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第二十九章 愛し仔の為の弔辞
常温の教会
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兄は悲鳴を上げた男に触手を伸ばし、手足を拘束し口を塞いで扉を閉めた。その手際の良さに寒気を覚えながら、拘束され目を潤ませた男を眺める。見覚えのある顔だ。
『久しぶり、でもないかな? 晩餐会で会ったよね、王様』
牢獄の国の王だ。一応王城には到着していたようだ。
『…………今の声で兵士とか集まってくるかなぁ。鬼さん、扉抑えておいて。さて、王様、ちょっと話そうか。今から口のを外すけど、大声出したら鼻折るからよろしくね』
どうしてそう乱暴に、と止めたいところだが早く済みそうなので放っておこう。震えながら顔を激しく縦に振る王には申し訳ないと思っている。
「きっ、君は確か……アポロン様の、お知り合いの……?」
『エア様って呼んでね』
覚えていてくれたようだ、これなら話が早い。
「すいません。空間転移の座標間違えちゃって……別にあなたをどうこうしようって気は全くないんです」
「ぁ……き、君も、居たな……」
「はい。それで……話しましたよね? この仔がアルです。大神様に似てるって言ってた……」
アルの背から降り、肘を曲げてアルの顎を乗せさせる。王は目を見開き、恐怖に染まっていた表情を蕩けた笑顔に塗り替えた。
「大神様っ! あぁ……なんて美しいっ……」
「違いますって。アルです」
大神と呼ばれていたのはアルだが、今大神と呼ばれているのはアルではない。しかし、この人とは話が合いそうだ。
それから数分後、王は突然拘束された恐怖とアルを見た事による興奮を落ち着かせ、僕達との話に応じた。兄の脅しで応じざるをえなかった。
「集落は酷いことになってましたけど、大神様はどこに出るんですか?」
「大神の集落以外にも集落は点在しているからね、そこに出るんだ。教会の方から飛んでくるという証言が多いから……多分、ねぐらは教会だよ」
『魔獣なのに教会に住み着いてるの?』
「神父様がいつの間にか居なくなってしまいましたから……」
零は悪魔との関与を疑われ、それは僕達の演技で誤魔化したが天使に連れられてどこかへ行ってしまった。
僕のせいだ。大神とやらも零なら対処出来ただろう、この国の人が何人も死んでいるのは僕の責任だ。
『教会、ねぇ……』
兄は王の額に手を当て、また転移魔法を発動させた。
次の瞬間には教会の裏庭に立っていた。少し場所を間違えれば岩山を真っ逆さまに落ちてしまう、地図を見てからだとかいう発想はないのだろうか。
「えっ? ぁ……え?」
『空間転移。さっきも言ったよね?』
「あ、あぁ……」
狼狽える王に何か声をかけようかと口を開く──と、広い視界の端に墓地を捉えた。倒れた十字架に掘り返された土、枯れた花。僕は脇目も振らず荒らされた墓に走った。
『ヘル! どうしたんだ急に……』
慌ててアルが後を追ってくる。兄は僕とアルを一瞥し、王との会話に戻った。酒呑は欠伸をしながらひょこひょこと僕の方へ歩いてくる。
『これは……墓、か? 酷いな、荒らされている』
「…………誰が」
『さぁな、無人とあって墓泥棒でも出たのだろう』
「……墓、泥棒」
掘り返された墓穴に手を入れる。僅かに被さった土を退かし、ここにあるはずの遺体を探した。
『墓泥棒と言ったら副葬品を狙うものだが……遺骸も残っていないとは珍しいな』
『…………焼き付けの匂いするわ』
無い。どこにも無い。居ない。
『焼き付け?』
『知らんか? 妖鬼の国ではようある現象や。強い感情がその土地に焼き付いて幽霊っぽいのん出んねんけどな、一つの感情が焼き付いとるだけやからその故人とは微妙にちゃう……まぁ、ただの影や。せやけど焼き付けそのもんの気配は無いなぁ、移動することは滅多にあらへんのやけど……』
手にチクリと何かが触れる。羽根だ。大きな黒い羽根の先端が僕の手の甲に触れたのだ。
『なんや見つかったか、頭領』
羽根は穴の中に幾つか落ちている。更に漁ると銀色の毛束も見つかった。
『……ヘル? どうしてそうその墓に拘るんだ? 知り合いの墓なのか?』
「アル……」
『うむ、ここに居るぞ』
「アルだよ。ここに居たの。アルなんだよ。ここに埋めたのに……居ない、アルが居ないんだよアルっ!」
そうだ、ここに埋めた。いや、穴を掘る様を、アルがその穴に放り込まれたのを、アルに土がかけられていく様を、花を持ってぼうっと見ていた。冷えていく身体も気にならなくて、ただぼうっとこの前に座って十字架を眺めていた。
『ここ居るやんけ』
『……私は何度か死んでいる。一度目がここだ、この国の城の地下で……よく覚えていないが、ここで死んだ。ヘル、私をここに埋めたのか?』
「そうだよっ! 赤い石……そう、雪華が石をくれて……それからアルを作り直して! でもまた殺されてっ……」
『落ち着け、ヘル。大丈夫、私はここに居る』
尾が千切られて、前足が取れて、血塗れになりながら僕を守ろうとして、愛してると言ってくれて──真っ二つに裂かれた。
「やだっ、嫌……アル、嫌ぁあっ!」
『ヘル! 私はここだ! 貴方が私をこの世に戻してくれたんだ! 私を見てくれヘル!』
そう、その後、アルは生き返った。リンが作り直してくれた。けれどそのアルには僕の記憶が無くて、それでも僕を愛してくれて、結局、同じ奴に殺された。
「ゃ……ぁ、あ、アル……アル?」
『ヘル? 落ち着いたか? 私はここに居るぞ』
その後また欠片を回収して、セツナに完璧な賢者の石として作り直してもらって、アルも再生して──記憶はどうだ? 完璧ではない、今のアルは本当に僕のアルなのか?
『ヘル……大丈夫か?』
視界いっぱいに広がる銀色の体毛。美しく輝いて、触れると柔らかくて温かくて──いつも僕を癒してくれる。
僕を今包んでいるのは漆黒の翼。光を吸い込んで僕に心地好い闇をくれる。
胴に巻かれているのは黒蛇の尾。甘やかな締め付けは僕に愛されているという実感をくれる。
「………………アル」
その身の全てで僕を愛して、その心の全てを僕に捧げる。それがアルでなくてどれがアルだというのか。
「……ごめんね。大丈夫だよ。大丈夫。落ち着いた」
僕との思い出を全て失ったって僕を愛してくれる、それがアルなのだ。多少記憶が削れていたから疑うなんて、相も変わらず僕は最低な人間だ。
『…………きっと、死体は珍しがった奇人に剥製にでもされたんだ。気にするな。私はここに居るからな』
アルは僕と出会わなかったら死なずに済んだ、痛い思いをせずに済んだ。僕といればきっともっと不幸になる──それなら今すぐに離れるべきか?
「そんなの許せないよ。僕以外の奴がアルの一片でも手に入れるのなんて許せない。探し出して取り返さなきゃ」
いや、アルは僕のものだ。痛い思いなんて、不幸になんて、僕がさせない。アルに害なす有象無象全て消してやる。
「盗んだ奴は存在そのものを後悔させるくらいの苦痛を与えて殺さなきゃ」
『ヘル……』
「愛してるよ、アル」
逞しい体躯をぎゅっと抱き締める。自分でも信じられないくらいに愛おしさが溢れ、身体の芯が熱く煮え滾った。
『……おい頭領!』
酒呑に首根っこを掴まれ、アルから引き剥がされる。自分の視界ではないので睨むことは出来ないが──非難の表情を向けた。
『…………足下見てみぃ』
真剣な表情と声色に押され、下を向く。
地面に座り込んでいた僕を中心にして草が枯れていた。茶色く萎れた草に指を触れさせるとパラパラと崩れてしまう。
『頭領、自分なんや神性に術でも教わったんか』
『……鹿だ。山の麓に住んでいた自然神、おそらくその神性だ。体内の蔓は少し前に兄君が取り除いたが……その際に植物の操り方を覚えてしまったようだな』
「ど、どういうこと?」
『頭領はかなーり強なってる言うこっちゃ』
酒呑は真剣な表情を捨てケラケラと笑う。どうもはぐらかされたような気がする──だが、今は僕の事など気にしていられない。アルの死体を盗んだ輩を引き裂いて、大神とやらを討ち、帰ってアルを愛さなければ。
兄なら探知魔法で盗人も大神も見つけられるだろう。
僕は土埃を払って立ち上がり、枯れた草を蹴散らして兄の元へ向かった。
『久しぶり、でもないかな? 晩餐会で会ったよね、王様』
牢獄の国の王だ。一応王城には到着していたようだ。
『…………今の声で兵士とか集まってくるかなぁ。鬼さん、扉抑えておいて。さて、王様、ちょっと話そうか。今から口のを外すけど、大声出したら鼻折るからよろしくね』
どうしてそう乱暴に、と止めたいところだが早く済みそうなので放っておこう。震えながら顔を激しく縦に振る王には申し訳ないと思っている。
「きっ、君は確か……アポロン様の、お知り合いの……?」
『エア様って呼んでね』
覚えていてくれたようだ、これなら話が早い。
「すいません。空間転移の座標間違えちゃって……別にあなたをどうこうしようって気は全くないんです」
「ぁ……き、君も、居たな……」
「はい。それで……話しましたよね? この仔がアルです。大神様に似てるって言ってた……」
アルの背から降り、肘を曲げてアルの顎を乗せさせる。王は目を見開き、恐怖に染まっていた表情を蕩けた笑顔に塗り替えた。
「大神様っ! あぁ……なんて美しいっ……」
「違いますって。アルです」
大神と呼ばれていたのはアルだが、今大神と呼ばれているのはアルではない。しかし、この人とは話が合いそうだ。
それから数分後、王は突然拘束された恐怖とアルを見た事による興奮を落ち着かせ、僕達との話に応じた。兄の脅しで応じざるをえなかった。
「集落は酷いことになってましたけど、大神様はどこに出るんですか?」
「大神の集落以外にも集落は点在しているからね、そこに出るんだ。教会の方から飛んでくるという証言が多いから……多分、ねぐらは教会だよ」
『魔獣なのに教会に住み着いてるの?』
「神父様がいつの間にか居なくなってしまいましたから……」
零は悪魔との関与を疑われ、それは僕達の演技で誤魔化したが天使に連れられてどこかへ行ってしまった。
僕のせいだ。大神とやらも零なら対処出来ただろう、この国の人が何人も死んでいるのは僕の責任だ。
『教会、ねぇ……』
兄は王の額に手を当て、また転移魔法を発動させた。
次の瞬間には教会の裏庭に立っていた。少し場所を間違えれば岩山を真っ逆さまに落ちてしまう、地図を見てからだとかいう発想はないのだろうか。
「えっ? ぁ……え?」
『空間転移。さっきも言ったよね?』
「あ、あぁ……」
狼狽える王に何か声をかけようかと口を開く──と、広い視界の端に墓地を捉えた。倒れた十字架に掘り返された土、枯れた花。僕は脇目も振らず荒らされた墓に走った。
『ヘル! どうしたんだ急に……』
慌ててアルが後を追ってくる。兄は僕とアルを一瞥し、王との会話に戻った。酒呑は欠伸をしながらひょこひょこと僕の方へ歩いてくる。
『これは……墓、か? 酷いな、荒らされている』
「…………誰が」
『さぁな、無人とあって墓泥棒でも出たのだろう』
「……墓、泥棒」
掘り返された墓穴に手を入れる。僅かに被さった土を退かし、ここにあるはずの遺体を探した。
『墓泥棒と言ったら副葬品を狙うものだが……遺骸も残っていないとは珍しいな』
『…………焼き付けの匂いするわ』
無い。どこにも無い。居ない。
『焼き付け?』
『知らんか? 妖鬼の国ではようある現象や。強い感情がその土地に焼き付いて幽霊っぽいのん出んねんけどな、一つの感情が焼き付いとるだけやからその故人とは微妙にちゃう……まぁ、ただの影や。せやけど焼き付けそのもんの気配は無いなぁ、移動することは滅多にあらへんのやけど……』
手にチクリと何かが触れる。羽根だ。大きな黒い羽根の先端が僕の手の甲に触れたのだ。
『なんや見つかったか、頭領』
羽根は穴の中に幾つか落ちている。更に漁ると銀色の毛束も見つかった。
『……ヘル? どうしてそうその墓に拘るんだ? 知り合いの墓なのか?』
「アル……」
『うむ、ここに居るぞ』
「アルだよ。ここに居たの。アルなんだよ。ここに埋めたのに……居ない、アルが居ないんだよアルっ!」
そうだ、ここに埋めた。いや、穴を掘る様を、アルがその穴に放り込まれたのを、アルに土がかけられていく様を、花を持ってぼうっと見ていた。冷えていく身体も気にならなくて、ただぼうっとこの前に座って十字架を眺めていた。
『ここ居るやんけ』
『……私は何度か死んでいる。一度目がここだ、この国の城の地下で……よく覚えていないが、ここで死んだ。ヘル、私をここに埋めたのか?』
「そうだよっ! 赤い石……そう、雪華が石をくれて……それからアルを作り直して! でもまた殺されてっ……」
『落ち着け、ヘル。大丈夫、私はここに居る』
尾が千切られて、前足が取れて、血塗れになりながら僕を守ろうとして、愛してると言ってくれて──真っ二つに裂かれた。
「やだっ、嫌……アル、嫌ぁあっ!」
『ヘル! 私はここだ! 貴方が私をこの世に戻してくれたんだ! 私を見てくれヘル!』
そう、その後、アルは生き返った。リンが作り直してくれた。けれどそのアルには僕の記憶が無くて、それでも僕を愛してくれて、結局、同じ奴に殺された。
「ゃ……ぁ、あ、アル……アル?」
『ヘル? 落ち着いたか? 私はここに居るぞ』
その後また欠片を回収して、セツナに完璧な賢者の石として作り直してもらって、アルも再生して──記憶はどうだ? 完璧ではない、今のアルは本当に僕のアルなのか?
『ヘル……大丈夫か?』
視界いっぱいに広がる銀色の体毛。美しく輝いて、触れると柔らかくて温かくて──いつも僕を癒してくれる。
僕を今包んでいるのは漆黒の翼。光を吸い込んで僕に心地好い闇をくれる。
胴に巻かれているのは黒蛇の尾。甘やかな締め付けは僕に愛されているという実感をくれる。
「………………アル」
その身の全てで僕を愛して、その心の全てを僕に捧げる。それがアルでなくてどれがアルだというのか。
「……ごめんね。大丈夫だよ。大丈夫。落ち着いた」
僕との思い出を全て失ったって僕を愛してくれる、それがアルなのだ。多少記憶が削れていたから疑うなんて、相も変わらず僕は最低な人間だ。
『…………きっと、死体は珍しがった奇人に剥製にでもされたんだ。気にするな。私はここに居るからな』
アルは僕と出会わなかったら死なずに済んだ、痛い思いをせずに済んだ。僕といればきっともっと不幸になる──それなら今すぐに離れるべきか?
「そんなの許せないよ。僕以外の奴がアルの一片でも手に入れるのなんて許せない。探し出して取り返さなきゃ」
いや、アルは僕のものだ。痛い思いなんて、不幸になんて、僕がさせない。アルに害なす有象無象全て消してやる。
「盗んだ奴は存在そのものを後悔させるくらいの苦痛を与えて殺さなきゃ」
『ヘル……』
「愛してるよ、アル」
逞しい体躯をぎゅっと抱き締める。自分でも信じられないくらいに愛おしさが溢れ、身体の芯が熱く煮え滾った。
『……おい頭領!』
酒呑に首根っこを掴まれ、アルから引き剥がされる。自分の視界ではないので睨むことは出来ないが──非難の表情を向けた。
『…………足下見てみぃ』
真剣な表情と声色に押され、下を向く。
地面に座り込んでいた僕を中心にして草が枯れていた。茶色く萎れた草に指を触れさせるとパラパラと崩れてしまう。
『頭領、自分なんや神性に術でも教わったんか』
『……鹿だ。山の麓に住んでいた自然神、おそらくその神性だ。体内の蔓は少し前に兄君が取り除いたが……その際に植物の操り方を覚えてしまったようだな』
「ど、どういうこと?」
『頭領はかなーり強なってる言うこっちゃ』
酒呑は真剣な表情を捨てケラケラと笑う。どうもはぐらかされたような気がする──だが、今は僕の事など気にしていられない。アルの死体を盗んだ輩を引き裂いて、大神とやらを討ち、帰ってアルを愛さなければ。
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