!?』
『魔物使い君魔物使い君、虫穴の底に落ちちゃった』
戦闘の音が止んだと思ったら背後からセネカに話しかけられた。
『え? ぁ、は、はい……倒したんですか?』
『んー、微妙。でもかなり深いみたいだし、落ちたのでも結構食らうと思う。生きてても瀕死だよ』
理想に近い結果だ。セネカに礼を言って酒呑に視線を戻す。
『……アレは……鬼喰いや』
『……鬼、食い?』
『せや、アレは鬼やらの魔性を喰う善神、神虫や』
鬼の天敵だと言うのか? だから逃げたと? 何故鬼の居ないこの島に居るのかは気になったが、それ以上に天敵について何も知らなかったらしく驚いた顔をしている茨木が気になった。
『あんなもんまだ居ってんな……ええか頭領、アレは食欲の塊や、日に三千五千喰われたこともあったらしい。気を付けな頭からいかれてまうで』
食欲の塊の虫……聞き覚えがあるな。なんて冗談はさておき、魔性を喰うのならそれは僕の敵だ。僕は次に見かけたらトドメを指すことを心に決め、神虫について雑談しながらのベルフェゴール捜索に戻った。
『兄さん、魔力の探知とか出来ないかな』
『難しいね、島全体に魔力が満ちてるからさ、感覚としては黒い絨毯の上に落ちた髪の毛を拾う感じかな?』
『それは……難しいね。茨木……義肢にレーダーあったよね?』
『魔力あるもんに動いてるもん、二酸化炭素吐いてるもん、見分けなんかつきまへん』
『…………島の中心に大穴があるんだ、中心から逸れて空間転移してくれない? そこから中心に向かお』
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『……っと、ちょっと遠いかな? キミの弟みたいに地図持ち歩けば良かったよ』
フェルは体内に様々な物を収納している。取り出すところはあまり見たくない。土で形作られているライアーにも体内収納は可能なのだろう。
『とりあえず呼んでみよう。僕の声は魔物にはよく聞こえるはずだから、多分来てくれるよ。で、みんなには襲ってくるかもしれないベルフェゴールの敵を警戒して欲しいんだ』
了承の声を聞き、黒と赤銅と白の翼に順に包まれ、獣臭い空気を吸って出来る限りの大声でベルフェゴールの名を叫んだ。
『…………何も来ない?』
十数秒の木の葉のせせらぎの後、セネカが呟いた。
『……おかしい。木霊が静か過ぎる』
『木霊なんかおんのか』
『あ、酒呑知ってる? そう、ここ木霊がいっぱいいるんだ。だから大声出したら一斉に返してくると思うんだけど……聞こえなかったよね?』
ベルフェゴールが暴れていた時、木霊は逃げたり隠れたり水に濡れた紙のようにちぎれ溶けたりしていた。そういった理由で木霊が一時的に消えているのだろうか。
『……精霊なんぞどうでもいい。声が届かなかったなら移動しながら叫び続けろ』
『そう……だね』
『私に乗るといい』
『喉が枯れたら癒してやるから言えよ!』
獣達に翼や尾で叩くように撫でられ、僕は再びベルフェゴールを呼ぶ。何からの返事もなく、僕は喉をさすりながらアルの背に揺れる。
『……っ! 茨木!』
右斜め前を歩いていた酒呑が突然振り返り、アルの背後に居た茨木の腕を引っ張った。再び静寂が戻り、呆然としていた茨木が口を開こうとした瞬間、アルの背後の地面が盛り上がり、めくれ、巨大な何かが飛び出した。
『なっ、何!?』
『飛べ雌犬! 犬を庇え襟巻き!』
クリューソスの指示を聞いて──と言うよりは自分で判断し、アルは地面を蹴り枝を踏み翼を広げた。そんなアルを庇うようにカルコスが巨大な何かとアルの間に入る。
『……虫? アル、あれは……敵、かな』
カルコスの翼に遮られて半分ほどしか見えないけれど、甲虫のような翅とごつごつとした腕……脚? は確認出来た。
『茨木、下がれ! 近付くな!』
『えっと、えっと……ボ、ボクやっちゃっていい感じかな? そのライアー……君、さん? どう?』
『…………動かないで。膠着状態だ。どうやら一方的にやられるような戦力差じゃないみたいだね、向こうもそれが理解出来る頭がある。動かない方がいい』
虫らしき巨大なモノの視線は僕に向いていないようだ。アルは慎重に高度を上げ距離を取る。カルコスは虫を睨んでいてアルの動きに完全には対応出来ておらず、僕は虫の全容をようやく目に収めた。
甲虫のような胴にごつごつとした腕のような八本の脚、飛び出して転がっていきそうな不気味な二つの眼球、そして何より目立つのは体長の約半分はあるだろう鰐のような大きな口だ。
『アル、何か分からない?』
『……済まないが分からない。あの様な生き物、見た事も無ければ聞いた事も無い』
虫のような見た目には引っ掛かるところがある。ルーツ不明の亜種人類、過去を巡る途中で聞いたこの島に現れた虫に似た神性の話、まさかアレは亜種人類のルーツである古代の神ではないだろうか。神性なのか魔性なのかは僕には判別出来ない。じっと観察しても神秘性も禍々しさも感じないが、その大きな口から溢れ出る唾液には恐怖を覚えた。
『…………茨木っ! 来い!』
『あ、こら、動くなって……ぁーあ』
酒呑は茨木の襟首を掴み、木の隙間を駆け抜けていく。元々山に住んでいた彼にとって根に足を取られず走り枝を避けて進むのは容易なのだろう。ライアーが鬼達に視線を移した瞬間、虫は鬼達の方へ走り出した。
『アル、二人を追って。セネカさん! 酒呑達追いかけてください!』
虫は途中で地面に潜った。土中の動きは空からでは分からない。
『おっけー!』
『……なんでお兄ちゃん頼ってくれないの?』
猫背の僕の腹にできた影から刀を刀身の半分が出る程度引き出し、手首に宛てがう。
『……大穴だ。アル、ちょっと止まって……ベルフェゴール! 聞こえたら来て!』
森を走っていた鬼達も木々がまばらに少なくなっていくことを不審に思ってか走る速度を落とし、底無しの大穴に気が付いて立ち止まる。鬼達が一瞬足を止めたその時、手前の崖が崩れ、あの巨大な虫が飛び出した。
『ていりゃあーっ!』
虫の大きく開いた口に入ったのは鬼達ではなく血で作られた巨大な剣だった。
『セネカさん、使ってください!』
吹き飛ばされた虫は反対側の崖に叩き付けられ、その八本の脚で穴の内壁を走ってセネカに向かう。僕は手首を切り落として刀を収納した。
『え……ちょ、ちょちょっ、魔物使い君!? すごい血……ぁ、おいし……じゃなくて大丈夫!?』
蛇口を捻ったように溢れていく僕の血を浴び、セネカはその身の魔力を増す──はずだ、魔力視が出来ないから僕には分からないけれど。
『いいからあの虫の動きを止めて! 出来れば殺さずに!』
もし亜種人類のルーツである神性なら殺してしまうのは避けたい。だが意思疎通が不可能で一方的に襲いかかってくるようなら撃退する他ない。
『とりゃ、てりゃっ、そっう……りゃあーっ!』
もう少し掛け声を格好良くしようだとかいう考えはないのだろうか。声どころか大剣に振り回されるような動きも滑稽だが、その強さは確かで押しているように見える。
『……アル、今のうちにちょっと降りて』
そっと耳打ちしてカルコスの翼に庇われながら降り、崩た崖の前に座り込む鬼達の前に立つ。
『酒呑、茨木、怪我は?』
『酒呑様に引っ張られて木ぃやらにぶつけられて打ち身だらけや。最後ここで止まった時なんか地面に叩きつけられてヒール折れたわ』
『軽傷だね。兄さん、一応治して……兄さん?』
兄とクリューソスが居ない。二人は鬼達を追おうとしていなかった、あの場から動いていないのだろうか? いや移動はしているはずだ。
『……治療は後でいい? ごめんね。それで酒呑、君少し早くアレに気付いたよね? どうして気付いたのかと、どうして兄さんの忠告無視したのか教えてくれないかな』
酒呑は話すのを渋るような表情だ。背後で響く虫が崖に叩き付けられる音や間抜けな掛け声が気になる、それも相まって話そうとしない酒呑への苛立ちが溜まるのは早かった。
『黙ってられるような状況じゃないって分かってる!?』
『魔物使い君魔物使い君、虫穴の底に落ちちゃった』
戦闘の音が止んだと思ったら背後からセネカに話しかけられた。
『え? ぁ、は、はい……倒したんですか?』
『んー、微妙。でもかなり深いみたいだし、落ちたのでも結構食らうと思う。生きてても瀕死だよ』
理想に近い結果だ。セネカに礼を言って酒呑に視線を戻す。
『……アレは……鬼喰いや』
『……鬼、食い?』
『せや、アレは鬼やらの魔性を喰う善神、神虫や』
鬼の天敵だと言うのか? だから逃げたと? 何故鬼の居ないこの島に居るのかは気になったが、それ以上に天敵について何も知らなかったらしく驚いた顔をしている茨木が気になった。
『あんなもんまだ居ってんな……ええか頭領、アレは食欲の塊や、日に三千五千喰われたこともあったらしい。気を付けな頭からいかれてまうで』
食欲の塊の虫……聞き覚えがあるな。なんて冗談はさておき、魔性を喰うのならそれは僕の敵だ。僕は次に見かけたらトドメを指すことを心に決め、神虫について雑談しながらのベルフェゴール捜索に戻った。
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