470 / 909
第二十八章 神降の国にて晩餐会を
テロリストの余興
しおりを挟む
僅かに広間が暗くなり、舞台らしき場所に照明が集中する。何も無い、ただマイクとかいう名前の棒が立っているだけの空間が照らされている。
「なんだかドキドキしますわね、エア様」
『そう……?』
「私だけなのでしょうか……だとしたら、この胸の高鳴りは、貴方の……」
「アルテミスっ! お兄ちゃんの手も腕も空いてるぞ! さぁその男から離れろ! そしてこの腕に抱き着いて──」
開会式が始まりそうだというのにアポロンは騒がしい。
「ヘル君ヘル君、俺にぃの右腕押さえるからヘル君左腕頼める? ねぇに協力頼まれててさ、上手くいかなかったら何されるか分かんない」
「わ、分かりました……」
僕もアルテミスに協力を依頼されている、報酬は無いけれど。このまま騒がしいのも問題だし、アルテミスに後で怒鳴られるのも嫌だ。僕はヘルメスと息を合わせ、そっとアポロンの腕を抱き締めた。
「……お兄様の腕は埋まっているようですね」
「なっ……!? へ、ヘルメス! 離しなさい! ヘル君まで……何故だ、何故私を裏切る!」
振り払われてしまわないよう注意しながらアルテミスと兄の様子を見る。僕の視線に気が付いたアルテミスは兄に見えないように親指を立て笑顔を浮かべた、どうやら彼女の機嫌は取れたらしい。
だが、無表情のままアポロンを見つめている兄はどうすればいいのか分からない。
「裏切るって人聞き悪いなぁー、腕空いてるって言うから埋めてあげただけじゃん」
「この腕はアルテミス専用だ!」
「妹の分だけとか弟差別だよ」
「……まぁお前はいいとして、ヘル君はなんなんだ!」
アルテミスに協力していると言ってしまわないよう、顔を伏せる。
『…………暗かったから僕と間違えたんだよね? そうだよね? ねぇヘル? 僕こっちなんだけどなぁ……』
とうとう話しかけてきた。さてどうしよう、ここで兄を無視すれば兄は間違いなく怒り狂う。今すぐ兄の腕に抱き着いて媚を売ればアルテミスの恨みを買う。
「そっ、そうなんだよ。ちょっと疲れてきて視界が……あはは、何か抱き心地悪いと思った! ごめんねにいさま!」
『…………だよねぇ』
兄の怒りとアルテミスの恨み、どちらが恐ろしいかと言えば当然兄の方だ。
「えっ、ちょ、ヘル君」
「…………ごめんなさいヘルさん。無理です……」
「えぇ……俺一人でやれとかそれこそ無理だよ、ねぇに殺される」
「……僕だってこれ以上やったら殺されますよ」
兄の機嫌を損ねない方法ならいくらでも協力出来るのだが、兄をアルテミスと二人きりにする為には僕が離れなければならないし、アポロンも引き離さなければならない。兄は僕が手元に居ないと機嫌が悪くなるので、条件を満たし兄の機嫌を保つ方法はない。
「…………なんなのよ」
アルテミスの小さな呟きが聞こえた。僕はやれる事はやったし、後は自分一人で頑張って欲しい。いや、そもそも兄はお勧め出来ない。
ほどなくして背後の扉がひとりでに開き、マイクの高さがひとりでに調節される。何も無い空間から突然中年の男が現れ、挨拶を始めた。
「えー……本日はお日柄も良く……けほっ、ちょ、ちょっと待……走って来たから、息が……」
彼の手には見覚えのある髑髏を彷彿とさせる兜がある。先程の怪現象は不可視の兜がなせる技か。
遅刻しそうだったから走った、まではいいとして何故シャツのボタンが外れているのだろう、遅刻の原因は寝坊だろうか。
しばらくすると息が整い、先程の無様な姿を忘れさせるような見事な挨拶を行った。そうして開会式は無事に終わり、男は壇上を降りて一番に水を飲みに行った。
「父上!」
「あぁ、えぇーっと……アレス?」
「誰ですか! 私はアポロンですよ!」
「おぅ、アポロンアポロン。覚えやすいな」
中々に適当な男らしい。
「どうしてこんな日に遅刻を……というか! ベルトを締めてください!」
「社会の窓が開きっぱなしぃー」
「お……お前誰だ」
「わぁちょっと前に顔見せたのに忘れられてる」
修正する。恐ろしく適当な男らしい。
「ん……? 綺麗なねーちゃん!」
「アルテミスですよ! あなたの娘です! 娘にまで手を出すつもりですか! それより早く服を整えて……」
「あぁ……娘か、そういやいたなぁ」
「早くベルト締めろぉ!」
これまでアポロンを妹好きの面倒臭くて騒がしい奴だと思っていたが、この父親を見ると同情心が湧いてくる。第一王子という重荷に加え、彼には様々な家庭問題があったのだ、問題が比較的少ない妹に傾倒しても仕方ない。
「全く……何故服がこんなに乱れているんですか」
アポロンに手伝われながら、男はようやく服を整えた。
「ほら、今月入ったあの可愛いメイドさん居るだろ、あの子と──」
「それ以上口を開かないでください。分かってますか? ここは各国の統治者が集まる社交場……名目は親睦会ですが、その実…………ここでどう振る舞うべきかは分かるでしょう?」
見た目としては「ナイスミドル」だとか「おじさま」だとか言われそうな適度に混じった白髪がまた魅力的な男性なのだが……どうにも適当だ。
「心配するな、俺の外面は完璧だ」
丁度そこに砂漠の国の王とその王妃がやってくる。
男は王に礼儀正しく挨拶する。
「初めまして、王妃。あぁ、僕はなんて不幸な……貴女の輝きを見てしまったら、もう満天の星空も夕暮れの海も鈍くなって──」
そして、王妃を口説く。
「やめてください父上!」
王妃は困ったように笑っている。王の方も笑っているし、関係悪化ということはないらしい。人柄が知れ渡っているのか、社交辞令と見ているのか、僕には分からない世界だ。
少し離れていようと後退り、机に盛られた料理を皿に盛る。せっかくの晩餐会だ、食べなければ。
『……ねぇ、お兄さん。ボクにも取り分けて』
くい、と裾を引く少年。砂漠の国の王族か何かだろうか。金の装飾と透ける布を合わせたどこか艶やかな衣装──王や王妃と似た服装だ。少年は顔の下半分もその布で隠しており、僅かに透けて見える浅黒い肌には呪術に使うような模様が描かれていた。
「どれ欲しいの?」
『これと、それ。あとそっちのも』
別の皿を取り、少年が指差した料理を均等に盛る。
『……ありがと、お兄さん』
ふわりと広がった肩に付かない程度の黒檀のような髪。深淵を覗いている気分になる丸く大きな瞳。少年の特徴は王にも王妃にも一致しない、血縁者ではないのだろうか。
『…………ねぇ、お兄さん』
「何?」
『ボクはね、火が嫌いなんだよ。せっかく作ったものも無駄になっちゃうし、何より……明るくなっちゃう、見えちゃうんだよ、ボクが』
大抵の生き物は火が嫌いだろう。眺めている分には綺麗だけど、家や自分が燃やされてしまうと思えば誰もが嫌う。
『……ボクはね、未知のままでいなきゃいけない』
「…………言ってる意味がよく分からないんだけど」
『大丈夫、それが正しいボクだよ』
「……君は、王子なの?」
『ううん、ボクは預言者。もしくは、王の愛人、かな? なーんて……あははっ』
こんな子供に煙に巻かれるなんて──いや、この感覚、この美貌、見覚えがある。
「…………まさか、君は──」
『火を追い払ってくれたお礼にイイこと教えてあげる』
「……何?」
情報は貰っておこうか。どんなに怪しくとも相手の意図の手掛かりにはなる。
『何もかもが嫌になったら、過去に戻ってやり直すのもいいと思うよ』
「出来るならやりたいけどね」
『……門を超える資格があるなら誰にだって出来るよ』
資格がどうこうと言う時点で誰にだってではないだろう。なんて揚げ足取りは声に出さず、じっと少年を見つめ返す。
『……料理を取り分けてくれたお礼もしなきゃね。あの鍵は簡単に手に入るはずさ、手に入れた後が大変だからね。大抵のボクは門を超えさせたくはないだろうけど……預言者として言わせてもらうね、あの門を超えればキミは今以上に不幸になる。全人類に降り掛かる全ての不運を合わせたよりも、ね』
「……君がそうするの?」
『ボクじゃないよ、別のボクかもしれないけど。キミの大好きな人かもしれないし、大っ嫌いになるかもしれない人だ』
「…………ナイ君、だよね?」
『ボクはそう名乗ってないよ』
どうも彼は明言を避ける傾向にあるらしい。預言者故なのか、ただの性格か、僕を苛立たせる為か──
「……君には幾つもの顔があるよね」
『ボクに顔は一つも無いよ。あったら幾つも持てないからね』
「僕は君に会ったら殺そうと思ってたんだけど、君は善良な個体なのかな」
『ふふ、お兄さん怖いなぁ。ボク悪い邪神じゃないよ? 虐めちゃ、やーだ。ふふふっ……』
まだ彼自身には何もされていない。むしろ情報を貰った、使えるものかどうかは分からないけれど。
だから僕は彼への殺意をとりあえず保留にした。どうせ今この場では殺せない、せめて機会を待とう。
「なんだかドキドキしますわね、エア様」
『そう……?』
「私だけなのでしょうか……だとしたら、この胸の高鳴りは、貴方の……」
「アルテミスっ! お兄ちゃんの手も腕も空いてるぞ! さぁその男から離れろ! そしてこの腕に抱き着いて──」
開会式が始まりそうだというのにアポロンは騒がしい。
「ヘル君ヘル君、俺にぃの右腕押さえるからヘル君左腕頼める? ねぇに協力頼まれててさ、上手くいかなかったら何されるか分かんない」
「わ、分かりました……」
僕もアルテミスに協力を依頼されている、報酬は無いけれど。このまま騒がしいのも問題だし、アルテミスに後で怒鳴られるのも嫌だ。僕はヘルメスと息を合わせ、そっとアポロンの腕を抱き締めた。
「……お兄様の腕は埋まっているようですね」
「なっ……!? へ、ヘルメス! 離しなさい! ヘル君まで……何故だ、何故私を裏切る!」
振り払われてしまわないよう注意しながらアルテミスと兄の様子を見る。僕の視線に気が付いたアルテミスは兄に見えないように親指を立て笑顔を浮かべた、どうやら彼女の機嫌は取れたらしい。
だが、無表情のままアポロンを見つめている兄はどうすればいいのか分からない。
「裏切るって人聞き悪いなぁー、腕空いてるって言うから埋めてあげただけじゃん」
「この腕はアルテミス専用だ!」
「妹の分だけとか弟差別だよ」
「……まぁお前はいいとして、ヘル君はなんなんだ!」
アルテミスに協力していると言ってしまわないよう、顔を伏せる。
『…………暗かったから僕と間違えたんだよね? そうだよね? ねぇヘル? 僕こっちなんだけどなぁ……』
とうとう話しかけてきた。さてどうしよう、ここで兄を無視すれば兄は間違いなく怒り狂う。今すぐ兄の腕に抱き着いて媚を売ればアルテミスの恨みを買う。
「そっ、そうなんだよ。ちょっと疲れてきて視界が……あはは、何か抱き心地悪いと思った! ごめんねにいさま!」
『…………だよねぇ』
兄の怒りとアルテミスの恨み、どちらが恐ろしいかと言えば当然兄の方だ。
「えっ、ちょ、ヘル君」
「…………ごめんなさいヘルさん。無理です……」
「えぇ……俺一人でやれとかそれこそ無理だよ、ねぇに殺される」
「……僕だってこれ以上やったら殺されますよ」
兄の機嫌を損ねない方法ならいくらでも協力出来るのだが、兄をアルテミスと二人きりにする為には僕が離れなければならないし、アポロンも引き離さなければならない。兄は僕が手元に居ないと機嫌が悪くなるので、条件を満たし兄の機嫌を保つ方法はない。
「…………なんなのよ」
アルテミスの小さな呟きが聞こえた。僕はやれる事はやったし、後は自分一人で頑張って欲しい。いや、そもそも兄はお勧め出来ない。
ほどなくして背後の扉がひとりでに開き、マイクの高さがひとりでに調節される。何も無い空間から突然中年の男が現れ、挨拶を始めた。
「えー……本日はお日柄も良く……けほっ、ちょ、ちょっと待……走って来たから、息が……」
彼の手には見覚えのある髑髏を彷彿とさせる兜がある。先程の怪現象は不可視の兜がなせる技か。
遅刻しそうだったから走った、まではいいとして何故シャツのボタンが外れているのだろう、遅刻の原因は寝坊だろうか。
しばらくすると息が整い、先程の無様な姿を忘れさせるような見事な挨拶を行った。そうして開会式は無事に終わり、男は壇上を降りて一番に水を飲みに行った。
「父上!」
「あぁ、えぇーっと……アレス?」
「誰ですか! 私はアポロンですよ!」
「おぅ、アポロンアポロン。覚えやすいな」
中々に適当な男らしい。
「どうしてこんな日に遅刻を……というか! ベルトを締めてください!」
「社会の窓が開きっぱなしぃー」
「お……お前誰だ」
「わぁちょっと前に顔見せたのに忘れられてる」
修正する。恐ろしく適当な男らしい。
「ん……? 綺麗なねーちゃん!」
「アルテミスですよ! あなたの娘です! 娘にまで手を出すつもりですか! それより早く服を整えて……」
「あぁ……娘か、そういやいたなぁ」
「早くベルト締めろぉ!」
これまでアポロンを妹好きの面倒臭くて騒がしい奴だと思っていたが、この父親を見ると同情心が湧いてくる。第一王子という重荷に加え、彼には様々な家庭問題があったのだ、問題が比較的少ない妹に傾倒しても仕方ない。
「全く……何故服がこんなに乱れているんですか」
アポロンに手伝われながら、男はようやく服を整えた。
「ほら、今月入ったあの可愛いメイドさん居るだろ、あの子と──」
「それ以上口を開かないでください。分かってますか? ここは各国の統治者が集まる社交場……名目は親睦会ですが、その実…………ここでどう振る舞うべきかは分かるでしょう?」
見た目としては「ナイスミドル」だとか「おじさま」だとか言われそうな適度に混じった白髪がまた魅力的な男性なのだが……どうにも適当だ。
「心配するな、俺の外面は完璧だ」
丁度そこに砂漠の国の王とその王妃がやってくる。
男は王に礼儀正しく挨拶する。
「初めまして、王妃。あぁ、僕はなんて不幸な……貴女の輝きを見てしまったら、もう満天の星空も夕暮れの海も鈍くなって──」
そして、王妃を口説く。
「やめてください父上!」
王妃は困ったように笑っている。王の方も笑っているし、関係悪化ということはないらしい。人柄が知れ渡っているのか、社交辞令と見ているのか、僕には分からない世界だ。
少し離れていようと後退り、机に盛られた料理を皿に盛る。せっかくの晩餐会だ、食べなければ。
『……ねぇ、お兄さん。ボクにも取り分けて』
くい、と裾を引く少年。砂漠の国の王族か何かだろうか。金の装飾と透ける布を合わせたどこか艶やかな衣装──王や王妃と似た服装だ。少年は顔の下半分もその布で隠しており、僅かに透けて見える浅黒い肌には呪術に使うような模様が描かれていた。
「どれ欲しいの?」
『これと、それ。あとそっちのも』
別の皿を取り、少年が指差した料理を均等に盛る。
『……ありがと、お兄さん』
ふわりと広がった肩に付かない程度の黒檀のような髪。深淵を覗いている気分になる丸く大きな瞳。少年の特徴は王にも王妃にも一致しない、血縁者ではないのだろうか。
『…………ねぇ、お兄さん』
「何?」
『ボクはね、火が嫌いなんだよ。せっかく作ったものも無駄になっちゃうし、何より……明るくなっちゃう、見えちゃうんだよ、ボクが』
大抵の生き物は火が嫌いだろう。眺めている分には綺麗だけど、家や自分が燃やされてしまうと思えば誰もが嫌う。
『……ボクはね、未知のままでいなきゃいけない』
「…………言ってる意味がよく分からないんだけど」
『大丈夫、それが正しいボクだよ』
「……君は、王子なの?」
『ううん、ボクは預言者。もしくは、王の愛人、かな? なーんて……あははっ』
こんな子供に煙に巻かれるなんて──いや、この感覚、この美貌、見覚えがある。
「…………まさか、君は──」
『火を追い払ってくれたお礼にイイこと教えてあげる』
「……何?」
情報は貰っておこうか。どんなに怪しくとも相手の意図の手掛かりにはなる。
『何もかもが嫌になったら、過去に戻ってやり直すのもいいと思うよ』
「出来るならやりたいけどね」
『……門を超える資格があるなら誰にだって出来るよ』
資格がどうこうと言う時点で誰にだってではないだろう。なんて揚げ足取りは声に出さず、じっと少年を見つめ返す。
『……料理を取り分けてくれたお礼もしなきゃね。あの鍵は簡単に手に入るはずさ、手に入れた後が大変だからね。大抵のボクは門を超えさせたくはないだろうけど……預言者として言わせてもらうね、あの門を超えればキミは今以上に不幸になる。全人類に降り掛かる全ての不運を合わせたよりも、ね』
「……君がそうするの?」
『ボクじゃないよ、別のボクかもしれないけど。キミの大好きな人かもしれないし、大っ嫌いになるかもしれない人だ』
「…………ナイ君、だよね?」
『ボクはそう名乗ってないよ』
どうも彼は明言を避ける傾向にあるらしい。預言者故なのか、ただの性格か、僕を苛立たせる為か──
「……君には幾つもの顔があるよね」
『ボクに顔は一つも無いよ。あったら幾つも持てないからね』
「僕は君に会ったら殺そうと思ってたんだけど、君は善良な個体なのかな」
『ふふ、お兄さん怖いなぁ。ボク悪い邪神じゃないよ? 虐めちゃ、やーだ。ふふふっ……』
まだ彼自身には何もされていない。むしろ情報を貰った、使えるものかどうかは分からないけれど。
だから僕は彼への殺意をとりあえず保留にした。どうせ今この場では殺せない、せめて機会を待とう。
0
お気に入りに追加
436
あなたにおすすめの小説
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる