303 / 909
第二十章 偽の理想郷にて嘘を兄に
理想郷の夢
しおりを挟む
アルの翼や毛は染髪料のボトルの中身を直接かけても直ぐに泡立つ。羨ましいというか、洗っていて気持ちがいいというか、愛おしいというか。
「ここの結構高級そうだし、乾かしたらもっとふわふわになるね」
『…………ヘル、まさか、忘れたのか?』
「何を? アルの手触りは忘れてないよ? 今も更新中だし」
『違う。その……私が、貴方との思い出を忘れていた事を……いや、許してくれるのか? それで、忘れた事を忘れた振りをしてくれているのか? そうだったら済まない』
ゴッ、と鈍い音が浴場に響く。何度も、何度も。
アルは目を見開き、言葉を失っていた。
排水溝に流れる水と泡、それに少しずつ赤色が混ざっていく。鮮やかな赤い液体は見るだけで心の傷を抉っていく。
『ヘル!? 何を、何をしている! やめろ! やめないか!』
「…………あ、あぁ、ごめん」
『酷い血だ、早く手当をしなければ。歩けるか? ほら、私に掴まれ』
血は僕の頭から流れていた、壁を見ると丁度僕の頭の位置に血がついている。
頭を打ったのか、どうして? 滑った? いや違う、自分でやった。
どうして……あぁそうだ、忘れなきゃ。アルを恨んでしまう前に、アルに酷いことをしてしまう前に、アルが忘れたことを忘れないと。
『ヘル! やめろと言っただろう、どうしたんだ……ほら、行くぞ!』
「…………痛い」
『打つからだ! 全く……妙な真似を!』
アルの尾が胴に巻き付く、脱衣場まで引きずられて、タオルを何枚か被せられた。
『人を呼んでくる、止血しておけ。あと……その、腰にも巻いておけ』
「…………僕、何してたんだっけ。何考えてたんだっけ」
『すぐに戻るからな、じっとしてろよ』
アルに言われた通り、腰にタオルを巻いて、バスタオルを肩からかけて、頭の傷に柔らかいものを選んで当てた。
「…………痛い。なんで……僕、怪我して……あれ? アル? アル、どこ?」
アルがいない。
「……なんで? ずっと一緒にいてくれるって、一人にしないって…………アル? アルー……どこ? どうして、どこいったの?」
アルを探す為に立ち上がろうとして、棚にかけた指が滑る。立ちくらみも相まって僕は派手に転んだ。頭に当てていたタオルが目の前に落ちる。
「赤い……何これ、血? なんで……誰の?」
体を起こして、血のついたタオルを広げ──視界が歪む。
側頭部に鋭い痛みが走り、その激しさに吐き気まで覚えた。
僕はそのうちに気を失い、真っ暗な夢を見た。
暗い。冷たい。
そんな感想しか出てこない場所に僕はいた。
そこはどうやら水中のようで、光を求めて上を向けば太陽の光を受けて輝く水面が見えた。僕は上に向かいたかったのに、心とは裏腹に僕の体はどんどんと底に向かう。
深く、深く、深く、暗く冷たい海の底へ。
沈んでいくのではなく、泳いでいく。まるで自らの意志であるように足を動かして。
いつの間にか隣には人影があった、それは少しずつ増えていく。目を凝らしてその影をよく見ると、それは人に似た形をした魚だった。
僕は彼らに見覚えがあったのに、そこではまるで初めて会ったように感じた。気味の悪い造形に恐怖した。
しばらくすると海底が見えてくる、そこには不思議な光景が広がっていた。
海底なんて砂や岩場しかないと思っていたのに、ここには都市がある。建造物は暗緑色の石材で造られているようなのだが、どうも奇妙な形をしている。あれで建つとは思えない、素人目にも分かるほどに気味の悪い形だった。
僕はそんな薄気味悪い都市を歩いて、中心に向かっていく。隣にも前にも後ろにも、あの半魚人達がいる。
自分の体を上手く動かせない恐怖、ただただ単純な暗さと冷たさへの恐怖、気持ちの悪い化け物達への恐怖、見知らぬ場所へと向かう恐怖。
あらゆる恐怖が僕を襲う。それでも僕の足は止まらない。
僕は自分の意志ではなく自分の足を動かして、神殿のような場所に辿り着いた。
周囲の化け物達は皆一心に何かに祈っている。僕は彼らの視線の先を追う、彼らに崇め奉られるモノを見る。
巨大な壁──いや、違う。体だ。鱗だとか瘤だとかに覆われた巨体だ。寝返りでもうっているのか、はたまた起き上がろうとしているのか、それは蠢いている。僕はそれの顔を見ようと視線を上に向ける。
触腕が見えた。無数の……うねる触腕。その上に目が見えた。
柔らかそうに、硬そうに、ぐにぐにゅと触腕が揺れる。
その目は──その目は、僕を見て──
目を覚ますと真っ白い天井が僕を迎えた。
僕はベッドに寝かされていて、頭には包帯が巻かれていた。ズキ、と痛む頭に手を寄せ、痛みに声を漏らすと真っ赤な瞳が僕の顔を覗き込んできた。
『気がつきましたか、ヘルシャフト様』
無数の眼に僕が映る。
「……あ、ぁ…………どこ?」
掠れた声は約立たずで、僕の言葉は彼女には伝わらなかった。
『お風呂ではしゃいじゃ危ないですよ、一人で入ってたらどうなってたか……』
彼女は僕にこんこんと言って聞かせる。別に風呂場で走り回った訳ではないと思うのだが、何も覚えていないから反論は出来ない。
「…………アル、は?」
『先輩ですか? せんぱーい! ヘルシャフト様の目が覚めましたよー!』
「アル、アル!? アル、どこ!?」
『ちょ、落ち着いてくださいよ、先輩は今お医者さんとお話中でして……』
アルを探す為に起き上がりたいのに、少女の腕が細さに似合わぬ力で僕を押さえつける。
「アル! アル! いやっ、やだ、いやぁぁぁっ! アル! どこぉ!? なんでいないの!?」
『な、なんなんですか? ちょっと先輩! もう医者も連れてきてください! 多分パニックですよこれ!』
視界の端に銀色が揺れる。ベッドにそれが飛び乗って、僕の視界は銀色の柔らかい毛に埋め尽くされる。
『ヘル、私はここだぞ。ほら……落ち着いて、大丈夫だ、大丈夫……』
「アル、アル? アルなの? アルだよね?」
『ああ、私だ。それ以外に何に見える?』
「アル……アル、アル、アル……いた。見つけた、居た、来た……」
アルの首に腕を回して、無理に引っ張りながら抱き締める。苦しくないだろうか、なんて気にする余裕は今の僕にはなかった。
ただ、ただ、恐かった。
『ヘル……少し、痛い。毛を掴まないでくれ』
「恐い……こわいよ、暗い、冷たい……寒い、寒いよ、恐い…………アル、いるよね? ここにいるんだよね?」
『私はここに居る。離れたりもしないさ』
『……どうなってんですか? コレ。私は先輩にヘルシャフト様が風呂で頭打ったとしか聞いてませんよ』
ベルゼブブは医者に詰め寄りながら、言外に「何とかしろ」と含んでアルに聞いた詳細を再び話す。
「…………鎮静剤です」
『あぁどうも……って、待ちなさい! どこ行く気ですか、こんなもん渡されても困りますよ! 扱い方なんて知りませんし……もっとちゃんと診てください!』
「頭部への強い衝撃による一時的記憶混濁、興奮。その他の異常は見受けられませんし、傷の手当以外に私に出来ることはありません」
医者は冷静にそう告げ、ベルゼブブの手を払おうと腕を振る。だが、そう簡単にベルゼブブの手を剥がせる訳もなく、医者は深いため息をつく。
『やっぱり、こんな街に居るような医者じゃダメですね。深き者共の医者なんて絶対に嫌でしたから人間の医者を探しましたのに、こんなヤブだなんて』
「頭を打ってますから、しばらくは安静に……それでは、失礼します。お大事に……」
諦めたベルゼブブは医者の腕を離し、ベッドに腰掛ける。苛立ちを紛らわせる為に足を揺らし、空腹を紛らわせる為にルームランプをお菓子に変えて齧った。
「ここの結構高級そうだし、乾かしたらもっとふわふわになるね」
『…………ヘル、まさか、忘れたのか?』
「何を? アルの手触りは忘れてないよ? 今も更新中だし」
『違う。その……私が、貴方との思い出を忘れていた事を……いや、許してくれるのか? それで、忘れた事を忘れた振りをしてくれているのか? そうだったら済まない』
ゴッ、と鈍い音が浴場に響く。何度も、何度も。
アルは目を見開き、言葉を失っていた。
排水溝に流れる水と泡、それに少しずつ赤色が混ざっていく。鮮やかな赤い液体は見るだけで心の傷を抉っていく。
『ヘル!? 何を、何をしている! やめろ! やめないか!』
「…………あ、あぁ、ごめん」
『酷い血だ、早く手当をしなければ。歩けるか? ほら、私に掴まれ』
血は僕の頭から流れていた、壁を見ると丁度僕の頭の位置に血がついている。
頭を打ったのか、どうして? 滑った? いや違う、自分でやった。
どうして……あぁそうだ、忘れなきゃ。アルを恨んでしまう前に、アルに酷いことをしてしまう前に、アルが忘れたことを忘れないと。
『ヘル! やめろと言っただろう、どうしたんだ……ほら、行くぞ!』
「…………痛い」
『打つからだ! 全く……妙な真似を!』
アルの尾が胴に巻き付く、脱衣場まで引きずられて、タオルを何枚か被せられた。
『人を呼んでくる、止血しておけ。あと……その、腰にも巻いておけ』
「…………僕、何してたんだっけ。何考えてたんだっけ」
『すぐに戻るからな、じっとしてろよ』
アルに言われた通り、腰にタオルを巻いて、バスタオルを肩からかけて、頭の傷に柔らかいものを選んで当てた。
「…………痛い。なんで……僕、怪我して……あれ? アル? アル、どこ?」
アルがいない。
「……なんで? ずっと一緒にいてくれるって、一人にしないって…………アル? アルー……どこ? どうして、どこいったの?」
アルを探す為に立ち上がろうとして、棚にかけた指が滑る。立ちくらみも相まって僕は派手に転んだ。頭に当てていたタオルが目の前に落ちる。
「赤い……何これ、血? なんで……誰の?」
体を起こして、血のついたタオルを広げ──視界が歪む。
側頭部に鋭い痛みが走り、その激しさに吐き気まで覚えた。
僕はそのうちに気を失い、真っ暗な夢を見た。
暗い。冷たい。
そんな感想しか出てこない場所に僕はいた。
そこはどうやら水中のようで、光を求めて上を向けば太陽の光を受けて輝く水面が見えた。僕は上に向かいたかったのに、心とは裏腹に僕の体はどんどんと底に向かう。
深く、深く、深く、暗く冷たい海の底へ。
沈んでいくのではなく、泳いでいく。まるで自らの意志であるように足を動かして。
いつの間にか隣には人影があった、それは少しずつ増えていく。目を凝らしてその影をよく見ると、それは人に似た形をした魚だった。
僕は彼らに見覚えがあったのに、そこではまるで初めて会ったように感じた。気味の悪い造形に恐怖した。
しばらくすると海底が見えてくる、そこには不思議な光景が広がっていた。
海底なんて砂や岩場しかないと思っていたのに、ここには都市がある。建造物は暗緑色の石材で造られているようなのだが、どうも奇妙な形をしている。あれで建つとは思えない、素人目にも分かるほどに気味の悪い形だった。
僕はそんな薄気味悪い都市を歩いて、中心に向かっていく。隣にも前にも後ろにも、あの半魚人達がいる。
自分の体を上手く動かせない恐怖、ただただ単純な暗さと冷たさへの恐怖、気持ちの悪い化け物達への恐怖、見知らぬ場所へと向かう恐怖。
あらゆる恐怖が僕を襲う。それでも僕の足は止まらない。
僕は自分の意志ではなく自分の足を動かして、神殿のような場所に辿り着いた。
周囲の化け物達は皆一心に何かに祈っている。僕は彼らの視線の先を追う、彼らに崇め奉られるモノを見る。
巨大な壁──いや、違う。体だ。鱗だとか瘤だとかに覆われた巨体だ。寝返りでもうっているのか、はたまた起き上がろうとしているのか、それは蠢いている。僕はそれの顔を見ようと視線を上に向ける。
触腕が見えた。無数の……うねる触腕。その上に目が見えた。
柔らかそうに、硬そうに、ぐにぐにゅと触腕が揺れる。
その目は──その目は、僕を見て──
目を覚ますと真っ白い天井が僕を迎えた。
僕はベッドに寝かされていて、頭には包帯が巻かれていた。ズキ、と痛む頭に手を寄せ、痛みに声を漏らすと真っ赤な瞳が僕の顔を覗き込んできた。
『気がつきましたか、ヘルシャフト様』
無数の眼に僕が映る。
「……あ、ぁ…………どこ?」
掠れた声は約立たずで、僕の言葉は彼女には伝わらなかった。
『お風呂ではしゃいじゃ危ないですよ、一人で入ってたらどうなってたか……』
彼女は僕にこんこんと言って聞かせる。別に風呂場で走り回った訳ではないと思うのだが、何も覚えていないから反論は出来ない。
「…………アル、は?」
『先輩ですか? せんぱーい! ヘルシャフト様の目が覚めましたよー!』
「アル、アル!? アル、どこ!?」
『ちょ、落ち着いてくださいよ、先輩は今お医者さんとお話中でして……』
アルを探す為に起き上がりたいのに、少女の腕が細さに似合わぬ力で僕を押さえつける。
「アル! アル! いやっ、やだ、いやぁぁぁっ! アル! どこぉ!? なんでいないの!?」
『な、なんなんですか? ちょっと先輩! もう医者も連れてきてください! 多分パニックですよこれ!』
視界の端に銀色が揺れる。ベッドにそれが飛び乗って、僕の視界は銀色の柔らかい毛に埋め尽くされる。
『ヘル、私はここだぞ。ほら……落ち着いて、大丈夫だ、大丈夫……』
「アル、アル? アルなの? アルだよね?」
『ああ、私だ。それ以外に何に見える?』
「アル……アル、アル、アル……いた。見つけた、居た、来た……」
アルの首に腕を回して、無理に引っ張りながら抱き締める。苦しくないだろうか、なんて気にする余裕は今の僕にはなかった。
ただ、ただ、恐かった。
『ヘル……少し、痛い。毛を掴まないでくれ』
「恐い……こわいよ、暗い、冷たい……寒い、寒いよ、恐い…………アル、いるよね? ここにいるんだよね?」
『私はここに居る。離れたりもしないさ』
『……どうなってんですか? コレ。私は先輩にヘルシャフト様が風呂で頭打ったとしか聞いてませんよ』
ベルゼブブは医者に詰め寄りながら、言外に「何とかしろ」と含んでアルに聞いた詳細を再び話す。
「…………鎮静剤です」
『あぁどうも……って、待ちなさい! どこ行く気ですか、こんなもん渡されても困りますよ! 扱い方なんて知りませんし……もっとちゃんと診てください!』
「頭部への強い衝撃による一時的記憶混濁、興奮。その他の異常は見受けられませんし、傷の手当以外に私に出来ることはありません」
医者は冷静にそう告げ、ベルゼブブの手を払おうと腕を振る。だが、そう簡単にベルゼブブの手を剥がせる訳もなく、医者は深いため息をつく。
『やっぱり、こんな街に居るような医者じゃダメですね。深き者共の医者なんて絶対に嫌でしたから人間の医者を探しましたのに、こんなヤブだなんて』
「頭を打ってますから、しばらくは安静に……それでは、失礼します。お大事に……」
諦めたベルゼブブは医者の腕を離し、ベッドに腰掛ける。苛立ちを紛らわせる為に足を揺らし、空腹を紛らわせる為にルームランプをお菓子に変えて齧った。
0
お気に入りに追加
439
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
俺だけ入れる悪☆魔道具店無双〜お店の通貨は「不幸」です~
葉月
ファンタジー
一学期の終わり、体育館で終業式の最中に突然――全校生徒と共に異世界に飛ばされてしまった俺。
みんなが優秀なステータスの中、俺だけ最弱っ!!
こんなステータスでどうやって生き抜けと言うのか……!?
唯一の可能性は固有スキル【他人の不幸は蜜の味】だ。
このスキルで便利道具屋へ行けると喜ぶも、通貨は『不幸』だと!?
「不幸」で買い物しながら異世界サバイバルする最弱の俺の物語が今、始まる。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。
3匹の子猫
ファンタジー
社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。
そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!!
こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!!
感想やご意見楽しみにしております!
尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる